インターンシップ期間における母集団形成の方法8選|自社に合ったサービスの活用方法とは?

21年卒向けのインターンシップ募集が本格化して、早くも3ヶ月が過ぎました。採用担当者様の多くは、20年卒の活動も継続しながら準備を進めているのではないでしょうか。

今回は採用担当者様が頭を悩ませる母集団形成の方法について、インターンシップ時期に絞って実施方法やサービスを比較していきます。

1. 新卒採用におけるインターンシップ市況

現在のインターンシップの市況やスケジュールはどのようになっているのでしょうか?ここでは、「企業」と「学生」に分けてそれぞれのスケジュールや動向を確認していきます。

企業動向

企業のインターンシップスケジュールや動向はどのようになっているでしょうか。

インターンシップスケジュール

株式会社ディスコの企業調査(キャリタスリサーチ 2019年卒・新卒採用に関する企業調査・内定動向調査)では、時期ごとにインターンシップの実施率を調査しています。2019年卒向けのインターンシップにおいては、夏季(6月~9月)が53%、秋季(10月~11月)が29%、冬季(12月~2月)が66%でした。

実施企業は年々増加

経団連が17年卒採用から設定した「広報活動の開始が3月、選考活動の開始が6月」のスケジュールによって、企業がおこなうインターンシップは広報活動開始前の2月までに実施されるようになりました。

このスケジュールによりインターンシップで自社の認知度を高め、志望度が上がるように動く企業が一気に増えました。これは掲載社数の年度別の推移をみると明らかです。

※マイナビ掲載社数推移、ネオキャリア調べ

短期インターンシップが増加

インターンシップの実施期間ついてもみていきましょう。

株式会社ディスコが実施した、「2020年卒業調査- ・新卒採用に関する企業調査-採用方針調査」 における、プログラム1回あたりのインターンシップ実施期間についての質問では、1日のものがもっとも多く86.4でした。一方で2~3日以上の複数日程のものは高いもので、2割程度の実施率でした。

19年卒もほぼ同じ推移となっており、20年卒の方がより1日以内のものが多くなっています。

このような調査からも実施企業数が増えるほど、短期のものが主流となっているようです。これは、採用難が続くほどインターンシップを採用活動、とくに母集団形成の一部として運営する企業が増えていることが予測できます。

学生動向

次に学生の動向をみていきましょう。企業動向に対して、学生のスケジュールや動向はどのようになっているでしょうか。

学生側のインターンシップスケジュール

学生が就職活動を意識し始めるのが大学3年次といわれています。大学3年次までにインターンシップを経験する学生は合計して11%程度という状況です。

マイナビが実施したアンケートによると、インターンシップに初めて参加した時期についての質問が、大学3年生6月以前ではわずかだったところ、3年生の8月に一気にピークを迎えるようになっています。夏季休暇期間は学生が一番動き始める時期となっているようです。

出典:マイナビサポネット 2020年卒マイナビ大学生広報活動開始前の活動調査より抜粋

インターンシップ参加学生は増加

マイナビの20年卒マイナビ学生就職モニター調査(2月の活動状況)によると、91.7%の学生がこれまでにインターンシップに参加したと回答しています。前年までの実績を見ても年々インターンシップに参加している学生は増えています。また、平均の1人当たりの参加社数も増えています

企業選びと参加目的は就活を意識したものになっている

参加インターンシップを選ぶ際の基準については、「興味のある業界だったから」がもっとも多く62.9%「興味のある職種(仕事)についての内容だったから」が49.6%「その企業に応募することを検討している(いた)から」が44.0%という順に推移しています。

また、インターンシップへの参加目的については、「特定の企業のことをよく知るため」「自分が何をやりたいかを見つけるため」「志望企業や志望業界で働くことを経験するため」といった項目が上位にきています。

アンケート結果から学生は、「インターンシップ=就職活動」とみているようです。

企業側としては、上記のような企業・学生動向をもとにインターンシップの母集団形成をおこなう必要が出てきます。それでは、現在どのような母集団形成方法があるでしょうか。

2. 母集団形成の方法

インターンシップ参加学生の母集団形成の方法としてはインターンシップサイトが一般的となっていますが、その他にもさまざまな方法があります。

インターンシップ(就職)サイト

例えば、リクナビ・マイナビなど就職情報サイトはインターンシップ期間中からの活用が可能です。インターンシップ実施時期には、情報サイトのトップページもインターンシップ専用となっています。

