目標設定シートの書き方とは?職種別の例文や活用するメリットやコツを解説! |HR NOTE

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目標設定シートの書き方とは?職種別の例文や活用するメリットやコツを解説!

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目標設定シートを作成する際、作り方にコツがあります。目標設定の書き方を正しく理解することで、効率よく目標達成を目指すことが可能になります。この記事では、目標設定シートとは何か、目標設定シートの書き方の例文やコツについて解説します。また、目標管理を効率化するための方法についても紹介します。

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1. 目標設定シートとは?

書類を持った男性

目標設定シートとは、目標を体系的に整理し、進捗管理するためのシートです。目標設定シートは、「目標管理シート」「目標達成シート」「チャレンジシート」などと言い換えられることもあります。ここでは、目標設定シートの書き方を説明する前に、基礎知識である目標設定や、目標と目的の違いについて解説します。また、目標設定シートのテンプレートの取得方法も紹介します。

1-1. 目標設定とは?

目標設定とは、最終的に実現したいことを達成するために必要となる行動や方針を具体的に設定することです。目標設定をおこなうことで、取り組むべきことが明確になり、モチベーションを上げて効率よく目標の達成を目指すことができます。また、「目標→達成→目標」を繰り返すことで、達成感が得られ、自信の向上にもつながります。

関連記事:目標設定とは?メリットや立て方のコツ、役立つフレームワーク、具体例を解説!

1-2. 目標と目的の違い

目的とは、ゴールのことで、最終的に実現したいことがあてはまります。一方、目標は、目的に到達するまでに設定される中間指標や行動指標のことです。つまり、目的を実現するために、目標は設定されます。目標設定シートを使用する際も、一貫性のある目標設定をおこなうため、目的の明確化から始めることが大切です。

関連記事:目標とは?目的との違いや立て方・設定するときの注意点を解説

1-3. 目標設定シートのテンプレート

人事考課目標管理シート

引用:人事考課目標管理シート|厚生労働省

目標設定シートのテンプレートは、インターネット上で無料で手に入れることができます。WordやExcelなど、さまざまな形式のものがあるため、最適なテンプレートを取得しましょう。また、テンプレートを取得したら、目標管理制度に従ってカスタマイズすることで、自社のニーズにあった目標設定シートを作成することができます。

2. 目標設定シートの書き方|基本構成

積み木

ここでは、目標設定シートの書き方について詳しく紹介します。あくまでも紹介するのは基本的な構成であるため、自社のニーズに応じて項目を増やすなど、アレンジすることが推奨されます。

2-1. 基本情報

目標設定シートは、上司やチームメンバー、人事担当者などに共有するものでもあるため、まずは誰の目標設定シートなのか明確にしておきましょう。次のような項目について、最初に記載しておきましょう。

  • 作成年月日
  • 所属
  • 役職
  • 社員番号
  • 氏名

直属の上司の氏名なども記載しておくと、人事担当者などが確認したときに連携が取りやすいかもしれません。ただし、個人情報になるので、必要以上のことを記載しないようにし、セキュリティ対策に気を付けましょう。

2-2. 目的設定

目標設定をおこなう前に、なぜ目標設定シートを用いるのか、その目的を明確にしましょう。立てた目標を達成した後、どのような姿になっていたいかを考えると、目的が定めやすいかもしれません。たとえば、次のような目的が考えられます。

  • 上司の指示の下、確実に業務を遂行できるようになる
  • 自分の専門性を活かして組織に貢献できるようになる
  • ステークホルダーのマネジメントができるようになる

このように、目的を明確化することで、目標設定の形骸化を防止することができます。目的意識を持つためにも、目標設定シートにも目的を記載しておきましょう。

2-3. 目標設定

目的を達成するという観点から、具体的な目標を設定しましょう。目標設定の押し付けは、モチベーションを下げる原因になるため、あくまでも目標は従業員自身で設定することが大切です。また、具体的でない曖昧な目標は評価しにくいため、できる限り数値化して定量的に目標を設定することが重要です。5W1Hを意識すると、具体的でわかりやすい目標を設定することができます。なお、現状では達成が難しいような挑戦目標も設定しておくと、自己成長につなげやすくなります。

