みなさん、こんにちは、HR NOTE編集部です。
先日は、【お願い|年末企画2018】勝手に選出|2018年に注目されたHR Techサービスはどれだ!?にご協力いただき、誠にありがとうございます!
おかげさまで今回、
585名に投票していただきました!
一体、どのような領域の人事(HR Tech)ツールが注目されているのでしょうか。
また、それ以外にも、「現在導入しているHR Techサービス」「導入時に重要視したポイント」などもあわせてご紹介します。
審査方法について
事前にHR NOTE編集部にて、人事(HR Tech)ツールを14の領域に分けて選出。
それらのツールを【導入】【注目】という、以下2つのカテゴリを設けてそれぞれ、投票していただきました。
【投票内容】
1、【導入編】現在導入されている人事(HR Tech)ツールは? ※複数選択可
2、【注目編】注目している人事(HR Tech)ツールは? ※複数選択可
審査に関しては、1投票1点として、加点方式で点数をつけております。
【結果発表その1|導入編】多く導入されているHRTechツールは・・・?
では、ここから投票の結果を発表して参ります。まずは導入編からです。
どのようなツールが多く導入されているのでしょうか。導入時に重視しているポイントも合わせてご紹介いたします。
その他、導入されている人事(HR Tech)ツールの順位と票数は以下の通りです。(複数回答可)
導入時に重要視したポイント
人事(HR Tech)ツールの導入時に人事担当者が重要視していたポイントで大きな割合を占めていたのが「価格」「機能の豊富さ」「操作のしやすさ」でした。
「価格」は、初期費用・月額料金・オプション価格などさまざまあります。月額料金が安ければ良いとは限りません。
社員数の多い企業の場合、人数によって月額料金が高くなるサービスも多いので、初期費用が高いですが月額料金がかからないオンプレミス型のシステムが適しているかもしれません。企業によって、価格の見方は変わるでしょう。
「機能の豊富さ」は、機能の種類が多ければ多いほど、できることの幅が広がります。しかし、多ければ多いほうが良いかといわれるとそうとは限りません。機能が多すぎると、使いこなすことができず、運用に乗らない可能性もあります。
「操作のしやすさ」は、システムを運用に乗せるために重要なポイントです。たとえば、勤怠管理システムは、打刻時に従業員も使います。操作のしやすいシステムでなければ、従業員は使ってくれないかもしれません。
【結果発表その2|注目編】注目されているHRTechツールは・・・?
それでは次に、注目されているHRTechツールの投票結果をご紹介します。どんなツールが注目されているのでしょうか。
その他、注目されている人事(HR Tech)ツールの順位と票数は以下の通りです。(複数回答可)
1位|AIによる人材マッチングサービスが注目されている理由
人材マッチングサービスは、求職者と企業をマッチングさせるサービスですが、AIが介在することで、企業が過去に採用した人の特徴や、活躍してくれる人の特徴など、さまざまな確度から分析をすることができるので、マッチングの精度が高くなるのではないでしょうか。
「今まで対象外としていた求職者が実はマッチングする」なんていう新しい発見もあるかもしれませんね。
【アンケートの声】注目している理由
- マッチングの精度が高まり、業務の効率化にもつながりそう
- データにもとづいた客観的なマッチングにつながる
- さまざまな業務がAIによって自動化されている今、マッチングの領域も可能性を感じている
2位|ピアボーナスサービスが注目されている理由
ピアボーナスは、一緒に働いているメンバーから送られる成果給です。
定量的な指標だけではなく、数字では評価しにくい定性的な部分で従業員の活躍を評価することができます。たとえば、「あいさつの元気さ」「困ったときに助けてくれた」「毎日ごみ捨てをしてくれる」などです。
そして、このような定性的な評価が周りから送られることで、定着率の向上につながります。ほかにも、ピアボーナスサービスを導入することで、互いの仕事や行動に関心を持つようになり、コミュニケーションの増加にも貢献します。。
【アンケートの声】注目している理由
- 組織と人を活性化できそうだから
- 感謝を気軽に送ることができる素晴らしいツール
- 数値では評価しにくい部分を評価することができる
3位|オンライン面接/チャットボットツールが注目されている理由
オンライン面接は、「時間」と「お金」の負担を軽減してくれます。
特に、地方の学生、求職者が面接をするために、都心部まで足を運ぶ必要がなくなるので、都心部の企業にもエントリーしやすくなります。
さらに、オンライン面接ツールには、録画機能があることが多く、面接を録画した動画で面接官の育成に役立てることもできます。
チャットボットに関しては、求職者から多くされる質問に対して自動で対応してくれ、業務効率化につなげることができます。現状は、簡単な質問にしか対応できない場合が多く、工夫した活用が求められます。
【アンケートの声】注目している理由
- 地方学生が気軽にエントリーしてくれ、母集団形成につながる
- 学生、企業の両方にとって交通費の負担が減る
- 録画ができるため、あとで面接を見直すことができる
【番外編】その他注目している人事(HR Tech)ツールについて
アルムナイ管理サービス
アルムナイとは、企業の離職者やOB・OGのことです。「アルムナイ」と呼ばれる元社員と企業が継続的に接点を持ち、再雇用したり、友人を紹介してもらったりします。その情報を管理するシステムをアルムナイ管理ツールといいます。
アルムナイ管理ツールでは、交流イベントなどの情報発信や、アルムナイのエンゲージメントや現状を把握することができます。
代表的なサービスとして、「MyRefer Alumni」があります。
複業(副業)マッチングサービス
人手不足といわれている中、求めているスキルに完全に当てはまる人をフルタイムで採用しようとするのは難しい場合もあります。
そこで「複業(副業)採用」という採用手法が注目されています。
複業(副業)マッチングサービスを活用することで、自社の求める複業(副業)をしたい人を見つけることに役立ちます。
「KAIKOKU」や「シューマツワーカー」といったサービスがあります。
リファレンスサービス
リファレンスチェックとは、中途採用をおこなう際に、応募者の以前の同僚や上司に問い合わせをおこない、応募者の経歴や人柄を確認する手法のことで、外資企業などで多く活用されています。
「採用したい人材だが、過去の経歴で気になる部分がある。慎重に採用したい」。そういったケースの際に、リファレンスサービスを利用して、第三者機関に調べてもらうことができます。
こちらに関しては「日本リファレンスサービス」があげられますが、まだ代表的なHRTechツールはなく、これから誕生してくるかもしれません。
総評
導入されている人事ツールと注目されている人事ツールを比較すると、その順位に大きな違いがあることがわかります。
また、注目されている人事ツール(HR Techツール)の多くは、AIによるマッチングサービスやピアボーナスサービスなど、客観性を求める人事ツール(HR Techツール)が多い印象を受けました。
人事領域は、感覚や経験に頼らざるを得ない部分が多くありますが、データにもとづいた判断や一緒に働いているメンバーからの評価などの客観性を求めているのではないでしょうか。
2019年はどのような人事ツール(HR Techツール)がリリースされるのでしょうか。HR NOTE編集部は、2019年も最新のHR系プロダクトをご紹介して参ります。