2019年も2月を迎え、いよいよ2020年卒の新卒採用が始まろうとしています。
早い時期に優秀な学生を獲得したいと考える企業は多く、すでに本格的に採用活動を始めている企業も出てきています。新卒の有効求人倍率は上昇傾向にあり、優秀な学生を中心に企業どうしで獲得競争が起こっている状況にあります。
このように、近年は学生から企業にアピールするという従来の就職活動から、企業が学生にアプローチする採用活動に変わりつつあります。その中で企業は積極的に学生と接点を持ち、自社に会う人材を見つける必要があります。
そこで、企業が効率的に学生にアプローチするために知っておきたいのが「学生団体」です。本記事では、学生団体の実態から接触する方法、30の団体紹介まで、学生団体について徹底的に分析・解説します。
01|学生団体とは?
学生団体とは、大学生を中心に、同じ目的を持って活動する団体を言います。
学生団体といえば「意識が高いだけの大学生」や「サークルと変わらないのでは?」という意見があります。
このように、採用担当者も学生団体への理解が無いと、採用活動において「果たして学生団体での活動を評価していいのか?」という迷いが生じてしまいます。そこでまずは、学生団体とはどういった集団であるのかを解説していきます。
「学生団体」とは、大学生が中心となって活動している団体を言い、法的な概念では「任意団体・権力なき社団」とされます。任意団体とは、同じ目的を持った人が集まって設立された組織であり、会社のように法律で定められた組織ではありません。
ただし、学生団体の中にはNPO法人(特定非営利活動法人)として登記し、活動している団体も存在します。
メンバー全員が同じ大学の団体もあれば、いくつもの大学の学生が集まって活動している団体もあります。大きな団体になると全国各地に拠点を持っていたり、国境を超えて世界中にメンバーがいたりと、活動スタイルはさまざまです。
01.何をしているのか
学生団体は、それぞれの団体が「理念」や「ビジョン」を持ち、それらを軸にさまざまな活動をおこなっています。その内容は、イベントの開催やボランティア、国際交流などが挙げられます。
学生団体は、団体のために利益を出すというより、公益を出すことを目的とする場合が多いため、学生団体は別名「学生NPO(※)」と言われることがあります。団体が大きいほどその影響力も強く、メディアに取り上げられるほどの活躍を見せる団体も存在します。
※実際にNPO法人として登記し、活動している団体もあります。
サークルとの違い
学生団体は、大学生が集まって活動するという点で「サークル」と混同されやすいですが、学生団体とサークルは別物であると言えます。
その違いとして、サークルが「内輪=サークルのメンバー」に向けた活動をおこなうのに対し、学生団体は「外輪=社会」に向けた活動をおこなうことが挙げられます。
外輪=社会とは、学生団体は活動の中で個人、企業、公共団体と、大学外の組織を指します。学生が、社会に向けて何かを主張したり、影響を与えることができるのです。
一方でサークルは、趣旨が趣味の共有や同じ大学の学生どうしの交流であったりと、活動の範囲が大学内に限定される場合が多いです。
また、学生団体は企業のように「団体ホームページ」を持ち、サイトの中で理念や活動内容、活動報告を掲載していることがあります。このように、社会との関わりがあるという点で、学生団体はサークルよりも公的な組織と言えるでしょう。
■学生団体=外輪(社会)に向けて活動する
02.学生団体の学生を採用するメリット
活動する上で学生団体は「理念」という明確な軸を持ち、メンバーが同じ目的意識を持って活動するという特徴があります。そのため学生団体には、目的を達成するために行動し、芯が強い学生が多くいます。このような学生は、新卒採用市場において価値が高いと言えます。
また、学生団体に所属する学生は、活動の中で経験したことが本人のやりたい仕事や将来の夢などに大きく影響します。きちんとした根拠を持って自分の夢や将来像を語ることができる学生は、入社後の活躍が期待できるでしょう。
【メリット】
優秀な学生が多く、入社後の活躍が期待できる
03.学生団体を採用するデメリット
一方で、学生団体の学生はその意識の高さから「自分の思い描いていた社会人像と違う」と入社後にギャップを感じてしまうことがあります。そういった場合に現実を受け止められない学生は、早期に退職してしまう可能性があります。
企業にとって、せっかく採用した学生が入社してすぐに辞めてしまうことは大きな痛手となるでしょう。学生団体の学生を採用する際は、本人の考えと会社のビジョンや理念がマッチしているかを入念にすり合わせる必要があります。
