「ポケモンGO」がアメリカで話題となっており、日本にも上陸間近です。
ポケモンGOはAR(拡張現実)を活用しており、エンジニアの方々も興味があるのではないでしょうか。
ちなみに、エンジニアといえば、HR NOTEで以前エンジニアに関して下記の記事をご紹介しました。
■クックパッド、サイボウズなどが「エンジニアを理解するために」取り組んでいることとは
エンジニアなどの専門職の採用には、営業や事務などの採用より難しいポイントがあると思います。
特に「いかに優秀なエンジニアと出会えるか」「エンジニアのスキルをどう見抜くか」といった部分で悩まれている方が多いように見受けられます。
企業側が求めているスキルをしっかりと持ったエンジニアを発掘することが採用担当としては求められるわけですが、適切な人材を何とかして見つけ、選ぶということは想像以上に難しいことです。
そんな中、ベンチャー企業を中心に近年、新しい採用手法が導入されてきています。
それが「GitHub採用」です。
今回は、GitHub採用とは何かご紹介させていただきます。
GitHubとはなにか?
GitHub(ギットハブ)とはソフトウェアを開発するために使うソースコード管理サービスで、公開されているソースコードの閲覧や、バグ管理や修正などの機能も備えています。
SNSなどの機能も備えており、エンジニア同士のコミュニケーションも取ることができ、近年はウェブ開発担当者を中心に一気に知名度が広がりました。今となっては400万人以上のユーザー数を抱えています。
プランは有料のものもありますが、無料のFreeプランがあり、そちらからはじめるのが良いでしょう。
GitHubをご存知ない方は以下の記事が参考になります。
■今さら聞けない!GitHubの使い方【超初心者向け】
GitHub採用はどのように行うのか?
GitHubという開発者にターゲットを絞ったSNSの機能を使い、企業が採用を行っています。
つまり、エントリーシートや履歴書などを提出しないでGitHubのアカウントのみでエントリーを受付し、面接をするということです。
GitHub採用は、その企業によってさまざまなアプローチの仕方があるようですが、代表的なものとしては企業の求人募集画面にある通常のエントリー画面に「GitHubのアカウントのURLとメールアドレスのみを記入してエントリーする」といった形です。
これにより、応募のあったアカウントを企業の選考担当者が閲覧し、プログラミングスキルを見て、採用か不採用の判断をするというものです。
また、人材採用担当者がGitHub上で過去の実績や持っているスキルなどを個人のアカウントから判断し、欲しい人材に対して企業側からアプローチするといった方法も取られているようです。
GitHub採用を行うことで、事前にエンジニアのスキルを見ることができるためマッチング率の向上につなげることができます。
また、新卒採用においても即戦力に近い学生を見つけることができるので、GitHub採用を取りいれている企業もあります。
GitHub採用を導入している企業
この流れを作りだしているのは、業界の流れが早く先進的な事業や革新を起こして行く高い技術力を持ったベンチャー企業やIT企業などです。
欧米諸国のような自由で新しいアイディアを持った企業が取り入れる傾向にあるのではないでしょうか。
例えば、フリマアプリサービス「メルカリ」の運営をしている株式会社メルカリも、このGitHub採用を導入している企業のひとつです。
メルカリはエントリー受付と企業側からのアプローチ、両方行っているようです。
また、サイバーエージェントは新卒採用でGitHubを活用、2015年にマザーズ新規上場をはたしたメディア事業を手掛ける株式会社デザインワン・ジャパンなどもGitHub採用を導入している企業として知られています。
[株式会社デザインワン・ジャパン GitHub採用ページ]
[株式会社ソニックムーブ GitHub採用ページ]
[株式会社アカツキ GitHub採用ページ]
最後に
いかがでしたでしょうか。
決して「有名企業だから、大手だから」という視点でエンジニアの方は転職を考える際に企業を見ていません。
どのような開発環境か、どんな方がいるのか、自分のやりたいことができるか、といったことのほうが重要視しているように思います。
エンジニア採用においてお悩みの企業様がいらっしゃれば、他社の事例を参考に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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