5月GWが明けて、例年のように人事異動や新卒の入社・配属など、各社大きな組織編制があったように思います。
その中で部下や後輩が増え、リーダーやマネージャーなど、マネジメントに携わるポジションについた方もいらっしゃるのではないでしょうか。もちろん人事領域に関わる方も例外ではないでしょう。
そこで突然ですが、皆さんは優秀なリーダーになりたいと思っていますでしょうか?
また、どうすれば優秀なリーダーになれるかご存知でしょうか?
もし、「一緒に仕事をしたくない」と万が一思われてしまった際は、仕事に対して何かしらの支障がでるかもしれません。
今回は、優秀なリーダーが心がけているポイントを「自己管理」と「マネジメント」の視点から、8つ紹介させていただきます。
【豪華ゲスト多数登壇!】変化に負けない「強い組織」を育むためにHRが果たすべき役割を考える大型カンファレンス『HR NOTE CONFERENCE 2024』
「人的資本経営」「ウェルビーイング」「DEI」といったトレンドワードが、HR領域だけでなく社会全体に拡がり始めた昨今。自社組織に漠然と"停滞感"を感じ、「うちは取り残されていないだろうか?」「何かやらないといけないのでは・・・」といった不安や悩みを抱える人事・経営者の皆様も多いのではないでしょうか。
本カンファレンスでは、HR領域の有識者の皆様に、様々な組織課題を解決するためのアプローチ方法について解説いただきます。強い組織を育む企業が実践している事例には、組織強化に必要な考え方や人事が果たすべき役割について学べるポイントが多くあります。ぜひ有識者の皆様と一緒に、組織を強化する「共通原理」について考えてみていただければと思います。
優秀なリーダーが心がけている8つのポイント
自己管理編
その1 目の前のことを後まわしにしてタスクをためない
皆さんは目の前に今やっても後でやってもいいことがあるとしたら、今やりますか?
後まわしにしますか?
優秀なリーダーは今すぐに片付けます。
目の前にあることは今片付けることで、後の負担が減ります。
今この瞬間は後でもいいと思っても、実際後になって他の仕事が入り、「さっきやっておけば・・・」となることが多いです。
仕事がたまるとそれだけでストレスになりますし、急いで片付けて雑な仕事をしてしまうかもしれませんし、仕事の抜け漏れにつながる恐れもあります。
できることは後回しにせずにすぐに片付けて常に快適な仕事環境を整えるようにしましょう。
その2 思いついたらすぐにメモを取る
優秀なリーダーはすぐにメモを取ります。
まず、メモをとることで打ち合わせの内容や自分が取り掛かるタスクを忘れずに確実に実行することができます。
また、その場その場で思いついた最善の方法をすぐにメモに取っておくことで効率の良い方法や、役に立つアイディアを無駄にしません。
優秀なリーダーほど幅広く多くの業務に携わっており、「あれもやらなきゃ」「これもやらなきゃ」となりがちです。
メモとることでタスクを可視化でき、また優先順位をつけることで自分のやるべきことを頭の中で整理することができるので、集中して仕事をこなせるでしょう。
その3 決断を素早くする
リーダーが決断をすれば、組織やチームもその決断に従って動くことになります。
そのため、素早い決断をすることで、組織・チームも素早く行動に移せます。
仮にその決断が間違っていても早く動くことで、早期に改善策を打つことができます。
自分が関わっている決定事項は、常に自分の意思で決定し、結果に責任を持つという姿勢を持つことが重要です。
小さなことでも自分で決める習慣をつけ、決断も素早くすることを心がけましょう。
その4 考えたことをすぐに実行する
何か良い考えを思いついたとき、皆さんはどうしますか?
優秀なリーダーは「自分がやらない理由」などは探さずに最低限のことを考えたらとにかく実行してみます。
良いアイディアや方法は実際にやってみないと結果がわかりません。
そこで、とにかく実行してみて結果を実際の目で確認します。
もちろん、最低限の思案は行いますが、最終的にはすぐ実行します。
そして短期的にPDCAをまわして自分の経験値をあげていきます。
マネジメント編
その5 ビジョンを作り、伝える
自律的に仕事をする人間もいれば、受動的に言われたことを中心に仕事をする人間もいます。
明確なビジョンや目標や掲げることで、組織・チームの方向性が統一され、メンバーに働く目的や意義を与えることができます。
明確な理由や目的ができれば自律的に動き、生産性の高い組織・チームをつくることができます。
リーダーがビジョンをつくり、メンバーにきっかけを与えましょう。
ビジョンなきリーダーシップでは、人々を導いたり束ねたりすることはできず、メンバーを惑わせるだけになってしまいます。
その6 まずは自分が動く
優秀なリーダーはただ人に指示をして動かすような人ではありません。まず自分が動きます。
自分が動いて、その中でほかの人に任せられそうなものを適切な人材に振り分けます。
まずは自分が動いてやらなければ知見がたまらないので、どのような仕事を、誰にどのくらい任せるか判断なんてできません。
これは、本人だけの問題ではなく指示される側の人からしても大切なことです。
その7 適度にゆとりを持つ
組織・チームの中でリーダーが焦っていると、その焦りは周りのメンバーにも波及してしまいます。
その結果、全体にゆとりがなくなり、丁寧な作業が少しずつ荒くなっていきます。
リーダーとしてきびきび動くのは大切なことですが、優秀なリーダーは適度にゆとりを持ち集団全体がストレスなく動けるように心がけています。
また、ゆとりを持つことは、急なトラブルにもすぐ対応できる余力があるため、大きな損害につながるダメージを防げる可能性が高くなります。
その8 自分の意見より人の意見を聞く
リーダーが意見を出すと、周りは意見を出しにくくなるだけでなくリーダーの意見が優先されてしまうことがあります。
そこで、優秀なリーダーは最初から自分の意見は言いません。
まずは、他の人の様々な意見を聞いてその中から良い意見は積極的に取り入れていきます。
リーダーの意見が絶対という組織はある程度までいくと、その後成長しなくなるものです。
もちろん、他のメンバーの意見を聞いた後、リーダー自身の意見もしっかり伝え、最終的にはすべての良いところをつなげていくようにします。
また、そのためにメンバーが発言しやすい環境をつくることも忘れてはいけません。
最後に
リーダーとはただ周りを見てうまく動かすだけの人ではありません。
常に自分自身を鍛え続け、メンバーを引っ張り、なおかつ適切な指示ができるようになることが求められます。
優秀なリーダーは周りの人より才能があり頭が良いことではなく、メンバーに対する配慮を持ち、自分自身に妥協をしない努力を続けるリーダーのことを指すように思います。
冒頭にあるように、何が正しいかはわかりにくいものです。ただ、正解に近づけるための努力をし続けていくことが重要です。
今回挙げた中で役に立ちそうなものがあれば、これから意識してみてはいかがでしょうか。
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「人的資本経営」「ウェルビーイング」「DEI」といったトレンドワードが、HR領域だけでなく社会全体に拡がり始めた昨今。自社組織に漠然と"停滞感"を感じ、「うちは取り残されていないだろうか?」「何かやらないといけないのでは・・・」といった不安や悩みを抱える人事・経営者の皆様も多いのではないでしょうか。
本カンファレンスでは、HR領域の有識者の皆様に、様々な組織課題を解決するためのアプローチ方法について解説いただきます。強い組織を育む企業が実践している事例には、組織強化に必要な考え方や人事が果たすべき役割について学べるポイントが多くあります。ぜひ有識者の皆様と一緒に、組織を強化する「共通原理」について考えてみていただければと思います。