【デメリット】
企業と学生のミスマッチが生じる可能性がある
02|学生団体の種類
学生団体の活動内容は大きく分けて、イベント系、ビジネス系、ボランティア系、国際系、研究系のジャンルに分けることができます。そして、学生団体の種類によって所属する学生の特性に傾向があると考えられます。では、学生団体の種類によってどのような学生が所属しているのでしょうか。
01.イベント系の学生団体
イベント系の学生団体は、イベントの企画・開催が主な活動内容です。具体的には、学生が集まる音楽フェスやファッションショー、オリンピックに向けた国際交流の場の企画などが挙げられます。
イベント系の学生団体に所属する学生は、基本的に「イベントが好き」「人が好き」な学生が多い傾向があります。
また、「集団で何かをやり遂げることに達成感を感じる」「0から1を作り上げることが好き」など、イベントを成功させることに喜びを感じる学生も多いのではないでしょうか。
そして、「主体となって企画したイベントで1000人以上を集めた」学生や「10社以上の企業から協賛を受けた」という実績を持つ学生もおり、そのような学生は入社後もマネジメント力や周りを巻き込む力を発揮できると考えられます。
02.ビジネス系の学生団体
ビジネス系の学生団体はビジネスコンテストの開催を目的としている団体もあれば、新商品の開発や企業のコンサルティングをおこなうなど、ビジネス要素の強い活動をおこなう団体です。
ビジネス系の学生団体に所属する学生は、そもそも企業に興味があったり、ビジネスの仕組みを理解したいという学生が多いと考えられます。
そして、商品開発や企業のコンサルティングをおこなう団体は「課題を解決したい」という考えを持っているため、問題を解決することにやりがいを感じる学生が多いと考えられます。
ビジネス系の学生団体の学生は、活動の中で交渉や営業をおこなうことがあるため、活動の中で自然にコミュニケーション能力やビジネスマナーが付くと考えられます。
03.ボランティア系の学生団体
ボランティア系は国内での募金活動、障がい者支援、ゴミ拾いなどの非営利目的の活動をおこなう団体を指します。
ボランティア系の学生団体には、「人のために何かをしたい」「社会の役に立ちたい」という気持ちが強い学生が多くいます。お金というよりは、自分が何かの役に立つことに喜びを感じるのではないでしょうか。
ボランティア系の学生団体に所属する学生は、「被災地への義援金として100万円集めた」ことや「ボランティア活動のために全国何箇所も訪問した」などの実績を持つ学生がいます。このような学生は、目標を達成する実行力と行動力があると言えます。
04.国際系の学生団体
国際系の学生団体は、途上国での教育支援、ボランティア活動をおこなう団体もあれば、国内で外国人との交流イベントを開催する団体もあります。
国際系の学生団体に所属する学生は、ほぼ全員が「海外が好き」だと言えます。加えて、途上国でボランティア活動をおこなったり国際交流会を開催したりと、他のジャンルが掛け合わさったような多様な活動をおこなうため、好奇心の強い学生が多いと考えられます。
団体での活動の中で「国際交流をきっかけに1年間の留学に行った」学生や「ボランティアのために貧しい国に行き、元気で生活した」という実績を持つ学生は、行動力のみならず環境が変わっても頑張ることができる適応力があると言えるでしょう。
05.勉強系の学生団体
研究系は、特定の分野の研究やその研究結果をコンテストで発表することを目的として活動する団体になります。
勉強系の学生団体は、専門分野の研究に力を入れることから「とにかく一つのことに集中して取り組むことが好き」な学生が多いでしょう。
なおかつその対象が学問であることから、勉強系の学生団体に所属する学生は知的好奇心が強いと言えます。また、研究のための調査や発表をおこなうため、活動する学生にはリサーチ力やプレゼンのスキルが身に着くと考えられます。
「某研究機関と共同で研究をおこなった」ことや「研究発表会で優秀賞を獲得した」などの実績を持つ学生もおり、技術職・専門職での活躍が期待できる学生も多いと言えます。
03|学生団体と接触するには
このように、学生団体に所属する学生は、企業から見ても十分に評価できる優秀な人材であると言えます。そのため、企業の採用担当者は学生団体に接触することで、優秀な学生に出会うチャンスを高めることができます。
