エンジニア採用手法|動向と採用成功のためのポイント【2021年度版】

技術革新によって日々新しいビジネスやサービスが生まれる中で、業界問わず多くの企業から必要とされているのが、エンジニアの存在です。

ここ最近では、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進や、リモートワークの拡大をはじめとした企業のデジタル化などさまざまなIT改革が進んでおり、需要拡大により人材が不足しているのが現状です。

「優秀なエンジニアを採用したい」「求人を出しているものの、なかなか応募が集まらない」というお悩みを解決するために、本記事では、エンジニア採用の実態や採用するためのポイントについて解説します。

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1.エンジニア採用の動向

エンジニアは現時点で約30万人が不足しているといわれています。

経済産業省が公表している「IT人材需給に関する調査」に基づくデータでは、2030年には現状の倍以上の約79万人の人材不足に陥ると予測されています。

※経済産業省 IT人材需給に関する調査

加えて、パーソルキャリアが行ったdoda転職求人倍率レポートによると、職種別の有効求人倍率では、技術系(IT・通信)が8.08倍と他職種と比較しても最も高い有効求人倍率となっています。

厚生労働省が発表した2020年度の平均有効求人倍率が1.18倍であることからも、企業にとってエンジニアの確保がいかに難しいかがわかります。

世界中でデジタル化が加速化する中で日本が後れをとらないためにも、エンジニアの採用は企業にとって避けては通れない重要課題といってもいいでしょう。

※引用:doda転職求人倍率レポート(2020年12月)

2.エンジニア採用が難しい理由

そもそも、なぜエンジニア採用は難しいのでしょうか。

理由は企業によっても異なりますが、大きく分けると以下の点があげられます。

2-1.フリーランスエンジニアへの転向

正社員して企業で働くことだけが、エンジニアの働き方ではありません。

一定スキルや経験があれば、フリーランスとして独立し、自らクライアントと取引することも可能です。

最近ではクラウドソーシングやフリーランス向けのマッチングプラットフォームも多く、働く時間や日数を自ら調整しやすいフリーランスに転向するエンジニアが増えています。

2-2.必要スキルの多様化・細分化

IT業界は、日進月歩の世界です。

新たな開発言語、開発環境などが次々と生まれることで、エンジニアの中でも持っているスキルが細かく分類されるため、採用担当者が自社の求める人材を見極めることが難しくなっています。

採用担当者の職種理解が不十分だと、採用後に現場とのミスマッチが起きてしまう可能性もあります。

2-3.労働環境のネガティブイメージ

多くの企業が働き方改革に積極的に取り組む中でも「納期間近は激務になる」「なかなか休みが取れない」などというイメージを持たれがちなのが、エンジニアの労働環境です。

そのため応募が集まりにくく、慢性的な人手不足という悪循環を引き起こしてしまいます。

2-4.若年のパソコン離れ

今の若者は、パソコンよりもスマートフォンの利用率が高いスマホネイティブ世代です。

2020年にはプログラミング教育が小学校で必修化されたものの、20代前後の若者の中には、パソコンを持っていない・使えないという人も少なくありません。

少子高齢化が進む中で若年のパソコン離れが進めば、今後のエンジニア不足は更に深刻化することが予想されます。

3.エンジニア採用のポイント

さまざまな社会的背景があるとはいえ、企業にとってエンジニアが重要な戦力であることに変わりはありません。

ここでは、エンジニア採用における効果的な手法をご紹介します。

3-1.社内のエンジニアの協力を得る

エンジニア採用においては、現場のエンジニアを巻き込みながら進めると良いでしょう。

専門性の高いエンジニアの仕事内容やスキルを採用担当者がくまなく理解するのはなかなか難しいものです。

採用基準やターゲット像の設計から面接同席、合否の判断などを現場のエンジニアと一緒に進めることで、現場が求めている人材とのミスマッチ防止にもつながります。

3-2.開発環境や必要スキルを具体的にする

エンジニアにとって自身の経験やスキルを新しい職場でも生かせるのか、新しい技術を習得できる環境があるのかは重要な見極めポイントです。

求人票や求人広告ではプログラミング言語、OS、DB、その他ツールなどをできるだけ具体的に記載して、入社後の開発環境をイメージできるようにしましょう。

また、募集職種において最初から必要なスキルについても具体的にすることで、エンジニアも応募しやすくなるでしょう。

求人作成する際のポイントを一部公開!

