プロによる速攻採用事例 | 候補者の入社決定までの12日間 |HR NOTE

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プロによる速攻採用事例 | 候補者の入社決定までの12日間

  • 採用
  • 面接・選考

※本記事は、インタビューを実施したうえで記事化しております。

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先日、メスライオンこと、ネットマーケティング社の宇田川氏の採用スタンス、採用戦略に関してインタビュー記事をご紹介しました。

そして今回は、そんな宇田川氏が、ネオキャリアの人材紹介サービスをご活用いただき、「12日間(12営業日)で内定承諾に至り、候補者との良縁を生み出したプロセス」を全公開したいと思います。

エージェントとどのようなやりとりを行い、宇田川氏はその時々で何を考え、社内でどのような調整を行っていたのか、是非ご覧になっていただけると幸いです。

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人物紹介:宇田川 奈津紀

広告事業とメディア事業を行う株式会社ネットマーケティングにて『Switch.』をはじめとするダイレクトリクルーティングを主軸に人事採用責任者として従事。
スカウト採用を中心に4ヶ月で20名の採用をしたことから、「肉食系人事」と言われ、それが転じて現在は「メスライオン」という愛称で、セミナー・講演など多岐にわたってご活躍。
趣味はスカウトメール作成で、「スカウトメールは恋文」と言うほどのこだわりを持っている。

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今回はエージェントとの初顔合わせから内定承諾までの12日間を、以下3つのフェーズに分けご紹介します。

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PHASE1:初顔合わせ→候補者提示→一次面接設定

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DAY1:初顔合わせ

-エージェントと初顔合わせのときはどのぐらい時間をかけるんですか。


宇田川氏
:このときは1時間半ぐらいだったと思います。一番最初から結構雑談してました(笑)。

エージェントの方がどういう方なのか、どういう感覚で話したらいいのかなとか、どういう分野が得意なのかなとか、どのように条件の確認だったり懸念点だったり、どういうワードで伝えたら理解してもらえるだろうかみたいなことを知るようにしています。

エージェントの方と私の間で何か共通点ないかな?」って探りながらお話をします。

-求める人物像のすり合わせというところでは、どのようにエージェントと話を進めているのですか?


宇田川氏
:まずは、エージェントによって、得意不得意のポジションがあると思っています。

得意な分野のポジションが一番決定率が高いと思うので、「得意分野はどのポジションですか?」って、そこで私はエージェントの得意分野、ジャンルを教えてもらっています。

その後は、年齢、営業経験必須とか、年収などのハード面に関する条件をお伝えします。

ソフト面に関しては、いろいろ例えて共通のイメージを持ってもらえるようにしています

今回は、顔合わせをしたエージェントの方がまさにぴったりの人物像だったので、「どんな人がネオキャリアさんの営業として働いているんですか?」「その人たちってどんな方ですか?」「こういう人?それともこういう人?」「あなた!!あなたみたいな人が弊社の求める人物像に近いんです!!あなたみたいな人を連れて来て欲しいんです」っていろいろ例えています。

「気合い根性系だけじゃなくて、ちゃんとゴールからの逆算ができる人じゃないとだめなんですよ」って話を交えながらお互いのイメージをすり合わせします。

よくやるのが、弊社の現場の社員を連れてきて、「こういう人です」って実際会ってもらっています
言葉で言えないところを可視化できたらいいなと。

「だからこういう人って、ネオキャリアさんの営業さんにいそうじゃないですか?」とすり合わせをしています。

そうすると、「ああ!なるほど。宇田川さんの言っている意味分かります!!」と理解をしてくださいます。

人物像のすり合わせを念入りに行わせていただいた後は「書類選考のスクリーニングの権限をエージェントの方にお渡しいたします。

あなたの嗅覚を信じるから、絶対に面接に出ますから信じて候補者を推薦をしてほしい」という話をして、スクリーニング権限をお渡しします

そのときに、「面接確約で構わないので候補者を推薦いただく時に同時に候補日をいくつかください」とも伝えています。

今回のケースだと、候補者提示の部分で少し懸念点があったので、エージェントの方に一度質問をさせてもらいましたが、すぐに候補者の方に確認してくださって、30分後に連絡をいただき1次面接の設定をしました。