関連記事:目標設定の押し付けは従業員のモチベーションを下げる!よい目標設定の特徴やポイントを解説

2-4. 評価基準

目標を設定したら、評価基準も明確に設定しましょう。評価しやすいように、目標に応じて評価方法を変えるのも一つの手です。具体的には、次のような方法があります。

  • 1.0~10.0のスコア評価
  • A~Eのアルファベット評価
  • 〇・△・×の記号評価

たとえば、タスクの完遂率を目標に設定しているのであれば、0%~100%で評価することが可能です。また、資格を取得できたかどうかであれば、〇・×の2択で評価することができます。このように、目標設定シートには、目標設定にあわせて評価基準もあらかじめ記載しておきましょう。

2-5. 達成期限

目標設定において期限を設けなければ、目標を先延ばしにし、成長が阻害される原因になります。そのため、いつまでに立てた目標を達成するのか、期限を明確に設定することが大切です。期限の設定方法は企業によって異なりますが、一般的に次のような基準で設けられます。

  • 月単位
  • 年単位
  • 上期・下期・四半期
  • 目標ごとに日付を指定

会社の決算期間や、プロジェクトのスケジュールなどにあわせて達成期限を設定すると、適切なタイミングで目標の評価ができます。資格や納期などの目標であれば、あらかじめ達成期限が決まっているので、目標設定シートに日付をあらかじめ指定しておくと、モチベーションの向上につながります。

2-6. 行動プロセス

目標や評価基準、達成期限が設定されれば、目標管理を運用することができます。しかし、目標を立てただけでは、どのようにすれば目標を達成できるのかがわからず、次の行動につながらない可能性があります。そのため、目標設定シートには、目標の達成に向けた具体的な行動プロセスを記載しておくことが大切です。また、目標達成に至るまでのプロセスとして、メルクマール(中間目標)を設定することも有効的です。小さな成功体験を積み重ねることで、従業員の自信やモチベーションの向上にもつながります。

関連記事:メルクマールとは?ベンチマークとの違いや設定方法を解説

2-7. 結果と対策

目標設定シートを作成したら、定期的に目標の達成状況の振り返りをおこないます。達成期限が到来した目標に対しては、その段階で結果や成果を記載し、評価基準に従って評価をしましょう。また、達成期限が到来していないものも、進捗状況を数値などで可視化し、行動プロセスに問題が生じている場合には、分析を実施し、目標設定シートの改善をおこないましょう。

あらかじめ設定した目標を削除するのでなく、新規の欄に目標を追加したり、新たな行動プロセスを記載したりして対応することが大切です。すべての目標の評価が終わったら、反省点や改善点を洗い出し、次の対策を立てることで、成長へとつながります。そのため、目標が失敗した、成功したで終わらせず、その原因をきちんと追究しましょう。

2-8. 上司のコメント・評価

目標管理は、自己評価だけで終わらせず、周囲からフィードバックをもらうことも大切です。直属の上司からコメントをもらい、客観的に評価してもらうことで、新たな気づきが得られる可能性もあります。そのため、目標設定シートには、上司のコメント・評価欄も設けましょう。

3. 目標設定シートの書き方の例文|職種別

データ

目標達成シートを書く際は、達成したい目標と、それに伴う行動を明確にすることが重要です。しかし、具体的に目標とその行動プロセスを立てようとしても、なかなか浮かばないこともあるかもしれません。ここでは、職種別に目標設定シートの書き方の例文を紹介します。ここで紹介する書き方の例文を参考に、アレンジして自分なりの目標を立ててみましょう。

