2020年11月4日、ウォンテッドリーが主催するオンラインカンファレンス、『FUZE 2020 』が開催。
FUZE 2020は「採用と組織」をテーマに様々なコンテンツを用意し、参加者に明日からの働き方やシゴトへのヒントを得ることを目指したイベントです。
イベントは以下の4部構成に分かれており、今回は、4部のうちの1つである「Wantedly Best Teams 2020」の様子についてご紹介します。
1,Wantedly Best Teams 2020表彰の種類
Wantedly Best Teams 2020では「共感」を軸とした採用アプローチにおいて、素晴らしい成果を上げた企業を表彰しています。
Wantedly Best Teams 2020では、以下の3つの種類の賞が用意されました。
①「Best Rookie Team」賞
Wantedlyを本格活用して1年未満で、優れた実績を残した企業に贈る賞。
②「Best Local Team」賞
東京以外の地域で採用活動をおこない、地域の採用に貢献していると考える企業に贈る賞。
③「BEST TEAM OF THE YEAR」賞
募集へのエントリー数に加え、ダイレクト・リクルーティングや採用ブランディングの実践を通じて共感採用を推進している企業に贈る賞。
総合部門賞ではGold/Silver/Bronze賞があり、ノミネートされた3企業がプレゼンテーションを実施。その内容をもとに、視聴者の投票によってを決定します。
2,総合部門賞ノミネート3社によるプレゼンテーション
ここでは、Wantedly Best Teams 2020総合部門賞にノミネートされた
- freee株式会社
- 株式会社マイベスト
- ランサーズ株式会社
のプレゼン内容をご紹介します。
1,freee株式会社|ファンをつくるための採用
▼登壇者紹介
上赤 祥貴氏|freee株式会社 人事採用本部 採用チーム
上赤氏:弊社は「スモールビジネスを世界の主役に」というミッションを実現するために事業をおこなっている会社です。
ここでのスモールビジネスの定義としては、個人事業主や300名規模の中小企業の方を指しており、そのような方々がアイディアや情熱といったものがあれば、誰でもビジネスを強く成長させていくことができるようなプラットフォームを目指しています。
そのために具体的に実践していることとしては、統合型のクラウドERPという概念でサービス提供をおこなっております。
どの企業でもおこなっている会計や人事労務といった領域を効率化できるようにサービスを展開し、全ての業務がクラウドで完結できるように周辺の領域にまで広げてサービスを展開しているような状況です。
この壮大なミッション実現するために、カルチャーの強い組織を目指して組織作りをおこなっております。
弊社が考えているカルチャーとは、組織における暗黙値のことを指しています。
経験における暗黙値とは、日々の習慣や行動様式によって結果的に生まれたものあり、例えば「freeeとはどんな人たちの集まりか」「どんな行動をするのか」という部分です。
カルチャーに合う人にとってはとても働きやすく、そうではない人にとっては働きにくい環境を目指して組織づくりをしています。
弊社としても、多様性を意識した組織形成をしていますが、唯一の例外としてカルチャーを基にした組織づくりにこだわっています。
なぜカルチャーをここまで大切にしているかというと、まずfreeeとして成長していくために様々な意思決定が必要になってきます。
そのような様々な意思決定をしていく上で、いち早く実践するためには「freeeらしい人の行動」を言語化していく必要があります。
よって、freeeのメンバーカルチャーをベースに進むべき道を判断して、よりスピード感を持って意思決定ができるような組織を作るためにカルチャーを言語化し、今後freeeがイノベーションを加速させることを目指しています。
具体的に弊社が意識している部分は3点あります。
1つ目が「個々の自律性」です。
トップダウンで何かを進めていくではなくて、ボトムアップでそれぞれが早く適切な意思決定をすることができるような自律性を担保していくことを重要視してます。
2つ目は「強い一体感」です。
オープンフラットな環境でボトムから様々な議論ができるようなベースがありつつ、一方でみんなで目指している方向性は統一し、強い一体感を持っていくことで、大きなムーブメントを起こしていくことを大事にしています。
最後は「矛盾がないこと」です。
会社が考える方向性と個人の行動がすべて一致するように、会社としての方向性と指示に矛盾がないことを意識しています。
