近年、売り手市場が続き、新卒採用の難易度が上がっており、その中で第二新卒が注目されています。ですが、採用担当者の中には以下のように思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「第二新卒が辞めた理由は、マイナスな理由が多いのではないか?」
このような疑問を解決するために、第二新卒が前職をどのような理由で辞めたのかについて、ネガティブな理由・ポジティブな理由の両面からご紹介します。
1. 第二新卒が辞めたネガティブな理由
まずは、前職を辞めた理由のネガティブな面から見ていきます。
1-1. 人間関係でつまずいた
学生の期間は、自分で一緒にいる人を選べたので、自分と気が合う人と一緒に過ごせたかもしれません。しかし、社会人になると自分と気が合わない人とも一緒に仕事をしないといけません。
企業からすると、全員にとって気が合う人を採用しているわけではないので、気が合わない人がいて当たり前なのです。しかし、まだ学生の感覚で社会人生活を送っている人にとっては、ストレスになるかもしれません。
自分は仕事が終わるとすぐに帰りたいのに「残業を強要してくる」「上司が飲み会にしつこく誘ってくる」ので帰れない。嫌だけど、先輩から言われたから断れない。無理を重ねていくうちに、ストレスが溜まり、退職につながってしまうのではないでしょうか。
1-2. 給料が割に合わなかった
社会人になると、家賃・食費・保険料など、今までは必要のなかった費用がかかってきます。それを支払うと、すぐに給料がなくなってしまい、手元に残るのは雀の涙ほど・・・なんてことに。そんな社会人からすると、給料が低いことは重大な問題でしょう。
「他社の同年代の人が自分と同じ仕事内容なのに、自分のほうが給料が低い」
「社内の同期が自分より働いていないのに、自分と同じ給料をもらっている」
このような不満を持っている従業員の人は多いのではないでしょうか。
企業からすると、まだ育成段階である1~3年目で、大幅に給料を上げることは難しいでしょう。しかし、従業員側からすると、そのような事情は関係ありません。「隣の芝生は青く見える」ものなので、このような不満が生まれます。
1-3. 思っていた仕事内容と違った
就活をしているとき、実際に”働く”ことがどういうものかイメージできないまま、就活している人が多いのではないでしょうか。それに加え、採用担当者は企業の良いところを中心に話すので、学生は入社してから悪い面を知ることになります。
すると、「説明会のときに、仕事内容はイベント企画って聞いていたけど、実際は先輩がつくった資料をコピーするなどの雑用業務が中心」といったように、不満に思う人も多いでしょう。
学生が就活のときは、良いところしか見ず、実際に働いてみて、初めて悪いところを知る。そのギャップが大きいほど、会社に対してネガティブな感情を積み重なるので、転職を考えることになるでしょう。
1-4. 社風や理念が合わなかった
入社すると、会社の社風やビジョンに合わないこともあるでしょう。社風もビジョンも、実際に働いてみないと実感できないからです。
「私は顧客を最優先にしたいのに、会社は数字を最優先に追っている」というように、自分の仕事に自信を持って取り組めないのはつらいことです。
このように、自分が大事にしているものを見て見ぬふりしながら、仕事に取り組むことに耐えきれず、辞めてしまう人も多いです。
1-5. 自分の頑張りが評価されない
頑張っても、その努力が評価に反映されないこともあるでしょう。
自分から率先して仕事をしているのに、それを上司に評価されない。プラスαのことをすると、上司に嫌がられる。
このように、頑張っても、その見返りがなければ、やる気がなくなってしまうかもしれません。
2. 第二新卒が辞めたポジティブ理由
次に、前職を辞めた理由のポジティブな面から見ていきます。
2-1. やりたいことが見つかった
就活をしているときに、いろんな方に「将来やりたいことを考えろ」といわれた経験はありませんか?就活をはじめるまで考えたことがなかったのに、就活の期間内で答えを出すのは難しいでしょう。
しかし、数年間社会で働くと、自分のできることの幅が広がったり、知識が増えたりして、徐々に自分がやりたいことが見えてきます。その見え始める時期が2~4年目です。
やりたいことが見つかって、それをやるために転職活動をしている第二新卒は、主体的に動き、自分でモチベーションを管理することができます。自分のやりたいことと事業の内容が重なっているからです。そんな第二新卒は即戦力になるでしょう。
2-2. もっと成長したい
今の若者は自身のキャリアについて積極的です。変化の激しいこの時代において、「今のままではいけない」という危機感を持っている人も多くいます。
キャリア形成には、縦に深いキャリア形成と横に広いキャリア形成があります。縦に深めるキャリアとは専門性を高めることで、横に広げるキャリアとはビジネスマンとして幅広く活躍できるようになることです。
縦に深めるか、横に広げるかは人それぞれですが、市場価値を高めるために、20代で2社経験しようと考えている若者が多く、2~4年目で、転職を考える人が多いです。