-連絡のやりとりの部分では何か決めていますか。


宇田川氏
:メールはもちろんですが、日程調整や面接が終わった後は、必ずお互い電話でやりとりするようにしています。

そこで「エージェントの方が候補者のことをどう思っているのか、いいことも悪いことも全部教えてください」って言っています。

「悪いこと聞いても、その部分ばかりはもちろん見ません」って。「懸念点を全部教えてほしいです」って聞いてます。

次の転職で何を大事にしているのかということをエージェントの方からすごい聞き出します。そうすると候補者の方と距離が近くなれる鍵だと思っているので。

また、候補者の方のコンプレックスだったり、なぜやめるのかの理由も事前に1回聞いています。

あとは、「志望動機は持ってこなくていいですよ」「とりあえず、メスライオンと呼ばれる面白い人事がいるから行ったほうがいいよ」と候補者の方が弊社にきていただくハードルを下げるように意識しています。

「今後の転職活動のためにもなるし、悩んでるんだったらきっと宇田川さんに話したらアドバイスもらえるから、とりあえず会ってみたほうがいいんじゃないですか」みたいな感じで、紹介してくださいって言っています。

エージェントにご登録される求職者の方って次のステップを悩まれている方も多いと思うのです。
だからこそ転職のプロに相談に行くのだと思います。

だから私は、エージェントさんが信頼してご紹介いただけるように努めます

「多分、この人ネットマーケティングさんが求める人物像に合ってるな。宇田川さんならきっとこの人の不安も取り除いてくれる」ってエージェントの方に思っていただきたいんです。

会社の説明っていうよりも、エージェントの方は、私の説明を候補者にしているみたいですね。

「ネットマーケティングの宇田川さんっていう人がいて、メスライオンで検索してみてくださいよ。本物のメスライオンの画像の中に宇田川さんがいますよ。」「宇田川さんは、ネットマーケティングを受けるかどうか悩んでいても会いたいって言ってるし、会えば何か気づきをもらえるかもしれないから、僕が信頼してる人だからまずは会ってみてください」と。

ありがたいことに、エージェントの方はこんな話をして候補者の背中を押してくれているんです。だから候補者の方も面接にくるという不安や抵抗感が下がって会いにきてくれますね

DAY2:エージェントより候補者の提示

宇田川氏:エージェントの方に候補者をご紹介いただき、私とエージェントの方は、電話で懸念点を伝えて、「こうなったらいいね。候補者の方がこの部分をご了承いただけたならきっとうちの会社で遣り甲斐を感じてくれる」っていうのを電話でやりとりするんですよ、最初。

「この点がクリアになったら、日程ください」みたいな。最初、日程は候補者の提示と一緒にもらってたんですけど、今回は懸念点があったので、質問を投げて、そこがクリアになってから一次面接の設定をお願いしました。

-ちなみに、翌日に候補者の紹介がきたじゃないですか。これ結構早いなと思ったんですけど。


宇田川氏
:早いと思います。

私は、「弊社に合う方がいたら紹介してください。数じゃなくて質でいきましょう。」「あなたの嗅覚を信じます!だからお互いプロの仕事をしましょう」「会社名は違うけど、私と同じ人事部のメンバーになってくださいね。だから、私は、あなたにスクリーニング権限を渡しますね」っていう話をしています。

