チームビルディング研修とは?種類や企画する際のポイントを解説 |HR NOTE

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チームビルディング研修とは?種類や企画する際のポイントを解説

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  • 人材育成・研修

チームビルディング研修とは、協力し合うことの重要性を認識し、組織のチームワークの向上を目指した研修のことです。

社員のモチベーションを高めたい、チームとしての生産性を高めたいと考えている場合に適しています。しかし、「チームビルディング研修を実施するメリットは?」「どのような内容を扱うの?」と疑問に思う方も多いでしょう。

本記事ではチームビルディング研修の種類や、実施時のポイントを解説します。自社の目的にあった研修を実施するための参考にしてください。

1. チームビルディング研修とは

チームビルディング研修とは、メンバーが協力してひとつの目標を達成することで、チームワークの向上を目指す研修です。

先行きが見えず、変化の激しいこの時代に企業が成果を出すには、メンバー同士が協力する姿勢が重要になってきています。

価値観の多様化やテレワーク、コロナ禍を経て、メンバーの結束を高める研修の機会が必要とされているのです。

2. チームビルディング研修の4つのメリット

チームビルディング研修を実施することのメリットは以下の4つです。

  1. チームワークの重要性を体感できる
  2. 自己理解・相互理解を深められる
  3. 社内コミュニケーションを活性化できる
  4. 当事者意識を持って役割を果たす重要性が学べる

組織内にこのような要素が足りていないと感じる場合には、研修の実施を検討してください。

2-1. チームワークの重要性を体感できる

1つ目のメリットは、研修を通してチームワークの重要性を体感できることです。

実際に「チームワークが重要」とわかっていても、普段の仕事では実践できていないことがあります。ゲームやアクティビティを通じて、チームメンバーと協力せざるを得ない状況を作り出しましょう。

普段と違った状況で仲間と協力し合う体験を通じて、自分自身の行動を振り返る機会が得られます

2-2. 自己理解・相互理解を深められる

研修において、自己理解・相互理解を深める機会にもなります。研修のなかで日々の業務ではわからないメンバーの一面・個性を垣間見られるためです。

研修は自分の価値観を振り返り、自己理解を深めるきっかけになります。相手に自分の個性を知ってもらうために自己開示をすることも重要です。

2-3. 社内コミュニケーションを活性化できる

チームビルディング研修を実施することで、社内コミュニケーションの活性化を期待できます。

会社では仕事上の付き合いとなると、本音で腹を割って会話する機会がどうしても少なくなりがちです。

研修プログラムでは、ほかのチームメンバーの価値観や考え方がわかります。結果として、心理的安全性が高く議論が活発な職場環境が実現可能です。

2-4. 当事者意識を持って役割を果たす重要性が学べる

チームビルディング研修に参加することで、当事者意識を持って役割を果たす重要性が学べます。研修では一人ひとりに与えられた役割を果たさなくてはいけない状況が与えられるためです。

チームワークが乏しいと、「自分ひとりくらいサボってもいいだろう」と考えるかもしれません。全力で役割を果たす経験をすることで、日々の仕事でも主体性を持って協力し合うチームが作れます。

3. チームビルディング研修の主な内容4つ

チームビルディング研修の主な内容は、以下の4つです。

  1. チームの目標やビジョンの共有
  2. メンバーの役割の再認識
  3. チームプレイでおこなうゲーム
  4. 議論や対話の機会

研修を設計するときには、これらの要素を盛り込みましょう。

3-1.  チームの目標やビジョンの共有

まずはチームの目標・ビジョンを共有する機会を作りましょう。研修は目の前の業務から離れて、メンバーの目線を揃える大きなチャンスになるためです。

目標やビジョンを共有できていないと、細かい認識のずれやコミュニケーションロスが発生しやすいです。また同じ目標に向けて頑張る集団という一体感も生まれづらくなってしまいます。

チームがさらに成長するためにも、ビジョンを共有することで進む方向性を統一しましょう。

3-2. メンバーの役割の再認識

チームにおけるメンバーの役割の再認識も、盛り込んでおきたい内容の一つです。

研修におけるゲームやアクティビティでは、主体的に役割を果たすことの重要性を認識できます。このタイミングで、チームにおいて各メンバーが果たすべき役割を確認しておきましょう。