3-1. 営業職

営業職は、月の売上や成約件数など、数値目標を設定することが一般的です。営業職における目標設定の書き方の例文は次の通りです。

目標

年間売上を15%増加させる

行動

・毎月5件の新規顧客、5件の既存顧客を目標として契約件数を増やす

・商談を15%増やす

・上司に週1回、進捗状況を報告する

営業職は、業績を数値で評価されやすいため、現実的かつ具体的な目標設定をすることが重要です。

3-2. 管理職

管理職は、チーム全体のパフォーマンスの向上や、戦略的な目標達成に焦点を当てた目標設定が求められます。管理職における目標設定の書き方の例文は次の通りです。

目標

チーム全体の売上を10%向上させる

行動

・毎月1回、部下と1on1ミーティングを実施する

・成果を上げている従業員の知見をチーム内で共有する

部下の育成や業務の効率化、成果の向上などを目標設定に含めることが一般的です。チームの目標を重視するあまり、個人の目標が疎かにならないよう気を付けましょう。

3-3. 事務職

事務職は、数値目標を立てにくい職種です。例として、コピー用紙やインクなど事務用品のコスト削減を目標として設定することができます。事務職における目標設定の書き方の例文は次の通りです。

目標

6カ月以内に書類の電子化を20%向上させる

行動

・書類のスキャンをおこない重要書類を電子化する

・必要なデータを一元管理する

定量的な数値目標以外に、業務の効率化や正確性、コミュニケーションの向上などの定性目標を設定してみるのも一つの手です。

関連記事:【記入例あり】定性目標とは?立て方や書き方のポイントをわかりやすく解説!

3-4. サービス職

サービス職は、売上や顧客数、顧客満足度など、数値化して目標を設定しやすい職種です。そのため、目標を精査する必要があります。サービス職における目標設定の書き方の例文は次の通りです。

目標

担当売場の売上を前年比の20%アップさせる

行動

・1日15人の見込み客に声をかける

・商品知識を深めるために月1回勉強会に参加する

・接客のロールプレイを週に1回実施する

サービス職の場合、目標をノルマのように感じ、プレッシャーにより、生産性が低下してしまう可能性があります。定期的にフォローをし、モチベーションを維持しながら目標を達成できるようサポートすることが大切です。

3-5. エンジニア職

エンジニア職は、売上ベースなどで目標を設定することが難しい職種です。エンジニアにおける目標設定の書き方の例文は次の通りです。

目標

クライアントが希望する納期を遵守する

行動

・スケジュール管理を徹底する

・タスク完了までの所要時間を明確にする

・プロジェクトに取り組む前にリスクを洗い出し対策をおこなう

エンジニア職は、納期以外にも、技術スキルの向上やプロジェクト達成などを目標に設定することができます。

3-6. 企画・マーケティング職

企画・マーケティング職も、数値目標を設定しやすい職種の一つです。企画・マーケティング職における目標設定の書き方の例文は次の通りです。

目標

6カ月以内にSNSのフォロワー数を50%増加させる

行動

・週に3回コンテンツを投稿し、フォロワーのエンゲージメントを高める

・ライブ動画を毎月1回配信する

企画・マーケティング職の場合、フォロワー数だけでなく、エンゲージメント率やコンバージョン率など、複数の指標を組み合わせて目標設定をおこなうようにしましょう。

3-7. クリエイティブ職

クリエイティブ職は、数値目標を立てにくい職種です。クリエイティブ職における目標設定の書き方の例文は次の通りです。

目標

3カ月以内に5つのクライアントのプロジェクトを納期通りに完了させる

行動

・1つの案件で修正回数を1回にする

・新たなツールを学び、クリエイティブの質を向上させる

クリエイティブ職では、作品のクオリティや納期を守ることなどを目標に設定することができます。また、スキルの向上についても目標設定に加えてみるのも推奨されます。

4. 目標設定シートを活用するメリット

メリット

目標設定シートを活用することで、組織と従業員ともにさまざまなメリットが得られます。ここでは、目標設定シートを活用するメリットについて詳しく紹介します。

4-1. 目標の進捗状況を可視化できる

目標を立てても、明文化していない場合、目標の達成状況が曖昧になり、進捗が上手くいっているのか把握しにくいです。目標設定シートを用いて、目標設定を具体的に可視化することで、進捗状況も明確にすることができます。定期的に振り返りを実施し、進捗が思わしくない場合は行動の改善につなげることで、効率よく目標を達成することが可能です。