また、一度学生団体と関わりを持つことで、枝分かれ状に多くの学生とつながることができるうえに、その年の代だけでなく次の年の代、その次の年の代と何年にも渡って交流できるというメリットもあります。
学生団体と接触する方法としては、以下が挙げられます。
01.学生団体検索サイトで調べる
学生団体と接触するためにはまず、どのような学生団体が存在するのかを調べましょう。学生団体を調べるには専用の検索サイトを利用することがおすすめです。
検索サイトを利用すると、学生団体が一覧で表示され見やすいうえに、知りたい情報をまとめてみることができます。そのため、数多くある学生団体の情報を整理でき、自社に合う学生がいそうかどうかを判断しやすくなるでしょう。
本記事では、全国の学生団体を紹介している検索サイトまたはメディアサイトの中から、4つのサイトをご紹介します。
ガクサー
「ガクサー」は全国の学生団体、サークルが集まるサイトです。大学別やカテゴリー別で探すことができるほか「メンバーが30名以上」や「活動頻度が週4日以上」などの細かい検索条件を設定することができ、効率よく学生団体を検索することができます。
その登録団体数は3,122団体(2019年2月時点)と、学生団体の検索サイトのなかではもっとも多くの学生団体が掲載されているサイトです。
学なび!
「学なび」は、学生団体および、学生による活動を紹介する情報プラットフォームです。学なびには「常に新しい情報を掲載している」ことや「キーワードで検索できる」という特徴があります。
学生団体の詳細ページには「団体紹介」や「活動内容」の欄が設けられており、より深く知りたい場合に団体のホームページに飛ぶこともできます。
TASUKAKE
TASUKAKEは、「an」が運営する学生応援コミュニティです。TASUKAKEの特徴は、企業が協賛として学生団体に出資することができることです。企業は協賛をすることで、学生と直接接点を持つことができます。
採用活動だけでなく、大学生対象のセミナー・イベント・マーケティング・商品開発などをおこなう際にも利用することができます。
ガクセイ基地
「ガクセイ基地」は、大学生のための情報発信サイトです。スキルアップや留学・海外旅行についての記事や新卒就活サイトの一覧などのコンテンツとともに、約100の学生団体が紹介されています。
他のサイトと比較して紹介されている学生団体の数は少ないものの、一つ一つの学生団体に対してインタビュー形式でさまざまな質問がされており、エピソードとともにより詳しい団体の実態を知ることができます。
02.スカウトサービスでアプローチする
企業が学生と接点を持つ手段として「スカウトサービス」があります。スカウトサービスとは、企業から学生に直接アプローチすることで、優秀な学生の採用に繋げるサービスです。
以下で紹介するサービスは、プロフィールの欄に「学生団体」の項目があり、学生がどの団体に所属しているかがひと目で分かります。気になる学生が所属している学生団体を、検索サイトを利用して調べればどのような活動をしていたかを知ることができます。
気になったらすぐに「スカウト」という形で、少ない工数でアプローチすることができます。以下で、編集部おすすめのスカウトサービスをご紹介します。
ガクセン
「ガクセン」とは、上位1%程度の「すごい学生」ばかりを集めて紹介すると掲げる逆求人型の就活サイトです。
ガクセンでは、学生のプロフィールとインタビュー記事が掲載されており「企業自らが自社にマッチした学生を探し、アプローチをかける」という採用スタイルをとっています。
登録されている学生は、学生団体のリーダー格や、自ら企業に足繁く営業をかけて収益を上げている学生ばかりです。
アクティブで元気な学生にピンポイントにアプローチしていくことで、会社の将来を背負って立てる力強い学生を採用できるチャンスを広げることができます。
URL:http://gakusen.jp/
キミスカ
「キミスカ」は、企業が学生にスカウトメールを送ることでアプローチする逆求人型の就活サイトです。
企業の採用担当者は、登録された学生のプロフィールをチェックして、気になったユーザーにスカウトメッセージを送ることができす。
プログラム経験あり、学生団体に所属している、大学を一回も休んだことがない!など様々なアピールをしている学生がいるため、企業にマッチした学生にアプローチが可能です。
URL:https://kimisuka.com/contents/alp2
SCOUT
「SCOUT」は、キャリアパークはスカウト型合同選考イベントです。
