『学びと仕事を通して、人生を最高の物語へ。』を企業理念に掲げ、DMMグループの一員としてこれまで急成長を遂げてきた株式会社インフラトップ。
同社の成長を支えているのが、以下2つの育成・キャリア支援事業です。
- 未経験からプログラミングを学び、 エンジニアとしてのキャリアシフトを支援する「DMM WEBCAMP」
- 未経験からWebマーケティングを学び、マーケターとして歩む道を支援をする「マケキャンbyDMM.com」
「DMM WEBCAMP」では、転職成功率98%※という業界でもトップクラスの実績を持ち、「マケキャンbyDMM.com」ではWEBマーケター育成スクールNo.1を獲得しています。
(※所定の学習および転職活動を履行された方に対する割合(2022年2月時点))
そんな中で本記事では、採用難と言われている「Webマーケ人材」の採用手法についてご紹介。「マケキャンbyDMM.com」の事業を立ち上げた永谷さんにお話を伺いました。
「マケキャンbyDMM.com」では、1年半前と比べて紹介先企業数が7.4倍と、スクール卒業生の採用に注目している企業も年々増加しているとのこと。
Webマーケティング採用マーケットの現状やそのポテンシャル、どのようにWebマーケ関連の求職者と出会いを創出すべきか、採用につながるWebマーケティングスクール活用方法の魅力などを掘り下げていきます。
【人物紹介】永谷 圭汰 | 株式会社インフラトップ 取締役
株式会社リクルートで採用コンサルタント、代理店渉外を経験し、株式会社インフラトップ(DMM.comグループ)に参画。マケキャンbyDMM.comの事業立ち上げ、DMM WEBCAMP学習コースの事業立ち上げをおこない、現在は取締役 ・両事業のサービスの責任者を務める。
【豪華ゲスト多数登壇!】変化に負けない「強い組織」を育むためにHRが果たすべき役割を考える大型カンファレンス『HR NOTE CONFERENCE 2024』
「人的資本経営」「ウェルビーイング」「DEI」といったトレンドワードが、HR領域だけでなく社会全体に拡がり始めた昨今。自社組織に漠然と"停滞感"を感じ、「うちは取り残されていないだろうか?」「何かやらないといけないのでは・・・」といった不安や悩みを抱える人事・経営者の皆様も多いのではないでしょうか。
本カンファレンスでは、HR領域の有識者の皆様に、様々な組織課題を解決するためのアプローチ方法について解説いただきます。強い組織を育む企業が実践している事例には、組織強化に必要な考え方や人事が果たすべき役割について学べるポイントが多くあります。ぜひ有識者の皆様と一緒に、組織を強化する「共通原理」について考えてみていただければと思います。
1. 近年注目が集まるWebマーケティングの採用マーケット
ー近年、Webマーケターの採用が難しいという声を聞きますが、最近の採用マーケットについてお伺いできればと思います。
永谷さん:まず、最近の広告市場に関してお話させていただきたいのですが、全広告の売上高は4年連続減少傾向にある中、インターネット広告は+31.9%の大幅増を記録しており、これは今後も増加傾向になると予想されています。
また、実際私たちもコロナやDX化などでライフスタイルが多様化し、日常生活でもWebに触れる機会が増えたことで、Web上でのマーケティング施策を強化を進めている企業が増えています。
このような背景から、Webマーケティング人材の需要が高まっており、企業のWebマーケティング人材に対する採用は非常に積極的な印象です。
業界動向サーチ「広告業界」 https://gyokai-search.com/3-ads.htm
ーありがとうございます。そうなると、Webマーケティング職への転職は「売り手市場」ということが見受けられますが、これは未経験からの転職も比較的容易なのでしょうか?
