インドネシア語では、「祝日」を「Hari Libur Nasional(国民の祝日)」もしくは「Hari Merah(赤い日=カレンダーの文字の色)」、そして「政令指定休日」は「Cuti bersama(共同休暇)」といいます。「政令指定休日」は、「有給取得奨励日」とも呼ばれており、有給休暇の消化促進を狙い政府が定めています。厳密に言えば「法定休日」ではありませんが、政府機関は原則休日となり、有給を一斉に行使する会社がほとんどです。法律上は「祝日」ではありませんが、政府による年次の「祝日発表」で「祝日」と同時に発表され、多くの企業がお休みになります。
2020年のカレンダー
引用:https://www.gadjian.com/blog/2020/04/25/revisi-cuti-bersama-2020/
ムハジル人材開発・文化担当調大臣は、「インドネシアの一体化と経済環境にポジティブな影響がもたらされることを期待している」とし、2020年3月にレバランの連休にあわせ4日間の祝日を増やすことを発表しました。しかし、コロナウイルスの感染予防の観点から、インドネシア政府は、大型連休での帰省や移動を控えるよう呼びかけ、より強制力をもたせるため、追加した4日間分の祝日を12月末での日程変更へと踏み切ったと考えられています。
2020年の祝日一覧
インドネシアの祝日は、元旦、メーデー、パンチャシラの日(憲法記念日)、独立記念日、クリスマスの5つが全国民共通の祝祭日で、毎年日にちは変わりませんが、これら以外の祝日は、毎年日付が変わります。これはインドネシアが多民族国家のため国全体の90%を占めるイスラム教徒のほか、キリスト教徒、仏教徒、ヒンドゥー教徒の各宗教関連の祝日が多く、またそれぞれの宗教で異なった暦(太陽歴・太陰暦)を使用しているため、毎年日付が変わるのです。
通常、インドネシア政府が毎年11月ごろに国民の祝日と政令指定休日(政府が連休を作るために指定する休日)に関する文書を発表し、それを元に翌年のインドネシアの祝祭日(祝日・休日)カレンダーが作成されています。
注意点として、インドネシアには振替休日という制度がありません。また一斉有給奨励日に関しては、祝日としていない企業もあります。そして、選挙のある日は、急に祝日扱いとなります。選挙の日時は、急に決まるため、ニュース等で随時確認するようにしましょう。このように、わかりづらい休日や祝日もありますので、アポイント等の日程調整をする際は、取引先や訪問先などに事前に確認しながら設定することをおすすめします。
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