企業名を非公開で、イベント開催趣旨のみで学生を集客しています。そのため、企業名やブランドといった表面的な要素で企業を選択している学生ではなく、イベントのコンセプトや、企業のより内面的な点に共感した学生を集客しています。
イベント1開催あたり参加学生数は約20名、参加企業数も5社と小規模での開催となっており、対話の量を増やし相互理解を高めることができる構成になっています。
また、大手・中小・ベンチャーをフラットに見ている学生が多く、また学歴はMARCH以上が5割、その他の大学が5割となっています。
URL:https://www.neo-career.co.jp/humanresource/newgradservice
03.学生団体に所属していた内定者(または社員)の力を借りる
また、自社の内定者(または社員)の所属していた学生団体と接点を持つことも挙げられます。自社で活躍する社員が所属していた団体であれば、社風に合う学生に出会える可能性が高いと言えます。
その場合は、内定者(または社員)の方に学生団体と連絡を取ってもらい、間をつないでもらいましょう。あとは、気になる学生がいれば団体を通して紹介してもらうことができます。
団体にとっても、自分たちの先輩が働いている企業ということで、安心して学生を紹介することができるでしょう。
04|全国30の学生団体をご紹介!
学生団体を探せる検索サイトをご紹介しましたが、そもそも探すことが手間だという採用担当者の方のために、HR NOTE編集部で全国の学生団体の中から優秀な団体を30、ピックアップしました!
「活動内容が明確で2019年現在も活動中であり、かつしっかりとしたホームページを持っている」というのが選出の基準となっております。学生団体の規模は、小規模で10人~50人、中規模は50人~100人、大規模だと100人以上とさまざまです。
それでは、選出した30団体をジャンルごとに分けて小規模→中規模→大規模の順に紹介していきます!
01
イベント系の学生団体
10~50名の小規模団体
01|理系女子未来創造プロジェクト
「理系女子未来創造プロジェクト」は、企業訪問や先輩インタビューを理系学生がおこない、様々な業界や業種について学生目線で情報を発信するWebメディアRIKEJO CAFEを運営する学生団体です。活動内容は企業取材、イベント取材、記事配信、イベント企画、理系学生コミュニティーの拡大などがあります。
団体HP:https://rikejocafe.jp/
02|夢を叶えちゃうプロダクション『キャリー』
「夢を叶えちゃうプロダクション『キャリー』」は、グラフィックデザイン、イベントプランニング、ゲームプロダクト、PR企画、WEBメディア運営 をおこなう立教大学発の学生団体です。
団体HP:https://carry.amebaownd.com/
03|出版甲子園実行委員会
「出版甲子園実行委員会」は、学生のための出版コンペティション「学生甲子園」の運営をおこなう学生団体です。「出版甲子園実行委員会」は、全国から「こんな本を書きたい!」という出版企画を募集し、商業出版へとつなげる活動をしています。
団体HP:http://spk.picaso.jp/
04|Student Freepaper Forum 2018
「Student Freepaper Forum 2018」は、全国の学生が制作したフリーペーパー(50団体以上)が集まるイベントを企画・運営している学生団体です。企画部・広報部・クリエイティブ・空間演出・渉外部の各部署ごとに分かれて活動をしています。
団体HP:https://sff-web.com/
50名~100名の中規模団体
05|TRIGGER FES 実行委員会
「TRIGGER FES 実行委員会」は、野外やライブハウスでの音楽イベントを企画・運営する学生団体です。
企画部門、広報渉外部門、制作部門に分かれており、会場、音響照明などの設営の手配、当日の警備、運営のほか、運営者自らライブハウスに足を運び、学生アーティストを探すなど本格的な活動をおこなっています。
団体HP:http://triggerfes.jp/freshman.html
06|学生団体SWITCH
「学生団体SWITCH」は、学生に向けたイベントの企画、国内におけるボランティア、カンボジアスタディーツアーをおこなう学生団体です。学生1000人によるチャリティー大運動会「Charity Sports Festival」もメインイベントして開催しています。
「日本一愛され、100年以上続く学生団体になる」というビジョンを掲げ「”感動”が生み出す”挑戦”への活力」と「”楽しい”から始まる社会貢献」をイベント開催の趣旨としています。