変化の激しい現代においてはチームも柔軟に変化する必要があります。研修のなかで新しく明らかになったメンバーの個性をもとに役割分担を再構築してもいいでしょう。

3-3. チームプレイでおこなうゲーム

チームプレイでおこなうゲームは、チームビルディング研修で定番のコンテンツです。

業務上の会話はどうしても典型的なものになり、なかなか関係性が深まりません。普段と違う状況でコミュニケーションを取ることで、メンバー同士の距離が縮められます。

なかでも協力し、助け合うことが求められるプログラムを設計しましょう。意外な一面を知る機会にもなり、立場を取り払った信頼関係を構築可能です。

3-4. 議論や対話の機会

研修においては、議論や対話の機会を設けましょう。これまで共有できていなかった前提や思い込みを擦り合わせられるためです。

ゲームやアクティビティを通じて、立場に関係なく対等に会話できます。それは、普段は話さないような本音やモヤモヤを共有できるチャンスです。

メンバーがお互いのことを理解し合い、心理的安全性が築かれることでチームの生産性も高まるでしょう。

4. チームビルディング研修の4つの形式

チームビルディング研修の形式は、主に次の4種類です。

  1. ワークショップ
  2. 屋外研修・アクティビティ
  3. 合宿研修・社員旅行
  4. 知識・ノウハウ共有

以下においては、それぞれの特徴を解説します。場合によっては、これらを組み合わせて実施することも効果的です。

4-1. ワークショップ

手軽に実施できるのがワークショップ形式の研修です。工作や料理などの課題を与えて、チームでひとつの成果物を作り上げます。

ワークショップはチームに必要なコミュニケーションや協力し合うことの重要性を普段とは違った環境で体感できる機会です。社内の会議室を利用すれば、ほかの形式の研修よりも低予算で実施できます。

4-2. 屋外研修・アクティビティ

屋外で軽い運動を伴った研修もチームビルディングには効果的です。具体的にはアスレチックやフットサル、社内運動会などコミュニケーションが必要なスポーツがあげられます。

屋外研修はデスクワークがメインの職場ほど効果的です。普段の職場では見られないチームメンバーの一面を見られるので、コミュニケーションの活性化が期待できます。

4-3. 合宿研修・社員旅行

2~3日間の合宿形式で、理想のチーム像を話し合い、目指したい方向性を話し合う研修です。研修プログラムの中には、ゲームやアクティビティを盛り込むこともあります。

生活を共にすることで心理的ハードルが低くなり、距離が一気に縮められることがメリットです。このため、新入社員研修で合宿形式を取り入れている企業も多く見られます。

4-4. 知識・ノウハウ共有

ほかの研修とは違い、チームビルディングで重要になる考え方やスキルについて座学で学ぶ研修です。チームビルディングについての知識を体系的に学べることがメリットになります。

しかし、この研修を受講しただけではチームワークは高まりません。インプットだけでなく、ロールプレイングや発表などのアウトプットの機会も設けるとよいでしょう。

5. チームビルディング研修をおこなう際の4つのポイント

チームビルディング研修をおこなう際のポイントは次の4つです。

  1. チームの課題を把握し、目的にあった研修を企画する
  2.  研修対象社員を明確にする
  3. 研修前に意識を統一する機会を作る
  4. 研修会社の特徴を理解する

これらのポイントを意識したうえで、チームにとって効果的な研修を設計しましょう。

5-1. チームの課題を把握し、目的にあった研修を企画する

研修を実施する前には、チームの状況と課題を正確に把握し、どのようなチームにしたいのかを明確にしましょう。

研修は何らかの目的を達成するための手段であり、研修を実施することが目的になってはいけません。

その目的を達成するためにどのような研修が必要なのかを考えることが重要です。

5-2. 研修対象社員を明確にする

座学・ノウハウ共有として研修を実施する際には、対象となる社員の年代・立場を明確にしましょう。

新人や内定者向けには仕事の基本から教えることが中心になります。一方でリーダーや管理職向けならば、会社に利益をもたらすチーム作りが重要です。

これらの知見が社内にない場合には、研修会社を利用するのもひとつの手段になります。

5-3. 研修前に意識を統一する機会を作る

研修を本格的にはじめる前には、意識を統一する機会を作りましょう。これは参加者の主体性を引き出すマインドセットに重要です。

研修を受講するようにいわれると、どうしても「やらされ感」が生まれます。一人ひとりが研修を成長の機会と捉えて前向きに取り組むことで、より効果的な研修にしましょう。

5-4. 研修会社の特徴を理解する

研修のノウハウがない場合、研修会社に依頼するのも選択肢のひとつです。ただし以下の点に注意しましょう。

  • 自社に最適な料金プランが選べるか
  • 受講時間は社員の負担にならないか
  • 研修方式(対面・オンラインなど)は適切か
  • 他社での研修実績はあるか
  • 出張研修の場合、自社のエリアに対応しているか

これらのポイントをもとに各社の特徴を理解し、自社に適した会社を選定しましょう。

6. チームビルディング研修で社員の主体性を引き出す

組織のメンバーの主体性を引き出し、生産的なチームにするために、チームビルディング研修は効果的です。ワークショップや屋外研修、合宿研修など、達成したい目標によっていくつかの種類があります。

自分のチームがありたい姿に近づくために、意義のある研修を企画し、実施しましょう。

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