2020年も早いもので、もうすでに1カ月以上が経ってしまいました。
2月は採用活動も本格化し、多くの人事ご担当者の方が忙しい日々を送っていることかと思います。
本記事では、2020年1月にリリースされた中から16のHRサービス・プロダクトをご紹介します。
今年もさらに多くのサービス・プロダクトがリリースされています。
HR NOTE編集部による独自のリサーチとなります。この他に、2020年1月にリリースされたHR関連のサービス・プロダクトがございましたら、こちらまでご連絡いただけますと随時追加してまいります。 【HR NOTE編集部 問い合わせ窓口】 |
1.採用に関するHRサービス・プロダクト
01
Sasry Scout
採用を見送った候補者を、企業間で紹介し合える
- 候補者への「お祈り連絡」を「今後の応援」に変えることで、採用ブランディングおよび候補者との関係構築を実現する
- すでに他社の選考で応援をもらったことがある活動的な候補者のタレントプールにスカウトを送ることができ、採用効率の上昇が見込める
- 他社の採用担当者が送った応援から人物像を確認することできるため、ミスマッチの機会が減少する
提供会社:sasry株式会社
02
imトレーナー
採用時における面接担当者の面接力向上を支援
- 面接担当者の応対を録画し、AIテクノロジーを用いて分析することで、面接担当者の実力の可視化と判断の均質化を実現する
- 分析結果をもとに学生と実践的な面接ロープレができ、各面接担当者の課題や強みを的確に把握できる
- クラウド型での提供であるため、講座形式の面接官研修に比べ低価格、かつ1名から「いつでも」「どこでも」研修が受講可能である
提供会社:株式会社スタジアム
03
採用ブランディングサーベイ
「知るカフェ」を利用する学生の声から採用を考える
- 大学1年生から4年生まで幅広い学生が利用する『知るカフェ』の利用学生にサーベイを実施することで、大学生が抱くリアルな企業イメージを正確に把握できる
- 「大学別」「エリア別」「卒年別」など細やかなセグメントごとにサーベイ結果を抽出でき、採用ブランディング活動の戦略立案を支援する
- 大学生とオフラインで接点を持つ機会もあり、サーベイ結果をより深く理解すると同時に改善点をキャッチアップできる
04
Matching Pro
求人内容と求職者の最適なマッチングを図る
- AIが「求人の内容」×「求職者のスキル」に応じて最適な求職者を自動的に優先順位で並べ替えし、候補者をレコメンドしてくれる
- データ上には現れない情報を、フィルター(年収・学歴・転職回数・就業状況・現住所)により可視化することができる
- 自社のデータベースと連携させることで、蓄積されていた休眠データを活用できる
提供会社:ポーターズ株式会社
05
ITSUMEN
シンプル・カンタンに利用出来るWeb面接ツール
- 応募者とビデオ通話による対面での面接ができる「Web面接(ライブ面接)」、事前に設定した質問に応募者が動画(録画)で回答する「動画面接」ができる
- 時間が合わない応募者や遠方の応募者の取り込みが可能になったり、応募者情報の社内共有を簡易でより正確におこなえたりする
- 月額固定、チケットによるスポット利用など幅広い料金プランで利用を開始できる
提供会社:株式会社マルジュ
06
CrowdLinks
転職潜在層にリーチ、ハイクラス人材が副業でコミットする
- 「仕事を依頼したい企業」と「副業や兼業をしたいと考えるハイクラスな人材」をマッチングし、事業立ち上げや専門知識の社内ナレッジ化を推進できる
- 採用での獲得が難しいハイクラス人材でも、依頼するプロジェクトに興味を持ってもらえれば意欲的に関わってもらうことができる
- 副業や兼業に特化しており、転職市場にはいない人材が登録している(すでに事業開発、経営企画、経理財務、人事など、2,000名を超えるハイクラスな人材が登録)
提供会社:株式会社クラウドワークス
07
外国人向け適性検査「CQI」
外国人採用に特化、活躍する外国人を見抜く
- 外国人採用に特化した2つの測定項目「カルチャーフィット度(文化適合度)」「異文化アダプテーション力(異文化適応力)」で、応募者の適性を正確に把握できる
- 入社後のミスマッチを減らし、日本企業の中で活躍できる外国人人材の発見や創出を可能とする
- 検査は7ヶ国語に対応しており、価格は1名から利用できる通常プランと100名以上になると半額になる半額プランを用意している
提供会社:株式会社エイムソウル
08
PRANET
ITエンジニアの信頼を可視化するプラットフォーム
- ITエンジニア限定のプラットフォームとして、ITエンジニアの信頼度を複合的に評価できる
- 「ネット上に公開されたエンジニアのコード解析」「仕事仲間、取引先からの推薦状」「個人開発サービスの評価」の3点からエンジニアの信頼度を可視化できる
- ITエンジニアの働き方が多様化する中で、エンジニアが正確に評価される世界を目指している