この3つを具体的に、共通言語として価値基準という形に落とし込んでいます。
freeeとして、一番上段で大事にしているのが「マジ価値」というユーザーにとって本質的に価値があることを追求し続け、それを届け切るような集団を実現することを目指しています。
その上で、「マジ価値2原則」として、社会の進化を担う責任感を持っていたり、ムーブメントを起こしてチームを大切にしていく、という2つのマインドを大事にしています。
さらに、具体的に日々の行動の指針として「マジ価値指針」というものを設けており、理想を中心に考える「理想ドリブン」であったり、まずはやってみてその結果を振り返っていく「 アウトプット思考」など、5つの行動指針を基に組織を運営しています。
ミッション実現のために上記のような理想の組織を目指していますが、現実は簡単にいかず、僕らが一緒に働きたいと思う優秀な人材になかなかアプローチができずにいました。
例えば、昨年に IPOをしたことによって自然流入の数自体増えましたが、本当に僕らが一緒に働きたいと思うような人達には適切なアプローチができていない状況でした。
なぜこのような状況になってしまったのか、社内で議論を重ねた結果、一連の採用プロセスでしっかりと要件を整理していくこと、僕らがどういった人たちと働きたいのかを言語化をしていくことが重要だと感じました。
そのための方向性としては、全社一丸で改めて採用体制を構築していく必要があると思っています。
ただ、採用チームの人たちが働きたいと思うだけではなく、現場の人たちが受け入れる上で一緒に働きたいと思うような人達を全社として共通認識を持つということが大事だと改めて思いました。
なので、この1年間で継続した部分としては、現場と一緒に作り上げるというスクラム採用の体制を作ることを意識しました。
このような形で、日々事業部の人たちと一緒に、どのような人たちと働きたいと思っているのか、どのような人たちが今のチームにとって必要なのか、といったすり合わせをしつつ、逐一結果の報告をしていき、「採用を全社のみんなで盛り上げるような風土」を作り上げてきました。
その中でも、僕ら採用チームとしてのメッセージとしては1つだけで、freeeは「採用の上でファンをつくることを目指します」ということを現場の人たちにも意識をしてもらっていました。
ただ単に、採用面接で働きたい人たちを選別していくだけではなく、その過程の中でお互いミスマッチをせずに、freeeで働くことにワクワクするような採用プロセスを一緒に作り上げていきましょうというメッセージングを採用チームは実施していました。
1年間、地道に活動を続けた結果、カルチャーを維持しながらもしっかりと組織拡大を進めていくことができたと実感しています。
今後はより新しい挑戦を続けていきたいと思っており、現在、freeeは500人くらいの規模ですが、これから1000人や2000人を採用して組織を拡大していき、日本一の会社を作っていきたいと本気で思っています。
そのために、常識にとらわれず、新しい挑戦を採用チームから発信をし、理想のカルチャーを体現した組織を作り上げていきたいと思ってます。
2,株式会社マイベスト|Wantedly活用の3つのテクニック
▼登壇者紹介
町田 理氏|株式会社マイベスト 管理部 採用教育チーム
町田氏:マイベストは、2016年の10月に創業したベンチャー企業で、国内最大級のオススメ情報サービス「mybest」を開発・運営している会社です。
人々がECサイトなどでモノを選ぶときに、必ずマイベストのサービスを使っていただける「生活インフラ」となるようなサービスを展開しています。
事業が拡大していく中で、「優秀な人材をどのように採用してきたのか」というところにフォーカスして今日はお話しをさせていただきます。
弊社が実現したいことは、インターネットを使った”最高の選択体験”を実現するということです。
私の実体験を少しお話ししますが、個人的に趣味で登山をやっておりまして、1年に3,4回ぐらい山登りをしますが、きっかけは大学生のときに友達たちと「富士山登ろうぜ」という言葉から始まりました。
当時、登山の登の字も知らなかった自分は「登山ってどんな装備が必要なんだろう」「何を準備すればいいんだろう」「どんな心持ちでいればいいんだろう」といろいろ考えました。
そこで、様々なサイト見ましたが「何を準備すればいいのかわからない」「あのサイトでは正しいと書いてあることが、このサイトでは正しくないと書いている」「口コミもバラバラで何を信じればいいか分からない」と頭を悩ませたという苦い思い出があります。
