勤怠管理は煩雑な業務が多いイメージがあり、残業時間の集計など正確さを求められる作業である一方で、人事がおこなう作業の中でも敬遠されがちな作業となります。
今回は、そういった煩雑な作業や時間のかかる単純作業を、一気に効率化してくれる勤怠管理システムの概要や、タイにある勤怠管理システムの特徴や料金をまとめてみました。
勤怠管理システムを探されている方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
目次
勤怠管理の機能
勤怠管理システムを導入した際に、どのような機能があるのか主な機能一覧を紹介します。
従業員のデータの設定から、勤怠情報の集計、シフト作成、打刻設定、休暇・残業申請、承認など、複雑な事務処理がウェブ上で完結しておこなことができます。
従業員への一斉メール送信、プッシュ通知機能なども搭載されています。
また勤怠管理システムの特徴としては従業員の勤怠データの集計はクラウド上で管理ができる利便性と、従業員一人当たり数百円で利用できるというコストの安さが挙げられます。
勤怠管理システムタイ国内13サービスまとめ
それではタイにある勤怠管理システムの特徴や料金を紹介していきます。
無料トライアルで利用できるサービスや月額で低コストできるサービスなどもあるので導入の検討の際はぜひお役立て下さい。
1. PAYDAY
- GPSによる出勤や退勤が可能
- 従業員のデータ概要が見やすいダッシュボードで閲覧可能
- 数回のクリックで自動で給与計算が可能
- 自動で税金の計算ができる
- 従業員数は無制限に登録可能
- 管理者数も無制限に登録可能
- 無制限のストレージ
- GPS打刻
- 残業時間管理機能
- 利益計算機能
- 所得税計算機能
- 従業員証明書をシステム上で発行
- 税金控除の管理etc
有料版:月々 600〜2590バーツ/ 月
無料版の機能に加え、
- スマホで退社手続き
- スマホでの経費の承認
- 所得税フォーマット作成
- 社会保障のフォーマット作成
- 求人票のウェブサービス
2. JOBCAN
- ICカード、静脈、GPSなど多様な打刻が可能
- チームやグループごとに柔軟に勤怠管理の設定が可能
- 100個以上の項目をチェックし、各企業に最善な勤怠管理システムにカスタマイズすることが可能
URL:http://www.jobcan.in.th/
3. Flare Dash
・ドライバーの勤怠管理と危険運転を防止するクラウドドライバー管理サービス
・勤怠管理だけでなくドライバーの運転動向も自動で分析
・ドライバーの出退勤時間の確認、サインなどの承認作業も不要
・定時勤務やシフト制など柔軟に設定可能、給与計算も設定に応じて自動で計算
URL : https://www.flare-dash.com/
4. Orisoft
- 複数のシフトを簡単に管理
- 時給制の仕事の給与計算を簡単にできる
- 従業員の残業を自動集計
- 様々な形態に合わせてシフト作成が可能
- タスク追加の自動化やリマインダーを設定できる
- 出退勤、残業の状態をまとめたレポートを作成できる
URL:http://www.orisoft.co.th/
5. WE-LA-DEE
- スマホや電波を介して情報を読み取る非接触型の自動認識技術(RFID)を通して、リアルタイムで従業員のデータを取得が可能
- レポートはPDF、データはcsvやjsonファイルにも変換可能
- 従業員は休暇申請が可能。通知は人事に自動的に送信
- 人事はスマホで従業員からのリクエストを承認・拒否が可能
- 5人の従業員まで利用可能
- アンドロイド、iOSのアプリで利用可能
- XLS、CSV、Jsonのファイルも使用可能
- 20~50人まで登録可能
- 専用バッチで出勤可能
- スマホ用アプリに表示する会社名やロゴが編集できる
- API連携が可能
URL:https://www.weladee.com/th
6. Onedee
- 直感的に使いやすいUIでストレスなく操作が可能
- iBeacon、Wi-Fi、GPS、QR打刻など、多様な方法で可能
- チームや部署、支部に合わせて柔軟にグループを作ることができる
従業員6名の場合:650バーツ
従業員200名の場合:6000バーツ
※フリートライアルもあり
URL:https://www.onedee.io/
7. SMART TA
- ユーザーを5段階のレベル設定し、レベル毎で使える機能を変えることができる
- スマホでQRコードをスキャンするだけで、打刻した際の時間や場所を正確に記録することが可能
- スマホで様々なレポートが出すことができ、データにフィルターかけることで探したいデータにすぐにアクセスすることができる
- 従業員10名の場合:339バーツ/名
- 従業員50名の場合:179バーツ/名
- 従業員100名の場合:159バーツ/名
URL:http://www.apponnet.com/
8. Cloud TA
- 指紋認証、IDカード打刻が可能
- スマホのアプリを用いてGPSや写真撮影で打刻が可能
- Bluetoothによって5メートルから10メートルの範囲に入った際に自動打刻が可能
- Microsoftの顔認証テクノロジーでプロフィールに登録された写真と照合し、顔認証で打刻をすることが可能
- 1-25名 の場合
1500 バーツ /月
16200 バーツ/ 年 - 901-1000名の場合
31000バーツ / 月
334800バーツ / 年
URL:https://cloud-ta.com/
9. TimeMint
- GPS、QRコードやBeacon、指紋認証で打刻が可能
- 料金形態も柔軟なので、急な従業員が増加に対しても対応可能
- LINEで出勤や退勤の情報を受け取ることができる
URL:https://www.timemint.co/
10. Face time stamp
- パソコンに内蔵されているカメラで出退勤ができるため新しくデバイスを買う必要がない
- 月々のレポートがたった30秒で作成できるため、勤怠管理の作業効率が大幅にアップ
- いつも仕事で使用しているパソコンやスマホで操作できるため導入コストが抑えられる
- 従業員10名まで管理可能
- 打刻機能
- 休暇申請
- 月や年単位でのレポートを自動出力
- 1名 100-300バーツ/月
- 15-150名まで従業員管理可能
- 上記の機能に加え病欠や欠勤の管理
- 勤怠状況の内容をメールで自動送信する機能
- 広告バナーの非表示
11. Biosoft cloud
- 専用のデバイスを購入する必要はなく、スマホに内蔵されている指紋認証機能で打刻が可能
- セルフィー写真撮影で出勤が可能
〜8000バーツ / 400ユーザー
URL:https://www.biosoftcloud.com/
12. HumanOS
- GPS、ビーコンで取得した位置情報で出勤退勤が可能
- アプリ上で書類にサインができ、すべてアプリ上で申請の承認ができる
- 写真で簡単に書類アップロードできるため、書類をスキャンしたりPDFに変換したりする手間がはぶける
- 10ユーザまで管理可能
- 上記の機能に加え、
- ユーザ無制限
- 残業時間管理
- 給与計算支出計算配属管理
- KPI管理
URL:https://humanos.biz/en/
13. Fusion
- 写真撮影することによる打刻が可能
- GPSによる位置情報で正確な打刻が可能
- ダッシュボードで簡単に従業員の情報が管理できる
URL:https://www.fusionsol.com/
まとめ
個々人の勤怠状況が把握できていないことで、従業員の残業時間が把握できない、適正配置、適正な給与支払いができないなど、さまざまな弊害が起きます。
一方で正確な勤怠管理をおこなうには工数がかかってしまいますので、そういった複雑な作業を削減するためにシステムを導入する方法もいいかもしれません。
今回紹介したシステムを比較して、自社にとって一番最善なサービスの導入を是非検討してみてください。