悪い例

・仕事内容
ECサイトのバックエンドの開発

・必須スキル
Ruby、JavaScript、DB設計

良い例

・仕事内容
Ruby on Rails、MySQL、Redis、ElasticSearch を利用したECサイトのバックエンド開発

・必須スキル
Ruby on Rails を利用してサイトのPV数を前月比○○%UPさせた経験
MySQL によるデータベース設計と実装経験

3-3.自社の強みを知る

自社の事業や仕事内容の強み、働く社員にとっての魅力を整理することも大切です。

事業や仕事であれば、クライアントや社会に対してどのような価値を提供しているのか、競合他社との差別化ポイントはどこなのか。社員にとっては、会社のビジョン、社風、福利厚生など、どういったメリットがあるのか。

自社の強みを明確にすることで、求職者にもアプローチしやすくなります。

3-4.多彩なキャリアパスを用意する

要件定義や設計、構築といった上流の仕事に携わりたい人、PMやPLなどマネジメントに挑戦したい人、ひたすら現場で開発に従事したい人など、エンジニアの志向は十人十色です。

一人ひとりの志向に合わせた多彩なキャリアパスを用意しておくこと、あらゆる選択肢があることを伝えることで、応募意欲も高まるのではないでしょうか。

3-5.福利厚生の充実

福利厚生を見直すこともオススメです。

リクナビNEXTの調査によると、エンジニアに人気の高い福利厚生は、健康に関することでした。

産業医による健康管理指導業務やストレスチェック実施サポート、フィットネスクラブやジムを格安で利用できる制度などは、多忙を極めるエンジニアにとって魅力的なポイントといえます。

※参考:わかってくれ!エンジニアが切望する福利厚生ベスト3

4.エンジニアの採用手法

ハードルの高いエンジニア採用を成功させるためには、採用コストや時間などを考え、適切な手法を選択することが大切です。ここでは代表的な手法をご紹介します。

4-1.ダイレクトリクルーティング

「攻めの採用」として注目されているダイレクトリクルーティングは、企業が直接求職者へアプローチをする採用手法です。

求職者からの応募を待たずに直接アプローチをかけるため、自社にマッチする人材を獲得しやすくなります。

エンジニア採用では「量」だけでなく「質」も重要になるため、優秀な応募者にアプローチできるダイレクトリクルーティングは非常に有効的です。

4-2.リファラル採用

リファラル採用とは、自社の社員に知人や友人を紹介してもらう採用方法です。

人柄をよく知る友人・知人を紹介するため、企業と応募者の間で起こる採用のミスマッチが起こりにくく、定着率の向上が期待できます。

アメリカでは一般的な採用手法とされており、特にマイクロソフト社やGoogle社を含むIT先進企業が集まるシリコンバレーでは、リファラル採用が積極的に採用されています。

4-3.人材紹介

人材紹介の場合、人材紹介会社の登録者の中から採用条件にマッチした人材のみを紹介してもらえるため、工数を抑えて短期間で採用することが可能です。

エンジニアに特化した人材紹介会社も多く存在するため、技術やスキルの見極めもある程度お任せできるでしょう。

また、成功報酬型が多く実際に採用できるまで費用がかからない点もメリットです。

4-4.求人媒体

求人広告を利用することで、多くの人の目に留まるのでより多くの求職者からの応募が期待できます。

不特定多数の人が見るため、仕事内容や待遇を具体的に記載するとより効果的です。

現在中途採用を行っているIT・Web業界企業の約7割が掲載型の求人広告サイトを利用しており、多くの企業がメインの採用手法として利用していることがうかがえます。

ここでは、エンジニア採用に強いとされる媒体をいくつかご紹介します。

5エンジニア採用に有効的な手法5選

5-1.Green|株式会社アトラエ

Greenは、IT・Web業界・ベンチャー企業の採用に強い成果報酬型の転職サイトで、業界最大級の求人を保有しています。

登録者の約8割は20代~30代の若手層かつ、Green転職者の中でエンジニア・クリエイティブ職種経験者が過半数を超えるなど若手IT・Web系経験者採用に強いサイトといえます。