企業紹介のページの他に、複数のインターンシップをコースごとに掲載することが可能となっているサイトが多くあります。

サイト上では、「職種」「業種」「実施地域」「実施日数」「体験内容」などからインターンシップを検索できるようになっています。多くの学生は興味のあるインターンシップを探すために、上記条件を複数かけ合わせて使用しています。

多くの企業の掲載があるため、その中から選んでもらうには学生の目的にあった、特徴のあるインターンシップ内容にすることが重要となります。

イベント

インターンシップイベントにはマス型とスカウト型があります。

マス型イベント

マス型は例えば、インターンシップサイトが提供するイベントがあります。多くのイベントでは、会場にインターンシップ実施予定の企業がブースを構えで自社のインターンシップについて説明をおこないます。

大型のものは大都市で開催される傾向がありますが、各都道府県の主要都市での開催もあるため地方募集の企業も活用が可能です。

スカウト型イベント

スカウト型は、5~10社程度の採用担当者が参加する中で学生がビジネスゲームなどをおこない、自分のスキルをアピールします。ゲーム終了後、企業からフィードバックをもらったり、スカウトされて座談会に参加するなどの形式があります。この後、インターンシップへ誘導することが可能になっています。

送客サービス

送客サービスとは、企業に代わってインターンシップ学生を見つけて送り込んでくれるサービスです。自社の求める人物像に合う学生をインターンシップやインターンシップ説明会に動員してもらうことができます。

事前に、大学や学部、学科、現住所などの希望する学生の情報を伝え、その希望に合致した学生をスクリーニングした上で動員することが可能となっているサービスが多くなっています。そのため、特定のターゲットに効率的に接触することができます。

また、成功報酬型のものが多いため、学生が集まらなかった場合は費用がかからないというメリットもあります。

スカウトサイト

通常は企業が募集告知をし、学生が応募するという母集団形成方法が多いと思います。スカウトサイトは学生が登録サイトへ自己PRなどプロフィールを記載し、そのプロフィールをみて企業側がメールを送るなどして接触することができます。

企業としては、事前に学生の情報を入手することができるため、自社にあった人材を選んでスカウトすることが可能です。

3. 母集団形成ができるサービス8選

母集団形成の具体的サービスはどのようなものがあるでしょうか。それぞれの手法で8つのサービスをご紹介します。

マイナビ|インターンシップサイト

就職サイトとしても利用している企業が多いマイナビは、インターンシップサイトとしても活用することが可能です。

学生登録数・企業掲載社数ともに業界最大規模
インターンシップだけでなく、3月以降も継続して利用が可能。
学生が企業・業界理解ができるような情報提供に注力しており、先輩社員紹介コンテンツも充実!

6月から9月のサマーインターンシップと10月から翌2月のオータム・ウィンターインターンシップに分けての掲載となっています。21年卒向けサービスから2月中旬より、就職準備期間としてさまざまな新しいオプションも投入され、インターンシップから3月以降の活動にスムーズに移れるよう工夫されています。


キャリタス就活|インターンシップサイト


大学への求人票配信システム大手の株式会社ディスコが運営しているサイトです。就職サイトとしては、日経就職ナビから17年卒向けサービスよりキャリタス就活にリニューアルしています。

「気になる」独自機能で学生とつながることが可能
学生との相互やり取りができる「気になる」や求人票配信システムと連携機能など、独自機能で学生と企業をつなぐ取り組みを強化。21年卒は、5月からエントリー可能にしたりと通年採用に向けた動きも取っています。

学生登録数はマイナビに比べると少なくなりますが、その分学生とのつながりを持てるような機能に注力しています。LINE@と連携できるキャリタスcontactというオプションや、DM機能も複数プランが用意されています。


あさがくナビ|インターンシップサイト


株式会社学情が提供している就職サイトです。20年卒向けサービスより大幅にリニューアルし、ダイレクトリクルーティングよりのコンセプトを打ち出して他のサイトとの差別化を図っています。