他社のエージェントの方々も早く紹介してくれますね。

-求める人材のイメージがついていることと、ハードル低く呼び込めるので、それで早いのかもしれませんね。


宇田川氏
:「事業内容がまだ理解できていないです」と候補者の方が言ったときに、エージェントの方が一生懸命教えようとするじゃないですか。

でも、「私の説明だけして、宇田川さんが会社概要や仕事内容を分かりやすく説明してくれるから大丈夫ですよ。自分がどうやって生きてきたのか今後どうなっていきたいのかを説明できるようにしてきてくださいね」とだけ、候補者の方に伝えてくださいと言っています。

候補者がどういうスタンスで弊社にくるのかっていうところも電話ですり合わせを行っておきます。

DAY3:1次面接日程設定

宇田川氏:今回は質問のやり取りがあったので少し時間が空いちゃいましたけど、通常であれば即日程を組みます。

エージェントの中には、「宇田川さん、こんな方をご推薦したくてもう候補日もらったんで今この電話で設定してもらってもいいですか?」と電話をくれる方もいますね。

このスピード感、私は大好きですね。だって「ネットマーケティングで絶対決めたい」って思ってくれてるからじゃないですか。

-1次面接が組めた段階で、今回の候補者は他社選考を受けていたのでしょうか。


宇田川氏
:「実は候補者の方、他社で二次選考組めちゃってるんですよ」っていう状況でした。でも、「大丈夫大丈夫、すぐに追いつくから。」って返答しました(笑)。

私、思うんですけど、「候補者が他社で二次面接まで進んでる。弊社は書類選考の段階」という場合、「じゃあ今回の候補者は見送ろうかな」じゃなくて、「わかりました、そちらの二次面接はいつですか。こっちは最速で動かそうと思います。もしよかったら候補者の日程おさえといてもらえませんか」みたいな感じでやりとりをしたいなと思っています。

タイミングってすごい重要でいかに早くスケジュールが組めるか、そこはすごくすり合わせをさせてもらってます。エージェントの方との信頼関係を作るのに絶対必要な事だと思っています。

自社に合いそうな優秀な人材を紹介してくれ、他社の選考が進んでいるときは、自分のスケジュールで最短はどこか、どこがずらせるか最優先に考えます。

「どこでもスケジュール空けるので、最短で日程くれませんか」「この日だったらいけるので、あと30分前倒しで候補者にお願いできないですか」ってお互い歩み寄ってやりとりをしています。

-そこまで言ってくれたら、エージェントも何とかして最短で調整しようって思いますね。


宇田川氏
:今回は面接行程のイメージができてたんですよ。

自社にピッタリな候補者が出てきたら、内定承諾していただくためにどうやって面接のをアレンジしていくかっていうのを、一次面接設定前の段階で考えておくべきだと思っています。

だから今回私は、エージェントの方に「この候補者の方、絶対に決めたいので、よかったら二次面接終わったあとに事業本部長と会食をセッティングしようと思います。会食入れても問題ないですか?」って言ったら、「誰と働くのかをとても大事にしている人なので、事業本部長との会食は喜ぶと思います。是非お願いします」みたいなやり取りをしました。

PHASE2:一次面接→一次面接フィードバック→二次面接設定

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DAY5:宇田川氏による一次面接実施

-一次面接ではどういうお話をされるのでしょうか。


宇田川氏
:初めて会ったときは、候補者の方との共通点探しをします
エージェントの方にも言えることなんですけど、私と候補者の方との信頼関係を作らないと

そもそも初めて来る場所と初めて会う人で緊張してるじゃないですか。
まずはアイスブレイクを入れて共通点を見つけて、信頼関係構築に努めます。

そのあとに、会社の説明を始めます。
「実はうちこんなことやってて・・・」みたいなことを、会社の内容を全体像からブレイクダウンしていきます。

候補者の方が受けに来ている事業部の説明をより詳しく説明して、次に仕事内容に落とし込みます。

それで、「私ばかり話過ぎてしまってごめんなさい。次にあなたのことをお伺いしたいのですが、職務経歴を一番最初にご就業した企業様からご説明いただけますか」ということで、過去から現在をお伺いします。

