UTグループの幹部候補採用プロジェクト成功のカギは、徹底した学生満足度の追求だった |HR NOTE

UTグループの幹部候補採用プロジェクト成功のカギは、徹底した学生満足度の追求だった |HR NOTE

UTグループの幹部候補採用プロジェクト成功のカギは、徹底した学生満足度の追求だった

  • 採用
  • 新卒採用手法

※本記事は、インタビューを実施したうえで記事化しております。

今回は、2019年度新卒採用から本格的に『幹部候補採用』に着手し、成功にいたった、UTグループの採用活動の秘訣をご紹介。

UTグループでは、徹底した他社分析を通して見出した『学生満足度の追求』を軸に戦略を立て、サマーインターンシップ『Million』を通じて2,000人、3月からの本選考時には6,000人の集客を実現しています。

「自社採用がなかなかうまくいかない」と感じている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

大石 充彦 | UTグループ株式会社 社長室 採用・育成開発ユニット

2009年、株式会社ウィルグループに入社。最年少で拠点長に選 出。拠点経営およびマネジメントに従事し、その後新卒採用業務を経験。退職後に人材紹介事業の立ち上げ、個人で採用コンサルティング事業を経て、2017年よりUTグループに入社し、新卒幹部候補採用の責任者を担当。

UTグループ株式会社https://www.ut-g.co.jp製造・設計・開発・建設分野等の無期雇用派遣事業を展開。「はたらく力で、イキイキをつくる。」をミッションとし、新しい社会インフラとなる「HRプラットフォーム」の創造を通じて、はたらく人と企業がともに成長できる持続的な社会の実現を目指す。
【保存版】今すぐ使える! インターンシップ企画マニュアル

 逆境を覆す、本気の『幹部候補採用』

経営ミッション:若手育成。構想は3か年計画。

ーー2019年度より本格的に動き出した『幹部候補採用』。実際はどのような経緯で着手することになったのですか?

弊社代表の若山の強い想いがきっかけです。

これには、『創業から3年間で、営業、マネジメント、給与の支払いや税務手続きなど、経営に関するあらゆる仕事に携わった』という、若山自身の経験談が根底にあります。

その期間で、事業の酸いも甘いも経験し、会社の成長が自分自身の成長につながりました。

そうした体験から「入社4年目でも、経営に近いポジションで活躍できる人材を採用・育成していこう」と方針が固まり、2017年が始まってから『幹部候補採用』という新しい採用コースの取り組みをはじめました。

ーー幹部候補採用ミッションが決まって、実際にはどこから着手していったのですか?

まず、この新採用コースに関しての全体像を描くところから始めました。

この『幹部候補採用』は3カ年計画で考えています。本格稼働しはじめた2019年卒採用は、その1期目ですね。

1期目のテーマは『基盤づくり』としていて、さまざまな企画・手法にチャレンジしながら、『幹部候補採用の型』をつくっていこうと思いました。

今年すでに着手している2期目は、『拡散』がテーマです。1期目でつくった型をベースに、『UTグループ=幹部候補採用』のブランディング活動を進め、世の中に拡散し、より多くの学生認知につなげたいと考えています。

3期目のテーマは『定着』としていて、1・2年目でつくった採用の型をさらにブラッシュアップしていこうと思っています。

採用現場の責任者も、この3期目のタイミングでは誰かに任せていきたいと思いますし、2019年卒で入社するメンバーなどに引き継いでもらいたいという気持ちもあります。

「『幹部候補採用』も、3年目にはこうなっていてほしい」という理想の形をビジョンとして、1期目・2期目はそのインフラ作りを愚直にしていこうと決めました。

徹底的な競合分析から、採用企画の着想を得る

ーー1期目の『基盤づくり』は、どんなプロセスで進められたのですか?

