英語を使って働きたい人が集まる「ボストンキャリアフォーラム」とは?【現地出展レポート】 |HR NOTE

英語を使って働きたい人が集まる「ボストンキャリアフォーラム」とは?【現地出展レポート】 |HR NOTE

英語を使って働きたい人が集まる「ボストンキャリアフォーラム」とは?【現地出展レポート】

  • 採用
  • 母集団形成

※本記事はAnyMind Group株式会社より寄稿いただいた記事を掲載しています。

「英語を使って働きたい」「グローバルなキャリアを築きたい」――そんな思いを持っている学生や若手社会人に注目されるイベントが、ボストンキャリアフォーラム(以下、ボスキャリ)です。

ボスキャリはアメリカ・ボストンで開催される、日英バイリンガルを対象とした世界最大級の就職イベント。今年は、Appleやアクセンチュア、AWS(Amazon Web Services Japan)など、誰もが名前を聞いたことがある有名企業を含む191社が参加しました。

ボスキャリの魅力は、ただの合同企業説明会で終わらないところです。その場で面接を行ったり、場合によっては内定を出します。そのため学生からの人気も高いイベントです。

今回は、私たちAnyMindも「グローバルで働きたい!」と考えている就活生の皆さまと出会いたいという想いのもと、初めてこのボスキャリに参加しましたので、そこで感じた会場の熱気や得られた知識、成果をたっぷりとお伝えします!

その場で内定?就活生から人気が高いボスキャリ

ボスキャリとは、情報収集がメインの合同企業説明会ではありません。その場で面接・選考が行われ、内定といったオファーができるイベントです。

主な参加対象者は、日英バイリンガル(日本語・英語力共に少なくとも初級レベル以上)で、学士以上(学士、修士、MBA、博士等)の学位をお持ち/取得予定の方です。

主な対象者例
  • 日本以外(北米・欧州・アジア・オセアニアなど)の大学に在学中/既卒の方
  • 日本の大学に在学中/既卒の留学経験者
  • 海外での生活やグローバルな環境での経験が長い方(帰国子女/インターナショナルスクールなど)
  • 海外勤務や留学経験をお持ちの職務経験者

ボスキャリは就活生にとってメリットが多い就活イベントです。

まず、短期間に集中して多くの企業と直接会える点です。日本企業やグローバル企業が出展するため、複数の企業との面接を効率的に進められます。

また、事前にオンラインで応募をしておくことで、イベント当日にスムーズに面接を受けることができ、内定獲得までのプロセスを短縮するチャンスがあります。

さらに、参加者はオンラインセミナーを通じて企業研究や面接対策を事前に行えるため、当日に万全の準備で臨むことが可能です。

当日の面接では、人事担当者だけでなく採用決定権を持つ責任者とも直接話せるため、自分の意欲やスキルをダイレクトに伝える絶好の機会でもあります。

こうしたポイントが就活生から高く評価され、毎年多くの人が集まる人気イベントとなっています。

グローバル人材との出会いを求め、初めてボスキャリに参加

AnyMindは、「グローバル人材との出会い」と「企業プレゼンスの向上」を掲げ、国際的なキャリアを目指す求職者との新たなつながりを求めて、ボストンの地に足を運びました。

AnyMindは15カ国・地域に24拠点を展開しているため、若手のうちからグローバル市場で挑戦したいという熱意をもった学生に出会いたいと思っていました。

また、海外拠点配属を確約した採用コースも設けているため、グローバルに活躍・成長できる企業であるということを、参加者の皆さんに直接お伝えできる絶好の機会であると考えました。

会場の熱気がスゴイ!参加者の印象

ボスキャリ会場となったボストンのハインズ・コンベンションセンターに到着し、まずは熱気に圧倒されました。参加者一人ひとりが「グローバルで成長できる企業に出会いたい」、「日本のプレゼンスをあげたい」という強い意思を持って参加しており、そのエネルギーを直接感じました。

面接では、多くの方に将来のキャリアビジョンや自身のスキルについて熱意を持ってお話しいただきました。「海外でどのように活躍できるのか」「AnyMindでどのようなキャリアを築けるのか」といった具体的な質問が多く寄せられ、私たち自身の説明にも自然と熱が入りました。

