SMARTの法則は時代遅れ?目標設定のコツや新しいフレームワークも解説! |HR NOTE

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SMARTの法則は時代遅れ?目標設定のコツや新しいフレームワークも解説!

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SMARTの法則は時代遅れと言われることがあります。しかし、SMARTの法則は、ポイントを押さえて正しく用いれば、今の時代でも目標設定のフレームワークとして機能します。本記事では、なぜSMARTの法則が時代遅れと言われるのか、その理由を解説します。また、SMARTの法則を効果的に活用するためのコツや、新しく登場した目標設定フレームワークも紹介します。

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1. SMARTの法則は時代遅れなの?

虫眼鏡

SMARTの法則は時代遅れと言われることがよくあります。しかし、正しく用いれば、決して時代遅れではなく、目標設定に役立つフレームワークとして機能します。ここでは、SMARTの法則の5つの要素それぞれについて詳しく紹介します。

1-1. Specific(具体的な)

「Specific」とは、「具体性」を意味する用語です。目標が抽象的だと、何を達成すればよいのかわからず、そのための行動も曖昧になってしまいます。目標は具体的に設定することで、目指すべき方向性が明確に定まります。また、具体性があることで、誰が見ても目標を理解できるようになり、フィードバックももらいやすくなります。

1-2. Measurable(測定可能な)

「Measurable」とは、「測定可能性」「計量性」を意味する英単語です。目標が定性的だと、何をもって目標を達成したとするのかが不明瞭になります。目標は数値化するなど、定量的に設定することで、客観的な指標を設定することが可能です。また、目標が測定可能であれば、途中で進捗状況をチェックし、改善につなげることもできます。

1-3. Achievable(達成可能な)

「Achievable」とは、「達成可能性」を意味する言葉です。たとえば、「残業をゼロにする」「日商簿記1級を取得する」などのように、いきなり高い目標を設定すると、非現実的なため目標が形骸化し、意味ないものとなる可能性があります。達成可能性を意識し、「ノー残業デーを作る」「日商簿記3級を取得する」のように、努力すれば現実的に達成できる目標を設定することで、モチベーションを維持しながら、行動につなげることが可能です。

1-4. Relevant(関連性がある)

「Relevant」とは、「関連性」を意味する英語の単語です。目標は、他の事柄とも関係していると、より達成しようとモチベーションが高まります。ビジネスの場合、個人の目標が組織の目標とも結びついていれば、チーム一丸となってその目標に向かって取り組み、効率よく目標達成を目指すことができます。目標を設定する際は、業務でもプライベートでも何かと結び付けて考えることが大切です。

1-5. Time-bound(期限がある)

「Time-bound」とは、「期限」を意味する英単語です。目標に期限がないと、先延ばしや後回しにし、目標達成までに想定よりも時間がかかってしまう可能性があります。期限を設けることで、いつまでに何をしなければならないのか明確になり、行動に移しやすくなります。また、期限が過ぎたら、目標の振り返りをおこなうことで、反省や評価もしやすくなります。

関連記事:SMARTの法則とは?目標設定に活用するメリットと方法・注意点を解説

2. SMARTの法則が時代遅れと言われる理由

はてなマーク

なぜSMARTの法則が時代遅れと言われるのでしょうか。ここでは、SMARTの法則が時代遅れと言われる理由について詳しく紹介します。

2-1. 長期的な視点が欠如してしまう

SMARTの法則では、達成可能性を意識することから、確実に成し遂げられる目標を設定するために短期的な目標になりがちです。そのため、2、3年先の目標を設定したい場合には、使いにくいフレームワークといえます。近年では持続可能性が問題視されており、目標を立てて時間をかけて社会問題や環境問題に対して取り組むことも求められています。このように、SMARTの法則を意識し過ぎると、長期的な視点が欠如してしまうことから、時代遅れと言われることがあります。

2-2. 変化に対応しにくい

現代はグローバル化や技術発展により、不確実性や曖昧性が高く、変動が激しい時代です。あっという間に変化が進んでいくなかでは、目標通りにすべてを進めるのは簡単ではないでしょう。SMARTの法則は、目標設定から達成するまでの間の変化に対応することを考慮していません。そのため、プロジェクトの途中で経営方針や内部環境が変わった場合、目標設定を最初から設定し直さなければならない恐れもあります。このように、変化の激しい現代では、SMARTの法則は柔軟性が欠如していることから、時代遅れと言われることもあります。

2-3. 個人の価値観や能力を考慮していない

SMARTの法則は幅広い分野のさまざまな場面で使用できる一方、個性に合わせた目標設定が困難です。型にはめられることが苦手な人の場合、SMARTの法則では窮屈に感じる可能性があります。性格や好みによっては、SMARTの法則の通りに目標を設定した結果、達成へのモチベーション維持が難しくなる恐れがあります。このように、創造性やイノベーションが要求される場面では、SMARTの法則は通用せず、時代遅れと言われることがあります。