4-2. すべき行動が明確になる

目標が明確にあっても、どのように達成するのかプロセスがわからなければ、具体的な行動につながりません。目標設定シートには、目標だけでなく、行動プロセスも具体的に記載するようにします。そうすることで、目標を達成するためのタスクが明確になり、モチベーションを高めながら行動に移すことができるようになります。

4-3. 情報共有が容易になる

目標設定シートは、自分だけでなく、他者に共有する際にも役立ちます。ExcelやGoogleスプレッドシートで目標設定シートを作成・管理していれば、チャットやメールなどで簡単に共有することが可能です。上司や周りの同期などに目標設定シートをチェックしてもらうことで、第三者の目線で客観的にアドバイスをもらうことができます。また、人事担当者は、目標設定シートを基に人事評価や人材育成を実施することで、従業員の意見を反映させた人事施策を実現することが可能です。

5. 目標設定シートの書き方のコツ

サイン

目標設定シートの書き方のコツを理解することで、適切な目標設定ができるようになります。ここでは、目標設定シートの書き方のコツについて詳しく紹介します。

    5-1. 目標だけではなくプロセスも明確にする

    目標を立てただけでは、具体的な行動につながらず、目標設定が形骸化してしまう恐れがあります。目標に対するプロセスを明確にすることで、どのように努力すればよいのか、方向性が定まり、次の行動につなげやすくなります。また、プロセスに問題があった場合、目標設定を見直すことで、効率よく目標達成を目指すことが可能です。上司や人事担当者は、目標が具体化されているかだけでなく、行動プロセスも明確化されているかチェックしましょう。

    5-2. 目標の数を絞り込む

    目標を多く設定すると、それぞれの目標が中途半端になる可能性があります。そのため、目標の数を絞り込むことも大切です。反対に、目標が少なすぎると、従業員が達成感を感じられなかったり、人事評価がしづらくなったりするリスクがあります。まずは目標を洗い出し、目的を実現するという観点から優先順位を明確にし、目標を絞り込みましょう。

    5-3. チームの目標と擦り合わせる

    目標は従業員自身で決めることで、目標に対する責任感が生まれ、主体的に目標を達成しようと努力するようになります。しかし、組織のビジョンや理想像とかけ離れた目標を設定しまうと、従業員の成長につながったとしても、組織の成長につながらない恐れがあります。そのため、目標設定の際は、あらかじめ組織が求める姿を従業員に周知しておくことが大切です。

    関連記事:MBO(目標管理制度)とは?実施手順や注意点を詳しく解説

    5-4. 定量評価できる目標を設定する

    「社内で信頼される人間になる」「顧客満足度を高める」のような定性的な目標は、達成基準が曖昧になり、進捗状況を把握しにくく、モチベーションの向上につながらない可能性があります。また、評価担当者の主観によって評価が決まり、人事評価に対する従業員の不満につながる恐れもあります。そのため、目標の達成状況を誰が見ても把握できるよう、できる限り定量的に目標を設定することが大切です。ただし、数値化できない目標もあるので、状況に応じて定性的な部分も取り入れるとよいでしょう。

    5-5. 努力次第で達成できる目標も設定する

    目標の内容に問題がなくても、難易度が適切でなければ従業員のモチベーションの低下につながるリスクがあります。目標を達成した成功体験が従業員の成長につながるので、従業員の実力を踏まえ、全体のバランスを見て目標を設定しましょう。たとえば、小さな目標だけでなく、努力すれば手に届くかもしれないストレッチ目標を取り入れてみるのもおすすめです。

