タレントプールとは|優秀な人材を逃さない新たな採用手法 | 人事部から企業成長を応援するメディアHR NOTE

タレントプールとは|優秀な人材を逃さない新たな採用手法 | 人事部から企業成長を応援するメディアHR NOTE

タレントプールとは|優秀な人材を逃さない新たな採用手法

640coffee-break-1177540_1280
※本記事で紹介しているサービスの一部は、サービス提供企業様の広告として掲載しております。

皆さんは「タレントプール」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?

採用は、「求人を出している企業」と「仕事を探している応募者」がお互いの要望や条件を刷り合わせ、マッチングして成立するものです。

ただ、中には選考途中で不合格にしてしまった応募者や、内定を出しても辞退されてしまった応募者がいて、人手不足の際に「あの時のあの人、実はもったいなかったんじゃないか」と後で思い起こすこともあるのではないでしょうか。

採用での縁は一度切りというケースが多くありますが、タレントプールはそういった「もったいなかった」と感じる応募者とのつながりを保っておくための手法です。

今回はタレントプールとその方法に関して紹介します。

\若手社員の離職を離職を防ぐ!/
無料で気軽に!エンゲージメントチェックシート

近年、転職が主流となり、社員の定着率に課題を抱える企業が増えています。特に、GWなどの長期連休を境に、若手社員が退職を検討するケースが増加しています。


そのため、若手社員の定着率を向上させるためには、今のうちから適切にフォローしていくことが重要です。

今回、「HR NOTE」では、社員の定着率に課題を感じている人事担当者様や管理職の方向けに、【離職率改善の第一歩】エンゲージメントチェックシートを作成いたしました。

このチェックシートでは、

  • 上司と部下の信頼関係はどうなっているか
  • 社内コミュニケーションに問題は無いか
  • 会社の方針がどの程度社員に浸透しているのか

など、社員のエンゲージメント状況を気軽に測定することが出来ます。

エンゲージメント調査は有料の調査もありますが、気軽に試してみたい、自分の部門のみ実施したいという場合には、まずは無料でできるものがおススメです。

是非、本資料をご活用ください!

タレントプールとは?「優秀人材のデータベース」を構築しよう

startup-593296_640

採用は恋愛と似ていると言われますが、たとえば恋愛で好きな人ができたとき、「付き合えそうか」または「付き合ってうまくやっていけそうか」など、その人のことを理解しようと努め、また自分をアピールして気にかけてもらおうとします。

そこでうまくいけば付き合えることになりますし、いろいろ知っていくうちに「自分が思っていた人じゃなかった」「結婚していて子供もいる」「自分はあの人の好みのタイプじゃないみたいだ・・・」「やっぱり自分と合わないかも」と、どこか気持ちが冷めてしまうこともあります。

採用も同様に、企業と候補者、お互いのことを理解しようと面接や面談を行い、「本当にこの人、この企業でいいのか」と納得できるまで見極め、その後入社に至ります。

しかし時には、「もう少し経験があれば採用基準に届くが、今は内定が出せない」「内定を辞退された」「採用基準は超えているが、他にもっと優秀な人材が数人がいて採用人数の関係で内定を出せない」「ものすごく優秀で欲しい人材だが、空きポジションがない」「是非自社で働いてもらいたいが、現職で働いているためタイミングが合わない」など、惜しくも良縁とならなかったケースもあります。

恋愛において「今は付き合うことが難しそうだが、あきらめきれない」という場合、皆さんはどうしますか?

定期的にコンタクトをとっておきながら様子を伺い、付き合えそうなタイミングがきたらプッシュするなど、そのようなお考えをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そして「タレントプール」は、恋愛のように来るべきタイミングを逃さず、意中の人材と継続的につながっておくための、『自社の採用候補者となり得る“優秀人材のデータベース”』を意味します。

過去に面接した応募者も含め、自社に合いそうな人材を把握しておき、定期的にコミュニケーションをとってタイミングが合えばあらためて自社求人への応募を促すなど、タイミングのズレなどによる機会損失の解決手段として活用することができます。

タレントプールを構築して活かすには?

640figures-1372458_1280

タレントプールを活用するための方法として、大きく以下が挙げられます。

  • 自社の求める人材をプールしていく
  • プールした人材のデータベースをつくっていく
  • 定期的にコミュニケーションをとり、タイミングをみて求人案内を行う

自社の求める人材をプールしていく

内定を辞退されたり、惜しくも不合格であった方をプールしていくことはもちろんですが、Facebook、LinkedinなどのSNSを活用して自社に合いそうな方に対して積極的にメッセージを送ってアプローチしてつながりを築いたり、Switch.やWantedly、TalentBaseなどの転職サービス、マッチングサービスで候補者とつながるなど、さまざまな方法で人材をプールしていくことができます。

また、自社の求める人材が興味を持ちそうなイベントや勉強会、交流会を定期的に実施して、多くの方々とつながる機会をつくっている企業もあります。

ここで重要なのは、誰でも良いわけではなく、あくまでも自社に合いそうな人材を中心にプールすることです。せっかくタレントプールができても、質が伴わなければ意味のないものとなってしまうことでしょう。

プールした人材のデータベースをつくっていく

そこから、自社に合いそうな人材を見つけた場合、プールしていくための受け皿をどうするかという問題があります。

そちらに関しては、LinkedInを活用していればLinkedIn上でプールすることができますし、Facebookであればファンページなどを活用することができます。

