厚生労働省は、令和元年度の「過労死等の労災補償状況」を取りまとめた。脳・心臓疾患に関する事案の労災補償状況をみると、請求件数は936件で、前年度比59件の増加となった。支給決定件数は216件で前年度比22件の減少となり、うち死亡件数は前年度比4件増の86件となっている。
建設業は前年度に比べて請求件数・支給決定件数とも上昇した。請求件数は99件から130件、支給決定件数は14件から17件に上る。製造業は請求件数が99件と前年度比6件の減少で、支給決定件数は22件と同6件減少した。運輸業,郵便業は請求件数が197件と前年度と変わらず支給決定件数は68件と同26件減少した。