そうですね、新しく始める採用コースなので、本当にゼロからのスタートでした。

採用のセオリーも何もないので、まずはとことん「競合分析」をしました。

特に力を入れたのは、企業間では知名度があまりなくても就活生には認知されている企業の分析です。

インターンシップ人気企業も、就活人気企業も、公開されている採用コンテンツの内容や、選考概要、参加した学生の声などを通して、「学生に人気のある企業は何が強みなのか」「その魅力ポイントは何か」をできる限り調べたんです。

この調査を通して得た結論は、企業との接点や選考過程において、学生の満足度が高ければ高いほど、採用の成功率も上がることです。

そして学生満足度のポイントは、「役員との接点の有無」や「社長と接点」が最重要ではなく、「社員が密接に関わること」でした。

この結果をもとに、新採用コースの主軸が決まり、「社員が密接に関わる採用コンテンツ」を企画していったんです。

初年度でインターン集客2,000人、学生満足度95%を実現したインターンシップ『Million』とは

実際に100万円でビジネスを実行する!リアルビジネス体験にとことんこだわる

ーーインターンシップ集客がとてもうまくいったと伺いました!その成功要因も、「学生満足度の追求」だったのですか?

その通りです。UTグループの『幹部候補採用』を知ってもらうひとつのきっかけとして企画したインターンシップ『Million』も、前述の競合分析の結果を参考にしています。

まず、学生が「参加したい」と思うインターンシップの期間は長くても7日間。インターンシップが8日以上になると、一気に参加率が下がることがわかりました。

なので、インターンシップは、1週間で社員が密接に関わるコンテンツにすることが、学生の満足度が一番高いだろうという結論に至ったんです。

学生の満足度をひとつの指標として運営し、実際に『Million』に参加した学生アンケートでは、その満足度は95%だったんです。

インターンシップ自体の集客も2,000人だったので、『学生満足度を追求する』という方向性は間違ってなかったと思っています。

ーー2,000人の集客を実現したインターンシップ『Million』は、どんな内容なのですか?

『Million』をひとことで伝えるのであれば、「実際に100万円を使って、ビジネスができる7daysインターンシップ」です。

インターンシップ参加を希望する学生には、説明選考会に参加してもらい、複数回の選考を実施します。選考に通過した学生だけが、インターンシップに参加できる形にしています。

この説明選考会に2,000人の学生が参加してくれました。

『Million』は7日間のインターンシップなのですが、実は7日間フルで参加ができるのは全員ではありません。昨年は半数しか残りませんでした。

『Million』は2段階にわかれていて、実際に100万円を使ってビジネスを実行するには、新規事業企画のコンペに通らなければなりません。

ーー企画コンペがあるんですね!7日間はどんな内容になるのですか?

7daysインターンは、2泊3日の「新規事業企画合宿」からスタートします。

前回は選抜メンバーで8チームつくって、この合宿中に100万円を元本としたビジネス企画をチームそれぞれで考え抜いてもらいました。

1チームにひとり、メンターとして当社の社員がつきます。UTグループは、年次・年齢に関係なく決裁権を与える会社なので、学生チームの基本的な方向性やアドバイスの内容もすべてその社員に任せています。

この2泊3日は、社員も学生にとことん向き合ってくれました。

3日目には、当社の経営陣に対して新規事業企画をプレゼンします。リアルなビジネスコンペと同じような感覚を持ってもらえるように、経営陣に相対するのはこの新規事業企画のプレゼンのときだけにしています。

そして経営陣が良いと思った企画には、その場で100万円投資します。これが『Million』の特徴のひとつですね。

経営陣には、とにかくシビアにジャッジをしてもらうようにしました。企画がどれだけよくても、プレゼンがよくなければ選ばれません。実際のビジネスシーンでも同じですよね。

この2泊3日の企画合宿と経営陣へのプレゼンを通して選ばれた企画は、残りの4日間で実際に100万円を使ってビジネスを実行できます。しかもビジネスを通して得た売上・利益は、最終日にそのままチームにお渡しします。

この4日間も、学生は必死です。ビジネスを成功し利益を得るには、苦労はつきものということですね。

ちなみに、企画が選ばれなったチームは、合宿だけでインターンシップはおしまいです。前回は半分の4チームはここで脱落となりました。

とてもシビアなインターンシップなのですが、これがリアルなビジネスの現場だと思いますし、脱落したとしても、悔しさや反省など、得られる経験値も大きいと思うんです。

ーー壮絶なインターンシップですね…。インターンシップ内容を企画するにあたって、大切にしていた想いはありますか?

