
「外回りが多く、打刻申請の工数を削減したい」「タイムカードの虚偽申請をやめさせたい」このように感じている人事担当者もいらっしゃるのではないでしょか。
営業職は、外回りが多く勤怠管理が大変です。ときには、オフィスに戻ってくることなく出先で終業する従業員もいらっしゃるでしょう。そのような悩みを解決するのが、勤怠管理システムです。
今回は、営業職向けの「勤怠管理システム」について、
- 打刻申請の工数を削減したい
- 正確な従業員の勤怠状況を把握する
についてをご紹介します。
働き方改革が始まり、「勤怠管理システムの導入を考えているけど、何から着手したらいいかわからない・・。とりあえず、システム比較からかな?」とお困りの人事担当者様も多いでしょう。
そのような方のために、今回「勤怠管理システム導入完全ガイド」をご用意いたしました。
ガイドブックには、以下のようなことがまとめられています。
・勤怠管理システムが普及している3つの理由
・勤怠管理システムの4つのメリット
・勤怠管理システムの導入までに必要な8つのステップ
目次
1. 勤怠管理システムは、エクセルによる勤怠管理とどう違うの?
大きく異なるのは、正確な勤怠管理ができることです。
エクセルによる勤怠管理は、打刻方法が「タイムカード」「出勤簿」のどちらかであるケースが多いです。
タイムカード・出勤簿での打刻には、欠点があります。それは、正確な勤怠管理ができない点です。タイムカードは他人が簡単に打刻できますし、出勤簿は月末にまとめて書く人が多いでしょう。
2019年4月に施行された働き方改革関連法によって、「すべての労働者の労働時間の状況を客観的な方法で把握すること」が義務付けられています。
そのため、タイムカード・出勤簿では、労働時間を客観的に把握することが難しいでしょう。
勤怠管理システムでは、PCやスマホで打刻すると、システムにデータが蓄積されていくので、客観的な労働時間を把握することができます。
勤怠管理システム | エクセル | |
打刻方法 | PC・タブレット・スマホ・IC打刻機 | タイムカード・出勤簿 |
勤怠の集計方法 | システムで自動集計 | 手入力して関数で集計 |
集計にかかる工数 | 1人で2日かかる | 9人で2日かかる |
導入にかかるコスト | 150,000円/月 | 0円/月 |
【参考記事】勤怠集計と給与計算の作業時間を1/9に短縮!8人分の人件費を削減!
2. 従業員の正確な勤怠状況をリアルタイムで把握したい
従業員数が少ない会社であれば、タイムカードがなく、出勤時刻・退勤時刻を自分で手書きすることもあるでしょう。
タイムカードを導入していたとしても、同慮に打刻してもらったり、退勤時に打刻をせず後日機械を不正に操作して、実際に退勤時間よりも遅い時間で打刻するケースもあります。
不正打刻が容易におこなわれてしまう環境をそのままにしておくことは、少人数であっても会社の損失になってしまうことは間違いありません。タイムカードの改ざんにより残業代を得る不正打刻のほか、実際には会社にいながらも、先に打刻を済ませてから残業をするというパターンもあります。
また、勤怠管理システムを導入することのメリットとして、従業員の勤怠状況をリアルタイムで把握できることがあげられます。勤怠管理システムは、リアルタイムで従業員の勤怠データを管理できるので、手書きのタイムカードのように勤怠データの集計に時間がかかりません。
また、リアルタイムで勤怠データを確認できることで、残業時間のアラートはもちろん、遅刻や残業の多い従業員の傾向から、離職懸念を予測し、こちらから1on1面談を実施して本人の様子を見るなどのアプローチをすることができます。
このように、勤怠管理システムによって従業員の勤務状況が可視化されることで、勤怠に関する業務が効率化されるだけでなく、従業員の離職懸念を考察できるなどデータを活かせることができます。
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3. 勤怠の虚偽報告をやめさせたい
従業員数が少ない会社であれば、タイムカードがなく、出社時刻・退勤時刻を自分で手書きすることもあるでしょう。しかし、手書きでの勤怠管理では虚偽報告につながる可能性があります。
タイムカードを導入していたとしても、同僚に打刻をしてもらったり、退勤時に打刻をせず後日機械を不正に操作して、実際の退勤時刻よりも遅い時間で打刻する場合があります。