求人の掲載期間や掲載数は無制限のため、採用できないまま掲載期間が終了してしまうというリスクもありません。

スカウト機能やアプローチ機能も充実しており、企業からユーザーである求職者にスカウトメールを直接送ることができるダイレクトリクルーティングも可能です。

5-2.Find Job!|株式会社ミクシィ・リクルートメント

Find Job!は圧倒的コストパフォーマンスが特徴の中途採用求人サイトです。

通常、1名応募獲得の相場は数万円と高額の場合がありますが、Find Job!の平均応募単価は1万円以内です(※全国対象、各企業の平均)。

また掲載開始までスピードが速く、最短で翌営業日から掲載がスタートが可能なため、採用担当者の工数削減にも効果的です。2回目以降の掲載は最短3時間で可能です。

5-3.Wantedly|ウォンテッドリー株式会社

Wantedlyの最大の特徴は、給料や待遇についての記載がNGであることです。

企業側は仕事のやりがいや働く社員の人柄、社風をアピールすることで、自社にあった人材にアプローチします。

ユーザー層は、ITやメーカー・商社・外資などで経験を積んでいる20代〜30代の若手が中心で、直近での転職をあまり考えていない転職潜在層に対してもアプローチが可能です。

費用は月額制で成功報酬がかからないため、高い費用対効果が期待できます。

5-4.type|株式会社キャリアデザインセンター

typeは、2009年以降エンジニアの掲載職種数No.1のサイトです。

定期的に開催されるエンジニア向け転職フェアなど、独自の集客によりエンジニアからの認知度が高いことも特徴です。

エンジニア採用ならではの職種コード設定が可能なため、機械系エンジニアなど専門職種を採用したい場合にも有効的です。

5-5.doda|パーソルキャリア株式会社

求人情報サービス・人材紹介サービスを同ブランドで提供しており、サイトを通して人材紹介でしか出会えないようなハイスペックな人材へもアプローチすることが可能です。

併設している「dodaエンジニア」では、IT系、モノづくり系エンジニアそれぞれに独自の検索項目を設定しているため、自社の求める条件にあった人材を獲得しやすくなります。

いくつかの手法をご紹介しましたが、人手不足の場合は採用代行もおすすめです。採用にまつわる業務のほぼ全てを委託することもできれば、自社にノウハウが蓄積されていない一部の採用手法のみをアウトソーシングすることも可能です

5-6.採用代行の活用

ダイレクトリクルーティングを成功させるために欠かせないのは、スカウトメールの内容です。

通常のスカウトメールの書き方のコツ以外に、エンジニアの心に届くように細やかに表現することが重要になります。

労働条件や待遇面の訴求だけでなく、現在の知識・経験をどう活かせるのか具体的な仕事のイメージや、今後どのようなステージが用意されているのか将来像など、求人票と統一感のあるスカウトメールを送ることで、エンジニアの心をガッチリ掴み、返信率が可能性が高まります。

人員不足にお悩みの企業様におすすめ!採用代行サービス
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6.まとめ

エンジニア不足に悩んでいる企業は多く、この流れはこの先も続くことが予想されます。採用が難しい理由にはさまざまな理由がありますが、とはいえ打開策があることも本記事を通してお伝えしました。

採用担当者だけですべてを抱え込まずに社内のエンジニアと一緒に採用活動を進める、採用条件を見直す、働きやすい環境を整えるなど、まずはできることから着手してみてください。自社での採用活動が難しいと感じたら、人材紹介会社や求人広告を活用するのもひとつの手です。

本記事で紹介した採用手法を参考に、エンジニア採用の可能性を切り拓いていきましょう。

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