ここからが本番だと思っていて、私、志望動機は一切聞かないんですけど、「なんで転職しようと思ったんですか?」っていうことを必ず聞きます。これが、ほぼほぼ志望動機に繋がる思っています。

候補者の方は、次に活躍できる場所を探している。その場所が候補者にとってネットマーケティングと合致しているかどうか照らし合わせながら転職の理由を聞いています。「どの瞬間で転職したいと思ったんですか」ということを聞いて、面接官として腹落ちするかどうか。

過去と現在、転職理由を聞いて、そのあとに「あなたはどうなりたいですか。弊社はこのような方向性を目指してるんですけど、共通項を見つけられますか」「あなたの想い描く将来のビジョンがネットマーケティングで見つけられたら頑張れますよ、辛いこともありますけどね。」「あなたはどうなりたいですか、どうしたいですか」をすごく聞きます。

過去、現在だけでなく未来も聞きます。「ネットマーケティングが掲げるビジョンに共感できたら一緒に頑張りませんか?一緒に会社大きくしていきませんか?」っていう話をして、終わらせる感じです。

面接では、アイスブレイクで信頼関係を作り、会社概要、一緒に働く人を伝えて候補者の過去から現在までのストーリーを聞き、お互いの未来のすり合せをしていますね。

-確かに候補者のやりたいことと、ネットマーケティングの描く新規事業や会社の方向性の共通点が多ければ多いほど、候補者の方が会社でうまくやっていけるイメージがつきそうですよね。

DAY6:二次面接設定

-二次面接に進むかどうかは、その場で聞きますか。


宇田川氏
:聞きます。次に進んでもらいたいと思ったら、「私はあなたのこういうところが素晴らしいと思っていて、あなたのこういう部分と弊社のこういう部分が合致してると思うんですけど、どうですか?」って。

「ああ、そう思います、僕もこういうふうに思うんです」って言われたら、「私、次に進んでほしいと思ってるんです。事業本部長に会ってみませんか?」って話を進めちゃいます。

「今日、私、志望動機聞いてないですけど、次に進むっていう形になったら、志望動機、ガチで聞かれますからね」「そのときに、うちの事業のここがわかんないんですけど、みたいなところがあったら何でも聞いてください」と伝えています。

-エージェントの中には、日程調整をエージェント側で行いたいということもあるかと思うのですが。


宇田川氏
:エージェントの方によってはありますね。

それはすり合わせの段階で、「いい人いたらすぐ決めたいんです。一次でよかったらその場で二次の調整してもいいですか?」とか、「二次でよかったら事業部長から口説き落として最終に進んで欲しいと直接候補者に伝えてほしいって言いたいのですが、いいですか?」っていう了承をもらっています。

それでだめだって言われたらやめます。でも、だめですっていうエージェントの方はあまりいませんね。

その後は、エージェントの方に必ずフィードバックをします、すぐに電話で。

DAY8:事業本部長による二次面接実施

-事業本部長に状況報告と二次面接の調整をされるじゃないですか。そのときに、どういうことを伝えますか。


宇田川氏
:私は「エージェントの方からこういう候補者を紹介いただきました。見てください!」って履歴書、職務経歴書を置いて、「この人、この大学を卒業してこういう経歴でこの会社に入って今こういう気持ちで転職したいと思っているんです。次は、こういうことにチャレンジしたいって言っていました。」って話をし始めます。

「ただ懸念点は・・・」って。懸念点だってちゃんと伝えたいと思っています。私の目的は、採用目標を必達させることだけじゃないですから。ミスマッチなく入社して事業部もご本人もハッピーであってほしいとおもっているからです。

あと、「私は特に不安に感じるとこなかったんですけど、私の話を聞いて事業本部長は何か不安に感じる部分ありますか?」って聞きます。

それをエージェントの方に連絡をして、「こういうところが懸念点で、その辺に関して候補者の方はどう思っているか、すり合わせをしてくれませんか?ミスマッチがあったらお互いにハッピーではないですからね」みたいな感じで進めます。