勤怠管理システムの中には、スマホのGPS機能を使って打刻できる範囲を指定できたり、打刻した場所を管理画面で確認できたりします。
そのため、直行直帰が指定された場所でされているかの確認ができるだけでなく、個人のスマホやPCなどのデバイスから打刻する際のログイン履歴が保存されるため、不正打刻を防ぎます。
4. 営業職に適している勤怠管理システムをご紹介
4-1. jinjer 勤怠
【サービスの特徴】
- 直行直帰が多い営業職も、外出先で打刻ができるように、PCからはもちろん、タブレットやスマホ、ビジネスチャットアプリなど多彩な打刻方法を実現。
- GPS打刻機能を活用すれば、従業員の打刻した場所を把握することができます。直行直帰が多い社員の打刻管理はもちろん、打刻の範囲を指定することで、不正打刻を防止できます。
- クラウドシステムなので、リアルタイムで従業員の勤怠情報が確認できます。営業職の残業時間や遅刻の頻度をリアルタイムで把握でき、コンディションや離職懸念などの把握ができる。
【価格】
- 初期費用:100,000円~
- 1ユーザー:300円/月
4-2. Touch on Time
【サービスの特徴】
- 導入社数10,500社以上という安心の実績
- 従業員は毎日打刻するだけで、月末には集計済みのタイムカードが完成
- 部署ごと、拠点ごと、エリアごとにリアルタイムで集計が可能なので、管理しやすい
【価格】
- 初期費用:0円
- 1ユーザー:300円/月
4-3. キングオブタイム
【サービスの特徴】
- 長い間、ユーザーからの要望に応え、改善し続けてきたので、シンプルでわかりやすい画面構成になっている
- タイムカードの発行・回収・集計の作業がなくなるので、大幅な工数・コスト削減が可能
- 不正打刻を防ぐために、生体認証を実装
【価格】
- 初期費用:0円
- 1ユーザー:300円/月
4-4. シュキーン
【サービスの特徴】
- 管理者は従業員の状況をリアルタイムで確認でき、打刻忘れにはメール通知が可能
- 従業員が出来ること、出来ないことを設定可能
- 労働時間や残業時間の集計結果をグラフ表示することができ、視覚的に状況を把握できる
【価格】
- 1ユーザー:200円/月(税抜)
※10名以下の場合、月額最低利用料金2,000円(税抜) - 無料トライアル実施中
4-5. Time Value
【サービスの特徴】
- タイムカードのエクセル入力が不要で、自動でおこなわれる
- 遠隔事業所の勤怠状況をリアルタイムで把握することができる
- 給与計算への勤怠管理データ入力作業や入力間違いの修正作業が軽減し、業務の効率が上がる
【価格】
- 初期費用:0円
- 1ユーザー:290円/月
4-6. ネクストICカード
【サービスの特徴】
- 勤怠情報はブラウザ上で確認することができ、遠隔地のデータも簡単に閲覧できる
- ICカードを利用することで、簡単に交通費申請することができる
- 近郊交通費以外の立替精算に利用することができる
【価格】
- 初期費用:0円
- APS利用料:10,000円/月|1ユーザー:200円/月
4-7. ジョブカン
【サービスの特徴】
- ICカード打刻、LINE打刻、Slack打刻、GPS打刻など多彩なシーンに対応している
- チャット・メール・電話でスタッフがサポートしてくれる安心と信頼のサポート体制
- スタッフからの希望シフトを募ることができ、直感的な操作画面でシフトを作成
【価格】
- 初期費用:0円
- 1ユーザー:200円~/月
シフト管理、休暇/申請管理、工数管理は別途オプション料金:各+100円/月
4-8. CLOUZA
【サービスの特徴】
- お客様のデータはデータセンターで預かっているので、どこからでもリアルタイムな勤務状況を確認できる
- 主要各社の給与計算ソフトとデータを連携させることができる
- システムの環境設定はカンタン設定があるので安心
【価格】
- 初期費用:0円
- 1ユーザー:200円/月
5. まとめ
いかがでしたでしょうか。
営業職の方はオフィス外の時間が多いので、勤務時間の把握が難しいため、不正につながるケースもあります。それを防ぐためにも、客観性のある勤怠管理が重要であるといえます。
勤怠管理システムは、これらの課題を解決してくれるツールです。ぜひ、自社にあった勤怠管理システムを選んで導入してみましょう。