シビアな内容のインターンシップなのですが、企画時に一番強かった想いは「ビジネスの難しさを体感してほしい」ということです。

インターンシップ企画に関してもとことん競合分析をしたのですが、公開されているインターンシップコースのほとんどは、【新規事業の企画】【立案】までしか体験できなかったんです。

私も何度か新規事業立ち上げに携わっていることもあって、企画することより、試行錯誤しながら実行して、時には失敗しながらブラッシュアップしていくことのほうが、学べることは多いと思っています。

なので、学生が求める「リアルな体験」を提供し、体験後に成長を感じてもらえるような満足度の高いインターンシップ企画にするためにも、『Million』では「リアル」にこだわり構成をしました。

 【参加学生の声】『Million』に参加したら、7日間で最大経験値と仲間を手に入れた

ーー松下さんは、インターンシップ『Million』に実際に参加されたんですよね。参加しようと思ったきっかけや、実際参加してみての感想を聞いてみたいです。

松下 雛乃

青山学院大学4年生。UTグループのインターンシップ「Million」「Rebirth」に参加。

私は、ニクリーチという就活サイトで、インターンシップコース参加へのスカウトをいただいたのがきっかけでした。たくさんの企業からスカウトをもらっていたのですが、UTグループが一番丁寧な対応をしてくださって、「お話を聞いてみたいな」と思ったんです。

実際にランチをご一緒させてもらて、インターンシップ内容についてお話いただいたんですが、「自分で100万円を使ってビジネスできる」っていうのにびっくりしたのを覚えています。「学生に100万円なんて金額を任せてくれるんだ、おもしろそう!」という気持ちでインターンシップは応募しました。

実際のインターンシップでは、私たちのチームは企画立案・プレゼンまでは、もちろん大変なこともありましたが、ものすごくスムーズに進んだんです。無事企画プレゼンも通過したのですが、その分ビジネスの実行フェーズでは苦戦しました。

メンバー全員、企画がうまくいったので、このまま実行すれば「絶対大丈夫だ」と自信があったのですが、実際にビジネスを走らせてみたら全然うまくいかなくて。売上も最初から最下位。「全然売れない!」と、インターンシップの後半戦は焦りばかりでした。

私たちの企画は「物をつくって売る」というシンプルなものだったのですが、商品をつくるという作業もしなければいけない中で、「売れない」という目の前の課題に対して、どのように解決するかという議論で四苦八苦していました。

日中に店頭で商品を売っていたのですが、そうすると翌日の商品をつくる材料を買いに行く時間がなくて。夕飯を食べたあとに材料を買いに行って、そのあとは朝まで商品づくり。

途中、チーム全体が半分あきらめのようなネガティブな雰囲気になってしまって、成果残せないんじゃないかと悔しい気持ちになったことを覚えています。

私のチームを見てくれていたメンターさんが「このままじゃやばいよ」と、「成果を出すために、自分たちでとことん考えなさい」と言葉をきっかけに、チーム内に危機感意識が生まれ、どうにか少しでも売上を上げるために考え続けました。

ーー最終日にはには納得できるビジネスになったのですか?

そうですね。最初がまったく売れなかったので、そこからのV字回復は達成感がありました。「何をしてでも絶対売るぞ」という勢いで、チーム全員で巻き返せたと思います。

 

松下さんは、ものすごく元気な方で、ポジティブな考え方に周りが感化されていたと思います。インターンシップ中も、松下さんの発言や行動をみて、周りの行動も促進される光景がとても印象的でした。

 

ありがとうございます!

『Million』を通して、本当にたくさんの失敗と成功を経験し、学びを得ました。短い期間だったのですが、前に経験した留学と同じくらい濃いイベントでした(笑)。

ちなみに、その時の『Million』のメンバーは今でも仲良くしています。自分のチームメンバーに限らず、ビジネスの実行フェーズまで経験した全員と連絡を取り合っています。

そんな素敵な仲間にも出会えて、学べることも多い『Million』なので、後輩にも妹にも参加するように勧めています!

インターンシップ運営の舞台裏は、法律とのにらめっこ

ーー『Million』、すごく好評ですね!実際の運営で苦労したことなどはありますか?