2-4. 周囲のサポートを想定していない

SMARTの法則は周囲のサポートを想定していないため、プレッシャーや壁にぶつかったときの対処が困難です。SMARTの法則は目標設定そのものを重視しており、メンターの存在やサポート体制などの周囲の環境を考慮していません。目標を達成するにはプレッシャーや課題が付き物です。目標設定自体がしっかりできていても、周りのサポートがゼロでは達成が難しいでしょう。反対に、サポート体制を整えたうえでSMARTの法則を使えば、目標達成の可能性が高まります。

2-5. 挑戦的な目標設定には向いていない

SMARTの法則は、達成可能性を重視するため、困難な目標を設定しなくなりがちです。簡単に達成できる目標だけになってしまうと、従業員の成長につながりません。大きな成長を遂げるためには、困難な課題にも挑戦していく必要があります。このように、SMARTの法則は挑戦的な目標の設定を遠ざけてしまうことから、時代遅れと言われるケースもあります。

3. SMARTの法則で目標設定をするメリット

メリット

SMARTの法則は時代遅れと言われることがありますが、今の時代でも使用するメリットは十分にあります。ここでは、SMARTの法則で目標設定をするメリットについて詳しく紹介します。

    3-1. 行動を起こしやすくなる

    SMARTの法則を活用して目標を設定することで、目標が具体化され、明確に設定することができます。何を成し遂げればよいか明らかになるため、行動を起こしやすくなります。また、達成可能な目標を設定しているので、スモールステップで無理なく目標に取り組むことが可能です。

    3-2. モチベーションの維持・向上につながる

    SMARTの法則に基づき目標を設定する場合、期限が明確になるため、行動しなければならないと自覚が持てるようになります。また、関連性がある目標を設定するので、より成し遂げたい気持ちが強くなり、モチベーションの向上が期待できます。このように、SMARTの法則は、モチベーションの維持・向上につながる目標を設定したいときに向いています。

    3-3. 進捗管理や評価がしやすくなる

    SMARTの法則に沿って具体的で、数値に基づき測定できる目標を立てると、達成度の把握がしやすくなります。目標の進捗管理を実施し、必要に応じて行動プロセスを変更するなど、軌道修正をおこなうことで、効率よく目標達成を目指すことが可能です。また、数値化された目標であれば、主観を排除し、客観的な目線で評価ができるというメリットもあります。

    4. SMARTの法則を目標設定に活用する際の注意点やポイント

    ビックリマーク

    SMARTの法則にはさまざまなメリットがあり、時代遅れというわけではありません。しかし、上手に用いなければ効果が得られず、時代遅れと言われてしまうことがあります。ここでは、SMARTの法則を目標設定に活用する際の注意点やポイントについて詳しく紹介します。

    4-1. 最終的なゴールを明確にする

    SMARTの法則では、短期的な目線で目標を設定しがちになり、長期的な視点が欠如してしまうという課題があります。目標を設定する前に、なぜ目標設定が必要なのか、その目的(ゴール)を明確化しましょう。最終的に成し遂げたいゴールが明確になることで、長期的な視点も考慮した目標設定ができるようになります。

    関連記事:目標とは?目的との違いや立て方・設定するときの注意点を解説

    4-2. あらかじめリスクを洗い出しておく

    SMARTの法則は具体的で明確な目標を設定することから、時代や社会の変化に対応しにくいというデメリットがあります。ビジネス市場が目まぐるしく変化する現代において、途中で大きく軌道修正することも考慮した目標設定が必要です。あらかじめ目標が変わる可能性があるなど、リスクを洗い出し、柔軟性のある目標を設定すれば、内部環境や外部環境に大きな変化があっても、臨機応変に対応することができるようになります。

    4-3. 目標に対する行動プロセスも明確にする

    目標を具体的かつ明確に設定しても、実際に行動に移さなければ、目標は達成されません。目標の形骸化を防ぐためにも、目標を設定したら、それに対する行動プロセスも明確にすることが大切です。もしも行動プロセスに無理がある場合、達成可能性が不足していることになります。このように、目標に対する行動プロセスも具体化することで、より現実的な目標を設定し、達成することが可能になります。

    4-4. 定期的に見直しを実施する

    SMARTの法則に基づき目標を設定したら、定期的に見直しを実施し、必要に応じて軌道修正することで、効率よく目標達成を目指すことができます。振り返りをおこなう際、上司や同期など、周囲からのフィードバックがあることで、新たな気づきにつながる可能性もあります。1on1ミーティングや360度評価といった仕組みを整備するなど、目標管理体制を整えることも重要です。