永谷さん:と言いたいところなのですが、未経験からの転職は難易度が高い傾向です。というのも、企業側の未経験者への採用ハードルが高いからです。
Webマーケティング職の特徴の一つとして、「業務領域の幅広さ」が挙げられます。
Webサイト制作のディレクションからSEO、インターネット広告、アフィリエイトなど、「Webマーケティング」に該当する領域が非常に幅広く、かつ企業によって一人あたりの担う領域もさまざまです。
また、業界トレンドはもちろん、ちょっとした世の中の動きでユーザー動向が変わったり、媒体やプラットフォームの規制が変わったりなど、環境の変化が著しい業界でもあります。
そのため企業側としては、求めている人材と候補者のマッチングが難しいのです。インハウスで求めているWebマーケティング人材、広告代理店で求めているWebマーケティング人材など、それぞれ要件が異なります。
未経験の方もこれらを理解して転職を考える必要があるため、ミスマッチが起こる可能性が非常に高いです。
また、これは候補者目線での個人的な印象ですが「Webマーケター」となると「Web業界でキラキラしているイメージ」が先行している方も多く、実際入社した後に大きなギャップを感じ、早期退職につながってしまう可能性があります。
これらが、未経験からの転職の難易度が高いことの理由として挙げられます。
しかしながら前述にもある通り、インターネット広告市場は年々拡大しているため、企業としては、人手を欲しているという状況です。
2. Webマーケティングスクール卒業生の可能性
ー企業側は人手不足だが、なかなかマッチする人材に出会えない。そのような現状があるのですね。
永谷さん:はい。そこで、このような負を解決するために、当社はWebマーケティングスクール「マケキャンbyDMM.com」を運営しています。
ーWebマーケティングスクールとはどのようなサービスなのでしょうか?
永谷さん:未経験からWebマーケティング職への転職を目指す方へ、学習支援からキャリア形成、転職支援までワンストップでサポートするのが、Webマーケティングスクールです。
受講生の職種としては、営業職や販売職の方、システムエンジニアの方など、非常に幅広い方に利用いただいています。消防士や教員などの公務員の方などもいらっしゃいますね。
コロナの影響を受け、安定的な業界への転職を求めている方や、将来、会社に縛られない働き方をしたいと考えている方など、色々な想いを持ってキャリアチェンジを目指されています。
ーWebマーケティングスクールに通うメリットは何があるのでしょうか?
永谷さん:Webマーケティングスクールに通うメリットとして、以下が挙げられます。
- 現場経験豊富な講師から体系的に学ぶことができる
- 「Webマーケター」が日々おこなう業務を擬似体験できる
- 職種や業界理解を深めることができる
- 転職成功率をあげることができる
転職を決める前に適正を判断したい方、転職まではまだ考えていないけど挑戦してみたい方は、マケキャンを通して「マーケティングとは何か?」を体験ができますし、自己応募で苦戦している方は、市場価値を高めてから再度挑戦ができることが特徴です。
ーWebマーケティングスクールの卒業生を採用する企業側のメリットは何ですか?
永谷さん:大きく言うと、通常の採用手法ではリーチできない求職者(スクール受講生)に出会うことができるということですね。
通常の手法で採用活動をおこなっている企業がリーチできない求職者に出会うことで、初期の教育リソースを削減できたり、早期退職を防止できることはメリットだと考えています。
一つひとつ解説していきます。
まず、「初期の教育リソースが削減できる」に関してですが、当社の提供するカリキュラムでは、Webマーケティングの基礎理解から、広告運用におけるノウハウ、戦略立案まで学ぶことが可能です。
通常、未経験者を採用した場合、「Webマーケティングとは?」を理解するところから教育する必要がありますが、スクール卒業生の場合は一定のスキルを持った状態で入社するため、入社して初期段階の教育リソースを削減することができます。
二つ目は「早期退職を減らすことができる」ということです。
理由としては、Webマーケティング業務を擬似体験して入社をするため、入社前後のギャップを軽減することができるからです。
「Webマーケター」のイメージとして、「キラキラしていて、かっこいい」のようなイメージをお持ちの方も中にはいらっしゃるのですが、現実は泥臭い作業や細かいルーチン作業など、大変な業務も多いです。
