マルチタスクをこなすにはどのようなマネジメントをすればいいのか |HR NOTE

マルチタスクをこなすにはどのようなマネジメントをすればいいのか |HR NOTE

マルチタスクをこなすにはどのようなマネジメントをすればいいのか

  • 組織
  • キャリア開発

マルチタスク

 
こんにちは!
HR NOTE編集部 野上です。
 
仕事をしていく中で、複数のタスクを進めながら業務をおこなうことは誰しもが経験することです。特に人事担当者であればこれからの時期には、次年度卒業予定の新卒採用を進めたり、新入社員の受け入れ準備を進めたりと、数えだすとキリがない程のタスクを抱え込むことが多いのではないかと思います。
 
仕事をそつなくこなす先輩社員などを見ていると、どのようにしてマルチタスクをこなしているのか気になることが多くあるのではないでしょうか。本記事では、マルチタスクをこなすために必要な考え方や仕事の進め方をご紹介します。自身の仕事への取り組みや、後輩社員へのマネジメントにご参考になれば幸いです。
 

\HR NOTEが提供する無料ウェビナーの視聴予約を絶賛受付中!/

マルチタスクをこなすことは難しい

マルチタスク1

 
まず、マルチタスクをこなすことは簡単ではないということを理解する必要があると思っています。学生のうちは自分の好きなことや、やりたいことに没頭して1つのことに向き合うことは苦ではなく、難なくこなしていました。しかし、社会人になると、同時に複数の案件を抱え、それぞれの案件に異なった納期があり、案件によっては納期を引き伸ばし、別案件の進捗が後倒しになってしまうことがあります。
 
マルチタスクといえど、ただ納期に間に合えば良いわけではなく、それぞれのタスクにはクオリティが求められているので、失敗することはもちろん許されません。クオリティの低い状態でタスクを完了させると、アウトプットが軽薄になってしまい上司に怒られたり、クライアントとの案件が破談したりすることも想定されます
 
私も社会人になってから今もなお、マルチタスクをこなすことが非常に苦手であり、片方のタスクをこなしては、もう一方のタスクを延期してしまうなど、納期には間に合うもののギリギリで追い込まれて作成したタスクは、翌日などに「詰めが甘い」と言って再度やりなおしになることがよくあります。
 
このように、マルチタスクは社会人であれば普通にこなせて当たり前なことかとは思いますが、想像以上に難しいと思っている方は多いのではないのでしょうか。
 

マルチタスクをうまくこなす方法を考えてみた

マルチタスク3

 
複数の案件を同時進行させなければいけない場合、「いつまでに」といったざっくりとした状態でスケジュール帳に書き込んだり、メモを残すなどをしてタスク管理をされている方も多いと思います。
 
納期をスケジュール帳に書き込んだ状態で仕事をすすめると上手くいくのかというとそういうわけではありません。1つの案件の細かい作業を切り分けしてメモに書き込んでいくことが重要です。たとえば、私のようなメディアの記事を編集する場合であれば、「いつまでに記事を作成する」といった案件に対して「テーマを決める」「参考になる記事や資料を見つけてくる」「記事構成を考える」「執筆する」「アイキャッチ画像を作成する」「誤字脱字がないかをチェックする」「タイトル設計をおこなう」などの作業に切り分けることができます。
 
1つのタスクに対してこれほどの作業数に切り分けられるのに、マルチタスクになってくると2倍、3倍の作業が増えてくることになります
 
決められた納期に対して、できるだけ細かい粒度で作業を洗い出し、それにかかる時間を割り出しておけば、やるべきことが把握できるので、無駄な作業を減らすことができ、マルチタスクをこなすことができるかもしれません。
 
しかしながら、作業を細かく洗い出し作業を進めていても、予想していた時間内に作業を終えることができず納期に間に合わないこともしばしばあります。
 
タスクごとに洗い出した作業が「頑張ればこれぐらいで終わるだろう」ぐらいで時間配分をしてしまっているために、時間通りに作業をすすめることができず、常に時間に追われた状態で仕事を進めてしまうことになってしまいます。
 