団体HP:http://switch-top.strikingly.com
100名以上の大規模団体
07|学生団体おりがみ
「学生団体おりがみ」は、オリンピック・パラリンピックについて学び、「スポーツ大会」「国際交流イベント」「パラリンピック協議体験会」などの様々なイベントを開催する学生団体です。
「学生が軸となり、ひとりでも多くの人が関われるオリンピック・パラリンピックをつくること」を活動理念に掲げ、オリンピック・パラリンピックの成功に向けて活動しています。
団体HP:https://origami-vol.or.jp/student/
08|AGESTOCK実行委員会
「AGESTOCK実行委員会」は、首都圏の学生団体の代表や幹部陣が中心となって2006年3月に発足した企画集団です。首都圏の大学から、多種多様なバックグラウンドを持つ大学生が集まって活動しています。
主な活動内容は、イベント企画・フリーペーパー制作であり、過去の実績には、日本武道館、横浜アリーナ、両国国技館、TOKYO DOME CITY HALLでのイベント開催が挙げられます。フリーペーパーの制作も年に2回5万部ずつ、計10万部発行しています。
団体HP:http://www.agestock.jp/about-us/info
09|学生団体UMF
「学生団体UMF」は、2012年に大阪で発足した音楽フェスを企画・運営する団体です。活動内容は音楽フェスの主催に限らず、他のイベントのプロデュース活動、学生マーケティング&プロモーション活動など多岐にわたります。
「学生と音楽の可能性を追求する」という理念を掲げ、音楽フェスの企画・運営やその過程から音楽のさらなる振興と、学生が一生懸命になって活動できるコミュニティ、そして社会に対して様々な形でアウトプットする機会を創っています。
団体HP:http://gakuseidantaiumf.wixsite.com
02
ビジネス系の学生団体
10~50名の小規模団体
10|BusinessContestKING実行委員会
「BusinessContestKING実行委員会」は、毎年夏に全国から100名の学生を集めてビジネスコンテストを開催する学生団体です。1996年の設立時に、日本で初めてビジネスコンテストを開催してから、20年に渡って活動し続ける歴史ある団体です。
運営統括局、学生対応局、演出局など6局、50名の運営スタッフが所属しています。
団体HP:http://www.king-waav.org/about-2019/
11|学生団体Volante
「学生団体Volante」Made in Japan を元気にするために、「商品開発」「プロモーション活動」「コラボ企画」Made in Japan を元気にするために、「商品開発」「プロモーション活動」「コラボ企画」を行うことで、日本文化を発信している学生団体です。
学生ならではの視点で商品に対する新しいコンセプトやターゲットを企業に提供し、実績として文房具のコラボ商品開発やJR東日本との共同プロジェクトの実施が挙げられます。
団体HP:https://www.volante-tsunagu.com/
12|180 Degrees Consulting Japan
「180 Degrees Consuting Japan (180DCJ) 」は、NPOやNGOなどの社会活動を行う組織に対して、無償で課題解決のためのコンサルティングを行う学生団体です。具体的には、組織の規模拡大や運営改善のための施策案の策定・提案を行っています。これまでに17つのプロジェクトを担当しています。
源流は2008年にシドニー大学において立ち上げられた学生団体である180 Degrees Consultingです。180DCJはその東京支部にあたり、2012年10月に東京大学の学生を中心としたメンバーによって発足しました。現在は東京大学の他に、一橋大学、早稲田大学、慶應大学を始めとした大学生・大学院生によって構成されています。
団体HP:http://180dcj.wixsite.com/tokyo
50名~100名の中規模団体
13|NPO法人学生ネットワークWAN
「NPO法人学生ネットワークWAN」は「日本で最大の魅力的なネットワークを創造する」をビジョンとして掲げるNPO団体です。地方創生支援事業を中心に、シェアリングエコノミー事業・ドローン事業・その他イベント企画事業に取り組んでいます。