そのため、入社前後で「思っていたのと違った」というギャップを軽減できるよう、できるだけ業界や職種を理解いただけるようなワークや指導をおこなっています。
加えて、キャリアの方向性を納得するまで考え、明確にしていることも大きいです。マケキャンでは、求人のご紹介だけではなく、「キャリア形成」に非常に力を入れています。
というのも、あくまでも「Webマーケター」になることは自分の幸せを実現するための「手段」と考えているからです。
面接対策だけではなく、受講生の今までの生き方や受講した背景、Webマーケターになることで何をしたいのか、など受講生が納得するまでキャリアカウンセラーが一緒になって考え、言語化し、自分の意思決定に心から納得できるようにサポートしています。
このように、マケキャン受講して転職活動をする場合と自己応募で転職活動をする場合とでは、意思決定をするための材料の「量」が全然違うんですよね。
自分で納得するまで調べて、行動して、意思決定をするからこそ「納得感」が生まれる。紹介実績のある企業様からは、マケキャン卒業生のキャリアに対する「覚悟」という点を高く評価していただいています。
このマケキャン受講期間を経て、ある意味自分自身と「約束」するからこそ、Webマーケターとして頑張っていくという覚悟ができるのだと思っています。
実際にこれらをメリットに感じていただき、1年半前と比べて紹介先の企業数が7.4倍と、多くの企業様と提携に至っています。
現在も、企業様から非常に多くのWebマーケター採用に関してのご相談をいただいており、新卒の法人研修なども、実施させていただきました。
ーなるほど、企業様からの引き合いがどんどん増えているのですね。何か事例があれば教えてください。
永谷さん:以下をはじめ多くの事例があるのですが、紹介先の企業様から多くいただく声としては、マケキャン卒業生のスキルはもちろん、「覚悟」や「成長スピード」に対して高く評価をしていただいています。
- 株式会社CyberACE(サイバーエージェントグループ)様からの声
https://makecam.web-camp.io/blog/archives/1942 - 株式会社インサイト様からの声
https://makecam.web-camp.io/blog/archives/1816
永谷さん:実際に、マケキャン卒業生より年間MVP受賞者が出たり、未経験採用に関してはマケキャン一択にされる企業様がいらっしゃったりします。
しっかり卒業生が活躍している姿をみることができ、私たちとしても非常に嬉しいです…!
私たちとしては、転職がゴールではなく、「活躍する人材の輩出」を目指しているので、入社後、3ヶ月、半年、1年….受講生の状況をお伺いするのが非常に楽しみですね。
卒業してからも卒業生コミュニティがあったり、担当のキャリアアドバイザーと飲みに行ったりなど、卒業生との交流を図っており、今後もそのような形でフォローしていきたいと思っています。
永谷さん:今回はマケキャンのお話しをメインにさせていただきましたが、当社ではWebマーケティングスクール以外に、プログラミングやデザインなどが学べるスクールを運営しています。
当社は、学歴ではなく「学習歴」でキャリアが広がる世界を構築することを目指しています。
弊社のスクールを通して、一人ひとりのキャリアの選択肢を増やすことと共に、求職者と人事のより良いマッチングや、IT人材の育成に今後も貢献していきたいです!
【豪華ゲスト多数登壇!】変化に負けない「強い組織」を育むためにHRが果たすべき役割を考える大型カンファレンス『HR NOTE CONFERENCE 2024』
「人的資本経営」「ウェルビーイング」「DEI」といったトレンドワードが、HR領域だけでなく社会全体に拡がり始めた昨今。自社組織に漠然と"停滞感"を感じ、「うちは取り残されていないだろうか?」「何かやらないといけないのでは・・・」といった不安や悩みを抱える人事・経営者の皆様も多いのではないでしょうか。
本カンファレンスでは、HR領域の有識者の皆様に、様々な組織課題を解決するためのアプローチ方法について解説いただきます。強い組織を育む企業が実践している事例には、組織強化に必要な考え方や人事が果たすべき役割について学べるポイントが多くあります。ぜひ有識者の皆様と一緒に、組織を強化する「共通原理」について考えてみていただければと思います。