こんにちは、HR NOTE編集部の野上です。
企業が社員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に社員の健康をサポートしていく「健康経営」という言葉をよく耳にするようになりました。
社員が健康に働けるようなオフィスづくりや、栄養管理、運動やエクササイズができる機会の提供など、健康経営にはさまざまなアプローチ方法があります。
そこで今回は、「健康経営に関するアプローチ方法」についてご紹介。株式会社GOALSが法人向けに実施をしている「健康経営セミナー」の一部をHR NOTE編集部が体験させていただき、そこでの学びを記事にまとめました。
食事や運動など、「健康管理」にあまり興味がなかったHR NOTE編集部が「健康経営セミナー」を通して何か変化はあったのか。人事的な視点を含めてお伝えできればと思います。
健康経営が企業を負のスパイラルから脱却
「社員一人ひとりの健康をサポートすることで、本当に企業の課題を解消することができるのか?」
そんな疑問を抱いている人事担当者の方も多いのではないでしょうか。
今、企業が解決していかなければいけない問題に、長時間労働や残業問題があります。これらの問題は、社員のメンタルヘルス疾患や生活習慣病などを引き起こすことにつながり、休職者や離職者が増え、企業が人材不足に陥ってしまいます。
そうなると、残った社員が仕事をカバーしなければならず、さらに長時間労働や残業から抜け出せなくなり体調を崩し、人材不足に陥るという、負のスパイラルが発生していきます。
企業が社員一人ひとりの健康をサポートすることは、離職率の低減に貢献でき、人材不足の施策になるだけでなく、心身のコンデイション向上にもつながるので、社員一人ひとりの生産性アップにも期待ができます。
しかし、一方で健康経営に取り組もうと思ったところで、企業が社員一人ひとりの健康への取り組みなんて、簡単にできるわけではありません。
定期的な健康診断の結果から、社員の生活習慣にアプローチをしようとしたところで、バランスの良い食事のとり方や、トレーニング方法などに関する有識者がいないと、なかなかアプローチもできません。
そこで、企業の「健康経営」サポートしてくれるサービスを提供しているのが株式会社GOALSです。
株式会社GOALSは、資格をもったプロのトレーナーが、企業人事ではアプローチができない具体的なトレーニング方法の実践や、栄養学などの健康に関わる座学をおこない、企業に「健康経営」を提供してくれます。
実際に健康経営セミナーを受けてみた
実際に、株式会社GOALSが提供する「健康経営セミナー」をHR NOTE編集部で体験させていただきました。
セミナーの講師は株式会社GOALSの代表パートナーである福田雄基氏です。
福田 雄基 |株式会社GOALS 代表パートナー
日本体育大学卒業まで15年間野球に打ち込み、卒業後は国際ライセンスを取得、六本木でパーソナルトレーナーとして活動。数々の経営者をダイエット成功に導くも、より多くの人たちに「健康」になってほしいという思いから会社を設立し、法人向けに出張トレーニング事業を展開。
今回の「健康経営セミナー」は体験版として座学と実践の二部で構成された60分間のセミナーでした。
働いている人によくある、長時間のデスクワークや、日頃の偏った食生活、運動不足を解消して健康の大事さが理解できるコンテンツが組み込まれていました。
【健康経営セミナーのコンテンツ】
- 肩こりや腰痛を解消するストレッチ方法
- オフィスでも簡単におこなえるトレーニング方法
- 健康な食事方法が身につく、栄養学に関する座学
僕自身、社会人になってから運動不足や偏った食生活による体重の増加などが気になっており、ダイエットを始めようと思っているものの、何から始めたらいいのかがわからず、寝る前に軽いトレーニングを始めても三日坊主、食生活を改善しても三日坊主を繰り返している状態。
編集部メンバーもみんなが同じような状態で、健康に対する意識はあるものの、長時間のデスクワークによる肩こりや腰痛を感じていたり、間違った食事方法や、効率の悪いトレーニング方法を続けていたりと、健康というには程遠い生活をすごしていました。
座学を通して再認識する健康へのアプローチ
まず、前半の30分間は座学。
健康な身体づくりをするために必要な食事法や、栄養に関して学ぶことができました。
冒頭は、普段の生活からは知ることができない、筋肉の仕組みやトレーニング方法に関してをクイズ形式で学びました。
「身体にある筋肉は何種類あるのか?」
「筋肉の理想の休養時間は?」
「筋肉痛はいいこと?悪いこと?」
「プロテインを飲む理想のタイミングは?」
など、自分の身体について興味関心が湧くような情報を入手しました。
人間が一歩進むのに、使われる体の筋肉は200個もあるといった座学から、具体的に明日から使えるような「運動方法」を学ぶことができました。
その後、栄養学として、ダイエットに取り組む上で、正しい食事方法や、栄養の摂取方法を学びます。
「ダイエット中だから炭水化物抜きで」「今糖質制限ダイエット中なんで」「揚げ物は食べるけど米は食べない」といった会話が社員の中から聞こえてくることも多いのでは?
