心理的安全性とは?|測定方法や高め方、注意点までわかりやすくご紹介

「チーム内での話し合いが思うように進められない。」「新しく入社した若手社員が意見をはっきりと述べてくれない。」といった悩みを抱えている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。

このような中で、チームや職場内で高めると良いとされ、今注目されているキーワードが「心理的安全性」です。

本記事では、心理的安全性とはいったいどういったものなのか、心理的安全性を高めるにはどのようなことに気を付けるべきかといったことを分かりやすく解説していきます。

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リモートワークやテレワークが浸透しつつある中で、社員同士のコミュニケーション機会の減少に課題感を感じている企業様も多いのではないでしょうか。

コミュニケーションをする機会が減少すると、社員のモチベーションやエンゲージメント、そして心理的安全性も低くなってしまいがちです。

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1.心理的安全性とは

心理的安全性とは、「psychological safety」という言葉を和訳した心理学用語の一つです。

チームメンバーそれぞれが恐怖や不安を感じることなく発言・行動することができる状態を指す言葉で、米Google社のリサーチチームが、自社の生産性を向上するために実施した「Project Aristotle」というプロジェクトの研究結果として生産性の高いチームをつくるために心理的安全性が最も重要であると発表して以来、世界中で注目されるキーワードとなりました。

2.心理的安全性が高いチームのメリット

上記のように、心理的安全性が高いチームや組織は生産性が向上しやすい、対して心理的安全性が低いチームは生産性が低くなってしまうということが言えるでしょう。

では、心理的安全性が高いチームや組織には、どのようなメリットがあるのでしょうか?

具体的には以下の3点のメリットが挙げられるでしょう。

2-1.メンバーのパフォーマンス向上

チームの心理的安全性が高いと、チーム内のメンバーが他のメンバーからのネガティブな反応を恐れることがなくなります。

そのため、メンバーは安心して発言ができるようになり、議論に対して前向きになるため、チームに新たな意見が出やすくなるといったメリットがあります。

また、メンバーが精神的に安定した状態で仕事を進めることができるようになることで、チームとしての生産性が向上することが考えられます。

2-2.イノベーションの推進

心理的安全性が高まることにより、チーム内のメンバーそれぞれが現状をよりよくしていこうという前向きな姿勢で仕事に取り組めるようになります。

さらに精神的に安定した状態で業務に取り組むことによって、新しいことや困難なものに挑戦しやすくなるので、イノベーションの創出やチームの組織改善がしやすくなります。

2-3.人材の定着率向上

心理的安全性が高いことで、従業員は職場に対して、「居心地が良い」「仕事がしやすい」と感じるようになるため、自然と離職率が低くなるという効果もあります。

優秀な人材の流出防止や退職の抑制など、企業にとっても大きなメリットとなるでしょう。

3.心理的安全性が低いチームが抱える問題

ここまで、心理的安全性が高いことによって生じるメリットについてご紹介してきました。では逆に心理的安全性が低いと、チームのメンバーにどのような問題が起こり得るのでしょうか?

心理的安全性が低いチームのメンバーは以下のような不安を抱えるようになると考えられます。

3-1.自分が無能であるという不安

心理的安全性が不足しているチームでは、他のメンバーに質問や相談をする必要がある場合に、「こんなことも分からないのか」と思われてしまうかもしれないと、メンバーが不安を抱えるようになります。

そうした「自分が無能であると思われることへの不安」は、自分のミスを素直に認めない、あるいは失敗をしても他のメンバーへ報告しないといった行動にもつながり、後々になってトラブルが発生する恐れがあります。

3-2.他のメンバーの邪魔になっているのではないかという不安

心理的安全性が低いと、

  • チームのメンバーに嫌われているのではないか
  • 自分の発言のせいで議論が進まないと思われてしまうのではないだろうか

といった不安を抱えるようになります。

そして、そういった不安からメンバーは発言を控えるようになり、新たな意見を共有することが難しくなり、チームにとって本来プラスになるはずのアイデアが得られないといったことが起こり得ます。

3-3.自分がネガティブな人間だと思われているのではないかという不安

心理的安全性が不足したチームに在籍することで、自分がメンバーの迷惑になっているのではないかと不安を抱くようになる可能性もあります。

チームで活動する上では他のメンバーに指摘が必要な場合もあることでしょう。しかし、その指摘によって他のメンバーから「いつも消極的な意見ばかり出す」と思われてしまうのではないかと考えるようになります。

これにより、チームが重要な課題に気づくのが遅くなったり、最悪の場合、気づかずにそのまま物事が進んでしまうといったこともあり得るでしょう。

4.心理的安全性を測定する7つの質問

ここまで心理的安全性が高いことによるメリットと心理的安全性が不足していることによって生じるデメリットについてご紹介しました。

しかし、実際にあなたの属している組織の心理的安全性はどのような状況でしょうか?