    関連記事:360度評価とは?メリット・デメリットや評価方法を紹介

    4-5. ストレッチ目標も取り入れてみる

    SMARTの法則のフレームワークを使って目標を設定すると、達成可能性を重視し過ぎるあまり、挑戦的な目標が設定されにくくなります。目標は一つだけに絞らなければならないわけではありません。SMARTの法則で設定した目標以外に、少し背伸びすれば届くストレッチ目標も取り入れてみることで、バランスのよい目標設定ができるようになります。

    関連記事:ストレッチアサインメントとは?注目される理由とメリット・デメリットを解説

    5. SMARTの法則で目標設定する具体例

    smart

    ここでは、どのようにSMARTの法則で目標設定すればよいか職種別に目標設定の具体例を紹介します。

      5-1. 営業職

      営業職は、目標を数値化して設定しやすい職種の一つです。あまりに達成が難しい目標は、プレッシャーに感じる可能性もあります。そのため、達成可能性を考慮し、モチベーションを維持できる目標が設定されるようにしましょう。営業職のSMARTの法則に基づき設定する目標の具体例は次の通りです。

      Specific:具体性

      新規契約を前年の2倍にする

      Measurable:測定可能性

      前年が50件だったため100件を目標にする

      Achievable:達成可能性

      業界の景気がよく、新モデルの評判もよいため達成可能だと判断した

      Relevant:関連性

      新規契約を長期契約につなげることで営業売上を継続的に伸ばす

      Time-bound:期限

      2025年3月まで

      5-2. 人事職

      人事職は、バックオフィス部門の一つであり、数値化して目標を設定するのが難しいケースもあります。採用活動や人材育成など、人事の課題の観点から目標を考え、できる限り評価しやすいよう数値化して目標を設定することが大切です。人事職のSMARTの法則に基づき設定する目標の具体例は次の通りです。

      Specific:具体性

      中途採用者を前年より5人増やす

      Measurable:測定可能性

      前年が10人だったため今年度は15人を目標にする

      Achievable:達成可能性

      予算増額により求人広告にかけられるコストが増えたため達成可能だと判断した

      Relevant:関連性

      即戦力になる人材を増やすことで社内の生産性を向上させる

      Time-bound:期限

      2025年3月まで

      5-3. 総務職

      総務職も、人事職と同様、バックオフィス部門の一つであり、定性的な目標のみになってしまうこともよくあります。コスト削減や業務効率化の観点から、目標を設定すれば、定量的に目標を定め、進捗管理や評価がしやすくなります。総務職のSMARTの法則に基づき設定する目標の具体例は次の通りです。

      Specific:具体性

      備品の年間コストを10%削減する

      Measurable:測定可能性

      前年が50万円だったため45万円を目標にする

      Achievable:達成可能性

      ペーパーレス化を進めており、備品の種類も見直したため達成可能だと判断した

      Relevant:関連性

      削れるコストを削ることで収益性を高め、利益を上げる

      Time-bound:期限

      2025年3月まで

      5-4. マーケティング職

      マーケティング職は、営業職と同様、数値を用いて目標を設定しやすい職種です。しかし、設定できる指標が多いため、組織の目標や個人の将来なりたい姿を明確にし、優先順位を定めて目標に設定する項目を決めることが大切です。マーケティング職のSMARTの法則に基づき設定する目標の具体例は次の通りです。

      Specific:具体性

      Webサイトの閲覧数を前期から2倍にする

      Measurable:測定可能性

      前期が10,000PVだったため、今期は20,000PVを目標にする

      Achievable:達成可能性

      記事数やリライトを増やし、SEO対策にも力を入れることから達成可能だと判断した

      Relevant:関連性

      Webサイトの閲覧数を増やすことで、会社の知名度が上がり、求人応募者や商品・サービスの価値も高まる

      Time-bound:期限

      2025年3月まで

      5-5. エンジニア職

      エンジニア職は、業務遂行のためスキル向上が求められる職種でもあります。そのため、資格取得などのスキルアップの目標を設定してみるのも一つの手です。エンジニア職のSMARTの法則に基づき設定する目標の具体例は次の通りです。

      Specific:具体性

      次の試験日までにクラウド技術のレベル1の資格を取得する

      Measurable:測定可能性

      資格の合格

      Achievable:達成可能性

      クラウド技術の勉強をし始めたばかりであるため、一番下位の資格の取得が適当だと判断した

      Relevant:関連性

      クラウド技術に関連した業務に着手しているため、資格を取得することで業務効率が上がる

      Time-bound:期限

      次の試験日

      6. SMARTの法則の発展型

      手

      SMARTの法則が時代遅れと言われることもあり、「SMARTERの法則」「SMARRTの法則」「SMARTTAの法則」といった新しい発展型のフレームワークが登場しています。ここでは、それぞれの法則の特徴について詳しく紹介します。