具体的には、大学がない地方で内向きに発信されている情報をSNSや弊団体メディアによって外部に拡散させたり、シェアリングエコノミー検定問題の作成やシェアリングエコノミー勉強会を地方で開催などをおこなっています。
URL:https://peraichi.com/landing_pages
14|学生団体GEIL
「学生団体GEIL」は、日本最大級の「学生のための政策立案コンテスト」を企画・運営している団体です。東大早慶一橋の学生を中心に構成されており、年間をとおして社会課題や政策についての勉強のほか、運営準備や広報・渉外活動などを行っています。
「公共的な視点と合意形成能力を有した人材を輩出する」というミッションを掲げ、GEILに関わった全ての学生が、社会課題に向き合い、そして将来的に解決していくことを目指す団体です。
団体HP:http://waavgeil.jp/
15|ガクビズ
「ガクビズ」は、大学生の発想やアイデアを、学生間チーム、または、企業、大学、団体とのコラボによる、新規事業、新サービス、新商品開発、地域活性化事業、ソーシャルビジネス、スタートアップ等を目的とした、次世代を担うビジネス環境作りを目指す有意の学生集団です。
アイデアや発想がある大学生が「プロジェクトマネージャー」となり、メンバーを集めてチームを結成し、様々な分野の商品、製品、新技術、技術改良、新事業創造、スタートアップ、地域創生事業等を具体化し、現実化させていくことを目指しています。
団体HP:https://gaku-biz.com/
100名以上の大規模団体
16|アイセック・ジャパン
「アイセック・ジャパン」は、126の国と地域で活動する世界最大級の学生組織AIESECの日本支部として、海外インターンシップ事業を運営する学生団体です。1962年に設立され、現在では国内25の大学委員会が活動しています。
日本では特定非営利活動法人(NPO法人)の資格を取得し、国内の学生や法人様に対して海外インターンシッププログラムへの参加を提案しています。
URL:http://www.aiesec.jp/about-aiesec
03
ボランティア系の学生団体
10~50名の小規模団体
17|マイハウス
「マイハウス」は、ドナルド・マクドナルド・ハウス 東大を支援する学生団体です。メンバーは東大生だけでなく、慶應、お茶女、早稲田、順天、星薬、女子医など様々な大学の学生がいます。
ドナルド・マクドナルド・ハウスの理念に共感したメンバーが、学生だからこそできることを追求し、ハウスを様々な面から支援してその輪を広げていくことが主な活動内容です。ハウスの認知度向上を目標に、現在約15名のメンバーで取り組んでいます。
団体HP:https://myhouse-mcdonald.jimdo.com/
18|ボランティア団体 おはなしやさん
「ボランティア団体 おはなしやさん」は、「お年寄りの人生に少しでも喜びを提供したい」という思いものと、高齢者の「話を聞く」「話をする」ボランティア団体です。現在焼く80名の学生が登録しており、東京都、神奈川県の高齢者施設に訪問して活動をおこなっています。
参加メンバーは何かに貢献できる事を誇りに思い、活動を通して経験を積んでいます。お年寄りは普段なかなか機会のない若者との”おはなし”を楽しむことができ、双方にメリットを生み出しています。
団体HP:https://ohanashiyasan.jimdo.com/
19|東日本大震災復興支援団体 +ONE
「東日本大震災復興支援団体 +ONE」は、「防災や復興支援を通じたきっかけ作り」をキーワードに、日本で起こった災害の復興支援や防災啓発を行っている愛知県の学生が主体となっている学生団体です。主に愛知淑徳・中京・名工・椙山・南山などの愛知県の大学生が活躍しています。
「復興支援活動」と「防災・減災促進活動」の二つの活動を軸に、東日本大震災、熊本地震、九州北部豪雨の復興支援のための募金活動 24時間テレビをはじめとしたイベントでの防災啓発活動 東日本大震災現地ボランティアなどをおこなっています。
団体HP:http://plusone42.wixsite.com/plusone311
50名~100名の中規模団体
20|学生団体Actry
「学生団体Actry」は、全国の学生団体の中で唯一、動物ボランティアをおこなっている団体です。学生団体Actryは、 動物ボランティアを通じて多くの社会の現状を学び、チャレンジを経て、学生生活の充実と自己実現を目指ています。
「より多くの学生に日本の動物の現状を知ってもらうこと」「イベントを通じて良い影響を与えることより多くの学生に日本の動物の現状を知ってもらうこと」「 イベントを通じて良い影響を与えること」「向上心を持ち笑顔を多くの人にを与える団体であること」を団体ビジョンに掲げ、活動しています。