また、他社の採用担当者と交流する機会もありました。各社の取り組みをお伺いでき、自社の採用戦略を見直す良いきっかけにもなりました。

人事必見!ボスキャリで採用成功を掴む3つのポイント

今回のボスキャリへの参加を通じて、私たちは多くの具体的なメリットを実感しました。その中でも、将来の幹部候補となる可能性を秘めた優秀なグローバル人材と出会うことができた点は、特に大きな成果です。
グローバルな視点を持っている学生や若手社会人は、今後の事業成長を加速させる重要な原動力となる可能性があるからです。

一方で、ボスキャリで成果を上げるには、事前準備の質が採用成功の鍵となることを実感しました。以下3つのポイントを押さえることで、効率的かつ効果的な採用活動を実現できます。

1.オンライン応募の徹底活用

ボスキャリでは、事前にオンラインで応募を受け付ける仕組みを活用することが重要です。

この段階で候補者を選抜し、面接スケジュールを事前に組むことで、当日をスムーズに進行できます。

限られた時間の中でより多くの候補者と出会うためには、事前準備の徹底が重要です。

2.採用ブースの設計

採用ブースは、候補者が最初に目にする「企業の顔」です。そのため、ブースのデザインや配布資料では、企業のグローバルな強みや成長性をわかりやすく伝えることが大切です。

インパクトのあるビジュアルや具体的なキャリアパスを示す資料を用意することで、候補者の関心を引き、話しかけやすい雰囲気を作ることができるでしょう。

3.現場のチーム体制

採用担当者だけでなく、実際に海外で活躍する社員を現場に配置することも効果的です。社員自身が体験をもとに、企業でのキャリアパスや成長の可能性について語ることで、候補者は自分がその企業で働く未来を具体的にイメージできます。

また、社員の生の声が信頼感と親近感を生み、選考へのモチベーションを高めるきっかけとなります。

ボスキャリならではの「ディナー」制度

さらに、ボスキャリならではの特徴的なイベントとして、企業とのディナーがあります。ボスキャリ当日の夕方19時以降、候補者を夕食会に招待することで、リラックスした雰囲気の中で交流を深めることができます。

食事を共にしながら、会社の魅力を伝えるだけでなく、候補者の人柄や普段の様子を知る絶好の機会です。AnyMindでは、初日と2日目にわたって計10名以上の方をお招きし、会社のカルチャーや働く社員についてなど、和やかな雰囲気の中でざっくばらんにお話を伺いました。

ボスキャリ参加の費用対効果

皆さんが気になる費用対効果についてですが、ボスキャリは、日本ではなかなか体験できないユニークなイベントです。参加費や渡航費がかかるものの、短期間で多くの優秀な人材と効率的に出会える点で非常に高い価値を感じました。

特に、通常の採用プロセスと比べて候補者の選考がスピーディーに進むため、採用期間を大幅に短縮でき、結果としてコスト削減にもつながる点が大きなメリットです。

ボスキャリに出展してみて

ボスキャリへの初出展を通じて多くの熱意あるグローバル人材と出会い、「グローバル人材とつながる大切さ」と「AnyMindが持つ可能性」を改めて感じる機会となりました。

参加者の皆さまの真剣な姿勢から、多様な挑戦に向けたモチベーションや、企業に求める環境への期待を深く理解することができました。

これからもAnyMindでは、グローバルに活躍したい学生・若手社会人の募集施策に注力していきます。

最後に

ボスキャリは、これからの企業成長を支えるグローバル人材と出会える貴重な機会を提供してくれるイベントです。

短期間で熱意と才能を兼ね備えた学生や若手社会人と直接向き合うことができるだけでなく、自分たちの採用活動そのものを見直し、ブラッシュアップする絶好の場とも言えます。ご興味のある方はぜひ来年出展してみてください!

これからの時代、グローバルな視点を持つ人材は、企業にとって欠かせない存在です。もし、次のステージに進む採用活動をお考えであれば、ボスキャリへの参加は大きな一歩になります。

私たちAnyMindも、今回の参加を通じて多くの可能性を発見し、次の挑戦への意欲を高めることができました。ぜひ、皆さんもボスキャリに参加し、新たな人材との出会いを通じて、未来を切り開く第一歩を踏み出してみてください!

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