そうですね、『Million』に関しては、リアルな話をすると、学生が企画してくれたビジネスが「法に触れないかどうか」のリスクチェックが一番大変でした。

プレゼンを経て、実際実行フェーズに移ったときに、成果を出すために社会のルールを破ってしまったら、それはビジネスとして完全にNGですので、内々でものすごく調べています。「これがアウトだ」というボーダーラインはだいたい理解できました。この準備が大変でしたね。

インターンシップの集客に関しては、思ったよりもうまくいったので、正直なところあまり苦戦しなかったです。

基本的な集客方針は、ダイレクトリクルーティング。

競合分析と合わせて、新卒市場調査もしているのですが、大きな求人メディアで大々的に打ち出すよりも、TwitterやFacebookなどのSNS、そして口コミなどで就活企業の話題が広がっていくケースが多いことがわかりました。

なので、話題性のあるコンテンツを企画して、SNSや学生の間での口コミにつながるような集客をしようと決めました。

結果的に注力したのは、『採用に関わるすべてにおいて、学生の満足度をあげること』、この1点だけです。学生の満足度を最大化するために細かくタスク化したり、スケジュールを組んだり、サプライズを差し込んだりすることもありますよ。

サマーインターンシップをきっかけにした口コミ効果で、本選考でも6,000人の集客を実現

本選考でも集客の主軸は、ダイレクトリクルーティング

ーー2019年度採用の広報解禁となる3月、本選考に向けた集客も6,000人と伺いました!

そうですね。これもインターンシップから学生満足度を追求した結果だと思っています。

本選考に向けても、集客の基本はダイレクトリクルーティングでした。集客の裏側を少しお伝えするなら、ダイレクトリクルーティングのツールとして活用しているスカウトメールも、しっかりと学生ひとりひとりに適した内容で送るようにしています。

これも競合分析と学生満足度追求の賜物ですが、いままでの効果実例をもとに、反響の高いメッセージを分析して送ってるんです。スカウトの返信率は80%くらい。「知名度ないのに、すごく高い」とよく言われます(笑)。

基本的には、業者さんや企業人事の方などにヒアリングしながら情報収集しているのですが、アドバイスは素直に受け入れて、ひたすら実行して効果検証しています。

機会があれば、学生からの意見も集めます。「企業情報収集にはどんなメディアを使っているのか」「何をつかって応募したのか」この2つは必ずヒアリングしていますね。

こうした集客努力もあるのですが、やはり6,000人の集客につながった一番の要因は、インターンシップ参加者からの口コミだと思います。

学生満足度をあげることに徹底的にこだわった結果、インターンシップに参加した学生が自分の周りで話題にしてくれて、こうした大きな集客効果につながりました。

【内々定者の声】「自分の目指したい成長ができる」と感じた本選考

ーー岡部さんはウィンターインターンシップ「Rebirth」に参加されたのをきっかけに選考を受けて、内々定承諾をしたんですよね。

岡部 宏章

名古屋大学4年生。UTグループのWinterインターンシップ「Rebirth」に参加。

はい、僕はオファーボックスという就活サイトを通じてオファーをいただいて、インターンシップの選考に受けることにしました。それが去年の冬あたりですね。

実は、夏に開催されていた『Million』に参加した友人がいたんですよ。その友人から話を聞いて、「UTグループっておもしろいことやってるな」と思っていたんです。そんなときにオファーをもらったものですから、「せっかくだし行ってみよう」と思って冬のインターンシップ『Rebirth』に参加しました。

『Rebirth』は、M&Aにてグループ化した企業の再生プランを2日間で考えるというインターンシップで、最終的に考えたプランを仮想従業員総会にてプレゼンし、従業員を納得させ、『この人たちと働きたい』『一緒に成長したい』と従業員からの信頼と安心を勝ち取ることがゴールでした。

実際にビジネスシーンを体感するインターンシップで、もちろん大変でしたし、なかなかうまくいかないこと、苦しいこともあったのですが、しっかりやりきってひとつの成果を出せたときに、UTグループの社員の方をはじめ、たくさんの方々から評価していただいたんです。

この成長を感じた経験が自分の中では大きくて、「UTグループであれば、最大限に自分を成長させられる」と直観的に感じて本選考に挑戦しました。

実際にその直観は間違いではなく、面接を受けながら、自分の人生で目指すビジョン・そのビジョンにかける想い・価値観と、UTグループが企業として目指すビジョン・価値観がリンクしていると感じることが多かったです。

