採用活動を実施する中で、求職者の選考辞退に悩んでいる人事担当者は多いのではないでしょうか。
「せっかく応募してくれた候補者が面接に来なかった」「選考途中で連絡が取れなくなってしまった」というようなことを無くすために、企業側としてはできるだけ早く求職者と接触したいと考えているかと思います。
本記事では、選考辞退防止策として活用できる方法についてご紹介します。
1. 選考辞退の現状
求職者の選考辞退が最近になって増えてきています。
総力特集!月刊「人事のミカタ」によると辞退経験のある求職者は約7割であり、その辞退経験のある求職者のうち、64%が面接前に辞退しているようです。
※月刊「人事のミカタ」参照
また、アンケート結果によると、面接前の選考辞退理由の上位3つは変わっていません。
- 応募後に再考し、希望と異なると判断した
- 希望に反するスカウトメールだった
- ネット上でよくない評判や噂を聞いた
これらの理由から考えられることは、「実際に面接を実施する前に、企業から届く定型化されたメールや周りからの二次情報で選考辞退が起こってしまっている」ということです。
2. 早期接触を阻む2つの問題
以上の結果を聞くと、「一度会ってくれれば、企業の魅力が伝わるはずなのに」と考える人事担当者も多いのではないでしょうか。
ここで、求職者との早期接触を阻む2つの問題について解説します。
2-1. 面接日の調整メールやリマインドメールが見られない
求職者との採用連絡をメールでおこなっている企業は多いでしょう。
しかし、メールの開封率は約10%と低く、送ったメールが他のメールに埋もれて、開封されない可能性も高いです。
また、面接の当日キャンセルを防ぐために、求職者にリマインドメールを送ったとしても、メールを見てもられなければ意味がありません。
このようなメールの開封率の低さに対応するために、近年ではLINEで求職者とコミュニケーションを取る企業が増えています。
メールの開封率は約10%に対して、LINEの開封率は約60%です。企業からのメッセージは、メールよりもLINEなどのSNSのほうが届く可能性が高いことがわかります。
2-2. 地方の求職者と面接日の調整がうまくいかない
面接は、東京や大阪などの面接会場でおこなわれることが多いです。そのため、地方の求職者は面接を受ける場合、東京や大阪に足を運ばないといけません。
しかし、地方から東京や大阪に出向くとなると、時間もお金もかかります。
多くの求職者は、複数の企業の選考を一日に詰め込もうとします。
志望度が高い企業の場合は、その企業の面接日に合わせる可能性が高いです。そのため、志望度が低い企業の場合、志望度の高い企業と面接日が被らなければ、わざわざ東京や大阪まで来てくれないかもしれません。
このような課題を解決するために、最近、地方の求職者と簡単に面接をおこなうことができるオンライン面接ツールが注目されています。
3. まとめ
選考辞退は、選考を受けてから辞退するのではなく、選考を受ける前にスカウトメールやネットの情報をもとに辞退されることが多いです。そのため、企業としてはできるだけ早く求職者と接触する必要があります。
しかし、その接触には「メールを見てくれない・・・」「面接の日程調整がうまくいかない・・・」といった悩みがあります。
その悩みを解決してくれる一つの方法が、オンライン面接ツールです。一度試してみてはいかがでしょうか。