      6-1. SMARTERの法則

      SMARTERの法則とは、SMARTの法則に「Evaluated(評価)」「Recognized(承認)」の要素を足したものです。上司や同期などの周囲からの評価と承認を得ることで、目標達成をより現実的にし、モチベーションを高めることが可能です。また、目標設定の段階で上司や管理職の人と、組織の目標と照らし合わせ認識を合わせるため、より精度の高い人材育成や人事評価へとつなげることもできます。

      6-2. SMARRTの法則

      SMARRTの法則とは、SMARTの法則に「Realistic(現実的か)」を足したものです。目標は設定しても、達成されなければ意味を持ちません。「Achievable(達成可能か)」と同じような意味を持つ用語を取り入れることで、より現実的に達成できるかどうかを重視させた目標を設定することができるようになります。

      6-3. SMARTTAの法則

      SMARTTAの法則とは、SMARTの法則に「Trackable(追跡可能か)」「Agreed(合意があるか)」の要素を足したものです。変化の激しい現代において、目標やその行動プロセスは臨機応変に変更することが求められます。進捗管理のしやすい目標を設定し、定期的に見直しを実施し、チーム全体の合意を得たうえで次のステップに進めることで、時代や社会の変化に適合しながら慎重に目標達成を目指すことが可能です。

      7. SMARTの法則以外に活用したいフレームワーク

      笑顔の女性

      SMARTの法則はポイントを押さえて利用すれば時代遅れではありません。しかし、向き・不向きもあります。そのため、他のフレームワークとも比較して、自社のニーズにあった目標管理フレームワークを採用することが大切です。ここでは、SMARTの法則以外に活用したいフレームワークについて紹介します。

      7-1. FASTの法則

      FASTの法則とは、「Frequent」「Ambitious」「Specific」「Transparent」の頭文字を取って名付けられた目標設定のフレームワークです。「A」は、SMARTの法則の要素の一つである「Achievable(達成可能性)」でなく、「Ambitious(野心的)」を取り入れているのが特徴です。

      FASTの法則では、簡単でなく野心的な目標を設定することで、パフォーマンスの向上に重きを置いています。また、野心的で終わらせないためにも、「Transparent(透明性)」により行動プロセスを明確にし、「Frequent(頻繁な議論)」によって何度も議論することが大切とされています。

      7-2. OKR

      OKRとは、「Objectives(目標)」と「Key Results(主要な結果)」を組み合わせた目標設定フレームワークです。OKRでは、組織全体の目標と主要な結果を明確にし、それとリンクさせながら個人の目標を設定します。組織と個人の目標が結びつけられることで、組織全体の方向性が一致し、一丸となって目標達成に向けて取り組むことができるようになります。

      関連記事:OKRとは?意味や目標・評価の設定、導入企業の具体例を紹介

      7-3. KGI・KPI

      KGI(Key Performance Indicators)とは「重要業績評価指標」と日本語で訳され、最終的なゴールを意味します。一方、KPI(Key Goal Indicator)とは「重要目標達成指標」と訳され、最終的なゴールにたどり着くために設定される目標(中間目標)を意味します。KGIやKPIは数値化して管理されます。そのため、目標達成までの道のりを可視化し、軌道修正しながら、効率よく目標達成を目指すことが可能です。

      関連記事:KPIとは?メリット・デメリットや設定のポイントをわかりやすく解説!

      7-4. 【ポイント】目標管理ツールの導入を検討しよう!

      目標を設定しただけで行動に移さなければ、目標は達成することができません。目標とその行動プロセスを明文化するためにも、ExcelやGoogleスプレッドシートで目標管理シートを作成してみましょう。インターネット上に無料のテンプレートがあるため、それをカスタマイズすれば、時間や手間を減らして目標管理シートを作成することができます。

      目標管理をさらに効率化したいのであれば、目標管理システムの導入も検討してみましょう。目標管理システムを活用すれば、組織や個人の目標をツール上で一元管理し、リアルタイムで共有することができます。管理の効率を高められるだけでなく、効率よく目標達成するために意思決定を早めることも可能です。

      関連記事:目標管理ツールの選び方や導入手順を詳しく解説

      8. SMARTの法則のフレームワークは時代遅れではない!

      smaet

      SMARTの法則は、柔軟性のある目標を設定しにくいことや、挑戦的な目標を避けてしまうことなどから、時代遅れと言われることもよくあります。しかし、ポイントを押さえ、リスク対策をしたうえで、SMARTの法則に基づき目標を設定すれば、時代遅れでなく、組織や個人にあった適切な目標を定めることが可能です。

      ただし、目標を設定しただけでは意味がありません。定期的に見直しを実施し、軌道修正をおこなうことが大切です。目標管理の効率を高めたい場合、目標管理システムを導入してみるのも一つの手です。

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