提供会社:株式会社プラハ
2.組織に関するHRサービス・プロダクト
09
Geppo組織サーベイβ
組織のコンディションを計測できる
- リクルートとサイバーエージェントのジョイント・ベンチャーが提供しており、リクルートで実際に運用されている組織診断がベースとなっている
- 企業の9割が未実施と言われている組織サーベイを、初回無料で利用できる
- 回答所要時間10分/厳選20問のみで診断し、個人と組織双方の詳細なコンディションを把握することができる
提供会社:株式会社ヒューマンキャピタルテクノロジー
10
Agelu
感謝をチップで贈りあい、社員同士が賞賛しあえる環境を
- 感謝メッセージと一緒にチップを贈りあうことで、社員のエンゲージメント向上、および社員同士の絆を高めることにつながる
- 社員が贈ったメッセージは全社に公開され、今まで交流の無かった社員同士でも気軽にコミュニケーションを取ることができる
- 顧客やクライアントからも感謝メッセージやチップを受け取ることができ、評価制度と連動して利用できる
提供会社:インターリンク株式会社
11
TSUTAERU
社内への適切な情報発信で、社員を企業の”ファン”に
- 企業ブランドに対する社員の理解が促進され、エンゲージメント向上や定着率の上昇につながる
- 「リアルタイム投稿・予約投稿」「動画作成」「アンケート機能」などを利用でき、社員に最適なタイミングで最適なコンテンツを届けることができる
- クラウド型での提供であるため、サイトの作成から運用まで全て社内で完結できる
提供会社:株式会社サイト・パブリス
12
HR Ring
『カケハシboarding』から進化した、離職防止アプリ
- 各社員が抱える潜在的な不安や悩みを早期に発見し、個別ケアや迅速なサポートをおこなうことで、社員の働くモチベーションを高めることができる
- 社員の育成や戦力化のための指導材料を定期的に得ることで的確な支援ができる
- 上司や部署に偏らず、人事や他部署を含めたさまざまな人とのつながりを生むコミュニケーションができる
提供会社:株式会社カケハシスカイソリューションズ
13
HERP Nurture (β版)
アプローチを可視化し、最適な採用コミュニケーションを
- 社員とつながりのあるタレントをリストに登録し、職種や優先度ごとにタグで管理できる
- タレントの転職状況やアプローチの履歴を投稿でき、その内容はリアルタイムでslackに通知される
- 採用管理プラットフォーム『HERP Hire』やその他のサービスと連携できる
提供会社:株式会社HERP
14
REMONADE
働き方改革にあわせて、会社と社員の新しい信頼関係を
- 毎日のタスクを管理する「Today」機能により、それぞれのメンバーがその日に何をおこなうのか把握できる
- 各個人のタスク進捗状況や達成度合が、スタッツレポートとして各メンバーやマネージャーに自動で届く
- マネージャー向けのダッシュボードにより各メンバー単位でのパフォーマンスの可視化・分析をおこなうことができ、最適なタイミングでのコーチングを可能とする
提供会社:株式会社Queue
3.労務に関するHRサービス・プロダクト
15
カンパニーマイル
離職率軽減・モチベーション向上に特化したサービス
- 社員のポジティブな行動やお互いの”ありがとう”をマイルにすることで、社内のコミュニケーションを活性化する
- 社員は、貯めたマイルを「豪華なギフト」から「ちょっとした小物」まで、さまざまなアイテムと交換できる
- 社員が手軽に利用でき、離職率の低下、および定着率の上昇に貢献する
提供会社:株式会社JV-ITホールディングス
16
奉行Edge メンタルヘルスケアクラウド Expert
社員のメンタル不調を自動で検知してお知らせ
- 遅刻や欠勤などのメンタル不調の兆候を検知し、自動でアラートしてくれる
- 休職や退職の恐れがある社員に対して、自動で専門家に相談できる窓口の利用を推奨してくれる
- メンタルヘルスに精通した専門家により社内で発生している労務リスクを可視化、およびそのリスクを低減できる
提供会社:株式会社オービックビジネスコンサルタント
4.まとめ
2020年1月のHRサービス・プロダクトは、採用に関するものが8個、組織に関するものが6個、労務に関するものが2個となりました。
採用に関するサービス・プロダクトが最も多くなっていますが、組織に関するサービス・プロダクトにも注目が集まっていることがわかります。
次回は、2020年2月リリースのHRサービス・プロダクトをご紹介いたします。
※2019年以前にリリースされたHRサービス・プロダクトはこちらから!
▶【2019年総まとめ】リリースされたHRサービス・プロダクトの傾向をまとめてみた
▶【2018年総まとめ】今年リリースされたHR Techサービスの傾向をまとめてみた
▶【2017年総まとめ】今年リリースしたHR系プロダクトを時系列でまとめてみた