【新卒採用】大学訪問を成功させるためにおさえておきたい3つのポイント |HR NOTE

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【新卒採用】大学訪問を成功させるためにおさえておきたい3つのポイント

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こんにちは!HR NOTE編集部の高木です!

「就職サイトに求人を掲載しても、学生がなかなか集まらない」「自社とマッチした学生に出会えない」など、悩んでいる採用担当者も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

最近、母集団形成のために「大学訪問」を実施する企業が増えてきています。費用をかけることもなく、ターゲットとなる学生にアプローチすることができます。

今回は、「大学訪問のポイント」や「大学訪問の流れ」などについてまとめてみました。是非参考にしてみてください。

新卒採用における大学訪問とは

大学訪問をおこなう目的

学内で合同企業説明会を開催

大学と良い関係を構築することによって、学内で合同企業説明会を開催することができ、ターゲットとなる大学の学生に対して、直接アプローチすることができます。

継続的」かつ「安定的」な母集団形成

学生に対して早期のアプローチができるだけでなく、次年度以降も同様に学内説明会ができる可能性があるなど、継続的で安定的な採用活動ができます。

大学訪問をするタイミングはいつ?

結論、ベストなタイミングというのは、はっきりとは言い切れません。しかし、大学にもよりますが、大学の就活関連イベントのスケジュールは、3年生の秋に就活ガイダンス、11月から翌年1月にかけて業界研究セミナー、そして3月に学内合同説明会が開催されるといった流れが一般的のようです。まさに、今頃がちょうど適した時期といえます。

新卒採用のターゲットとなる学生が多く在籍している大学の就職活動のスケジュールを把握し、「●●までに求人票を設置してもらう」などスケジュールから逆算して、大学訪問における目標を設定してみてはいかがでしょうか。

「どの大学」と「どのように関係」を構築するべきか

先述したように、大学との関係構築は短期間で実現するものではなく、数年かけて関係を構築していくものです。

「どの大学と、どのように関係構築をすればいいのだろう」と悩まれる採用担当者も多いと思います。

ターゲット選定の重要性

大学訪問を開始する際には、「ターゲット」を選定することが重要になります。

社内で活躍している社員の出身大学」「内定者の出身大学」「過去に採用実績のある大学」などを洗い出し、そこから今後関係を構築したい大学を選ぶ方法がおすすめです。

どれくらいの数の大学を選定すればいいのか

最初はあまり多くの大学に訪問するのではなく、まずは2、3校を選定するようにしましょう。

採用担当者の業務量も考えて、確実に定期的な訪問やフォローができる数に絞った方が、他の業務と両立しながら学校訪問をおこなえるのではないでしょうか。

訪問の質を向上させることで、一度に多くの大学に足を運ぶよりも、大学とより良い関係の構築が期待できます。

大学訪問をする流れ

大学に訪問する前にアポを取る

ターゲットとなる大学を選んだ後は、「訪問する日」のアポを取ります。ターゲットとなる学生によっては、大学内でアプローチする担当者が変わってくるので、幅広く文系学生を狙うのであれば、「キャリアセンター」や「就活課」がよいでしょう。

一方で理系の学生の場合は、研究室にいる教授などにアポを取る必要があります。

また、ほとんどの場合、大学の公式HPから就職担当者へお問い合わせをすることができます。

また、以下のようにトークスクリプトを事前に準備しておくことで、電話をかけた際に会話がスムーズになります。

「お世話になっております。株式会社◯◯で新卒採用担当をしております◯◯と申します。 就職担当である◯◯様はいらっしゃいますでしょうか?

〇〇大学◯◯学部(学科)さんから是非学生さんを採用させて頂きたく、ご連絡致しました。 一度、就職担当である◯◯様にご挨拶にお伺いさせて頂きたいのですがご都合いかがでしょうか?」

訪問前には下調べが重要

訪問前に大学がキャリアセミナーや合同説明会をおこなう時期や、キャリアナビがあるかどうかについても調べておきましょう。
訪問時に話がスムーズに進み、大学との関係構築がスムーズになります。

キャリアセンターとは別に「就職担当者教授」がいる

就職担当の役職を担っている教授は、キャリアセンターとつながっており、情報の共有をおこなっています。

また、「就職担当教授」は学生と頻繁に顔を合わせているため、学生の状況や志向を把握しています。就職担当教授と良い関係を構築することにより、学部や学科を絞って説明会を開催できるなどのメリットもあります。

