KDDI株式会社は2021年1月14日、2022年度の新卒採用計画および、20201年度の中途採用計画を発表しました。
5G事業での新規事業創出や、金融などの非通信事業の拡大に向けて、計450名の採用を計画しているようです。
新卒採用はジョブ型採用を5割拡大 一律初任給制度は廃止
新卒採用計画では、前年同規模の260名の採用を計画しており、2020年度入社者より開始している初期配属を確約したジョブ型採用枠「Willコース」を5割に拡大しました。
対象コースも、これまでのデータサイエンスやソリューションエンジニアなどに加え、パートナーマネジメント (代理店営業) およびアカウントコンサル (法人営業) を新設し、12職種に拡大するそうです。
また、2021年度の新卒社員から、一律の初任給制度を撤廃し、能力に応じた給与体系が導入されます。
さらに、2020年度からジョブマッチングを目的として、有給長期インターンシップを開催しており、今後も拡大していくとのことです。
DX事業拡大を目指し、採用数4割超を中途採用に
新卒採用を前年度同様の規模でおこなう一方で、2021年度中途採用では採用枠を拡大させる方針を示しています。
中途採用計画では過去最大の190名を予定
KDDI株式会社は、DX(デジタルトランスフォーメーション)などの成長領域事業を拡大させており、今後DX事業拡大を担う専門的知識を持った、即戦力人材の採用を強化します。
採用計画としては、過去最大の190名を中途採用で計画しており、4割超が中途採用になるのは、初めてのことです。
特に「DX推進コンサルタント」「クラウドエンジニア」「ソリューションエンジニア」などの専門性を有する人材の採用を加速させる方針を決めました。
DX事業では、通信技術で培ったソリューション開発の経験とKDDIグループのアセットを活用し、お客様の経営課題解決のためのDX戦略の策定と、ソリューション開発をおこなっていきたいとのことです。
グループ内子会社でも採用を積極化
同様に、KDDIグループの子会社でも積極的に新卒採用をおこなっています。
KDDIグループのうち、「KDDIエンジニアリング」「ビッグローブ」「中部テレコミュニケーション」「auフィナンシャルホールディングス」「エナリス」「KDDIエボルバ」では、2021年度の中途採用および、2022年度の新卒採用において、合計400名を超える採用を予定しています。
新型コロナウイルスの影響で経済が冷え込む中、積極的に採用を行うKDDI株式会社の採用動向や新卒の初任給制度に注目が集まります。
KDDI株式会社
[URL]
https://www.kddi.com/corporate/kddi/?bid=kd-we-corgn-0002
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