Indeedと求人媒体の違いは?|掲載期間や料金を徹底比較 |HR NOTE

Indeedと求人媒体の違いは?|掲載期間や料金を徹底比較 |HR NOTE

Indeedと求人媒体の違いは?|掲載期間や料金を徹底比較

  • 採用
  • 中途採用手法

人手不足が社会問題となっている現在、採用活動で人が集まらず頭を抱えている採用担当者も多いと思います。採用活動をおこなうにはまず、求人募集をかける必要があります。

募集方法は色々ありますが、その中でも2強となるのが最近CMなどの露出が多い「Indeed」と昔からの定番である「求人媒体」。一体このどちらを使えば効率的に求人募集をかけることができるのでしょうか。

本記事では、「Indeed」と「求人媒体」の費用や掲載期間を比較しながらそれぞれの特徴を解説します。

1|Indeedと媒体の比較

CMでよく流れているIndeed。話題性のあるCMなので1回は見たり、聞いたりしている方も多いでしょう。求人媒体ですと「en転職」や「doda」も人気の芸能人を使いCMをよく流しています。

では、Indeedと求人媒体はどのような違いがあるのでしょうか。Indeedや求人媒体で求人をだすメリットはどこにあるのかを比較・解説します。

1-1 Indeedとは?

Indeedは企業と求職者をつなぐ「求人検索ツール」です

インターネットで何かを調べたり探したりするときにYahooやGoogleを使うことが多いですよね。YahooやGoogleは検索エンジンと呼ばれ、入力したキーワードに合致するホームページなどを表示してくれます。

対してIndeedは「求人情報に特化した検索エンジン」です。検索ボックスに職種、業種や会社名などのキーワードを入力、勤務地を指定して検索するとさまざまな求人サイトや企業ホームページから集めた求人情報が表示されます。

Indeedの強み
Indeedは日本だけでなく世界中のユーザーが利用しています。毎月約2億人が使っており求人サイトとしては世界最大です。日本でも月に1,000万人を超える人が利用しているので、幅広い人材を見つけることができます。

1-2 求人媒体とは?

求人媒体とは、企業の求人情報を掲載し、転職希望者からの応募を集める媒体のことを意味します。

具体的には民間企業が運営するweb媒体の求人サイト(例えばリクナビなど)や紙媒体(新聞、雑誌など)と公共機関が運営するハローワークのweb求人があります。

効率的な求人をおこなうためには、希望する人物像にあう転職希望者が多く集まる場所に求人をだすことが重要です。

求人サイトは掲載料金が採用情報の掲載期間に対して費用が決まる掲載料金型と応募時、もしくは入社が決まった時点で費用が発生する成功報酬型があります。

掲載料金型では、採用情報を一定期間(1~4週間)求人サイトに掲載することができ、相場は、求人サイトによって異なりますが、20万~100万円を超えるものなどとかなりの差があります。

成功報酬型は応募時に発生するケースで8千円~1万円、採用時に発生するケースは状況によって異なりますが60万~年収の30%程度が相場になっています。

1-3 Indeedと求人媒体の比較

Indeedも求人媒体も同じ企業と転職希望者をつなぐ役割を果たしますが、その違いはなんでしょうか?ここではIndeedと求人媒体の違いに注目してみましょう。

掲載料金

Indeedと求人媒体の1つである求人情報サイトの違いとして、掲載料金の決め方があります。

転職希望者は求人情報サイトに登録をして、自分の条件にあった求人を探します。企業は求人を掲載するために、求人情報サイトの運営会社に掲載期間などのプランを選び、掲載料金を支払って求人情報を掲載してもらいます。

それに対してIndeedは、求人がクリックされたタイミングで課金が発生するリスティング広告と似たシステムです。

月間利用者数

もう1つ注目すべきが、「月の利用者数」です。Indeedは月の利用者数が2,000万人を超えました。求人大手であるリクナビNEXTでさえ、月の利用者数が200万人なので10倍です。

ただ、Indeedは求人件数も圧倒的にあり、正社員求人なら80万件以上、アルバイト求人は90万件以上あります。それに対しリクナビNEXTは11,105件です。(2019年2月段階)

掲載件数で比較すると圧倒的に多いのはIndeedですが、掲載と求職者のバランスが良いのは求人媒体となります。

Indeedと求人媒体の全体像が見えてきたでしょうか。次は、料金体系という視点で比較をおこなっていきます。

2|Indeedと求人媒体の料金形態の違い

人手不足なので人材は確保したい、でもそんなにお金をかけることができないと頭を抱えている採用担当者も多いのではないでしょうか。

前述の通り、求人をだす方法は色々あり、そのプランもさまざまです。求人する上で気になる「Indeedと求人媒体の料金形態の違い」について、少し深堀りしてみたいと思います。

2-1 Indeedの料金形態

Indeedの料金体系は「クリック課金制」

クリック課金は求人情報に興味を持った人がクリックしたタイミングで課金されるシステムです。求人に興味がある人にだけ広告費をかけることができる点がメリットになります。

Indeed広告に掲載すること自体は無料でできるため、無駄な掲載料を削減することができます。

Indeedの支払い方法は先払いの「チャージ制」

Indeedの支払いはチャージ制なので、予算にあわせて広告費を自由に設定することができます。さらに、広告費の消費も自由に設定が可能です。Indeedのクリック単価は職種によって異なりますが15~999円で自由に設定することができ、1日に使える金額も決められます。

