6時間睡眠は2日徹夜と同じ?|長時間労働を防ぐ労務管理とは | 人事部から企業成長を応援するメディアHR NOTE

6時間睡眠は2日徹夜と同じ?|長時間労働を防ぐ労務管理とは | 人事部から企業成長を応援するメディアHR NOTE

6時間睡眠は2日徹夜と同じ?|長時間労働を防ぐ労務管理とは

突然ですが、「6時間睡眠を2週間続けると、2日連続で徹夜をした時の状態のパフォーマンスと同じ状態になる」ということをご存知でしょうか。

6時間睡眠と聞くと、「自分は他の人に比べて寝ている方だ」と感じる方が多いかと思いますが、じつは知らず知らずのうちに2日徹夜と同じ状態に陥っている可能性があります。

今回は、睡眠時間をしっかり確保するためにも必要とされる長時間労働への解決策をご紹介します。

\【人事担当者様必見!】豪華ゲスト多数登壇、大規模HRイベント /
大好評につき、今だけ見逃し配信受付中!

近年、急速に進むDXに対応するため、各企業でIT人材不足を解決することが不可欠となっています。しかし、IT人材を採用することは年々難しくなっているため、自社社員にIT教育をおこなう「リスキリング」に注目が集まっています。

中には、

  • リスキリングの重要性は理解しているが、具体的な取り組み方が分からない
  • 実業務が忙しく、リスキリングは後回しになっている

というような方も多いのではないでしょうか?

本セッションでは、「リスキリング」の基本的な考え方から、各企業の先進的な事例まで、専門家・行政・企業のそれぞれの視点から具体的なノウハウをご紹介します。

セッション視聴後、すぐに実践できる内容となっているので是非お申し込みください!

1. ペンシルベニア大学とワシントン大学がおこなった実験

睡眠-640

このペンシルベニア大学とワシントン大学がおこなった実験では、「普段7~8時間の睡眠をとる48人の健康的な男女」が集められました。そして「8時間睡眠を2週間続けるグループ」と、「6時間睡眠を2週間続けるグループ」に分け、実験期間中、被験者たちの身体的、および精神的パフォーマンスがテストされました。

Chronic restriction of sleep periods to 4 h or 6 h per night over 14 consecutive days resulted in significant cumulative, dose-dependent deficits in cognitive performance on all tasks.

このテストの結果によると、8時間眠った被験者たちには、14日の実験期間中、認知機能の低下や、注意力の減退、あるいは運動能力の低下は見られませんでした。一方6時間しか眠らなかった被験者たちは、日を追うごとにパフォーマンスを低下させていきました。そして2週間後には、6時間睡眠のグループのパフォーマンスは、連続2日間睡眠をとらなかった時と同じ程度まで低下していたとのことです。

2. 起床後15時間経過した脳は“酒気帯び運転”と同じ

飲酒-640

ネイチャー誌に掲載された「fatigue, alcohol and performance impairment」によると起床後15時間経過した脳の状態は“酒気帯び運転”と同じくらいに能力が低下している状態なのだそうです。

Here we equate the performance impairment caused by fatigue with that due to alcohol intoxication, and show that moderate levels of fatigue produce higher levels of impairment than the proscribed level of alcohol intoxication.

この記事によると、朝6時に起きた人が9時から18時の定時の後、残業をして21時を過ぎるとお酒を飲んでいなくても、“酒気帯び運転”と同じ能力になってしまうということです。

これらの実験や論文を見ると、「残業」時間に当たる時間が、いかに効率が悪い時間ということが分かるのではないでしょうか。そして企業から見ても、残業は普段の1.25倍の残業割増がつきますが、割高の残業代を払っている時間帯というのは、極端にいうと、「酒気帯び運転」と同じパフォーマンスしかできない社員に割り増しをつけて給与を支払っているということになります。ですから、無意味な残業コストを削減する意味でも、企業として長時間労働にメスを入れる必要があるということなのです。

3. 長時間労働への労務管理

残業-640

そもそもなぜ人は残業をするのでしょうか。「仕事が終わらないからだ」というお叱りの言葉が聞こえてきそうですが、

  • 営業系では「所定外でないとできない仕事がある」
  • 専門職系では「仕事量が多い」「予定外の仕事が突発的に飛び込んでくる」

これらが残業の多い理由のようです。

時間管理を徹底し、労働時間の実態を把握することが労務管理上大切です。実態を把握できない場合は、会社として業務上の負荷が判断できず、会社として社員の健康管理をすることができないからです。

また、勤務間インターバル制度も有効です。これは勤務と次の勤務の間に一定の時間を空ける制度です。勤務間インターバル制度があれば、睡眠時間が確保でき、上記のような睡眠不足の状態で翌日出勤せざるをえないことは避けられます。パフォーマンスの低下した状態で勤務し続けることが削減されるのではないでしょうか。

4. 根本的原因の対策へ

対策-640

長時間労働の対策は時間管理、勤務間インターバル制度という外側からのアプローチと同時に、「なぜ残業が起きているのか」という本質的な部分にメスを入れることも大切です。さまざまな企業を見ていて、業務が属人化している、お客様情報も共有されていない、システム・技術が共有されていないなどの課題がある場合が多いように感じます。

  • 業務、お客様情報を「見える化」すること
  • システム、技術を全員(もしくは一定の社員)が使える状態にすること
  • 担当を複数の社員で受け持つこと

これらがとても有効になります。まず自社ではどの取り組みから始めるのがベストなのか考えてみてはいかがでしょうか。

公式アカウントをフォローして毎日記事をチェック!

関連記事

「健康経営」の第一歩!企業で運動を習慣化するためにやるべき3つのこと|MEDI-TRAIN伊藤

「健康経営」の第一歩!企業で運動を習慣化するためにやるべき3つのこと|MEDI-TRAIN伊藤

2022.09.12
宮崎萌奈
社員が退職したときの社会保険手続きについて徹底解説

社員が退職したときの社会保険手続きについて徹底解説

2022.08.02
HR NOTE編集部
社会保険料控除証明書とは?必要なケースや対象となる保険料を紹介

社会保険料控除証明書とは?必要なケースや対象となる保険料を紹介

2022.08.01
HR NOTE編集部
社会保険料の扶養とは?条件や扶養範囲について詳しく解説

社会保険料の扶養とは?条件や扶養範囲について詳しく解説

2022.08.01
HR NOTE編集部
社会保険料率は何パーセント?会社の負担割合を紹介

社会保険料率は何パーセント?会社の負担割合を紹介

2022.08.01
HR NOTE編集部
賃金支払基礎日数とは?給与形態ごとの数え方や注意点

賃金支払基礎日数とは?給与形態ごとの数え方や注意点

2022.08.01
HR NOTE編集部
70歳以上の社員に必要な社会保険について詳しく解説

70歳以上の社員に必要な社会保険について詳しく解説

2022.08.01
HR NOTE編集部
マルチジョブホルダー制度の対象や申請方法をまとめて解説

マルチジョブホルダー制度の対象や申請方法をまとめて解説

2022.08.01
HR NOTE編集部
雇用保険被保険者証が必要な場面や有効期限を詳しく紹介

雇用保険被保険者証が必要な場面や有効期限を詳しく紹介

2022.08.01
HR NOTE編集部