結局、店員さんに色々聞きながら、装備を揃えていきましたが、買わなくてよかったと今になっては後悔しているようなモノも何個か存在しています。
おそらくご視聴いただいている皆さんも似たような経験があるのではと思っており、例えば英語を学びたい時に英会話教室をどうやって選べばいいのか、といったユーザーがサービスを選ぶ時に直面する課題を、徹底した自社検証と専門家の声をもとにユーザーにとってのmybestが見つかるようなサービスを展開しています。
弊社は、Valueを重視した経営をおこなっています。
組織づくりでは「誠実でいよう」「協力し合おう」「ストイックにやろう」という3つのValueを大切にしており、これが組織の根幹になっています。
1つ目の「誠実でいよう」とは、事業説明の部分でお話したmybest がユーザーに対して向き合ったコンテンツを徹底して作り続ける「誠実さ」を指しています。
2つ目の「協力し合おう」とは、困難に直面した時に仲間たちと協働し合って壁を乗り越えていく「協力」を指しています。
3つ目の「ストイックにやろう」とは、世界中で使われるサービスの生活インフラとなるサービスを作り上げていくために主体性と自責の念を持つ「ストイックさ」を指しており、これらの3つのValueを非常に重要視しています。
弊社の場合は、この3つのValueを選考の段階で候補者の方々に説明したり、確認をとったりするほど大事にしている指標になっています。
現在の採用教育チームの構成は、5名のメンバーと1名のマネージャーで構成されております。
急成長する組織のメンバーを採用することはもちろんですが、その採用したメンバーがしっかりと入社後に能力を発揮してもらえるように育成していくこと、そして在籍する社員全員がバリューに沿った行動を取れるように組織を改善していくことや組織を構築することも採用教育チームで担当しています。
弊社の採用の特徴としては、採用活動において採用担当だけではなくて他部署のメンバーやマネージャー陣、経営陣も巻き込んだ採用活動をおこなっています。
候補者の方々に弊社の様々な社員に会っていただくことで、入社イメージの解像度がより上がるように意識しています。
候補者目線で採用活動におけるフローをスピーディーに、または大胆に変更していくこともあります。
トライ&エラーを繰り返し、候補者にいかにマイベストに興味を持ってもらえるか、候補者にとって「良い採用活動」とはどういうことなのかを徹底的に考えながら、選考フローを変えています。
そして、選考フローを変えた結果どんな結果が起こったのかを他部署のメンバーや経営陣とすり合わせをしながら、選考段階で入社イメージの解像度を上げていくということを重要視しています。
採用における課題としては、事業が大きな成長軌道を描いている中で、現在約100名組織を3年以内に500人体制にするように事業計画や人員計画を立てています。
今後さらに事業を拡大していくためには優秀な人材の採用が欠かせません。
そこで、Wantedlyを活用してどのような人材を採用したのか、優秀な人材をいかに引き寄せたのかというところについて、3つのテクニックを説明させていただきます。
1つ目の取り組みは、弊社の出現率を高める募集記事のコントロールです。
今までは募集記事の定期的な更新ができていなかったため、一定のエントリー数を確保することができていませんでした。
そこで週に一度、記事を必ず更新するようにし、一定期間の募集記事からのエントリー率を算出しました。
基準下回る場合には適宜、記事の更新をかけたり、ワードを変えたりし、候補者が会社選ぶ中で、マイベストが出てくるように戦略的に露出を増やすことに成功しました。
また、募集記事の中の仕事と、親和性の高い別の記事のリンクを貼ることによって、その募集記事の中から別の記事に飛べるように、動線を整えることで候補者の解像度を上げることにも成功しました。
2つ目は、「社員へのインタビューを通してマイベストで働く解像度を上げる」といった施策です。
実際に働く社員へのインタビューを数多く実施することによって、候補者が様々な社員のバックグラウンドに直接触れる機会を設けました。
例えば、「編集長がどういった思いで働いているのか」「保険業界の出身者がどのような経緯でマイベストで働き始めたのか」「新入社員がなぜマイベストを選んだのか」などをインタビューし続けることによって、候補者が記事を読んで解像度を上げられるように展開していきました。
インタビューするときには、インタビュアーが記事をクリックしたときに、「知りたい情報が記事の中で完結できるように質問項目の中に織り込む」ことが非常に重要だと考え、実施をしていました。