キャリアセンターとの関係構築が順調に進んだ際は、就職担当教授との関係にも注力し、ターゲットとなる学部の学生に直接アプローチするのもいいかもしれません。

初めて大学に訪問

初めて大学に訪問する際は、自社の紹介が主な内容となってくるでしょう。その際には、「自社の特徴」や「学生が安心して入社できる会社」という点を大学に理解してもらう必要があります。

大学に訪問する際は、自社を理解してもらえるようなトーク内容と、企業の説明資料も持参することで、企業の内容を理解してもらえるのではないでしょうか。

求人票の設置が重要なワケ

キャリアセンターに訪れた際は、求人票を忘れずに提出しましょう。これから良い関係を構築したい大学に対して求人票を提出することで、関係をより強化することができます。

就職サイトからの応募が一般的な今、「求人票は学生にあまり見られていないのでは」と思う方もいらっしゃると思います。

しかし、大学生就職活動調査(2018)|一般財団法人 雇用開発センターの調査によると、キャリアセンターの利用者のうち、47.7%の学生が「求人票の閲覧のため」に利用するという調査結果があります。

キャリアセンターでの求人票の存在感は大きいといえるでしょう。以下に「求人票を作成する際のポイント」をまとめてみましたので、是非参考にしてみてください。

求人票を作成する際のポイント
事業内容や業種について、誰が見てもわかるように記入
学生にとって「入社後どのような仕事をするのか」をイメージしやすい内容を記入しましょう。
 
空欄のない状態で提出
不明点の多い企業は、学生を不安にさせることがあるため、応募が少なくなることもあります。なるべくもれのないように記入することをおすすめします。
 
提出時期
本格的に採用活動を開始する姿勢を見せる
年間を通じて採用をおこなっている姿勢を見せる
春・夏の間で、就職先が決まらなかった学生を採用している姿勢を見せる

2回目以降、大学に訪問

1回だけの訪問で、大学側に自社について理解してもらうことは難しいでしょう。1回だけではなく、定期的に訪問することにより、良好な関係性を構築する必要があります。

大学に訪問していく中で、その大学の就職活動への取り組み方や、スケジュールを把握することができ、「学内セミナーの開催に協力してもらうために、●月までに●●を達成する」など、ターゲットとなる大学にあわせた目標を設定することができます。

一回の訪問が短くとも、定期的に接点を持つことが重要でしょう。

大学訪問をおこなう際に覚えておきたい3つのポイント

さて、訪問する流れを踏まえた上で、大学訪問をする際に覚えておきたいポイント3つを紹介します。

1. 大学訪問のゴールを明確にイメージすること

企業が大学の担当者と話せる時間はそれほど長くありません。訪問する前に「企業から大学へ提供する情報」を入念に準備し、「今回は●●に関する情報交換をおこなう」「この情報をもとに●●教授を紹介してもらう」など、明確なゴールを設定することが必要です。

2. 同じ採用担当者が訪問し続けること

企業と大学が良い関係を構築するために、同じ採用担当者が訪問することが重要です。顔を覚えてもらうことからスタートし、同じ担当者が訪問回数を重ねることで踏み込んだ話ができるようになり、信頼関係も構築することができます。

なるべく同じ担当者が訪問するようにしましょう。

3.訪問後の行動

訪問後に、感謝を伝えるメールをすぐに送るのはもちろんですが、自社に対する疑問点や要望をいただいた際はすぐに対応するよう心がけましょう。

些細な行動のように思えますが、長期間のアプローチとなると、小さな気配りが良い関係性の構築につながるかもしれません。

大学訪問をするメリット・デメリットとは?

大学訪問をおこなう際に、メリット・デメリットを抑えておくことによって、今後の取り組む意識や心構えなどが変わってくるかもしれません。

これまで先述したてきた内容なども踏まえてメリット・デメリットをまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。

メリット

  • ターゲットとなる大学に所属する学生の母集団形成が可能
  • 大学が代わりに企業の宣伝をおこなってくれることもある
  • 大学と良い関係が構築されると、学内でセミナーを開催することができる。
  • 自社に興味を持ち、熱意のある学生から、アプローチしてもらえることもある。

デメリット

  • 定期的な訪問が必要となるため、膨大な時間がかかる。
  • 定期的な訪問が必要となるため、人的コストもかかる。
  • 地方大学と関係を構築する際は、移動工数・コストがかかる。

まとめ

いかがでしたでしょうか。膨大な時間や人的コストがかかるなど、大学と良い関係を構築するまでには、長い道のりを要します。

しかし一度良い関係が構築されると、継続的でかつ安定的な母集団形成の実現できます。

「就職サイトだけでは母集団形成が難しい」という採用担当者の方は、一度、検討してみてはいかがでしょうか。

 

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