こんにちは!HR NOTE編集部です。
Googleといえば、就職したい企業に常に上位に入り、優れた製品、ユニークなオフィス、優秀な人材と、世界を代表する企業のひとつです。
皆さんは、そのGoogleが『re:Work』というサイトを展開していることはご存知でしょうか。『re:Work』で検索をすれば、すぐに見つけることができます。URLは以下です。
https://rework.withgoogle.com/
しかし、本社がアメリカの企業、当然そう簡単にはいきません。全文英語で記載されています…。
「え、英語・・・!? 読みたくても読めない・・・。」
過去にTOEIC300点という数値を叩き出した私としては、いきなり最大の難関がここで待ち受けていました。
「英語が苦手」、「読み進めるのが大変」という方、実は結構いるのではないでしょうか。
そこで今回は、『re:Work』とはどのようなサイトなのか、日本語で解説してみようと思います。
目次
【豪華ゲスト多数登壇!】変化に負けない「強い組織」を育むためにHRが果たすべき役割を考える大型カンファレンス『HR NOTE CONFERENCE 2024』
「人的資本経営」「ウェルビーイング」「DEI」といったトレンドワードが、HR領域だけでなく社会全体に拡がり始めた昨今。自社組織に漠然と"停滞感"を感じ、「うちは取り残されていないだろうか?」「何かやらないといけないのでは・・・」といった不安や悩みを抱える人事・経営者の皆様も多いのではないでしょうか。
本カンファレンスでは、HR領域の有識者の皆様に、様々な組織課題を解決するためのアプローチ方法について解説いただきます。強い組織を育む企業が実践している事例には、組織強化に必要な考え方や人事が果たすべき役割について学べるポイントが多くあります。ぜひ有識者の皆様と一緒に、組織を強化する「共通原理」について考えてみていただければと思います。
re:Workとは
『re:Work』はGoogleが実施した人事に関する調査結果や、事例、専門家のアドバイスなどを掲載しているサイトです。
Googleは検索エンジンをはじめ、数多くのデータを扱う企業ですが、「人材分析」専門のチームがあり、人事管理も“データ分析”にもとづいて行っております。
そしてありがたいことに、その分析結果や知見を『re:Work』を通して公開してくれています。
re:Work TOP面
上記が『re:Work』のTOP面です。大きく4つのカテゴリに分けました。
①キャッチコピー&Blog
②Get Started(始めよう)
③Case Studies(ケース・スタディ)
④Why re:Work?(なぜre:Workなのか)
今回は、この4つのカテゴリに関して深堀していきたいと思います。
①キャッチコピー&Blog
まず、「Let‘s Make Work Better.」というキャッチコピーが目に入ります。
これは、「仕事をもっと良いものにしよう」という意味で、その下の文章にGoogleや他社の人事組織の習慣、研究、およびアイデアが掲載されていると書いてあります。
また、右側にはブログ記事が掲載されており、Google社員、大学教授、re:Work編集部の方々の記事を見ることができます。
・歩くことは身体にも良いし、創造的な活動にも貢献できる理由
・Googleチームが成功した5つの鍵
・従業員とマネージャーは、どのように先入観や偏見と戦うことができるか
などのさまざまなテーマの記事があり、動画で見ることもできます。
②Get Started(始めよう)
ここでは、職場をより良くするための方法が手順を追ってわかりやすくまとめてあります。
「Hiring(雇用)」「People Analytics(従業員分析)」「Managers(マネージャー)」「Unbiasing(無意識の先入観・偏見)」と4つの項目に分かれています。
特徴としては、各々の項目ごとに仕事に役立つ洞察やツールが記載されており、どのようなステップで実行に移すべきか順序立てて説明しています。ガイドブックのような役割です。
Hiring(雇用)
求人票の作成方法、候補者のスクリーニング、体系化された面談構築などの採用業務に関する内容が各ステップに分けて掲載されています。より良い採用判断をするための手引きとして役立てることができるでしょう。
People Analytics(従業員分析)
意思決定をデータによるアプローチで実行していくためのガイドです。データ分析の考え方を身につける方法、正常なデータを集めて測定基準を定めるための手順、従業員アンケートの実施などを実行に移すための内容がステップごとに掲載しています。アパレルのGAP社の事例を参考に作成されているものもあります。
Managers(マネージャー)
優秀なマネージャーを育てるには何が必要かという内容が手順を追って掲載されています。Googleのリサーチ結果やトレーニングツールを活用することができます。
トレーニングツールは赤枠の部分よりダウンロード可能です。ツールの提供もしてくれるとは、さすがGoogle!
しかし、資料もすべて英語での記載なので、活用には英語ができる方の協力が必要になるでしょう。
Unbiasing(無意識の先入観・偏見)
無意識での先入観や偏見をなくし、客観的な決定をするために必要な内容が記載されています。データを活用することや、Googleの研究結果やチェックリストなどのツールを活用して客観的な考え方を身につけることに役立てます。
③Case Studies(ケース・スタディ)
こちらは、他社の事例が掲載されています。
各企業の事例が、課題・要望、取り組んだ内容、結果の3つに分けて記載しており、参考とすることができます。
現在は、以下の4社の事例が掲載されています。
JetBlue(航空会社)
優秀なメンバーの採用に向けたチャレンジの事例
NYC Department of Education(ニューヨーク市教育局)
調査を活用して従業員にあらたな成長機会を創出した事例
Wegmans(スーパーマーケット)
従業員の医療費を再評価し、コスト管理を実施した事例
Nationwide Brokerage Solutions(ブローカーサービス)
積極性を活用して生産性を上げるための取り組み事例
④Why re:Work(なぜre:Workなのか)
こちらは、Googleが『re:Work』を立ち上げた理由が記載されています。
Googleは仕事をもっと魅力的で感動できるものにしたいと考えており、職場が実際に人々をより幸せで、より健康で、より生産的にするように設計できると信じています。
そして生産性の高い職場をつくるために、新しい方法に常にチャレンジしています。自社で学んだものを共有することによって、他社に貢献できることを望んでいます。
『re:Work』は、あらゆる企業の研究、実践、アイデアなどのコレクションを提供していく場となることを期待して立ち上げています。
最後に
いかかでしたでしょうか。
『re:Work』には、仕事をより良くするためのデータとツールがあり、人事業務に役に立てるよう設計されています。仕事に行き詰ったときは、Googleからの最新情報やその時々のインスピレーションを得て、参考としてはいかがでしょうか。
今後は、『re:Work』内の記事に関しても紹介していければと思います。
【豪華ゲスト多数登壇!】変化に負けない「強い組織」を育むためにHRが果たすべき役割を考える大型カンファレンス『HR NOTE CONFERENCE 2024』
「人的資本経営」「ウェルビーイング」「DEI」といったトレンドワードが、HR領域だけでなく社会全体に拡がり始めた昨今。自社組織に漠然と"停滞感"を感じ、「うちは取り残されていないだろうか?」「何かやらないといけないのでは・・・」といった不安や悩みを抱える人事・経営者の皆様も多いのではないでしょうか。
本カンファレンスでは、HR領域の有識者の皆様に、様々な組織課題を解決するためのアプローチ方法について解説いただきます。強い組織を育む企業が実践している事例には、組織強化に必要な考え方や人事が果たすべき役割について学べるポイントが多くあります。ぜひ有識者の皆様と一緒に、組織を強化する「共通原理」について考えてみていただければと思います。