法人向けパーソナルトレーナー、管理栄養士の派遣をおこなっている株式会社GOALSによる、健康お役立ち情報について紹介します。
『働き方改革』を実践していく上で、従業員の健康管理から生産性向上へのアプローチをしていく『健康経営』という考え方が増えてきています。企業として、生産性にネックを抱えているのであればこの『健康経営』に取り組んでみるのもありかもしれません。
仕事が忙しくて、身体を動かすことができていない従業員が多くいるような企業であれば、従業員個人に運動を促したり、食事の改善をしてみるのも一つの手かもしれませんし、人事施策として、何か運動や食事の面から取り組みができるかもしれません。
今回は、忘年会・新年会シーズンで飲み会や接待が多くなる会社の方々へ、お酒について知っていいただいた上で飲み会などに参加していただければと思います。これらを知っているだけでも体への負担は減るかもしれません。
肥満・糖尿・痛風など飲酒が原因とされる疾患は数多く存在します。それでも飲みたい人は何とか飲酒を肯定しようと、いろいろな理由を探し出してきます。焼酎などの蒸留酒はたくさん飲んでも太らないし健康を害しにくい、なんて言い分を聞いたことありませんか?
お酒の製法にもいくつかの種類がありますが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか?
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2023年は一部企業を対象に人的資本開示が義務化されたほか、HR関連での法改正に動きが見られました。
2024年では新たな制度の適用や既存のルールの変更・拡大がおこなわれます。
人事担当者として知っておきたいHR関連の法改正に関する情報ですが、その範囲は幅広く、忙しい業務の中でなかなか網羅的に把握することは難しいのではないでしょうか。
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製法上のお酒の分類
一言でお酒といっても、世の中には非常に多くの種類のお酒が存在します。
世界中の各民族ごとにそれぞれが伝統的なお酒の種類を持っているといっても過言ではありません。数えきれないくらいの種類があると想像できますが、それらすべてのお酒は実はその製造方法によって大きく醸造酒・蒸留酒・混成酒の3つに分類することができるのです。
それぞれにどのような特徴があるのでしょうか。そして体に与える影響に違いがあるのでしょうか。
醸造酒
お酒の製法として最も古いとされるのがこの醸造製法です。
果実や穀物などの原料に含まれる糖分を酵母を使って発酵させて作るお酒で、ワイン・日本酒・ビールなどが代表的でしょう。
ワインは果糖に含まれる糖分をそのまま発酵させ、日本酒やビールはデンプンを麹や麦芽(モルト)の力で糖にしてから酵母で発酵させています。酵母が生きたまま発酵が行われるため、アルコール度数はそれほど上がらず、高くても20度程度です。
蒸留酒
発酵してできた醸造酒を熱して蒸留することでアルコール度数が高く、長期間保存可能な蒸留酒を作ることが出来ます。
醸造酒を加熱して、そのときに発生する蒸気を冷して再び液体にすることでアルコールの度数は高まり、それを何度も繰り返せばスピリタスのような非常に度数の高いお酒を作ることが出来ます(スピリタスのアルコール度数は96度)。
ワインを蒸留したものがブランデー、ビールのホップ抜きを蒸留したものがウイスキー、そして日本酒を蒸留したものが米焼酎です。他にもウォッカやジン、テキーラなども蒸留製法で作られています。
混成酒
醸造酒や蒸留酒に香料や果実、糖などを加えて風味や味に変化を出しているのが混成酒といわれるものです。
梅酒やリキュールなどは混成酒の代表例でしょう。
アルコールの糖質とカロリー
各製法を比べてみると、蒸留酒は糖分を含まないということがお分かりでしょう。
この「蒸留酒は糖を含まない」という事実をもって、蒸留酒は太らないと言われるようになったと思われます。たしかに糖質を制限するという面からすれば蒸留酒は有効かもしれません。
しかしカロリーで考えるとどうでしょう。アルコールにもカロリーは含まれており、その量は1g中に約7kcalあります。これは糖質やたんぱく質が4kcal、脂質が9kcalなのを考えると、比較的高カロリーな方だといえるでしょう。当然アルコール度数が高ければ高いほどカロリーは高くなります。
つまりアルコール度数が高くなる蒸留酒は他の製法のお酒に比べて高カロリーになってしまうのです。実際に赤ワインのカロリーが100ml中75kcal前後なのに対し、焼酎のカロリーは145kcalほどあります。
アルコールはエンプティカロリー?
アルコールのカロリーはエンプティカロリーなので体には溜まらないという人がいますが、それは少し違います。
ここでいう「エンプティ(空)」というのは「栄養がない」ということを意味するのであって「カロリーがない」という意味ではありません。確かにアルコールのカロリーは体内に取り込まれると優先的にエネルギーとして利用されます。お酒を飲むと体が火照って熱くなる経験があるでしょう。
だからといってアルコールのカロリーが体重の増加と無関係なわけではありません。アルコールのカロリーを優先的に消費している間、ほかの栄養素からのカロリーはどうしているのでしょう?
お酒を飲むときにはつまみも同時に食べる人が多いでしょう。糖や脂肪を多く含んだものを好んでアテにする人もいると思います。大抵の場合、それらのカロリーは使われることなく体内に脂肪として蓄積されていくことになるでしょう。
いずれにしても摂取カロリーが消費カロリーを上回れば、余ったエネルギーは体脂肪となって蓄積されるのですから、カロリーの由来がなんであるかはあまり関係ありません。それどころかアルコールには何の栄養もないわけですから、害とカロリーだけをもたらしているわけです。
おまけにアルコールが肝臓で分解されるときに中性脂肪の合成が促進されることがわかっています。つまみはほとんど食べないから大丈夫、ということも無いのです。
また、何も食べずにお酒を飲むことは胃腸に与える刺激が強く、腸内環境を破壊する要因となってしまいます。
お酒との付き合い方
結局お酒は飲まないほうがいいのでしょうか?
お酒好きの方には申し訳ありませんが、今現在分かっていることから総合的に考えれば、飲まずに済むのであれば飲まないほうが良いといえるでしょう。
少量のアルコールはHDLコレステロール(善玉コレステロール)を増やし、動脈硬化を予防するというデータはありますが、ここでいう少量のアルコールとはどれくらいでしょう。厚生労働省が発表している成人1日当たりの純アルコール摂取量は20gまでとされています。しかも週に2日は休肝日を設けるよう推奨しています。
純アルコール20gというと、焼酎では110ml、氷を入れたロックグラスで1杯ちょっとくらいでしょうか。ビールであれば500ml、日本酒なら1合程度です。お酒が好きな人にとっては到底満足のいく量ではないでしょう。
かといって数少ない日々の楽しみをいっぺんに取り上げて、ストレスフルな毎日を過ごすことが果たして身体によいことなのでしょうか。飲酒が楽しみになっていて、ストレス発散のツールとなっている人にとって、心と身体のバランスのためにある程度のお酒は許容すべきなのかもしれません。
しかし、飲酒が身体に及ぼす悪影響はしっかりと理解したうえで、少しずつ減らしていく努力は絶対にするべきです。
本来、人の身体にとってアルコールは害であり、必要な栄養素ではありません。ひと昔前では「酒は百薬の長」などと呼ばれていましたが、今では飲酒を肯定する要素はほとんどありません。これは間違いのない事実です。
飲酒をする人はそのことを頭に入れて、決して飲みすぎることのないように気を付けましょう。
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