    関連記事:ストレッチアサインメントとは?注目される理由とメリット・デメリットを解説

    6. 目標設定シートに活用できるフレームワーク

    人のイラスト

    目標設定をする際、具体的でわかりやすい目標を設定することがポイントになります。ここでは、目標設定シートに活用できるフレームワークについて紹介します。

    6-1. SMARTの法則

    SMARTの法則とは、具体的かつ達成可能な目標を設定するために活用できるフレームワークを指します。

    SMARTの法則

    意味

    ポイント

    S:Specific

    具体的に

    具体的な目標を設定する

    M:Measurable

    測定可能な

    目標の進捗状況や達成度を数値や基準で把握する

    A:Achievable

    達成可能な

    現実的で達成しやすい目標を設定する

    R:Relevant

    関連性のある

    個人とチーム全体の目標を擦り合わせる

    T:Time-bound

    期限がある

    目標達成するまでの期限を明確にする

    SMARTの法則を意識すれば、だれが見てもわかりやすく、目標達成に向けた道筋が明確になります。

    関連記事:SMARTの法則とは?目標設定に活用するメリットと方法・注意点を解説

    6-2. PDCAサイクル

    目標設定をするうえで、PDCAサイクルも欠かせないフレームワークの一つです。

    PDCAサイクル

    意味

    ポイント

    P:Plan

    計画

    目標を設定し達成までの計画を立てる

    D:Do

    実行

    計画を実行に移す

    C:Check

    確認

    結果を評価し、進捗度や達成度を確認する

    A:Act

    改善

    必要に応じて改善策を講じ、次の業務に反映させる

    PDCAサイクルを回すことで、目標達成までのスピードや確実性が高まります。計画から改善までの流れが体系的に整理されるので、目標達成まで効果的に進められる仕組みの構築が可能です。

    6-3. SWOT分析

    SWOT分析とは、目標達成に向けた内部や外部の状況を分析するフレームワークを指します。SWOT分析は、主に経営戦略やマーケティング戦略のフレームワークとして使用されますが、目標設定の際にも活用できます。

    SWOT分析

    意味

    ポイント

    S:Strength

    強み

    目標達成に役立つ個人やチームの強み

    W:Weakness

    弱み

    目標達成を阻害する可能性のある弱み

    O:Opportunities

    機会

    目標達成に向けた外部からのチャンス

    T:Threats

    脅威

    目標達成に対してのリスク

    SWOT分析を取り入れることで、個人やチームの強み・弱み、外部の脅威・チャンスを客観的に把握したうえで、目標設定をおこなうことが可能です。

    7. 目標管理を効率よく実施する方法

    積み木

    目標設定をおこなったら、目標達成を目指すため、目標管理をおこなうことが大切です。ここでは、目標管理を効率よく実施する方法について詳しく紹介します。

    7-1. 定期的に振り返りを実施する

    目標設定は順調にできても、運用していく中でトラブルが生じることはよくあります。定期的に目標やそのプロセスを見直し、改善をおこなうことで、効率よく目標達成を目指すことが可能です。ただし、1人で解決することが難しいケースもあります。1on1ミーティングなどを導入し、上司と部下が目標達成に向けて話し合う場を定期的に設けて、部下をフォローすることで、モチベーションを維持しながら、目標の達成に向かって努力することができるようになります。

    関連記事:1on1ミーティングとは?メリット・デメリットや効果的な実施方法をわかりやすく解説!

    7-2. 目標管理システムを導入する

    ExcelやGoogleスプレッドシートの目標設定シートでの管理に課題を感じている場合、目標管理システムの導入を検討してみましょう。目標管理システムとは、目標に関連した情報を一元管理し、効率よく目標管理をするためのツールを指します。

    目標管理システムを導入すれば、システム上で目標設定から評価・フィードバックまでを完結させることが可能です。情報共有をしやすくし、意思決定を早めることができます。ただし、目標管理システムには、さまざまな種類があります。料金や機能、使いやすさ、サポートなどの観点から複数のツールを比較し、自社のニーズにあった目標管理システムを導入することが大切です。

    関連記事:目標管理システムとは?機能や導入のメリットを解説

    8. 目標設定シートを活用して目標を効率よく管理しよう!

    パソコンを操作するひと

    目標設定シートの書き方を正しく理解し、適切に目標を設定し、管理することで、効率よく目標達成を目指すことができます。目標設定をする際は、目標に対する行動プロセスも明確にすることが成功のコツです。また、目標管理に課題を感じている場合、目標管理システムの導入も検討してみましょう。

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