GMOペパボの内定式は「サッカー代表選出の記者会見」風|なぜユニークな内定式を毎年開催するのか? | 人事部から企業成長を応援するメディアHR NOTE

GMOペパボの内定式は「サッカー代表選出の記者会見」風|なぜユニークな内定式を毎年開催するのか? | 人事部から企業成長を応援するメディアHR NOTE

GMOペパボの内定式は「サッカー代表選出の記者会見」風|なぜユニークな内定式を毎年開催するのか?

  • 採用
  • 新卒採用手法

※本記事は、主催企業や登壇者/登壇企業に内容を確認のうえ、掲載しております。

10月1日。この日に毎年内定式を開催している企業は多いのではないでしょうか。

会社の未来を担ってくれる内定者が一斉に集まる機会で、内定者にとっても採用担当者にとっても一大イベントです。

そして、さまざまな内定式がある中で、一際目立つ内定式を毎年開催しているのがGMOペパボ株式会社。ハンドメイドマーケット「minne」やレンタルサーバー「ロリポップ!」など、個人向けインターネットサービスを提供しています。

そんなGMOペパボが仕掛ける今年の内定式のテーマは、「サッカー代表選出の記者会見」。今回はHR NOTE編集部が実際に内定式に参加させていただき、その様子を取材してまとめました!

ぜひ、ご覧いただけますと幸いです。

「サッカー代表選出の記者会見」風の内定式とは?

「サッカー代表選出の記者会見」とはどのような内容なのか。

サッカーでは国際試合などの前に日本代表監督が選び抜いた代表選手を一人ひとり発表していくという記者会見がおこなわれます。

その様子をテレビやニュースで見た方もいらっしゃるかと思いますが、今回は「それを内定式でやる」というものです。

 

日本代表監督は佐藤社長で、その名も「サトケンJAPAN」。司会が代表選手である内定者の方々を発表していきます。

 

なお、役員、マネージャーの方々も内定式に参加しており、その役割はマスコミ。カメラのフラッシュをバチバチたいて、盛り上げ役を担っていきます。

 

福岡オフィスからも「熱狂的サポーター」のパートナー(社員)たちと中継をつなげています。九州からの熱い声援が東京まで聞こえてきています!

GMOペパボ、2018年度内定式の様子をご紹介

それでは、実際にどのような感じで実施されていくのでしょうか。

流れとしては以下5つに分かれており、それらの様子をダイジェストでご紹介していきます。

GMOペパボ 2018年度内定式の流れ
1、選手入場
2、代表監督あいさつ
3、選手紹介
4、選手代表あいさつ
5、選手退場

1、選手入場

ついに、お待ちかねの選手入場です!司会の合図とともに選手が次々と入場します。

記者の方々も準備万端。ものすごい勢いでフラッシュをたいていきます。

 

みなさん、めちゃくちゃ楽しんでますね。

 

選手の表情は若干緊張しているようでしたが、フレッシュ感が満載。選び抜かれた精鋭たちです。

2、代表監督あいさつ

選手が席についたら、代表監督のスピーチがはじまります。ここではそのスピーチ内容を簡単にご紹介します。

サトケン監督:来るべき2020年に向けて新しい戦力、言い換えるならば2020年に確実に点を決められるチームにしていけるメンバーを集めました。この時代に我々が望むものは、多様性と柔軟性のある戦力です。

具体的には、以下のような目線で選出しています。

  • CS(カスタマーサポート):さまざまなお客様からのご要望に柔軟に対応できる力。
  • ディレクター:お客様と開発陣の架け橋になるようなチームプレイ。
  • デザイナー:すべてのボールを前線に投げられるような鮮やかなプレースタイル。
  • エンジニア:確実に点を決められる圧倒的技術力。

我々、サトケンJAPANはこのチームで2020年に圧倒的な成功をもたらしていこうと思っています。どうぞ、ご期待下さい!

