こんにちは。HR NOTE編集部です。
今回は、「インターシップの内容(コンテツのつくり方)」をご紹介していきます。
1dayインターンシップの場合、どうしても座学だけになってしまいがちですが、学生にインパクトを与えたり、学生の満足度を上げたりするためには、インターンシップの内容をしっかりと工夫することが必要不可欠です。ぜひ、本記事を参考にしていただけますと幸いです。
目次
1|学生の7割以上が「インターンシップ」に参加
株式会社マイナビ「2022年卒 マイナビ大学生 広報活動開始前の活動調査」によると、3月に後ろ倒しになった2016年卒を境にインターンシップの参加率は右肩上がりとなり、22年卒の学生では約85%近くの学生がインターンシップに参加をしています。
2|学生がインターンシップに求めることとは?
参考:リクルートキャリア 就職白書2018-インターンシップ編
上の表から、学生は個別の企業名ではなく「業種」や「プログラム内容」を重視する傾向があることがわかります。また、実際にインターンシップに参加した学生たちの「参加してよかったと思う理由」は、「業種について具体的に知ることができた」と「仕事内容を具体的に知ることができた」がその他の理由と比べ、圧倒的に多いという結果となっています。
上の表からは、実際の業務内容に近いコンテンツほど満足度が高いことがわかります。
ちなみに、株式会社ビズリーチが運営する、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」が、同サービスに登録する2022年卒業予定の大学生・大学院生に実施したアンケート、「23卒必見!22卒の先輩に人気のインターンシップランキング【オンライン・オフライン別】」の結果は上記のようになっています。
上位の企業に共通する点は、実務に近い内容を体験できる点や、社員との接点やフィードバックが評価されている点が多いようです。
3|インターンシップの内容・コンテンツ設計
ここからはいよいよ、インターンシップのコンテンツ設計におけるポイントをご紹介していきます。インターンシップのコンテンツをつくっていく上で、どのようなことに注意すればいいのか、また何から始めれば良いのかなど参考にしてみてください。
・インターンシップ内容の考え方
まず初めに、コンテンツは「内容」×「形式」×「期間」を考えていきます。3つの要素からコンテンツの骨子が成り立っていきます。
内容
- 業界理解促進
- 会社理解促進(社員交流含む)
- 仕事理解促進
- ビジネススキルアップ
- 就活支援
形式
- 実践型
- プロジェクト型
- グループワーク型
- 見学型
- 講義/レクチャー
期間
- 長期(2week以上)
- 中期(1week程度)
- 短期(2~5日程度)
【時期】
- 7月~9月(夏)
- 10月~12月(秋)
- 1月~3月(春)
・インターンシップをつくる4つのステップ
ステップ 1|ゴールはなにか?
まずは、なにをゴールにするのかを考えてみましょう。
たとえば…
- 採用に繋げる
- 母集団形成をする など
ステップ 2|どのような学生を対象にするのか
- 優秀層・上位校の学生
- 理系学生
- 文系学生 など
ステップ 3|学生目線で自社の魅力を分析し、書き出す
「学生目線」でみたときに、自社の魅力がなにかを考えてみましょう。
たとえば…
会社基盤 | 資金・売上・沿革・株主・決算・取引先 |
理念戦略 | 企業理念・経営方針・人事戦略・営業戦略 |
事業内容 | 業界セグメント・事業の将来性 |
仕事内容 | 職種・業務難易度・やりがい |
組織風土 | 組織のカルチャー・ビジョン・雰囲気 |
人的魅力 | 魅力的な社員・ダイバーシティ |
制度待遇 | 給与・評価制尾・福利厚生 |
設備環境 | オフィスの場所・ビル・デスク・貸与物 |
ステップ3を踏まえた上で「自社の魅力」を書き出してみましょう。
会社基盤 | 資金・売上・沿革・株主・決算・取引先 | ? |
理念戦略 | 企業理念・経営方針・人事戦略・営業戦略 | ? |
事業内容 | 業界セグメント・事業の将来性 | ? |
仕事内容 | 職種・業務難易度・やりがい | ? |
組織風土 | 組織のカルチャー・ビジョン・雰囲気 | ? |
人的魅力 | 魅力的な社員・ダイバーシティ | ? |
制度待遇 | 給与・評価制尾・福利厚生 | ? |
設備環境 | オフィスの場所・ビル・デスク・貸与物 | ? |
ステップ 4|自社を受ける学生の志望動機を逆算して考える
「志望動機」を記入する欄は、エントリーシートに必ずといっていいほど設けられています。一方で、学生からすると「志望動機」は、エントリーシートの中で最も書くのに苦労してしまう項目でもあります。
そこで、ぜひ学生の立場に立って考えてみてほしいと思います。自分が自社を受ける学生だったとしたら、どんな志望動機を考えますか?そこで出てきた答えが実は、自社の魅力と思ってほしい部分だといえます。
4|おすすめのサービス紹介
以下では、貴社のインターンシップを成功させるために役立つサービスをご紹介します。
・インターンシップ企画サービス
インターンシップのアイディア出しで、すでにつまずいてしまっているという企業も多いかと思います。インターンシップの内容が決まらないと、インターンシップの準備もなかなか前に進みません。
そんな時は、「インターンシップ企画サービス」を活用してみるのもおすすめです。社名は知らなくても「ひと目で学生が行ってみたくなる」内容のプログラムを設計してもらうことができます。
また、プログラム設計だけでなく、インターンシップの集客や効果測定など、戦略策定をトータルでサポートしてもらうことも可能です。インターンシップ実施にあたっての歩留まりを簡単に、効率よく解消し、納得のいく素敵なインターンシップをつくってみてはいかがでしょうか。
・インターンシップ代行サービス
インターンシップをしたくても、「人手が足りなくてできない」「インターンシップにさける工数がない」とお困りの企業も実際のところ多いのではないでしょうか。
「インターンシップ代行サービス」とは、貴社の代わりにインターンシップを実施するあたり、付随する業務を代行してもらえるサービスです。
インターンを開催するにあたって、
- 採用戦略づくり
- ターゲットの策定
- 募集人数の調整
- 開催スケジュールの確認
- 選考業務
- 学生への個別アプローチ
- アサイン部署の選定
など、やらなければならない業務がたくさんあります。インターンシップ代行サービスを活用することで、業務工数を削減し、効率よく学生と接触することが可能です。
5|まとめ
- 現在、学生の8割以上が「インターンシップ」に参加
- 初めてのインターンシップ導入を考えている企業は、まず、【短期×少人数】を検討してみてみることがおすすめです。また、学生にインパクトを与えたり、学生の満足度を上げたりするためには、「いかにして、1日の中に業務内容に近いコンテンツを詰め込めるか」が非常に重要なポイントになります。
- インターンシップのコンテンツを設計する際には、しっかりと学生目線に立って考えることを忘れてはいけません。学生目線に立った上で、「どんなコンテンツであれば、自社の魅力を伝えることができるのか」、また「どんなコンテンツであれば、ターゲットとなる学生には刺さりやすいのか」を考えましょう。
- 「インターンシップのアイディアが浮かばない」という方は「インターンシップ企画サービス」がおすすめ!
- 「人手が足りない」「もっと効率よくインターンシップを実施したい」という方は「インターンシップ代行サービス」を活用することで、業務工数を削減し、効率よく学生と接触することが可能です!