ここでは組織の心理的安全性を測るための7つの質問を紹介します。

  1. チームの中でミスをすると、たいてい非難される。
  2. チームのメンバーは、課題や難しい問題を指摘し合える。
  3. チームのメンバーは、自分と異なるということを理由に他者を拒絶することがある
  4. チームに対してリスクのある行動をしても安全である。
  5. チームのほかのメンバーに助けを求めることは難しい。
  6. チームメンバーは誰も、自分の仕事を意図的におとしめるような行動をしない。
  7. チームメンバーと仕事をするとき、自分のスキルと才能が尊重され、生かされていると感じる。

この7つの質問は、先ほどご紹介した組織行動学者エイミー・エドモンドソン氏が提唱したもので、ポジティブな回答が多ければ「心理的安全性の高いチーム」、反対にネガティブな回答が多ければ「心理的安全性の低いチーム」であると判断することができます。

実際に自分の所属する組織やチームに心理的安全性があるのか確認してみてください。

5.心理的安全性を高める方法5選

自分の所属する組織やチームの心理的安全性の状況は、いかがでしたでしょうか。

「上記質問の結果が良くなかった」という方はこれを機に組織の心理的安全性を高めることを考えてみてはいかがでしょうか。

ここからは心理的安全性を高めるために、どのようなことをおこなえば良いのか、詳しく解説します。

5-1.相手への感謝・受け入れる姿勢を示す

メンバーに「組織に貢献できている」「組織から必要とされている」という実感を持ってもらうことは心理的安全性の向上につながります。

そのためにも、メンバーに日常的に感謝の気持ちや受け入れる姿勢を示していきましょう。

5-2.話しやすい雰囲気を作る

様々な価値観を認めることや、アイスブレイクの時間を設けるなどして話しやすい雰囲気を作りましょう。

どのような提案でも耳を傾け、ポジティブに反応することで、誰もが話しやすい環境を作ることも大切です。

相手に受け入れられていると実感してもらうことによって、心理的安全性は高めることができます。

5-3.発言できる機会を均等にもてるようにする

心理的安全性を高めるためには、誰もが自由に発言することができる環境がとても大切です。会議の進行役を勤める人は発言回数や発言時間が特定の人に偏らないよう、まんべんなく意見を問えるように会議を進行していくことが大切です。

5-4.上司が部下を尊重する

上司と部下との信頼関係も心理的安全性を高めるうえで重要な要素の1つであり、それを実現するためには上司が部下の一人ひとりの意見を尊重することが大切です。

メンバーの価値観を認めたり、批判や否定だけではなくサポートをおこなうなど、部下から「上司は自分のことを理解してくれている」と思ってもらうことで心理的安全性を高めることができるでしょう。

5-5.チーム編成を見直す

いろいろな施策をおこなっても組織の心理的安全性が高まらない場合は、メンバー間に問題がある可能性が考えられます。

そういった場合には組織の編成をを変えることでメンバー間のコミュニケーションを改善することができるかもしれません。

6.心理的安全性の注意点

最後に、心理的安全性を高めるということは、「馴れ合いの関係・楽ができる場所」をつくることでは決してありません。そうなってしまうと、意図したこととは反対にそれが悪影響となり組織の生産性が低下してしまう恐れがあります。

心理的安全性の高い組織というのは、メンバー同士が同じ目標に向かって議論や意見交換をおこなうことができる状態にあります。

また、上司が部下に対して指示や注意をおこなわなくてもよいわけではありません。

こういった点に注意しながら、メンバーそれぞれが思ったことをはっきりといえるような組織環境を作りましょう。

7.まとめ

いかがでしたでしょうか。

心理的安全性を高めることは組織を活性化させ、生産性を向上させるのに非常に重要な役割を果たすことが理解できたかと思います。

これからの組織のためにも、心理的安全性の向上に取り組んでみるのも良いかもしれません。

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