先輩社員に私のこの壊滅的な状況をどうしたらいいかを相談すると、「時間を見積もるときは、自分の予想する時間を1.5倍している」というアドバイスをいただきました。
 
少しの余裕をもって作業時間を見積もることで、作業全体の確認作業などに時間を割くことができ、時間に追われることも少なくなってくるのではないでしょうか。
 
また、それぞれの作業が上司やクライアントが望んでいないものになってしまわないように、1日1回、もしくは各作業が終了するごとに、上司への「報告・連絡・相談」をすることが大事になってきます。そのためにも、上司や先輩社員のスケジュールをきちんと把握していくことも重要です。
 
これらのことを考えるとタスクの洗い出しと時間の見積もりがマルチタスクには重要ということが少し理解できたのではないでしょうか。
 

マルチタスクに便利なツールまとめ

手帳やメモに手書きでタスク管理をしても問題はありませんが、移動中や自宅でも同じタスク管理ができるような、PCやスマホで管理ができるツール増えてきています。ここではマルチタスクを管理するのに便利なツールをいくつかご紹介いたします。
 

Google カレンダー|毎日を有意義に過ごしましょう
カレンダー

 
会社でGoogleアカウントを発行しているのであれば、利用されている方も多いかと思います。また個人的にgoogleアカウントを発行されている方でも無料で利用をすることができるオススメツールです。
 
分刻みでのスケジュール管理が可能になっているので、作業のスケジュールの書き込みに便利ですし、各作業の開始前にはアカウントを共有しているスマホやPCデバイスへ自動的にアラートがされるので、時間管理をきちんとおこなうことができます。
 
上長やマネジメントをされる方であれば、カレンダーを共有することで、時間どうりに作業が進んでいるのかをカレンダー上で確認することもできるので、業務内容のすり合わせなどに活用していただくこともできます。
 

Todoist|500万人以上が使っている、ストレスフリーのGTDスケジュールアプリ
todoist

 
google chromeの拡張機能を利用すれば、Gmailなどをタスク化することもできるので、簡単にやるべきことやしたいこと、緊急性の高いタスクを、リスト化することができます。
 
社内での上長とのタスク共有、または家族や友人とのタスク共有も可能なので、仕事のタスクだけではなく、両親の誕生日のタスクなど必要なタスクをリスト化し、必要な人との共有ができます。1日でどれだけのタスクをこなすことができたのかを、ツール上で計測し、毎日あなたの生産性はどうだったかを分析して報告してくれるので、タスクをこなすためのモチベーションの持続にも便利です。
 
公式HPはこちら
 

Trello|みんなでなんでも視覚的に整理する無料ツール
FireShot Capture 5 - Trello - https___trello.com_

 
Trelloはタスクをビジュアル化して管理できるタスク管理ツールです。
チームメンバーに向けてのタスクや、個人のタスクなど、細かく切り分けた作業を確認するのに非常に便利です。PCやスマホのあらゆるデバイスに対応が可能で、「今後すべき作業」「実行中」「終わった作業」を確認できるボードと、そのタスクをこなすために必要なアイデアや情報をメンバー間で共有ができます。
 
完了済みの業務やタスクのアウトプットをクラウド上で上司からフィードバックをいただくことができるので、時間の削減などにも活用することができます。
 
公式HPはこちら
 

さいごに

いかがでしたでしょうか。
マルチタスクをこなすために必要な考え方や、取り組み方をご紹介させていただきました。
 
もしあなたが、部下や社員をマネジメントする立場であれば、毎日タスクの進捗率などを毎日すり合わせをして「何ができたのか、できなかったのか」を把握して、アドバイスなどをしてあげることが大事かもしれません。部下が間違った方向にタスクを進めていないかどうかを、こまめに確認してあげることも重要になってきます。
 
また、部下のマルチタスクをマネジメントする際には、その社員の「できる・できない」を把握したうえで、いきなり200%のタスクを伝えるのではなく、少しストレッチをきかせた120%ほどの無理をさせ過ぎないようなタスクを部下に任せていくことを継続していけば、部下の成長につながっていくかもしれません。
 

--------------------

\7月26日(金)開催!豪華ゲスト登壇!/
今こそ知っておきたい「人事データ活用」の具体的なノウハウをご紹介!

