冬休みにクリスマスにお正月。盛りだくさんの行事を控える11月/12月は、緊急度の高い求人が増加傾向にあります。求人のが増えれば増えるほど競争率が増え、企業にとってはアルバイトの採用が困難になります。
本記事では、「11月・12月それぞれの応募者動向」と「アルバイト採用の最新トレンド」をご紹介します。この2点をしっかり抑え、アルバイト採用を成功させましょう!
時代とともに採用の手法も変化している昨今、常にアンテナを張ってトレンド情報を取り入れる必要があります。
本資料では、最先端の手法を活用したアルバイトの採用成功事例をご紹介。ビッグデータから効果的な募集のかけ方を分析する【企業様別最新エリアデータ】も無料配布中です!
目次
1|応募者動向を正しく把握しよう!
アルバイトの求人広告を掲載しようにも、むやみに掲載したところで効果は半減してしまいます。「その時期に応募する人たちにはどういった人が多いのか」「どの時期にどんな求人のニーズが高まるのか」をしっかりと把握した上で、より効果的に求人掲載をおこないましょう。
◆11月の応募者動向
年末年始に向けた採用活動が最後のピークを迎えます。求人数は通年で最多となり、競合他社とのバッティングが激化します。エリアにあった媒体選定をし、プランやオプションなどをうまく活用しアルバイトを採用をおこないましょう。
大学生・専門学生
11月は、9月、10月と続いていた秋のイベントや学園祭のピークがすぎ、一通り落ち着く時期です。イベント明けに長期のアルバイト探しを始める学生が多く、11月上旬は応募者数増加が見込めます。一方で、中旬以降になるとすぐに動きが落ち気味になるため十分に注意が必要です。年末年始の繁忙期に勤務できる人材の採用は、短期バイトを含め早期の採用活動をお勧めします。
フリーター
冬季賞与取得後に退職予定の人材が求職活動を開始するタイミングになるため、11月はフリーターにも動きがみられます。また、年末年始までに稼ぎたい人が増加する時期なので、長時間働ける仕事の人気が出るのですが、それだけではなく、より良い条件を求め長期から短期バイトに切り替える層も出てくるようです。
主婦・主夫
11月前半は10月に引き続き、運動会・七五三などのイベントが続いており、主婦層の応募は少ない傾向にあります。また、学生と同様に11月中旬以降も全体的な応募数は減少傾向になります。一方で、後半は年末年始の出費を予定した人の短期アルバイトのニーズが上がります。年末の繁忙期に向け早めの採用活動をしましょう!
◆12月の応募者動向
冬休み、帰省などに伴い求職者動向は減少傾向にあります。また、年末に向けて既存スタッフの出勤も減少する傾向。ただ、年明けから長期勤務を希望する人が多くなる為、年内から情報収集で動く事が予想されます。
大学生・専門学生
大学生や専門学生は、12月20日頃~1月10日頃にかけて冬休みに入ります。試験が1月下旬~2月上旬頃のため、冬休み中だけやテストの合間を活用した短期バイトに人気が集中します。また、冬休みは年末年始を挟むため、実家に帰省する学生も多く、そういった学生は普段しているアルバイトができなくなってしまします。
そのかわり、地方における短期間のみのアルバイト需要が高くなります。年末年始といえども、最近ではアルバイトをして年越しをする学生も非常に多いです。年末年始の短期アルバイトは主婦・主夫層よりも、「学生」が狙い目だといえるでしょう。
フリーター&主婦・主夫
こちらも年内は短期で稼ぎたいフリーターや主婦層が掛け持ちできる仕事を探す傾向にあります。年内いっぱいで新しいアルバイトに切り替える人も多く、12月は年始にすぐ動き出せるように長期アルバイトの下調べに入る為、長期での掲載が効果的になっています。
2|アルバイト採用成功の最新トレンドとは?
「求人広告を出してもなかなか募集が来ない」こんなお悩みをお持ちの方は、”かなり”多いのではしょうか。実際に、その理由を考えてみたことはありますか?
ここでは、「近年、アルバイト採用が困難となっている理由」と年末年始の繁盛期に向けて「アルバイト採用を成功させる秘訣」をご紹介します。ぜひ参考にしていただけますと幸いです。
-Q1.求人広告を出しても
応募がこないのはなぜ?-
現在、新規求職者数を新規求人数が圧倒的に上回り、「新規求職者数 < 新規求人数」という構図ができてしまっている状況です。
この状況が徐々に徐々に深刻化し、「求人を掲載しても募集が集まらない」ことが、多くの企業にとって根深い課題となってしまっているというわけです。
―Q2.なぜ求人数が増えたの?―
求職者数が減っているだけではなく、実は求人数も従来と比べ増加しています。その最も大きな要因が「Indeed」です。最近では、Indeedに求人を対応させる企業が増えました。Indeedに求人を対応させるためには原稿の多枠化(1求人、1勤務地)が必須となります。
つまり、同じ企業・店舗でも、勤務地ごとに別の枠で求人を出さなければならず、求人数ばかりが次々に増えてしまうという事態が起こっているという状況です。また、年末年始の繁盛期に向け、飲食・サービス業系の求人はこれからさらに増加することが予想されます。
何も考えずに多額の費用をかけて求人広告での採用を実施しても、自社の求人が他社の求人に埋もれてしまい、「結局募集が集まらなかった」という結果になりかねません。ご注意ください!
「短期アルバイト」を募集し、
「長期雇用」につなげる
最近は、応募からの面接参加への移行率も低くなっています。また、上記したような理由などから「そもそも応募数が集まらない」という課題をお持ちの方も非常に多いです。
そういった状況の中で今、「”短期バイト”から”長期雇用”へ移行していく方法」が、アルバイト採用の本格的なトレンドとなっています。新卒採用でいうインターンシップのようなイメージです。求職者との緩いつながりをつくり、なんでも体験して仕事内容や人について知ってもらい、そこから長期的に働いてもらうという流れがポイントとなります。
3|さいごに
本記事の要点は以下の3つです。
- より効果的に求人掲載をおこなうためにも、「その時期に応募する人たちにはどういった人が多いのか」「どの時期にどんな求人のニーズが高まるのか」といったアルバイト市場動向・応募者動向をしっかりと把握することが大切である。
- Indeedに求人を対応させる企業が増えた結果、求人数が求職者数を圧倒的に上回り、アルバイト採用が困難になっている。
- 「”短期バイト”から”長期雇用”へ移行していく方法」がアルバイト採用の本格的なトレンドとなりつつあり、求職者との緩いつながりをつくり、なんでも体験して仕事内容や人について知ってもらい、そこから長期的に働いてもらうという流れがポイントとなる。
特に年末年始の採用はスタートダッシュが勝負となります。なるべく早め早めに対策を打つように心がけましょう。