勤怠管理は、給与計算や評価決定に繋がることもあり、残業時間の集計など正確さを求められる作業である一方で、人事がおこなう作業の中でも敬遠されがちな作業となります。
実際、オフィスに寄らず営業先に行く、営業先から直帰する従業員がいる、などイレギュラーな場合があると、さらに管理が手間のかかるものとなってしまうかと思います。
今回は、そういった煩雑な作業や時間のかかる単純作業を、一気に効率化してくれるインドネシアで利用可能な勤怠管理システム、そしてシステムの特徴や料金をまとめてみました。
現在、勤怠管理システムを探されている方、今後管理方法の見直しを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
勤怠管理システム10社 特徴紹介
1.Kintone
- 出退勤管理から、残業・休暇申請、有休残日数管理、緊急時の勤怠連絡まですべてをオンラインで完結可能
- 残業・休暇申請がペーパーレス、さらにコメントをつけて申請ができる機能あり。
- 勤怠状況にもとづく勤務時間や給与の計算が効率的にできる。
料金システム
30日間フリートライアルあり(その後の料金は問い合わせ)
会社:PT. Asia Quest Indonesia
2. SPISy
- 給与や税収の設定やBPJSに関する面倒な手続きも企業の希望・状況にあわせた設定次第で、1分で給与計算可能。
- セキュリティー面の充実(ユーザーごとのデータアクセス制御設定やユーザーのログインを追跡する監査証跡あり。)
- シュミレーション機能があるため、政府による急な変更にも事前に確認ができ、すぐの対応が可能。
料金システム
料金やサービス詳細に関しては、ホームページから問い合わせ
会社:PT. Sakura System Solutions
3.Talenta
- スマートフォンのカメラやGPS機能を利用し、どこからでも勤怠・休暇申請可能。
- 会社のイベントや、他のメンバーのシフト・連絡先の確認が可能
- オンライン勤怠を元に、給与計算可能。
料金システム
EnterpriseとBisnisの2つの料金形態あり。(料金詳細は営業へ)
14日間のフリートライアルあり。
会社:PT Mid Solusi Nusantara
4.KaryaOne
- 指紋スキャナーやRFIDアクセスカードなどの出席マシンと統合・管理可能
- 携帯端末のGPS機能で、正確な勤怠の確認が可能になるため、出社の手間を省き直行・直帰が可能
- 外出先から、オフィス外でのスケジュールを写真とともに報告・更新可能
料金システム
30日間のフリートライアルあり(その後の料金は問い合わせ)
会社:KaryaONE – Software HR & Payroll Indonesia
5.Hadirr
- GPSサービスと顔認証により従業員がどこから出勤をしているのか確認可能。
- 従業員が日々のタスクを自身で更新する機能があるため、上司は、常にタスク内容や進捗の確認可能
- アポイント等の移動を伴うスケジュールも”何時にどこに誰と会う予定なのか”詳細をリアルタイムで更新可能
料金システム
従業員数により料金が変動(ミニマム6名から、Rp12,500 / 1人)
会社:PT. Fatiha Sakti (FAST-8)
6.Sleeker
- 携帯端末から勤怠更新・休暇申請・残業申請可能
- 細かい経費の申請・支払いもすべてアプリにて簡潔可能
- 給料日に従業員にあわせた給与明細の発行可能
料金システム
従業員数・パッケージにより料金が変動(営業宛に問い合わせ)
7.SIAP+P
- 勤怠だけではなく、給与計算、業績管理などもまとめて管理可能
- 携帯端末から勤怠更新・休暇申請・残業申請可能
- 政府規制の変更にあわせ随時無料でシステムアップデート可能
料金システム
料金については、ホームページ等から問い合わせ
会社:PT Realta Chakradarma
8.forwardHR
- クライアントの要望にあわせカスタマイズ可能
- 残業申請と同時に残業費用の計算も可能
- 勤怠、給与計算だけでなく、経費管理や採用、評価設定までシステム管理可能
料金システム
料金については、ホームページ等から問い合わせ
会社:PT. BSC Indonesia
9.LinovHR
- アプリ経由で、出勤中の従業員の場所、また当日のタスク管理等が可能
- 勤怠だけではなく、採用、組織管理、パフォーマンス管理等の人事まわりの支援可能
- 自社のローンサービスを申請から返済までシステムでの管理が可能
料金システム
パッケージにより料金に変動あり。(料金詳細については、ホームページ等から問い合わせ)
会社:LinovHR
HP:https://www.linovhr.com/
10.Jojonomic
- 人事と財務のタスクをまとめ、自動化し、時間・お金・エネルギーの節約が可能
- 会社の状況・目的にあわせ様々なパッケージ提案可能
- すべての書面の承認プロセスを簡素化し、紙ではなくデジタルでの管理を可能にする
料金システム
規模感・人数・パッケージにより料金が変動(料金詳細については、ホームページ等から問い合わせ)
会社:Jojonomic HQ
11. Gajian
- 従業員の口座番号を含めた個人情報等・給与・キャリア情報をまとめて管理可能
- 社内の役職毎の賃金表の作成が可能、それにより社内傾向の分析も可能
- すべてのデータから生産性・パフォーマンス分析が可能
料金システム
従業員数6名からサービスの利用が可能。人数・パッケージごとに料金が変動。
(料金詳細については、ホームページにて確認可能・もしくは直接問い合わせ)
会社:Gadjian.com
12. MPS Soft
- 勤怠・給与・人事に関する3つのシステムが統合されており、会社の規模感にあわせて適応可能
- アプリにて勤怠、欠席・休暇・有給申請が可能
- 給与計算は、1日、10日、30日、または指定された期間ごとにて計算可能
料金システム
ホームページより見積もり申請可能(料金システム詳細は、ホームページ等から問い合わせ)
会社:PT. Mitra Pasifik Solusindo (MPSSOFT)
まとめ
従業員の勤怠状況が把握できていないと、適正配置、適正な給与支払いができないなど、さまざまな弊害が起きます。
一方で、正確な勤怠管理をおこなうには工数がかかってしまいますので、そういった複雑な作業を削減するためにシステムを導入するというのも1つの案ではないでしょうか。
今回紹介したシステムを比較して、自社にとって一番最善なサービスの導入を是非検討してみてください。