団体HP:http://www.actry.jp/
100名以上の大規模団体
21|NPO法人 ROJE(日本教育再興連盟)
「NPO法人 ROJE(日本教育再興連盟)」は、「ボトムアップの教育改革」「大学生×教育のプラットフォーム実現」をビジョン・ミッションとして活動している教育NPOです。2005年に発足して以来、大学生が中心となって活動するNPOとして関東・関西・九州に拠点を置きさまざまな教育活動を展開しています。
「教育現場から創造・発掘・発信すること教育現場から創造・発掘・発信すること」「意志ある大学生が様々な方法で教育に関わる場を提供すること」に賛同する大学生が集まり、4つのプロジェクトに分かれて活動しています。
団体HP:http://kyouikusaikou.jp/
04
国際系の学生団体
10~50名の小規模団体
22|フェアトレードドリップパックプロジェクト
「フェアトレードドリップパックプロジェクト」は、ラオス産のフェアトレードコーヒーを取り扱う学生団体です。ラオスの生産者の生活状況、フェアトレードを伝えるため、そして「フェアトレード商品を日本で売るだけでなく、一歩踏み込んだフェアトレード活動を!」という想いから2011年に発足しました。
活動内容は、ラオス産アラビカ種ティピカコーヒーを使用した商品開発から、渉外活動、イベントでの販売、ネット販売です。また、年に一度ラオスのコーヒー生産者のもとへ訪れ、そこで得た情報等を日本の消費者へ発信しています。
団体HP:https://ft-drippack-project.jimdo.com/
50名~100名の中規模団体
23|世界市プロジェクト
「世界市プロジェクト」は、「世界と日本の架け橋を作る」を活動理念に、さ世界の文化を伝えるイベントやWEBでの発信をおこなう学生団体です。慶應大学、早稲田大学、上智大学などの学生を中心に約50名が活動しています。
活動内容は、世界中の飲食や雑貨を集めたワールドマーケット「国際フェスティバル世界市」の開催を中心に、その他さまざまなイベントの開催、海外の情報が凝縮されたポータルサイトの運営、発行10000部のフリーペーパー「wolmar」の作成などです。
団体HP:http://sekaiichiweb.com
24|学生団体「夢人-yumenchu-」
「夢人-yumenchu-」は、東南アジアのラオスに教育支援を行なっている学生団体です。「夢を夢で終わらせない」という理念を掲げ、年に数回学生向けにイベントを開催しています。
「学生が楽しんだら楽しんだ分だけラオスの支援に繋がる」という好循環を大切にし、都内最大級のクラブでイベントを毎年3回以上開催、東南アジアの「ラオス」に継続的な支援をおこなっています。
団体HP:http://yumenchu.planet.bindcloud.jp/
100名以上の大規模団体
25|学生国際協力団体SIVIO
「学生国際協力団体SIVIO 」は「ラオスへの教育支援」「学生間にチャリティームーヴメントを起こす」という二つの理念に沿ってさまざまな活動をおこなう学生団体です。
SIVIOだけで活動を行うのではなく、東京・愛知・京都・大阪・福岡の全国5都市の途上国支援を行う団体が集まり「学生だからできる途上国支援」を追求しながら、合同合宿や募金活動、プロジェクトを通し全国にチャリティーの輪を広げています。
団体HP:https://www.sivio.org/
26|STUDY FOR TWO
「STUDY FOR TWO」は、勉強したいと願うすべての子どもたちが勉強できる世界を実現するために、大学生から使い終えた教科書を回収し、その教科書を安価に再販売する学生団体です。そして、そこで得た収益を使い途上国の子どもたちへの教育支援事業を実施しています。
STUDY FOR TWOは、団体を通じて先進国、開発途上国すべての国に住む子どもたちが、恵まれた学習機会を意識し、感謝しながら、勉強したいと願えば勉強できる世界を目指してます。
団体HP:http://studyfortwo.org/
05
研究系の学生団体
10~50名の小規模団体
27|CORE(Challengers Of Rocket Engineering)
「CORE(Challengers Of Rocket Engineering)」は関東圏の大学生が集まり,ハイブリッドロケットやCanSat(缶サイズの模擬人工衛星)の製作・打上を行っているインターカレッジサークルです。航空宇宙に興味があり、ロケットを自分の手で打ち上げたいという想いを持った学生が多く集まっています。