ダイレクトスカウトがリニューアルし、学生からの「逆オファー」などもできるように
ガクチカ情報として、学生自己PRをより詳細記載できるように仕様変更となりました。AIを搭載し、応募率の高い学生にオファーメールを送れるようにし、マッチング率を高めるように設計しています。

学生登録数はマイナビやキャリタスと比べてもやや劣りますが、その分マッチング度を高めるような仕様に設計されています。インターンシップ時期から適職診断を促したり、AIマッチングをおこなって学生に合う企業をピックアップされるようにもなっています。


マイナビインターンシップEXPO・セミナー|イベント

マイナビが就職サイトと連動しておこなっている、主要都市開催の大規模イベントのインターンシップEXPOと地方都市開催の中規模イベントのインターンシップセミナーです。

インターンシップサイトと連動した国内最大規模のイベント
マイナビが主催しており、国内のインターンシップイベントとしては最大規模・回数としておこなわれています。サイト情報と連動しており、サイトに掲載している企業は学生情報の連携がその場でおこなえます。

会場地域と規模によって、料金は異なります。6月開催の東京会場のインターンシップEXPOでは約1.8万人の来場学生数を記録したこともあり、大人数の学生に集中的に接触したい企業にはおすすめです。


キャリタス就活フォーラム|イベント


キャリタス就活と連動したインターンシップイベントです。マイナビ同様全国で実施していますが、業種ごとにまとめたブース運営などマッチ度を重視したものや時期に合わせたテーマを設定したイベントとなっています。

じっくり話をするための個別エリア(ソーシャルパーティー)の設置など、他社との差別化を実施
通常の企業ブースとは別にじっくり話ができるようエリアが設けられており、採用担当だけでなく現場社員との接触を設けたりすることが可能です。

費用については、地域と会場によって異なります。イベントによっては、ソーシャルパーティーという個別対応が可能なエリアを設けている会場もあるため、学生とじっくりと対話することも可能です。


ジョブトラ|イベント


リアライブ株式会社が実施しているスカウト型のイベントです。6社合同型の選考会となっており、参加学生は4種類のビジネスゲームのうち1つを実施、参加企業は学生がビジネスゲームをおこなうのを見て評価します。

当日に選考・座談会・個別面談まで実施することが可能
企業側は自社プレゼン、ビジネスゲーム見学・評価、座談会、高評価学生の面談まで半日でおこなうことができます。そのため、自社に合う学生かどうか、再接触へ案内するかどうかを短時間で判断することができます。

イベントは通年で東京を中心に、大阪・名古屋でも開催しています。参加学生の6割がGMARCH以上となっており、優秀層が集まりやすいといわれる学群へアプローチができます。インターンシップへの誘導だけでなく、すぐの選考へ案内することも可能です。


Premium Matching Event|イベント


就職エージェントneoが運営するマッチング型イベントです。参加学生30~40人程度に対して、参加企業も3~5社と比較的小規模なイベントです。文系向け・理系向けどちらも開催をしています。文系向けについては、業界別やテーマ別に開催しています。

新卒紹介会社が運営するイベントのため学生カウンセリングを実施し、学生の希望をヒアリング
マス型イベントと異なり、事前に学生ヒアリングをおこなうため志望業界と出展企業が合う学生を動員しています。また、イベント後に状況の確認のご支援も場合によっては実施しているため、その後のケアまで可能です。

半日で企業プレゼン、学生との座談会など他のマッチングイベントと同じように運営しています。年間登録学生数約16万人のデータベースとなっているため、多くの学生と会える可能性があるイベントです。


就職エージェントneo 送客サービス

就職エージェントneoが実施する送客サービスです。人材紹介事業からスタートしているサービスのため、学生カウンセリングをおこなって企業の求める条件にあった学生を動員していることが特徴です。

文理別・地方も対応が可能
文系は東名阪、福岡、京都や仙台が中心となりますが、さまざまな学生をご紹介が可能です。地方の理系学生にも一部対応しています。

費用面については、求めるターゲットや時期によって異なります。おすすめの時期については、学生が比較的に能動的に動くインターンシップの時期から就職活動前半までが目安の期間となります。


4. まとめ

いかがでしょうか?就職サイトやマス型イベントは最近では使用している企業様は多くいらっしゃると思います。自社にあったサービスをうまく掛け合わせて使用することがこれからのインターンシップでは重要になりそうです。

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