さらに、Webメディアとしてのライティングノウハウを最大限活用しています。
候補者に「記事を書いた社員は優秀なライターのコンテンツ制作者だ」と想定してもらえるように、候補者に刺さるような記事・ワーディング・見やすさ。といったところにこだわって記事を作っています。
最後に3つ目は、「スカウトによるアプローチ施策」です。
スライドの右側の表は、スカウトの返信率を一部抜き出した表になっています。
今年の7月にはスカウトの返信率が約7割近くまで向上しています。
私たちが接触したいと思った方々にスカウトを送れば7割の方から返信がもらえるので、興味を持ってもらいやすいようなスカウトを打てたのではないかと思っています。
従来は、求職者のプロフィールの中にある細かいミスマッチを見落として、応募につながらないスカウトメールを送っていました。
その反省を生かし今年の3月から、やりたいことだけではなく、自己紹介の書き方であったり、職歴・部活動の経歴、求職者の趣味や人柄まで読み解くことによって、隠れた情報発信意欲をこちら側が気づき、そこに対してスカウトを送るというような形で、候補者の方に「マイベストで働く」ことを選択肢として提供したことが成功の一つに挙げられると考えています。
例えば、ライターのポジションを募集する際に、ライティング経験者で絞り込むのではなく、「情報を発信したい」「ユーザーにとって誠実なコンテンツを作りたい」といった隠れたニーズをプロフィールから読み解けるかが大事になると思っています。
弊社は、さらに拡大を続けて、最高の選択体験を提供し、「生活インフラとなるサービス」を必ず達成するという非常に強いこだわりを持っています。
そのために、優秀な人材の採用が必ず不可欠になってくるので、募集や選考の段階で候補者にValueに共感してもらえるかが重要になると考えています。
また、その候補者が入社してからもしっかりと活躍できるフィールドを準備しておくことも、採用教育チームが担う重要なミッションだと考えてます。
今年の8月末から9月の頭にかけてオフィスを移転し、社員も多く増えているので、今後Mission・Vison・Valueに共感した候補者を多く採用し、主体性と圧倒的なスピード感を持ちながらサービスを拡充していきたいと考えています。
3,ランサーズ株式会社|Wantedly経由で多くの採用ができている理由
▼登壇者紹介
岩波 香織氏|ランサーズ株式会社 コーポレート本部 ピープルリレーション室
岩波氏:ランサーズは、スマート経営として、いわゆる社外人材であるフリーランスの方の活用に注力しており、ランサーズ自体の採用も雇用にとらわれず、フリーランスの採用もおこなっています。
フリーランスの採用に関しましては、自社のプラットフォームで採用をしておりまして、新卒採用などの正社員の雇用に関しては、Wantedlyを活用しています。
ランサーズは、ビジョンを非常に大切にしており、新卒正社員の採用基準にも、ビジョンを非常に求めているので、容易な採用基準ではありません。
その難題な採用基準の中で、特に多くの方の採用に至っているのがWantedlyです。
なぜそのように多くの方にご入社いただいたのかを、本日お話をさせていただければと思います。
当社のミッションは「個のエンパワーメント」です。
個人がもっと自由に自分らしく働けるように、エンパワーメントしていきたいという想いがこのミッションに込められています。
「個のエンパワーメント」というミッションのもとで、ビジョンは「テクノロジーで誰もが自分らしく働ける社会をつくる」です。
このビジョンは、数年前までは違うものでした。
数年前までのビジョンは「時間と場所にとらわれない働き方をつくる」でした。
当時はまだフリーランスという働き方の認知が非常に低く、まずはフリーランスという働き方を広めるために「働き方をつくる」というビジョンのもと、フリーランスを広めていくということをおこなっていました。
しかし、徐々にフリーランスへの認知度が上がってきたタイミングで、ランサーズのビジョンを変えて、フリーランスを世の中のスタンダードにするべく、ビジョン実現のために邁進してます。
ランサーズでは、「ビジョン共感」「カルチャーフィット」「スキル」の3つビジョンの要素が当社の採用基準になります。
3つのビジョンの要素の中で、最も重要視されているのが「ビジョン共感」です。
採用において、ビジョンに共感をしている候補者と会うのは非常に難しいです。
そこで必要になるのが採用広報で、採用広報するためにWantedlyを特に利用しています。
