雇用保険被保険者資格取得届の職種区分について詳しく紹介 |HR NOTE

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雇用保険被保険者資格取得届の職種区分について詳しく紹介

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雇用保険被保険者資格取得届には、雇用する従業員のさまざまな情報を記入しなければなりません。

業務内容によって職種を記入する欄がありますが、職業区分に悩むケースも多いでしょう。

この記事では、雇用保険被保険者資格取得届の職業区分にはどのような例があるのか、実際の書き方や記入時の注意点を解説します。

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1. 雇用保険被保険者資格取得届の職種区分の例

ポイントを指さす男性

雇用保険被保険者資格取得届の職業区分には、下記の11項目があり、いずれかに当てはめて記入しなければなりません。

  • 管理的職業
  • 専門的・技術的職業
  • 事務的職業
  • 販売の職業
  • サービスの職業
  • 保安の職業
  • 農林漁業の職業
  • 生産工程の職業
  • 輸送・機械運転の職業
  • 建設・採掘の職業
  • 運搬・清掃・包装等の職業

それぞれの職種に何が含まれるのか、具体的な例を解説します。

関連記事:雇用保険被保険者資格取得届とは?作成方法をわかりやすく紹介

1-1. 管理的職業

管理的職業とは、役員や管理職を指します。国や地方の一部の公務員も管理的職業に分類されます。

具体的には、部長や課長といった肩書きの従業員、CEO、執行役員、支店長などは管理的職業に分類しましょう。

公務員のなかでは、知事や議員などが管理的職業に該当します。

1-2. 専門的・技術的職業

専門的・技術的職業は、専門的な知識や技術が必要な職種です。

クリエイティブ系や芸術系の職種も、専門的・技術的職業に分類されます。

また、医師や教師、弁護士などの国家資格が必要な仕事のほか、デザイナー、役者、演奏者なども専門的・技術的職業に分類しましょう。

1-3. 事務的職業

事務作業全般をおこなう仕事だけでなく、帳簿の管理、現金の管理など、経理担当の仕事も事務的職業に分類されます。

具体的には受付、医療事務、銀行窓口係、秘書などが含まれます。

1-4. 販売の職業

商品の販売をする仕事全般が販売の職業に含まれます。

実際に商品を販売する仕事だけでなく、証券や不動産などの売買及び仲介、勧誘なども販売の職業に含まれます。

ショップ店員だけでなくレジ係や仕入れをする仕事、広告代理店、不動産仲介なども販売の職業です。

1-5. サービスの職業

さまざまなサービスを提供する仕事全般を指します。美容や理容、接客、介護などはサービスの職業です。

具体例としては、ホームヘルパー、介護職員、ウェイター、ホテルのフロントスタッフ、キャビンアテンダンドなどがサービスの職業に分類されます。

1-6. 保安の職業

保安の職業とは、国や個人を守る仕事です。

公共の場所の安全の確保、秩序維持に勤める仕事も保安の職業に含まれます。

具体的には、警察官、ライフセーバー、保安官、看守などが該当します。

1-7. 農林漁業の職業

農業や林業、漁業に関連する仕事全般です。

漁師や各農作物の作業員、飼育員、養殖作業員が含まれます。

豚、鶏、牛、魚などに関連する仕事も、農林漁業の職業に分類されます。

1-8. 生産工程の職業

商品になる前の材料の加工、製造をおこなう仕事全般です。

専門的な知識や資格が不要な仕事を担当している場合でも、生産工程の職業に含まれます。

塗装、組み立て、溶接、製鉄のほか、食品加工、食品検査、衣類製造、印刷などに関連する仕事は生産工程の職業に分類されています。

1-9. 運輸、機械運転の職業

電車や自動車、その他の機械や重機を運転する仕事です。

ヘリコプターや飛行機、バス、タクシーなどの運転も含まれます。

車掌、バス運転手、パイロット、ごみ収集車の運転手などもこれに該当します。

1-10. 建設、採掘の職業

建設、建築、採掘に関連する職業を指します。

具体的には、電気工事作業員、大工、鳶職人、鉱物の採掘採集作業員などが含まれます。

1-11. 運搬、清掃、包装等の職業

貨物を運搬する仕事、建築物などの清掃をする仕事、商品の包装をする仕事が含まれます。

運搬は大型の資材や貨物だけでなく、手紙や新聞なども含みます。

郵便配達員や新聞配達員のほか、倉庫で作業をする仕事や建築清掃などは、この項目に分類しましょう。

2. 雇用保険被保険者資格取得届の職種欄の書き方

書き方

雇用保険被保険者資格取得届には、個人番号や被保険者番号、被保険者氏名などを記載する項目があります。光学式文字読取装置で読み取るため、枠内にきれいに記入しましょう。記載すべき事項がない場合は、空欄のままで問題ありません。