3. 第二新卒は魅力的なのか
ここまででネガティブな転職理由と、ポジティブな転職理由を挙げてきました。もしかすると、「ネガティブな理由のほうが多いじゃないか!」と思っている方もいるかもしれません。
しかし、DODAの転職理由ランキング2018によると、転職理由1位が「ほかにやりたい仕事がある」でポジティブな転職理由です。そのほかにも、5位と6位にポジティブな転職理由が入っています。
つまり、ポジティブな理由が少ないわけではないということです。そのため、第二新卒と聞いて、マイナスイメージと捉えるのは気が早いかもしれません。
もし第二新卒を採用するとなると、「ポジティブな理由なのか」「ネガティブな理由なのか」を見極めなくてはいけません。ただ転職希望者もネガティブ理由をポジティブ理由に変換して、面接で話してきます。そのため、1度の面接で見極めるのは難しいかもしれません。
さらに、第二新卒は新卒と同じくポテンシャル採用の面もあります。そのため、複数回の面接で見極めたほうが良いかもしれません。しかし、複数回の面接となると、時間や工数がかかってきます。そこまで丁寧に時間をかけられないというときは、第二新卒は紹介会社経由で採用するケースもあります。
紹介サービスでは、プロの転職エージェントが転職理由を抽出し、貴社が求める人材をご紹介致します。紹介会社の中には、転職希望者と面談を10時間以上おこなっている企業もあるので、転職希望者について、1度の面接で知ることができる以上のことがデータとして蓄積されています。
【関連記事】第二新卒とは?注目されている理由と第二新卒採用の4つのメリット
4. 第二新卒紹介サービス
ここからは、そんな第二新卒の採用に役立つ紹介サービスをご紹介します。
1|【リーベルキャリア】平均10時間以上の面談により、ミスマッチの少なさと67%の内定承諾率を実現
【特徴】
- 候補者一人ひとりと初回2時間の面談を始め、平均10時間以上のヒアリング・マインドセットをおこなっているので、入社後のミスマッチが少ない
- 第三者だからこそ気付く魅力、エージェントだから分かる他社との違いをもとに候補者を紹介
- 内定承諾率は業界平均の2倍の67%!
サービス名:リーベルキャリア
提供会社:株式会社ネオキャリア
URL:https://www.neo-career.co.jp/service/libercareer_B/lp1/
2|【ハタラクティブ】丁寧な面談により、選考を受験者の内定率80%
【特徴】
- 採用ニーズに合致した候補者のみをピンポイントで紹介するため、書類選考や無駄な面接などにかかる選考コストを大幅に削減できる
- 緊急のご要望にも、「ハタラクティブ」は迅速に対応している
- 費用対効果がよく優秀な若手人材を採用できることが、多くの企業より評価をもらっている最大の理由
サービス名:ハタラクティブ
提供会社:レバレジーズ株式会社
URL:https://hataractive.jp/partner/concept/
3|【学情】高い定着率を持ちながら、即戦力になるスピードが早い若者が登録
【特徴】
- 新卒採用サービスで培ったノウハウをもとに、Webサービス、イベントともに、良質な20代の人材を集め、スピーディーな採用を実現
- 過去3年間の定着は82%で、基本的な仕事をこなすのにかかった時間は半年以内が80%以上
- 日本で唯一の20代専門の転職サイト「Re就活」は、掲載実績企業は7,000社を突破しているサイトをからの集客
サービス名:学情
提供会社:株式会社学情
URL:https://service.gakujo.ne.jp/midcareer
4|【就職Shop】約6,500社の選考に若者を紹介
【特徴】
- 書類ではわからない若者の良さを面談を通して理解し、それをもとにマッチングをおこなう
- 8,242社の企業が登録していて、そのうち8割が若者の面接を実現
- 企業の基本的な情報はもとより、経営者の考え方・職場環境・仕事のやりがい・厳しさを伝えることによって、応募者はおのずと仕事への覚悟が醸成され、面接に臨むようになる
サービス名:就職Shop
提供会社:株式会社リクルートキャリア
URL:https://www.ss-shop.jp/forcompany/
5|【マイナビジョブ20’s】マイナビグループの安心できる登録者の数と質
【特徴】
- マイナビグループの豊富な実績と確かな信頼関係によって、転職希望者の登録数は、数・質ともに群を抜いている
- ビジネススキルを既に身につけている、豊富な若手の中から採用できる
- 若年層採用に必要な“採用のノウハウ”を提供しながら、企業に必要なピンポイントのオーダーにも的確に対応
サービス名:マイナビジョブ20’s
提供会社:株式会社リクルートキャリア
URL:https://mynavi-job20s.jp/business/
5. まとめ
いかがでしたでしょうか。
第二新卒の転職理由はネガティブなものもありますが、ポジティブなものあります。しかし、どちらが本当の理由なのかの見極めは、1度の面接だけでは難しいですし、工数もかかるでしょう。そのときはぜひ、第二新卒紹介会社をご利用してみてください。