6月も半ばを過ぎ、2020年の半分が終わろうとしています。
少しずつではありますが、新型コロナウイルスの感染は収束の兆しを見せており、企業活動も次第に回復してきているようです。
人事担当者の方としては、「アフターコロナに向けて、社員の新たな働き方をどのようにするべきか?」といったことを模索しているような状況ではないでしょうか。
本記事では、2020年5月にリリースされた中から18のHRサービス・プロダクトをご紹介します。
HR NOTE編集部による独自のリサーチとなります。この他に、2020年5月にリリースされたHR関連のサービス・プロダクトがございましたら、こちらまでご連絡いただけますと随時追加してまいります。 【HR NOTE編集部 問い合わせ窓口】 info_hrnote@jinjer.co.jp |
1.採用支援に関するサービス・プロダクト
01 Parame(パラミー) 仕事仲間や友人とお互いに推薦を書き合えるSNS
- 推薦として書かれた内容がアルゴリズムで自動解析され、各ユーザー性格データが簡単にわかる
- 貰った推薦は選考中の企業に提出できる「Parame Recruit(パラミーリクルート)」、推薦をもらった優良ヘッドハンターと転職希望者をつなぐ「Parame Agent(パラミー エージェント)」と連携
- ビジネスネットワークの構築やSNSとして、ユーザー同士でのコミュニケーションも可能
02 動説(DOSETSU) “メッセージ動画”のまとめサイトで採用広報を
- 「動画説明会」「社員インタビュー」「経営者の想い」といった求職者向けの動画コンテンツをまとめて閲覧できる
- 企業の採用広報に特化したまとめサイトであり、現在採用活動を継続している企業の情報だけを掲載している
- 掲載費は無料
03 おうち派遣 「在宅」に特化した派遣サービス
- 全国25万人以上のスタッフが、理想の人材を、理想の条件で、タイムリーにご紹介
- テレワークでも安全性向上への取り組みを徹底し、セキュリティや勤怠管理に関する懸念を最小限に
- スタッフのご紹介から就業まで、全てオンラインで完結可能
04 one scene(ワンシーン) 「動画」や「オンライン」を切り口にHR業界を考察
- 「働く人や職場の見える化」や「個人の魅力の伝え方」など、動画による企業と個人の新しいコミュニケーションのカタチを発信
- 動画を軸とすることで、動画に慣れた若い人材と企業のマッチングを促進
- 企業と個人の日常(one scene)を切り取り、映し出すことで、双方が「共感する文化」を構築
05 部長のアウトソーシングサービス 地方企業の「マネジメント層不足」を解決
- 地方企業に特化した経営コンサルティングをおこなってきた実績をもとに、圧倒的に不足しがちな部長・役員クラスの業務を代行
- 現在の経営者、役員、部長層の専門性が足りない部分をプロフェッショナルに任せることで企業の成長に貢献
- 採用・育成コストが削減できるとともに、既存の部長や経営層と連携することで今後も自走できる仕組みを構築できる
06 SPOTTO(スポット) Web説明会のプラットフォームサービス
- アカウントを作成すれば、気軽に企業説明会の実施が可能
- 学生とアプリ内のメッセージ機能でコンタクトが取れる
- 学生は、説明会実施中にリアルタイムで人事担当者に質問できる
07 eeasy 採用面接の日程調整を自動化
- GoogleカレンダーやOutlook予定表と連携することで、空き日程を自動で判定し、日程調整を自動化・半自動できる
- 調整作業はURLを相手に送るだけで完了
- 1対1の日程調整だけでなく、「チーム内で担当者を割り振る」「上司・同僚に同席してもらう」「3社間以上での調整」など、ビジネス上のあらゆる日程調整に対応
2.組織開発に関するサービス・プロダクト
08 COT for HR 中小企業向けの人事労務コスト最適化サービス
- 人事労務に対して割かれている工数・費用をすべて洗い出し、HR Techの新規導入や社内制度の変更などを通して、徹底的な効率化を図る
- これまでに企業の年間人事労務費を平均600万円以上削減した実績がある
- 削減したコストに応じて価格が変動する「成果報酬プラン」と、スタッフの人件費のみの「定額プラン」の2種類を用意
09 HR君 1on1 オンラインでの1on1を支援
- オンラインで実施した1on1の動画と音声をAIで解析することで、テレワークでも質の高い社内コミュニケーションを実現
- 事前・事後シートの入力により、部下の「話したいテーマ」が明確になることで、コミュニケーションのギャップを無くすことができる