最後には無事内々定をいただき、「自分の目指したい成長は、この会社で得ることができる」と感じたので入社承諾しました。

実はですね、就職活動をはじめるときには、官僚になろうと思ってたんです。

誤解を恐れず伝えるなら、小さい頃から割と勉強は得意だったんですね。中学・高校とそれなりにいい成績を取ってきて、幸い良い学校にも行かせてもらえて。その延長線上で「大きな仕事をしたい」という漠然な考えがあったんです。

大きい仕事、つまり国を動かす仕事。そうなると、今思えば恥ずかしいのですが、単純に「官僚になるのが正解だ」と思っていたんですね。

ですが、官僚になって何がしたいかと言われれば、特に深い考えはなくて、就職活動を進めていくうちに、自分自身が具体的なビジョンを描けていないことに気づいたんです。

今は、「UTグループに出会えて本当によかった」と思っています。

『幹部候補採用』の今とこれから

ーー『幹部候補採用』には実は0期生がいらっしゃるとか・・・!

そうなんです。実は1期生である19卒を採用する前に、2017年3月~5月で18卒向けに0期生採用を先駆けて実施していました。実際にこの4月から0期生として3名が入社しています。

18年入社の幹部候補0期生が感じる納得度と自由度

ーー『幹部候補採用』の0期生の佐野さんは、どんな就職活動だったのですか?

佐野 良輔 | UTグループ株式会社

2018年、UTグループ株式会社に新卒入社。大学時代は600人が所属する学園祭実行委員の代表として組織改革を実行。他にも、東京証券所を始めとする各社のインターンや、barの経営など精力的に課外活動を経験。日本における人材プラットフォームを確立するため、UTグループへ入社を決意。社長室配属となり、人事制度の構築・改善に携わる。

就職活動では、幅広くいろいろな企業をみていました。その中でも入社する企業は1社なので、自分なりに入社先決定までのマイルストーンを置いて、どういう会社がいいかを絞り込んでいきました。

UTグループは、就職サイトをみて「この会社おもしろそうだな」と思った覚えがあります。もともと社名自体は知っていたのですが、実際にどういう事業を展開している企業なのかは詳しく知らず、調べていくうちに、その成長性やビジョンに共感するポイントもあってエントリーしたんです。

2018年度採用当時は、選考のひとつとしてインターンシップ『Million』のコンテンツがそのまま組み込まれていて、突破した人だけがその先の選考に進めるフローでした。

ここまでがっつり本選考にインターンシップがある企業は少なくて、その異色の選考があること自体が印象的でした。これもUTグループの選考を受けた理由ですね。

入社の決め手は、選考に対する納得度の高さと、この規模感の企業で幹部候補枠で挑戦のスキームがあることでした。

お伝えしたように、選考中にインターンシップコンテンツがあったので、実際にビジネス企画をしているプロセスをみてもらっているので、面接だけの印象ではなく、自分のトータルの能力値をしっかり評価してもらっていると感じました。

また、「3年で幹部ポジションに」という他にないスピード感での成長が期待され、実際に入社してからはその時間軸にあった成長マイルストーンと成長負荷を経験できることに魅力を感じました。

――実際に「幹部候補0期生」として入社して、現在はどんな日々を送られていますか?

内定者時代から職場環境に触れる時間をいただけていたので、「思っていたのと違う!」ということはありません。

自分が知りたい情報を教えていただくこともできましたし、実際にインターン生として働かせてもらっていたので、想像していた通りの生活ですね。

今、思っていた以上に大きい案件の仕事を任せてもらえていて、逆にプラスのギャップはあるかもしれませんね。

実際に入社してからも、自分の成長マイルストーンを設定したうえで、「こういう仕事をさせてください」という意見は伝えるようにしています。

基本的には意見を尊重してもらえて、難しい場合でも代替案を提案してもらえるので、自分が思い描いた通りにキャリアのスタートができていると思っています。

『幹部候補採用』2期目への展望

――2020年採用はどのように進めたいと思われますか?

2期目は、テーマとしている「情報の拡散」を強化していきたいですね。

UTグループを知ってもらう機会をより多く創出し、興味を持ってもらえる方々には、より「UTグループでできること」への理解を深めてもらいたいと思っています。

現在、2018年卒、2019年卒と進めてきてはいますが、「幹部候補」としてのロールモデルはまだいません。。これから幹部候補として入社するメンバーには、『自分が道をつくりだす』という強い意志をもって、会社と共に成長して欲しいと思っています。

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