職種欄には、2桁の数字を記入するだけです。職種には、それぞれに番号が振り分けられているので間違わないように記入してください。

2-1. 職種区分の番号

雇用保険被保険者資格取得届の職種区分の番号は下記の通りです。

  1. 管理的職業……01
  2. 専門的・技術的職業……02
  3. 事務的職業……03
  4. 販売の職業……04
  5. サービスの職業……05
  6. 保安の職業……06
  7. 農林漁業の職業……07
  8. 生産工程の職業……08
  9. 輸送・機械運転の職業……09
  10. 建設・採掘の職業……10
  11. 運搬・清掃・包装等の職業……11

職種区分は2015年から輸送、通信、技能、採掘の項目が増え、11項目になりました。

より当てはまる職種を選んで正しく記入してください。

3. 雇用保険被保険者資格取得届の職種欄に記入するときの注意点

注意喚起する標識が立っている

ここでは、雇用保険被保険者資格取得届の職種欄に記入するときの注意点を3つ解説します。

職種が複数の領域にまたがっているときや、どれを選べばいいかわからないときはハローワークのホームページで詳細を確認できます。それでもわからない場合は直接聞くのもおすすめです。

また、雇用保険被保険者資格取得届には提出期限があるので、早めに書類の作成にとりかかるようにしてください。職種欄に間違いがあった場合や変更があった場合でも、基本的に訂正は必要ありません。

以下、それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。

3-1. ハローワークインターネットサービスで確認

どの職種に分類されるかわからない場合、ハローワークのホームページで詳しい分類を確認できます。厚生労働省編職業分類のページから、適切な職種を探してみましょう。[注1]

複数の職種にまたがっている場合や変更の可能性がある場合でも、基本的には一番作業量が多い現在の職種を選択して問題ありません。

ただし、建設など危険度が高い職種の場合は、保険料に変更が出る可能性もあります。まったく無関係の職種を選ばないように注意してください。

[注1]厚生労働省編職業分類|ハローワークインターネットサービス

3-2. 一桁の職種は先頭に0を記入する

紙の雇用保険被保険者資格取得届では、一桁の職業の先頭に0の記載が必要です。たとえば、新しく事務職員を採用したときは、13欄に「03」と記入します。

用紙は専用の機械により記入内容を読み取るため、0が書かれていないと正確に処理できない原因になります。

3-3. 提出期限は翌月10日まで

雇用保険被保険者資格取得届の提出は、従業員を雇用した月の翌月の10日までです。この期間を過ぎるとペナルティが発生する可能性もあるので注意しましょう。

職業区分のほか、従業員の情報や賃金の情報など、雇用保険被保険者資格取得届には記入しなければならない項目がたくさんあります。

一度に大量の人材を雇用する場合は想像以上に記入に時間がかかるため、余裕をもって取り組んでください。

関連記事:雇用保険被保険者資格取得届の郵送方法や注意点を解説

関連記事:雇用保険被保険者資格取得届の遅延理由書が必要なケースや書き方

3-4. 訂正の必要はとくにない

職種欄に記入する数字を書き間違えたとしても、基本的に訂正の必要はありません。ただし、職種区分によっては保険料などに違いが生じることもあります。

訂正の必要がある場合や、問題がある場合はハローワークから連絡が来るので速やかに対応しましょう。

雇用保険被保険者資格取得届では、氏名やフリガナ、生年月日、性別、取得日、事業所を間違えた際にはすぐ訂正しなければなりません。

このように雇用保険ひとつをとっても手続きするうえでの注意点がいくつかあります。社会保険の手続きがあいまいな場合、ミスが発生したりミスが発生したことによって法律に抵触してしまうことがあるので、手続きの際は注意点までしっかり把握しておきましょう。

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関連記事:雇用保険被保険者資格取得届を書き間違えたときの処理方法

4. 雇用保険被保険者資格取得届の職種区分を理解しよう

説明する女性

今回は、雇用保険被保険者資格取得届に記入する職種区分を解説しました。職種は11種類に分けられており、それぞれに該当する職業が違います。業務内容を適切に判断して正しい職種を記入しましょう。

職業が複雑で分類が難しい場合や、複数の業務を与えている場合は、必要であればハローワークのホームページを確認したり、問い合わせたりして解決もできます。

書き間違えたとしても基本的に訂正の必要はありませんが、ハローワークから問い合わせがあった場合は速やかに正しい内容に訂正できるようにしておきましょう。

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