- これまでに実施した1on1の内容をダッシュボードで一元管理できるため、現状を客観的に認識し改善に活用できる
10 arata チームでのつながりで、確かな成果を。
- 各タスクの進行状況やメンバーの仕事場を自動で通知してくれるため、チームメンバーの現在の様子がわかる
- チェックインやチェックアウトは、メールやSlackなどに通知され、稼働状況を確認しながらスムーズな業務を進めることができる
- 退勤時には1日の仕事を振り返り、共有事項をチームメンバーに共有することが可能
11 Virtual Team Building: Helping Hands Program オンライン型チームビルディング研修
- 対面式のプログラムとしてアメリカで2008年から実施されている「Helping Hands Program」を、オンライン・リモートでもおこなえるように再設計
- 日本の人材育成シーンにおけるニーズに合致するようにプログラムも改変
- 6月末日までは日本版発売記念の特別価格88,000円で提供
12 Marketing Town the Team 体験型オンライン研修サービス
- オンラインでビジネスボードゲームをプレイし、チームで経営を疑似体験することで、「新入社員~若手社員」に必要な経営視点を学ぶことができる
- 学習効果の高い体験型の学習(アクティブラーニング)がオンライン上で完結するように設計されている
- マーケティング・財務といった専門知識に関しても学ぶことができる
13 Onn(オン) オンボーディングを組織全体で効果的に実施
- 組織全体でオンボーディングを推進する仕組みを構築し、より良い従業員体験を提供できる
- 入社者1人ひとりの気持ちや状態をタイムリーに把握でき、スピーディーなフォローやアクションにつなげられる
- リモート環境でも、新しいメンバーがチームにスムーズに馴染むことができる
3.労務管理に関するサービス・プロダクト
14 ジンジャー給与 人事向けSaaS型プラットフォームの新サービス
- ジンジャーrシリーズとの連携により、給与の自動計算だけでなく、従業員の人事情報や勤怠情報と自動で連携し、従業員への正確でスムーズな給与の支払いが可能に
- 給与体系の設定や各種手当の計算式などは、従業員ごとにカスタマイズできる
- WEB明細や月変算定の自動処理といった機能も付いている
15 オフィスおかん仕送り便 社食が自宅に届く新サービス
- リモートワークで働く従業員の自宅に、一食分の食べきりサイズのお惣菜を、毎月のプランに応じてお届けしてくれる
- 仕事と自宅での活動の両立を支援するツールとして、従業員の「フィジカル・メンタルヘルスの悪化」や「育児家事負担増加」の解決が可能
- 新入社員とのオンラインランチなどにも利用可能で、リモートワークによる従業員同士のコミュニケーション不足の解消にもつながる
16 COMPANY 雇用手続管理 入社予定者の迅速な稼働を支援
- オンライン上で入社予定者とやり取りをおこない、収集した情報を社員情報として「COMPANY」に自動連係することで、雇用手続きに関わる業務を大幅に効率化できる
- クラウドサービスとして、情報収集をペーパーレスでおこなうことができる
- 「必要な書類を属性に基づいて自動判別できる機能」「多くの入社予定者を想定したグルーピング機能」などで、大手企業の大量かつ複雑な雇用手続きも可能に
17 AIプラス チャットボット案内サービス チャットボット運用部門の導入工数と維持管理工数の削減を支援
- 事前準備として必要な大量データ(FAQ)が少ない場合でも、日常業務をしながら少しずつ追加できるため、導入工数を大幅に削減できる
- AIが類似するデータを自動抽出し、データ整理のアドバイスをおこなうことで、膨大なデータも簡単にメンテナンスできる
- 定額利用料・低コストで運用が可能
18 CMサイン 電子署名サービスをリーズナブルに
- 日本の電子署名法とeIDASに準拠した信頼性の高い電子署名サービスで、契約書への署名完了に伴う課金のため、安全性の高いサービスを低価格で利用できる
- メールやSMSから署名依頼を送付できる
- 多言語対応で世界とスムーズに契約締結ができ、他者システムとのAPI連携も可能
4.まとめ
2020年5月のHR Techサービス・プロダクトは、採用に関するものが7個、組織に関するものが6個、労務に関するものが5個となりました。
次回は、2020年6月リリースのHRサービス・プロダクトをご紹介いたします。