『健康経営』で企業の生産性を向上!メタボ従業員を改善・予防策とは? | 人事部から企業成長を応援するメディアHR NOTE

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『健康経営』で企業の生産性を向上!メタボ従業員を改善・予防策とは?

  • 労務
  • 労働安全衛生

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※本記事は、GOALS編集部より寄稿いただいた記事を掲載しております。

法人向けパーソナルトレーナー、管理栄養士の派遣をおこなっている株式会社GOALSによる、健康お役立ち情報について紹介します。

『働き方改革』を実践していく上で、従業員の健康管理から生産性向上へのアプローチをしていく『健康経営』という考え方が増えてきています。企業として、生産性にネックを抱えているのであればこの『健康経営』に取り組んでみるのもありかもしれません。

仕事が忙しくて、身体を動かすことができていない従業員が多くいるような企業であれば、従業員個人に運動を促してみるのも一つの手かもしれませんし、人事施策として何か運動を促せる取り組みができるかもしれません。

今回は、会社の健康診断でメタボと診断された方が多い人事の方や、従業員の健康面で悩んでいる人事の方、経営者の方に改善・予防策をお教えします。

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2023年は一部企業を対象に人的資本開示が義務化されたほか、HR関連での法改正に動きが見られました。
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メタボリックシンドロームの基準

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男性は85㎝』『女性は90cm

ウエストサイズがこの数値を超えるとメタボリックシンドロームと診断される材料となります。この数値は高血圧や高血糖などを引き起こす確率が高くなる内臓脂肪体積(100㎠)に相当するウエストサイズを多くのデータをもとに算出したものです。

ウエストのサイズなんて骨格や身長にも左右されるだろうからあてにならない、などと見て見ぬふりをしていませんか。仮に上記の数値を超えているのであれば、ご自分のお腹を見てみてください。

引き締まって健康的に見えますか?それともだらしなく弛んでいるでしょうか。その見た目だけでも痩せたほうが良いという判断基準になり得ますが、メタボの診断は決してウエストサイズだけで下されているわけではありません。

ウエストサイズ以外に空腹時血糖や中性脂肪、コレステロール、血圧などの数値をもとにして総合的に判断されています。

メタボの診断は単純に「太っているから痩せましょう」というだけでなく、健康診断におけるさまざまなデータが将来病気になる可能性が高いと示していますよ、という警告なのです。

どうしてメタボになるのか

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メタボリックシンドロームに陥る一番の要因は肥満、特に内臓脂肪の過剰な蓄積です。

カロリー摂取と消費のバランスが崩れ、エネルギーが慢性的に余った状態が続くことによって、体内に脂肪は蓄積されていきます。内臓脂肪の増加は高血糖や脂質異常症、高血圧の直接的な原因となり、結果的に動脈硬化を進行させて脳梗塞や心筋梗塞を誘発する確率を上昇させます。

この状態をメタボリックシンドロームと呼んでいるので、肝心なのはカロリーコントロール、つまり肥満の解消・予防ということになります。

メタボの改善と予防

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メタボを改善するためにはウエストサイズの減少、血糖値や血圧、コレステロール値などの数値の正常化が必要となります。

そしてそれらを実現するためには内臓脂肪を減少させるしかありません。幸いなことに内臓脂肪は皮下脂肪に比べて日常的な変動が激しく、比較的簡単に落とすことができるといわれています。

過剰なカロリー摂取を控えて運動を取り入れることで、内臓脂肪は消費されていくかもしれません。しかし、メタボ診断をされるような方はカロリー収支がプラスになるような生活習慣が出来上がってしまっています。

そして自分がどれだけのカロリーを摂取し、消費カロリーがどれくらいなのかを把握していません。まずはご自分の生活習慣と日常的なカロリー収支を把握することから始めましょう。

カロリー収支を把握する前に基礎代謝を知ることが必要になります。

基礎代謝量計算方法

基礎代謝とは一日何も活動しなくても勝手に消費されるカロリーです。ちなみに、筋トレなどで筋肉量が増えると、基礎代謝が上がります。

基礎代謝(kcal)=目標体重(kg)×基礎代謝基準値(kcal/kg)

それぞれどのような数値が当てはまるのかをご紹介します。

目標体重

  • BMI値が「肥満」と判定されている方は、目標体重欄に「標準体重」を入れてください。
  • BMI値が「標準」と判定された場合は、目標体重欄に、「現在の体重」を入れて下さい。
※BMIと標準体重はこちらから調べることができます。

②基礎代謝基準値

30~49歳 男性 22.3 女性 21.7
50歳以上 男性 21.5 女性 20.7

日常的なカロリー収支計算方法

タンパク質(%)=たんぱく質摂取量(g)×4(kcal)/総摂取カロリー(kcal)×100

脂質(%)=脂質摂取量(g)×9(kcal)/総摂取カロリー(kcal)×100

炭水化物(%)=炭水化物摂取量(g)×4(kcal)/総摂取カロリー(kcal)×100

上記の基礎代謝を知った上で日々のカロリーを計算してみてください。

まとめ

いかがだったでしょうか?

若いころと比べて太っているのであれば、確実に太る原因があったはずです。「そんなに食べているつもりはない」「毎日忙しくしているのだからカロリーも使っているはず」と言ってみたところで結果的に体脂肪が増加しているのであれば、カロリー過多の状態が一定期間以上続いているというのが現実です。

これまでの生活習慣を根本的に改めて、明らかにカロリー収支がマイナスになるようなサイクルを作り上げる気で挑まなければ、そう簡単に慣れ親しんだこれまでの生活習慣を変えることなどできません。

やるべきことは単純で、決して難しいことではありません。食べ過ぎ、飲み過ぎを控えて、健康維持に必要な分だけのカロリーを摂取し、定期的に運動をするだけです。これだけのことを数か月続けるだけで内臓脂肪は確実に減少します。

重要なのは、その気になって真剣に取り組むかどうかだけです。放置しておくと命に係わる大事に、発展していくのがメタボリックシンドロームです。時間がたてばたつほど改善に時間と労力が必要となります。

メタボ卒業がより仕事の生産性をあげるかもしれません。人事施策の1つで食改善からはじめてはいかがでしょうか?

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