社会保険の料率計算や改定の時期について徹底解説 |HR NOTE

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社会保険の料率計算や改定の時期について徹底解説

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社会保険の保険料を計算するためには、保険料率を正しく理解しなければなりません。
保険料率は常に変更される可能性があるため、最新の保険料率を知っておくことも非常に重要です。
当記事では、社会保険の料率計算や海底の時期について解説していきます。

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1. 社会保険の料率とは?

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社会保険の料率とは、社会保険料を計算するための割合のことです。
とくに、従業員が勤務している会社が社会保険料の負担を折半する時に、どの程度の保険料を負担するかを決める際に用いられます。
以前は全国で同じ社会保険料率が用いられていましたが、現在では都道府県ごとに異なる社会保険料率を採用しているものもあります。

1-1. 社会保険料率を考えるべき保険は5つ

社会保険料率を考慮すべき保険は一つではありません。
会社の従業員が加入する社会保険にはさまざまなものがあり、それぞれに料率が設定されています。
主に両立を考慮すべきなのは、厚生年金、健康保険、介護保険、雇用保険そして労災保険です。
それぞれに料率が設定されているので、保険料を計算する際には注意しましょう。

1-2. 最新の社会保険料率

最新の社会保険の料率は、厚生労働省のホームページから確認できます。
現在の社会保険料率は、厚生年金18.3%、健康保険10.0%、介護保険1.80%、雇用保険0.90%、労災保険0.30%となっています。
雇用保険の料率だけは、0.9%のうち、0.6%を会社が、0.3%を従業員が負担する形です。
厚生年金の両立は今後引き上げられる予定はなく、健康保険の料率も平成24年度から据え置かれたままです。
ただし、介護保険、雇用保険、労災保険の料率は、令和3年度に改定もしくは引き上げの検討が行われています。

2. 社会保険の料率の改定時期

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社会保険の料率は、常に改定される可能性があります。
最新の社会保険の料率を知っておかないと、保険料がいくらになるのか分からないので注意が必要です。
では、社会保険の料率の改定時期について見ていきましょう。

2-1. 社会保険の料率の改定は不定期

社会保険の料率は時折改定されますが、毎年変更されるわけではないので注意しましょう。
たとえば、厚生年金はしばらく引き上げられておらず、今後も引き上げの予定はありません。
一方で、労災保険の料率は、3年に1度見直されています。
常に最新の社会保険の料率を知っておくことで、負担の増減をすぐに知ることができるでしょう。

3. 社会保険の料率の計算方法

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社会保険の料率を知ると、自分の社会保険料がどのくらいになるのか知ることができます。
社会保険料の金額を知るためには、まず標準報酬月額について知る必要があります。
では、社会保険料の計算方法について順を追って見ていきましょう。

3-1. 標準報酬月額とは

標準報酬月額とは、給与などの平均額を区切りの良い幅で区分した金額のことです。
自分がどの区分の標準報酬月額になっているかのかについては、協会けんぽや日本年金機構のホームページから確認できます。
標準報酬月額等級表と呼ばれるこの表は、かなり細かく分かれているので、自分がどの区分に属するのかをしっかり見ておくことが重要です。

 

さらに、各都道府県によって区分や料率が変わることがあるので、会社が所属している都道府県の標準報酬月額等級表をチェックしておきましょう。
標準報酬月額には毎月の給与だけでなく、さまざまな諸手当が含まれます。

 

たとえば、残業手当、家族手当、通勤手当、住宅手当、賞与などです。
一方で、見舞金や祝い金、退職手当、臨時に支給された賞与、出張費などは標準報酬月額の算定に含まれません。
標準報酬月額は4月から6月の3ヶ月の報酬月額の平均に基づいて決定され、9月から翌年8月までの保険料計算に適用されます。
したがって、4月から6月にかけて残業をがんばってしまい、残業代が多くなったといったケースでは、標準報酬月額が高くなり、保険料の負担が9月から重くなることが考えられるのです。

3-2. 標準報酬月額が変更されるケース

標準報酬月額は、4月から6月の平均に基づいて決定され、基本的に変更されることはありません。
しかし、昇進や昇給などによって、給与額が大きく変動することも考えられます。
その場合、連続する3ヶ月の賃金の平均が、現在適用されている標準報酬月額と2等級以上の差が出ている時に標準報酬月額が改定されます。

 

そのため、繁忙期や季節によって労働時間や報酬額が変わるような仕事をしている方は、保険料の負担が増えるかもしれない点に注意が必要なのです。

3-3. 新入社員の標準報酬月額

標準報酬月額は、3ヶ月の報酬月額の平均を取って計算されますが、新入社員の場合にはどうすればよいのでしょうか。
新入社員は、3ヶ月間働いていないので、平均を算出することはできません。
新入社員の場合、新入社員の1ヶ月の報酬見込み額を計算し、標準報酬月額等級表に当てはめて標準報酬月額を決定します。

3-4. 育児休業等でも改定があり得る

標準報酬月額は、育児休業などでも改定されることがあり得ます。
産休や育児休業によって報酬が大幅に低下した場合、現在の標準報酬月額と1等級以上の差が生じたのであれば改定が必要です。
この他にも、報酬が3ヶ月以上連続で大幅に増加・減少した場合には、標準報酬月額の改定があり得るので注意しましょう。

3-5. 社会保険料の計算方法

社会保険料の計算方法は、標準報酬月額×保険料率÷2で計算されます。
この計算で出た金額が、従業員が負担する保険料になるのです。

 

たとえば、健康保険料について考えてみましょう。

健康保険料の料率を10.0%、標準報酬月額が30万円とすれば、従業員の保険料負担額は、30万円×10.0%÷2=15,000円となります。
介護保険料の料率を1.80%、標準報酬月額を同様に30万円と仮定すると、従業員の負担額は30万円×1.80%÷2=2,700円です。

 

一方、雇用保険料は、従業員と会社が折半するわけではありません。
雇用保険の料率は0.90%ですが、会社側が0.6%、従業員側が0.3%と定められています。
したがって、標準報酬月額が30万円であれば、会社側の負担が30万円×0.6%=1,800円、従業員側の負担が900円ということになるでしょう。

 

さらに労災保険の料率は0.30%ですが、これは従業員の負担はなく、すべて会社側の負担となります。
標準報酬月額を30万円とすれば、労災保険料は30万円×0.30%=900円です。
このように、標準報酬月額、社会保険料の料率、会社と従業員の負担の按分が分かれば、誰でも保険料の計算が行えるのです。

3-6. 標準賞与額にも注意

標準報酬月額は社会保険料の計算に不可欠ですが、標準賞与額も忘れてはなりません。
標準賞与額とは、賞与額の1,000円未満を切り捨てた額のことで、その標準賞与額に保険料率をかけたものが保険料となります。
給与と賞与の違いは、名称ではなく、労働の対象として年間3回以下の回数で支給される点です。
賞与があった場合には、そこからも保険料の負担が発生することを忘れないようにしましょう。

4. 社会保険の料率は正しく理解しておく

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保険料率は、社会保険料の計算に不可欠な要素です。
料率さえ理解していれば、自分の給与や賞与から保険料をおおよそ計算することができます。
もちろん、会社側もしっかり料率について理解しておくことが必要です。
料率を理解し、正しい保険料の納付に役立てましょう。

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