3、選手紹介

サトケン監督から、2020年に向けた選手とフォーメーションの発表です!一人ずつ選手が紹介され、内定証書の授与がおこなわれます。

サトケン監督から直接いただく内定証書。その重みにやはり少し緊張の色が見受けられます。

4、選手代表あいさつ

次は選手代表あいさつです。その内容の一部をご紹介します。

選手代表:GMOペパボの皆様、こんばんは。 本日は、私たちのために、このような記者会見を開催していただき、ありがとうございます。

さて、突然ですが、「デジタルネイティブ」という言葉をみなさんご存知でしょうか?デジタルネイティブとは、生まれた頃からインターネットに触れている人や、デジタル機器を使いこなしている人のことです。

一般的に日本では、1980年代以降の人のことをデジタルネイティブと呼びます。その中でも私たちは1996に生まれた世代は、モバイル機器でインターネットを駆使し、SNSや動画も使いこなすことから、「ネオデジタルネイティブ」と呼ばれています。

デジタルネイティブが生まれてから、20年近くが経ち、本当にインターネットが身近なものになりました。

インターネットは多彩な自分像を表現・発信でき、そこから新しい価値が生まれる可能性があるというのが一番の魅力ではないかと私は感じております。

インターネットのいちユーザーではなく、インターネットを通して「表現の場」を提供し、人々の可能性を広げるという立場に立てることが楽しみであり、同時に身が引き締まる思いであります。

一日も早く、GMOペパボの仕事に慣れ、サービスを向上させ、ファンを増やしていきたいです。

また、GMOペパボが大切にしている3つのうちの一つでもある「アウトプットすること」をさまざまな場面で実践し、自分自身を表現者の一人として、ペパボという会社が、社会が面白くなるように頑張っていきます。

皆様のご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。簡単ではありますが、内定者代表の挨拶とさせていただきます。本日はありがとうございました。

5、選手退場

記者会見を終え、盛大な拍手とともに選手退場です。選手たちのこれからの活躍に期待です!

以上でGMOペパボの2018年度内定式は終了です。

1時間弱という短い時間でしたが、ここまでしてもらえるとは、忘れられない一生の思い出となったのではないでしょうか。

【GMOペパボ人事に聞いてみた】内定式にかける想い

ではなぜ、GMOペパボはここまで凝りに凝った内定式をしているのでしょうか?

ここからは、GMOペパボがユニーク内定式を開催しているその理由を人事の方に聞いてみました。

Q.1 今回、どのような経緯でこのような内定式を開催したのでしょうか。

今年の夏にサッカーが日本でも世界でも大きな盛り上がり見せたのは記憶に新しいことかと思います。「その盛り上がりをGMOペパボでも再現したい」という想いから、内定式の企画を進めました。

そこから内定者に、みなさんを採用した経緯や期待することもしっかり伝えたかったので「サトケンJAPAN代表発表記者会見」と題して、記者会見をイメージした内定式にしました。

Q.2 今回の内定式の準備に、どれぐらいかかりましたか?

人事メンバーが中心となり、企画立案から3週間くらい準備に時間をかけています。

コンセプトの確定に約1週間、その後1週間~2週間で演出を考えたり、会場の装飾物の作成をしたりしました。

マネージャー、パートナーへの共有も事前におこない、内定式当日がスムーズに進むような準備をしています。

Q.3 今回の内定式を企画する際に、意識したポイントはありますか?

GMOペパボの社員全員が内定者を温かく迎え、内定者が主役となるようなコンテンツを盛り込むことにこだわりました。

具体的には内定者一人ひとりを紹介するプレゼンテーションを作成したり、会場にいる全員が参加できるような演出を盛り込んだりと、会場全体で内定者をお祝いするような式をつくることを意識しました。

Q.4 内定式を開催して、内定者からどのような声がありましたか?

「楽しかった」「嬉しかった」などと言っていただき、内定者も喜んでくれたようでよかったです。

また「真面目にすればいいのか、笑っていいのかわからなかった」「今年もクセが強かった」などの声もいただきました(笑)。

Q.5 なぜ毎年、一風変わった内定式を開催しているのですか?