COREの学生は、実践的なプロジェクトを通して、ロケットの設計製作に必要な技術や知識とともにプロジェクトマネジメント、ロジカルシンキング、システムズエンジニアリングなどを学んでいます。
団体HP:http://corerocket.lolipop.jp/
50名~100名の中規模団体
28|KSA(Kyushu Student Association)
「Kyushu Student Association」は、エンジニア志望の学生が主体となって活動している学生団体です。GMOペパボ株式会社やサイボウズ株式会社、サポーターズ株式会社などの強力なスポンサーを持ちながら主に勉強会の開催をおこなっています。
普段は遠方の方でも気軽に参加できるようにDiscord上で活動し、毎月1度、学生エンジニアがお互いに交流できる場としてLT(ライトニングトーク)大会を開催しています。
団体HP:https://student-kyushu.org
29|文化政経塾「MIRAI」学生部会
「文化政経塾「MIRAI」学生部会」は、一流の文化人、政治家、経営者が集い、日本の未来を担う若者たちを支援し、ともに歩むことで、若者たちの成長を促し、そして、日本の未来を良くしていくべく活動に取り組む団体です。東京大学、早稲田大学、慶応大学、青山学院大学などの学生約100人が参加しています。
活動内容は、一流の文化人、政治家、経営者、メディアとの交流会、勉強会や、文化人、政治家、経営者、メディアに関わる企業、事務所、団体、個人の勤め先にインターンなど多岐に渡ります。
団体HP:http://www.nihon-kokoro.org/
30|東京学生英語劇連盟2019
「東京学生英語劇連盟2019」は、 “演劇を通じて英語を学ぶ” という理念に基づいて、ブロードウェイでの舞台経験をもつ、故Richard A. Via氏によって設立された学生団体です。加瀬亮、川平慈英、中村雅俊、藤田朋子、別所哲也、そして故 今井雅之、塩屋俊など、多くのプロの俳優を輩出していることで知られています。
コミュニケーションの手段としての生きた英語を身につけることを目指し、オーディションから日々の練習まで全ての活動を英語でおこなっています。
団体HP:https://model-production.jimdo.com/
05|【番外編】キャリア支援団体
キャリア支援団体とは、上記で紹介した学生団体やNPO法人とは少し異なり、学生の就職活動を支援することを目的とした団体を指します。その活動内容は、面談などによる自己分析・就職活動の軸の整理といったキャリアコンサルティング・グループディスカッションなどの選考対策ワークショップ・学生と企業が接点を持てるイベントの開催などが挙げられます。
キャリア支援団体には自身のキャリアについて真剣に考えてる学生が多く所属しているため、彼らと接点を持つと就活に対する意識や情報感度の高い学生に出会えるというメリットがあります。そこで本記事では、番外編として全国的に有名なキャリア支援団体をご紹介します。
en-courage
「en-courage」は2015年に京都大学で誕生した「全ての就活生が本質的なキャリア選択を通じて人生を最大化する」ことを目的として活動するキャリア支援団体です。en-courageには各大学ごとに支部があり、各大学に合わせたキャリア支援をおこなっています。
具体的には、日系有名企業・大手・ベンチャーなどの内定者がメンターとなり、所属する学生(就活生)を支援しています。各支部は地域や、場合によっては大学単位で存在し、支部の新設など組織としての規模も年々拡大しています。
URL:https://en-courage.com/2019
06|まとめ
いかがでしたでしょうか。
全国には、学生が主体となって社会に貢献している学生団体が多くあり、ただ意識が高いのではなくしっかりと目的意識を持って活動に取り組んでいます。
そして、学生団体で熱心に活動に取り組んだ学生は、活動中に関わりのあった企業や事業内容に興味を抱きやすく、志望度も高くなるでしょう。
企業は優秀な学生と出会うきっかけを積極的に作りだすことで、採用活動の成功につなげることができるでしょう。そして企業と学生団体は、一度接点を持つと後輩、そのまた後輩と縦のつながりを作ることができます。
自社の社風にマッチした学生が所属する学生団体とうまく繋がり、リファラル採用活動に力を入れましょう。