-二次面接は宇田川さんも同席されたのですか。

宇田川氏:面接の同席はしていません。

緊張をほぐしてもらおうと、最初に簡単なご挨拶と「今日はこんな方が面接で出てきますよ。一次で私に話してくれたようにご自身のお気持ちをありのまま伝えてみてください」っていうことだけ伝えました。

今回は、一次面接が終わったときにも、「二次面接の面接官はこのような方です」と説明をして、エージェントの方にも二次面接に出てくる面接官の簡単なプロフィールを共有して、エージェントの方からも候補者に「こういう人が次に出てくるよ」って伝えてもらってました。

私たちは履歴書、職務経歴書で候補者の情報をもらってるのに、相手は何の情報ももらってないわけですよ。

それは候補者にとってとても不安だし私はフェアじゃないと思っているので、せめてどんな人が次に出てくるのかだけでも伝えたいと思っています。

-それ、候補者としてはすごくやりやすいなと思いました。そこから二次面接を実施して会食に行きます。その後はどのようなフィードバックがありましたか。


宇田川氏
:事業本部長から「宇田川さん、すごくいいと思いました。懸念点ないですよ。一緒に働くイメージができたから最終面接進んでほしいってご本人に伝えました」って連絡をもらいました。

「どういう話をしました?候補者は何て言ってました?何食べたんですか??(笑)」まで聞いて、エージェントの方に電話で連絡をしました。

細かいニュアンスも伝わるように、全部フィードバックは電話です。

PHASE3:最終面接設定→最終面接→内定通知→オファー面談→内定承諾

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DAY9:最終面接の日程が確定

-候補者の志望度はどのような感じだったのですか。


宇田川氏
:エージェントの方から連絡がきて「御社への意向がものすごく上がっています。他社が状況こうなんです」と共有をいただきました。

一次面接後は、「めっちゃおもしろいですね、あんな情熱的な人事の方初めてでした」という感じで候補者の方に興味を持ってもらえました。会食後にさらに志望度が上がってくださっているようでした。

そしてエージェントの方と、最終面接の日程確定、最終選考の面接官である取締役、代表のプロフィールを共有、あとは当日どんな流れで面接が始まっていくのか、全部、すり合わせを行います。

今回は13時スタートだったので、12時45分から最終面接前すり合わせっていうのが、私と事業本部長、取締役、社長で繰り広げられるわけです。

まずは私が「候補者の方は何歳で、こういう方で、人事はこういう想いでこのように事業本部長に上げました。次は事業本部長から説明お願いします」って話して次に事業本部長が続く。

そうすると、社長が「そうか、でもこういう経歴なんだね。あ、ここはいいね、これは素晴らしい経験しているよね、ちょっと見てくるね」っていう流れで面接に入るんです。

DAY12:最終面接、内定、オファー面談の実施

-最終面接後、内定が出る際は、その場でオファー面談を行う「一撃必殺メスライオン」が出ると思うのですが、今回の詳細を教えてください。


宇田川氏
:最終面接を行って、よかったらその場でグリップしたいんです。

「弊社はこのぐらいの即決のスピードがある会社だから、実業務でも超タイムリーに決裁していきます」みたいなことも候補者に感じてもらいたいとも思っています。

今回は、二次面接の段階で事業本部長からOKが出たら、そうそう経営陣は不合格を出さないと思っていました。

だから「もしよかったらその場で内定出しちゃってもいいですか」ってエージェントの方に事前にお願いをしておきました。

最終面接が終わってOKが出たら、私が内定通知を作っている間に、事業本部長が1人で入ってもらい、「本当に僕とやっていけますか、僕はあなたと一緒に働きたい」という話をしてもらいます。

そしたらタイミングみて私が「あ、どうも」と入っていきます。「こういった条件内容なんですけど、いかがですか。私たちはあなたと一緒に働きたいと思っているのです!!」ってお話をします。