Wantedlyは単なる仕事の内容だけではなく、やりがいや企業のカルチャーを発信して、企業と求職者をマッチングするプラットフォームです。
そのプラットフォームとしての役割が、ランサーズの採用の課題とフィットして、多くの方にご入社していただくことができました。
どのようなメンバーがWantedlyから入社に至ったかをご紹介させていただきます。
1人目は、プロダクト推進をする重要なミッションを担っているCPOというポジションが、Wantedly経由で採用ができております。
2つ目は、新卒採用です。
ランサーズでは、特に新卒採用において「ビジョン共感」を重要視しております。
新卒で採用した方には、将来の経営層として位置づけて採用をしており、2019年以降、約8割強の方がWantedly経由で採用ができています。
特に、2020年においては90%を超える方がWantedly経由で採用ができています。
3つ目は、セールスチームの採用です。
当社のIRにも記載していますが、現在ランサーズにおいてセールスの最大化が一番注力しているポイントになります。
そのセールスチームの組織づくりのために、セールスメンバーの採用も重要なミッションの一つになっています。
セールスチームの採用においても、2019年10月入社の入社者のうち80%がWantedly経由で採用ができており、80%のうちの4割がスカウト経由で採用ができています。
なぜここまで多くの方がWantedly経由で採用に至っているのか、採用の活用事例として2つご紹介します。
1つは、カルチャー発信です。
Wantedlyの強みでもありますが、カルチャーの発信ツールとしてストーリーの利用を最大限に活用しています。
社内のイベントであったり、カルチャー発信、社員の紹介記事の発信することはもちろんですが、例えば候補者から採用基準がわかりづらいという声があれば記事化してストーリーにあげたり、職種の詳細が分からないという場合にはそれも記事化してリリースするなど、候補者とランサーズの非同期のコミュニケーションの場として利用しています。
現在では週2回に定着化させて運用をしていますが、社員の方からWantedlyのストーリーに自分の記事を出してほしいという声が多くあり、リリース待ちの状態になっている形です。
もう1つは、スカウトに関してです。
ランサーズのスカウトは、セールスの採用においてWantedly経由の入社者のうち約4割がスカウト経由になっており、スカウト数はマイベストさんに比べるとそれほど多くはないです。
それでも、なぜ多くの方にスカウト経由でご興味を持ってもらえるかを、実際Wantedlyのスカウト経由で入社された方々のお話を聞いてみました。
その社員の方々によると、ストーリーを見て実際にランサーズでどんな人が働いてるのか、どんな環境でどんな思いで働いているのかがよくわかったので選考に進みました、という声が多かったです。
なので、ストーリーとスカウトの合わせ技のような形で多くの方が興味を持ち、選考に進んでいるのだと感じています。
活用事例に関して2つ挙げましたが、ランサーズの採用チームの人数は多くありません。
私ともう1人のメンバーと、フリーランスの方がスポットで入っているという状況です。
そのような中で、なぜ採用にWantedlyを活用できているのか、また多くの方に採用選考に進んでいただき入社に至っているのかは、2つの要素があると思っています。
1つは、Wantedlyを活用することで自分たちではできないカルチャー発信ができているというところが大きい思っています。
もう1つは、「自分ごと化」している社員が多いというところです。
採用基準の重要ポイントである「ビジョン共感」があるからこそ、採用活動も少人数で最大限の活動ができていると感じています。
今後の展開としては、ランサーズのビジョンにもある通り、ランサーズはテクノロジーを使って世の中のスタンダードを変えていきたいと考えています。
現在はインターネットビジネスのターニングポイントと位置づけていて、テクノロジーで新しく作られた社会を享受する側に回るのか、作る側に回るのかを選べる貴重な時間だと思っています。
ぜひ、作り側に回りたいと感じている思っている方に関しては、ぜひランサーズに興味を持っていただけると嬉しいなと思っています。
また、その興味を持っていただいた方や、これから興味を持っていただく方と知り合うためにも、これからもWantedlyを最大限に活用したいと思っています。
さらに、入社したメンバーには、社会に変化をもたらす礎を作ってもらえればと思っています。
3,アワードの表彰結果を発表!