組織改善に必要な人事データを収集・活用して組織変革を促す「HRDX(人事DX)」。しかし、多くの企業が「具体的にどうやって人事データを活用していけば良いかわからない」といった悩みを抱えているのではないでしょうか?

今回のHRDX CAMPでは、人事データ活用に関する有識者3名をお招きし、人事データ活用の具体的な方法や実践事例を解説します。無料で視聴できますので、この機会にぜひご参加ください。

【こんな方におすすめ!】

  • 人事データ活用が重要だとは思っているが、具体的な進め方のイメージができない
  • 既に人事システムを導入はしているが、使いこなせていないように感じている
  • 「戦略人事」や「ピープルアナリティクス」といった内容に興味がある

人事業務に役立つ最新情報をお届け!メールマガジン登録(無料)

HR NOTEメールマガジンでは、人事/HRの担当者として知っておきたい各社の取組事例やリリース情報、最新Newsから今すぐ使える実践ノウハウまで毎日配信しています。

メルマガのイメージ

関連記事

社内副業とは?制度を形骸化させない、効果的な社内副業制度導入と運用に必要なステップとは

社内副業とは?制度を形骸化させない、効果的な社内副業制度導入と運用に必要なステップとは<事例つき>

社内副業とは、社員が本来の仕事に加えて、同じ会社内で別の仕事やプロジェクトに取り組むことを指します。最近では、大手企業を中心に社内副業を導入するケースが増えています。例えば、日立、KDDI、ソニー、リコー、パナソニック、 […]

  • 組織
  • ワークスタイル
2024.07.17
松野天音
人事が主導するプレゼンティーズム対策とは⑤~紫外線対策と眼精疲労

人事が主導するプレゼンティーズム対策とは⑤~紫外線対策と眼精疲労

前稿では、日本人の約3割が抱えていると言われる「頭痛」対策についてお伝えしました。今回は、日本では1,200万人以上と言われるドライアイ患者や、紫外線対策と眼精疲労についてお伝えします。 近年の日本の夏は猛烈な暑さになっ […]

  • 組織
  • エンゲージメント
2024.07.10
松野天音
リスキリングの仕上げとなる第4段階!学びを実践につなげるためのポイント|仕事旅行社 田中 翼

リスキリングの仕上げとなる第4段階!学びを実践につなげるためのポイント|仕事旅行社 田中 翼

みなさん、こんにちは。仕事旅行社の田中です。「リスキリングの4つのフェーズ」について、これまで連載させていただきましたが、ついに今回で最終回となります。長い間おつきあいいただき、ありがとうございます。 さて、今回は「学ん […]

  • 組織
  • 人材育成・研修
2024.07.03
根本 慎吾
テレワークで業務管理を効率化するには?

テレワークで業務管理を効率化するには?

近年では、働き方改革や新型コロナウイルス感染症の影響を受け、テレワークを導入する企業が増えています。テレワークを導入するうえで、どのように業務管理をおこなえばよいか悩まれている方もいるかもしれません。
当記事では、テレワークでの業務管理における課題やその対処方法について解説します。テレワークの導入を検討中の方や、テレワークの業務管理を効率化したいと考えている方はこの記事を参考にしてみてください。

  • 組織
  • ワークスタイル
2024.06.28
HR NOTE 編集部
テレワークでよくあるトラブルとその解決策を紹介!

テレワークでよくあるトラブルとその解決策を紹介!

近年では、働き方改革の影響も受けて、テレワークを導入する企業は増加しています。テレワークのメリットは理解しているけれど、トラブルの発生を恐れて、導入に踏み切れていないという企業もあるのではないのでしょうか。当記事では、テレワークのトラブルとその対処方法について具体的に紹介します。

  • 組織
  • ワークスタイル
2024.06.28
HR NOTE 編集部

人事注目のタグ