そうしたら、「いつから来たらいいですか」とか「よろしくお願いします」ってお返事をしてくださり、「内定おめでとうございます!本当にありがとうございます!一緒に頑張りましょう!」という感じで候補者の方から内定のご承諾をいただきました。

その後に即エージェントの方に電話をして伝えます。電話でエージェントの方に伝えた後に嬉しくてトイレで泣きましたね。

エージェントのプロの仕事を見せられたなって。「ネオキャリアさん、やられましたよ。最高だっ!!」って泣いちゃいましたよ。


-内定承諾までまさに「一撃必殺」。しかもそこまでエージェントのことを想っていただけるなんて・・・。


宇田川氏
:もう本当に皆さんに感謝しかないわけです。社長にありがとうございましたを伝えて、取締役のところへ行ってありがとうございましたって。「宇田川、ありがとう。よく頑張ったな!!」なんて言われたら毎回のことでも泣いちゃいます。

で、事業本部長と握手して、今回の振り返りをしながら、「今回こういう人で決まりましたが、どういう人が今後必要ですか?」って次に向けての打ち合わせを始めます。

「この人のどの部分が一緒に働いているイメージがついたんですか?」とか、そういう擦り合わせを徹底的にします

「次に入社を迎え入れる人たちってこういうレベル感で合っていますか」とか、「このような方が決まったということは、この業界を経験している人にもアクションかけてみますか?」みたいな感じで、いい時にこそ交渉をします(笑)。

-宇田川さんのお話をお伺いしていると、すべての人を巻き込んで自社、エージェントの垣根がなく、一つのチームとして採用成功に向けて動いているように感じます。


宇田川氏
:会社を大きくしたいっていう気持ちがあって、会社を強くしてくれるメンバーを集めたいと思っています。

そこに対して協力してくれる人たちを絶対に裏切りたくない。人事、事業本部長、取締役、代表、エージェント、全部あわせて一つのチームなんですよ。

だからエージェントの方がネットマーケティングに候補者を紹介してくれて、内定承諾に向かって候補者にコンタクトを取って一つひとつ積み重ねていってくれることは当たり前のことではないし、ものすごく感謝をしてます。

そのためにこちらも最速で動きますし、エージェントの方が動きやすいようにちゃんと内部のディレクションを行っておくべきだと思っています。

今回担当したエージェントの所感

初めてお会いさせていただいたときは、メスライオンという名の通り、パワフルで魅力的な人だなという第一印象でした。

会社と仕事を心から愛していて、やると決めたことに対するコミット力が半端じゃないなと感じさせるオーラが溢れていました。

実際にやりとりをさせていただく中で、人事⇔エージェントという、「こちら側あちら側」という感じではなく、採用成功のための同じプロジェクトチームとして対応してくださり、「エージェントを仲間として大切にしてくれているな」いう部分を随所に感じました。

宇田川さんはとにかくやりとりのスピードが速いし、滞留をさせない

また、決裁者の意向や情報などをしっかりと共有いただけたことと、こちらの質問に対して包み隠さず全て回答してくれるので、確実な情報を候補者に届けることができ、マッチングの精度を高めることができました。

お互いのミッションを守りながら生産性高く進めることができ、「宇田川さんと採用決定したら一緒に大喜びできそうだな」と思っていたら、最初に紹介した候補者がそのまま良縁につながることができ、内定のご連絡をいただいたときは、本当に嬉しかったです。

最後に

いかがでしたでしょうか。

エージェントを自社の採用チームの一員として巻き込み、一緒になって採用成功を成し遂げていく、宇田川さんの熱い想いや採用のエッセンスが満載で、さまざまな気づきをいただきました。

今回はエージェントとのやりとりの部分や選考の流れの部分を中心に記事にさせていただきましたが、人材紹介サービスを活用する上で、何かしらご参考となっていただける部分があると幸いです。

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