しかし、この座学を通して、糖質を摂取することの重要性に気付かされました。
糖質は、脳を働かせる唯一のエネルギーなのです。
糖質を摂らないと脳が働かなくなり、低血糖によって集中力が低下してしまうのです。
これまで私たちが取り組んでいたこれまでのダイエット方法が、仕事に悪影響を与えていたことを知ることができました。
もちろん糖質制限をするダイエット方法もあるのですが、健康なダイエット続けるためには、このままではいけないと気付きを得ることもできました。
ダイエットをするには自分の基礎代謝から、摂取した糖質、脂質、タンパク質を算定し、体の働きに最も重要な糖質を制限せずに、脂質の低いものをチョイスしなければいけないという新たな学びを得ました。
間違った認識で、食事に制限をかけてダイエットを進めてしまうと、病気にかかるリスクが高くなったり、筋肉が落ちたりするなど、健康な身体づくりができなくなるということを知り、正しい健康へのアプローチ方法を座学から学びました。
【座学を受けてHR NOTE編集部メンバーに起こった変化】
- 今まで気にして避けていた糖質を摂取するようになった
- 小腹が空いたときにはスナックや洋菓子ではなく、和菓子を食べるようになった
- コンビニで食べ物を買うときにはカロリーよりも、脂質が気になるようになった
1日5分、オフィスでもできるトレーニングで健康へアプローチ
長時間のデスクワークは、身体に少なからず負担をかけてしまっているものです。HR NOTE編集部においても、デスクワークが非常に多くを占めるため、肩こりや腰痛があるメンバーが多く、「肩こりがひどい」「腰痛で座るのがしんどい」といった声がよく聞こえてきます。
また、それだけでなく、ダイエットのために自宅でトレーニングや、休日に運動をしているメンバーもいますが、正しいトレーニング方法を知らないメンバーが多く、継続してトレーニングをしているメンバーがいません。
企業においても、ダイエットのためにジムに通いだしている社員もいるかと思いますが、なかなか継続してトレーニングをしている社員は少ないのではないでしょうか。
そこで、後半の30分では健康な身体をつくるための正しいトレーニング方法を教えていただきました。
肩こりを解消する肩甲骨のストレッチ方法や、腰痛に効果的なストレッチ方法、立ったままで代謝があがるトレーニング方法や、ダイエットに効果的な簡単エクササイズなど、どれも1日5分~10分あれば取り組めるトレーニングでした。
運動から遠ざかっている、HR NOTE編集部はこのトレーニングを通して、普段動かさない身体の部分を動かすことでリフレッシュができて、一種の達成感を感じていました。
メンバー個人が日頃気になっている身体の部分などをその場で質問をすると、福田氏がその場で効果的なトレーニング法を教えてくれるなど、身体に関する悩みをそれぞれ解消していました。
【実践トレーニングを受けてHR NOTE編集部メンバーに起こった変化】
- 毎朝トレーニングとストレッチを全員で実践するようになった
- 基礎代謝を上げるために背筋を伸ばしてお腹を引っ込めて歩くようになった
- 毎朝体重計に乗るようになった
- 家でテレビをみながらストレッチをするようになった
さいごに
いかがでしたでしょうか。社員一人ひとりに健康の重要性を理解してもらい、身体に関する課題を解決していくことが今後重要な視点になってきます。
「健康経営セミナー」以降、毎朝HR NOTE編集部では朝礼の中で教えていただいたトレーニングを実践し、日々の食事を気にかけるようになっています。
今回のセミナーを通してメンバーからは以下のような感想がありました。
- 今まで良かれと思って実践していた「糖質制限ダイエット」が、あまり良くないことだと知ってショックを受けたが、正しい知識を知ることができてよかった。
- 身体のどこかに不調があるとたしかに生産性が落ちる。もっと自分の身体の状態について気を配ろうと思った。
- 仕事中でも簡単にできる、ストレッチ・トレーニング方法を知ることができてよかった。これからも継続して実践していけると思う。
1人では継続することができないトレーニングや食事の管理が、毎日継続している理由が1つあります。それは、毎日顔を合わせるメンバーと同じセミナーを受けて、共通の課題意識を持つことで、「毎日取り組まなければいけない」という認識が芽生えて継続ができているのだと感じています。
また副次的な効果として、毎朝のトレーニングでチーム内でのコミュニケーションが活性化し、肩こりや疲れが低減してパフォーマンスが向上し、生産性の向上にもつながっています。
社員の健康を経営課題として取り組むには、株式会社GOALSのようにプロのトレーナーから学ぶことができる「健康経営セミナー」に取り組むことで、HR NOTE編集部のように社員の健康への意識が変わっていくのではないでしょうか。