新卒として会社に入社するのは、誰でも人生で一度きりです。

数ある企業の中からGMOペパボを選んでくれた内定者のみなさんに、私たちが大切にしている企業理念「もっとおもしろくできる」を体感してもらい、思い出に残る内定式にするべく、毎年少し変わった内定式を開催しています。

内定者のために毎年体を張り続ける佐藤社長はすごい

いかがでしたでしょうか。

今年はサッカー記者会見風でしたが、過去には「アリス・イン・ワンダーランド」風、「エジプト」風、「運動会」風などさまざまな内定式を実施してきています。

https://hr.pepabo.com/report/2017/10/03/607

https://hr.pepabo.com/report/2015/10/09/35

ここまで最前線で体を張り続ける佐藤社長は、シンプルにすごいお方だなと思いました・・・!それだけ、新しく入ってくる社員に会社を好きになってもらいたいのだな、とその熱意が感じられました。

GMOペパボの少し変わった内定式に参加して、社員全員で内定者を迎えている一体感、そして記憶に残るコンテンツが印象的でした。

企業理念である「もっとおもしろくできる」を内定式にも追求している姿は、内定者からしても何か熱いものを感じる内定式だったのではないでしょうか。

人事業務に役立つ最新情報をお届け!メールマガジン登録(無料)

HR NOTEメールマガジンでは、人事/HRの担当者として知っておきたい各社の取組事例やリリース情報、最新Newsから今すぐ使える実践ノウハウまで毎日配信しています。

メルマガのイメージ

関連記事

「なぜ、こんなに辞めるのか?」早期離職の原因と対策|プレシャスパートナーズ矢野

「なぜ、こんなに辞めるのか?」早期離職の原因と対策|プレシャスパートナーズ矢野

企業で一番大切なもの、それは「人」です。優秀な人材がいなければ、企業は成長していきません。 「優秀な人材」と聞くと、スキルや経験を重視し、能力の高い人材を採用することを第一に考えがちです。 しかし、能力のある人材は確かに […]

  • 採用
  • 採用戦略・要員計画
2025.12.02
金井 一真
【第1回】 転職市場の動向・現状、そこから見えるオンボーディングの重要性

【第1回】 転職市場の動向・現状、そこから見えるオンボーディングの重要性

転職者数が新卒者数の約2.8倍近くとなった今、多くの企業が共通して直面している現実があります。それは「優秀なキャリア入社者を採用したのに、期待した成果が出ない」「思ったより早く離職してしまう」という課題です。 リクルート […]

  • 採用
  • 中途採用手法
2025.12.02
金井 一真
エンジニア採用は「年齢よりスキル」IT人材79万人不足の時代の新常識|レガシーフォース前田

エンジニア採用は「年齢よりスキル」IT人材79万人不足の時代の新常識|レガシーフォース前田

年齢で区切る採用が、優秀な人材を逃している 企業の多くが「即戦力エンジニアの採用が難しい」と頭を抱えています。経済産業省の調査によると、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足するといった試算もあります。 そんな中 […]

  • 採用
  • エンジニア採用手法
2025.11.11
金井 一真
生成AI時代のエンジニア採用:採用担当者が今すぐ考えるべき3つの視点|ハイヤールー葛岡

生成AI時代のエンジニア採用:採用担当者が今すぐ考えるべき3つの視点|ハイヤールー葛岡

株式会社ハイヤールーの代表、葛岡です。 執筆者葛岡 宏祐氏株式会社ハイヤールー 代表取締役 1996年生まれ、最終学歴中卒。2018年にAIエンジニアとして株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)に入社。2020年2月にテ […]

  • 採用
  • エンジニア採用手法
2025.11.07
金井 一真
成果を出しやすいフリーランスの活用方法とは|CTF GROUP山本

成果を出しやすいフリーランスの活用方法とは|CTF GROUP山本

働き方が多様化する中、専門性やスピード感を重視する企業にとって、フリーランス人材の活用は大きな可能性を秘めています。固定的な雇用に縛られず、必要な時に必要なスキルを持つ人材と連携できる点は、競争力強化の大きな武器です。 […]

  • 採用
  • 母集団形成
2025.11.06
金井 一真

人事注目のタグ