Indeedには「無料掲載」と「有料掲載」がある

Indeedはサイトに直接投稿することもできますし、自社求人サイト内にIndeed仕様のページをつくることで掲載できます。しかし、ある程度Webについての知識も必要となるため、手っ取り早く掲載するには求人サイトに出稿する方法もあります。

その場合、求人サイトに対する費用も必要になります。Indeedは無料掲載と有料掲載があります。その違いを確認しておきましょう

▶有料掲載

  • 無料枠に比べて上位に表示されるので、露出度が高くなる。
  • 日別、月別のパフォーマンスレポートを確認することができる。具体的には、閲覧された回数やクリックされた回数を確認でき、回数が少ない場合は、条件を変えるなどの対策を打てる。
  • 自社の採用サイトを記載するための条件が緩い。

▶無料掲載

  • 掲載数や応募数に関係なく、無料で掲載することができる。
  • 検索結果として、有料枠の下部に表示されるので転職希望者の目につきにくくなる。
  • 更新頻度が低い、情報が乏しいと下位表示になってしまい、情報が埋もれてしまいがちになる。

 2-2 求人媒体の料金形態

求人媒体は、各媒体のメーカーごとや掲載条件によって料金も異なります。下記の一覧表をご覧ください。

キャンペーンなどもあり、お得な価格になっている場合もありますのでIndeedと求人媒体の両方を扱っている企業や広告代理店に聞いてみましょう。

3|Indeedと求人媒体の掲載期間の違い

費用の比較についてはご理解いただけたと思います。求人募集するにあたり、費用と切り離せないのが掲載期間です。

Indeedと求人媒体での広告掲載期間の差はあるのでしょうか。ここでは、「掲載期間の違い」に注目してみたいと思います。

3-1 Indeedの掲載期間

Indeedには掲載期間という考え方はありません。

クリック課金型のため、チャージした予算を使い切らない限り掲載され続けます。

採用計画にあわせて掲載期間を自由に調整することができます。日額だけでなく月額の上限も設定ができるので、上限に到達すれば掲載を中断することが可能になります。

Indeedに求人を掲載する際には、いつまでに採用をしたいのかを明確にするようにしましょう。
転職希望者が活発に活動をする時期は予算を多めにとり、少ないときは予算を減らすなど、効率良く採用することが大切です。

3-2 求人媒体の掲載期

求人媒体の場合、中途採用募集では掲載期間が4週間のサイトが多いです。

リクナビに関しては2週間と短期プランも設定されていますが、それ以外はほとんど4週間です。長期になれば、日割り計算すると安くなるなど、長期プランやキャンペーンなどをうまく利用してお得に使いましょう。

ここまでIndeedと求人媒体の費用および掲載期間を比較、解説してきました。では結局どちらがいいのでしょうか。

4|結局、Indeedと求人媒体はどちらがいいの?

Indeedと求人媒体それぞれにメリットがあります。すべての企業に対してどちらが有利ということを断言はできません。

Indeedに向いている企業もあれば、向いていない企業もあります。

単に広告として掲載されることが目的であれば、すべての企業が向いていると言えるでしょう。しかしそれには、日や月単位での上限を設定するなど比較的細かく周期的な設定見直しが必要になります。

そこまで手が回らない企業にとってはこの設定見直し作業は負担となってしまいます。

Indeedに向いている企業
  • 通年で採用している、募集職種が多い
  • 採用人数が多く、求人広告、人材紹介だけでは採用できない
  • 地方で集客したい
  • 中長期的に自社(ホームページ)で集客する仕組みを構築したい

逆に求人媒体も向いている企業もあれば、向いていない企業もあります。

求人媒体に向いている企業
  • 都内で、求人数が多い職種で、短期に大量募集
    (例:営業職、1ヶ月に5名採用募集)
  • 募集する求人数が少ない

また、逆に時期や募集状況に応じて最適な募集方法が変わる企業もあります。

どちらとも言えない企業
  • ターゲットが市場に多くない、ニッチな職種
  • 求人倍率が高い職種、東京・大阪・名古屋などの都市部エリアのみ

それぞれの特徴を把握したうえで、Indeedと求人媒体の両方を扱っている企業や広告代理店に聞いてみましょう。

5|まとめ

採用活動の第一歩となる求人掲載をIndeedと求人媒体で比較しながら紹介しました。

求人媒体の費用は想像しやすく、掲載期間にあわせた定額ですが、Indeedは広告がクリックされると課金されるクリック課金制度です。また掲載期間という考え方はなく、予算の上限を設定し、それ以内に抑えることが可能です。

競争率が高い地域や職種では、Indeedの無料掲載だけを活用し採用を成功させるのは至難の業です。そのため無料掲載だけではなく有料掲載も活用し、適切に運用しながら費用対効果を高める必要があります。

Indeedと求人媒体にはどちらも優れた点があるため、自社の特性や状況に応じて選定する必要があります。求人掲載はあくまでも求人活動の第一歩であり、求人広告を掲載し求人募集をかけたら終わりではありません。中にはIndeedと求人媒体を両方活用している企業もたくさんあります。

最近はIndeedが登録者数も2,000万人を超えるなどかなり活況となっていますが、Googleしごと検索を立ち上げたこともあり、求人検索エンジンはこれからますます活況になっていくことが予想されます。

そのような変化にとんだこの時代で、本記事が貴社にあった求人募集方法を見つけるきっかけになれば幸いです。

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