もちろん、Switch.やWantedly、TalentBaseなどでもタレントプールをつくることは可能です。

さらには、採用管理システムを活用してタレントをプールすることもでき、応募をしてくれたけれど入社に結びつかなかった優秀な候補者のデータを管理することができます。

採用管理システムは安価に利用できるものも多くでてきているため、今後導入が進んでいくのではないでしょうか。

定期的にコミュニケーションをとり、タイミングをみて求人案内を行う

せっかく自社に合いそうな優秀な人材とつながり、データベースにプールすることができても、その後の連絡を一切怠ってしまうと、自社に対するマインドシェアが下がってしまい、採用可能性が低くなってしまう恐れがあります。

そこでFacebookへの投稿、ブログ記事の更新、メルマガ配信、交流会などをおこない、イベント情報やニュース・トピックなどの自社情報の発信をしていき、「最近いかがお過ごしでしょうか」「今度のイベントに参加しませんか」と定期的に連絡をとっていく必要があります。

そして、採用ポジションに空きが出たときに最適な候補者に対してコンタクトをとっていきましょう。

また、どうしても口説いきたい人材の際は「タイミングさえあえばいつでも歓迎する」といったようなラブコールを送り続けても良いでしょう。

【PR】
「タレントプール採用」をカンタンに実現するWebサービスも登場!
人手不足により採用活動が困難になる中で、今すぐには応募しない潜在層とも常につながっておきたいと考える人事担当者の方も多いのではないでしょうか。手軽に活用できるツールを利用すれば、より簡単に候補者にアプローチし続けることができます。
まずは試してみたい方はこちら!▼
【代表的なサービス|CaLin(キャリン)】
1ヶ月利用無料!まずは新規登録するだけでホームページ上にすぐ設置できる!タレントプール用管理画面が発行されます。

最後に

interior-design-828545_640

いかがでしたでしょうか?

タレントプールの形成には時間と労力がかかるかもしれませんが、仕組みができてしまえば、求人広告や人材紹介に頼ることなくコストを抑えて優秀な人材を採用できる可能性もあります。

採用に応募してきた人との縁を一度きりにしないで、「数年後にタイミングが会えばお願いします」といったコミュニケーションが、今後多く生まれてくるかもしれません。

[タレントプールに関する関連記事はこちら] ジャストインタイム採用を実現する「タレントプール」という新発想
\メールマガジン登録無料/
人事/HR業界の最新情報を毎週チェック!

HR NOTEメールマガジンでは、人事/HRに関する事例やサービスリリース情報など、最新Newsから今すぐ使える他社実践ノウハウまでが簡単にわかるインタビュー記事やセミナー情報をコンテンツとして配信しています。

「他社が実施している施策を自社でも活かしたい」「人事/HR業界の最新動向やトレンドを知りたい」とお考えの方は、ぜひHRNOTEメールマガジンをご活用ください。

公式アカウントをフォローして毎日記事をチェック!

関連記事

内定承諾に導く意思決定ストーリーの描き方|アールナイン長井

内定承諾に導く意思決定ストーリーの描き方|アールナイン長井

2023.11.14
松野天音
3年間で18倍の組織規模に成長したUPSIDER。リファラル経由の入社50%超えを実現するための取り組みとは

3年間で18倍の組織規模に成長したUPSIDER。リファラル経由の入社50%超えを実現するための取り組みとは

2023.11.08
HR NOTE編集部
【職業安定法まとめ】その求人票は大丈夫…?職業安定法のルールや改正内容について詳しく解説

【職業安定法まとめ】その求人票は大丈夫…?職業安定法のルールや改正内容について詳しく解説

2023.10.27
松野天音
数年後は約80万人のITエンジニアが不足!?「エンジニア不足」解消の鍵は”育成”|サポーターズ楓

数年後は約80万人のITエンジニアが不足!?「エンジニア不足」解消の鍵は”育成”|サポーターズ楓

2023.10.16
松野天音
【2023年版】クリエイター新卒採用代行(RPO)最新動向&市場トレンド!クリエイターのキャリア支援を行うクリーク・アンド・リバー社の現役担当者が解説

【2023年版】クリエイター新卒採用代行(RPO)最新動向&市場トレンド!クリエイターのキャリア支援を行うクリーク・アンド・リバー社の現役担当者が解説

2023.09.27
松野天音
入社直後に転職を想定?新社会人の転職サイト登録が11年で30倍になったワケ|doda副編集長 桜井 貴史

入社直後に転職を想定?新社会人の転職サイト登録が11年で30倍になったワケ|doda副編集長 桜井 貴史

2023.09.13
HR NOTE編集部
中途採用者のオンボーディングを阻害する構造的要因とは

中途採用者のオンボーディングを阻害する構造的要因とは

2023.07.03
HR NOTE編集部
4大転職メディア編集長たちに聞く「イマの時代の採用戦略」と「これからの求人広告」#HR NOTE CONFERENCE2022

4大転職メディア編集長たちに聞く「イマの時代の採用戦略」と「これからの求人広告」#HR NOTE CONFERENCE2022

2023.06.09
横内 さつき|HRドクター
「採用広報」に必要なスキルとは?実態調査の結果をご紹介【PR Table×HR NOTE】

「採用広報」に必要なスキルとは?実態調査の結果をご紹介【PR Table×HR NOTE】

2023.06.07
金井一真