本章では、「Best Rookie Team賞」「Best Local Team賞」に表彰された2社と、視聴者の投票によって決定した総合部門賞の順位を記載し、用担当者の受賞時のコメントをご紹介します。
【Best Rookie Team賞】X Mile株式会社
受賞時のコメント
渡辺氏:今回はルーキー賞という素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。
創業1年目である当社がこのような賞を受賞できた理由は、「全社採用」に注力したからだと思っています。
弊社の選考フローでは、メンバーが候補者と必ず面談する機会を設けることによって、良い会社だと思ってもらえたことや、メンバーが楽しそうに働いている姿を見て、私もここで働きたいなと思ってもらえることが非常に多かったです。
これからもWantedlyの力を借りて、採用に徹底的に注力していきたいと思います。
今日は本当にこのような賞をいただき、ありがとうございました。
【Best Local Team賞】株式会社スタメン
受賞時のコメント
森田氏:本日はこのような賞をいただき、誠にありがとうございます。
このような賞をいただけたのは日頃、当社に伴走していただいているWantedly様、様々な形で尽力してくださっているスタメン社員の皆さんのおかげだと思います。
この場を借りて、お礼申し上げます。
株式会社スタメンは、事業をおこなう上で、ビジネスモデルよりも組織づくりやチームづくりが重要なのではないか、と考えており、その入口となる採用は非常に慎重におこなっております。
今年もWantedlyを通して、多くの方と出会いがあり、そこからのご縁で仲間が増えて事業も加速しています。
来年も引き続き採用チームが尽力し、事業を加速させていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。
本日はこのような賞をいただきましてありがとうございました。
【BEST TEAM OF YEAR Bronze賞】ランサーズ株式会社
受賞時のコメント
岩波氏:本当に貴重な機会をいただきありがとうございます。
来年はさらに上を目指して、もっと採用活動頑張っていきたいので、その時はよろしくお願いします。
本日は、本当にありがとうございました。
【BEST TEAM OF YEAR Silver賞】freee株式会社
受賞時のコメント
上赤氏:この度は、このような賞をいただけて大変光栄です。
本音を言えばゴールドを取りたかったところではありますが、僕らとしては日本一の会社を作ること目指してやっていますので、もし共感していただいた方や採用担当者も募集しているのでご興味あればエントリーの方していただければと思いますので、引き続きよろしくお願いします。
ありがとうございました。
【BEST TEAM OF YEAR Gold賞】株式会社マイベスト
受賞時のコメント
町田氏:今年初選出なので、まさかゴールドをいただけると予想していなく、非常にありがたくお受けさせていただきたいなと思っています。
freeeさんと同様に、弊社もまだまだ採用活動していますので、ご興味ある方がいらっしゃったらご応募下さい。
よろしくお願いします。
SessionA:組織を成功に導く従業員エンゲージメントの高め方
SessionB:トップ人事4人が語る、COVID-19と採用トレンドの変化
Awards:Wantedly Best Teams 2020
Keynote:これからの働き方、これからの生き方