「採用パンフレット」は多くの企業が使っている採用ツールの1つです。求職者が最初に企業と触れ合うきっかけになるので、第一印象を決める重要なツールです。
採用パンフレットを使ってみたいけど、「制作費用の相場がわからない」「どの会社に依頼したらよいかわからない」などの理由から、制作を躊躇している採用担当者も多いのではないでしょうか。
本記事では、「採用パンプレット制作にかかる費用の相場」および「8つの採用パンフレット制作会社」をご紹介します!ぜひ、参考にしていただけますと幸いです。
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「人的資本経営」「ウェルビーイング」「DEI」といったトレンドワードが、HR領域だけでなく社会全体に拡がり始めた昨今。自社組織に漠然と"停滞感"を感じ、「うちは取り残されていないだろうか?」「何かやらないといけないのでは・・・」といった不安や悩みを抱える人事・経営者の皆様も多いのではないでしょうか。
本カンファレンスでは、HR領域の有識者の皆様に、様々な組織課題を解決するためのアプローチ方法について解説いただきます。強い組織を育む企業が実践している事例には、組織強化に必要な考え方や人事が果たすべき役割について学べるポイントが多くあります。ぜひ有識者の皆様と一緒に、組織を強化する「共通原理」について考えてみていただければと思います。
1. 採用パンフレットとは?
採用ツールの1つである「採用パンフレット」とは何のことでしょうか?一般的な会社案内などのパンフレットはクライアントや投資家に向けた内容を中心に構成されています。そのため、採用ツールとしての効果はあまり期待できません。
クライアントや投資家と求職者では、知りたい内容が異なります。求職者に効率よくアピールしたり、会社を知ってもらったりするには専用の会社案内を制作することが必要不可欠になります。この求職者向けの会社案内パンフレットを「採用パンフレット」と呼んでいます。
採用パンフレットには、会社の売上などの情報だけでなく、職場の雰囲気がわかる画像や昇進のモデルケース、給与モデル、あるいは先輩社員の1日のスケジュール、インタビューなど従業員となった時に大きく関わるところの情報が多大に盛り込まれています。
求職者は採用パンフレットを見ることで、会社の雰囲気や内情などを知ることができ、本当に自分にあっているかの判断に使うことができます。自分にあっていると感じた求職者は募集が応募してくれることで、採用のミスマッチを防ぐことができます。
では、実際に採用パンフレットを使って採用活動をおこなう場合、採用パンフレットの制作にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか?次は採用パンフレットの相場を紹介します。
2. 採用パンフレットの相場は?
採用パンフレット作成の相場は、パンフレットの大きさやページ数、写真の数など内容によって異なります。ここでは、具体的な例をあげて、「採用パンフレット制作にかかる費用の相場」をご紹介します。
相場例1(中綴じ印刷)
- 条件:印刷数:500~1000部
- パンフレットサイズ:A4(中綴じ)
- 含む内容:企画・提案からデザイン制作、コピーライティング、印刷(標準用紙、中綴じ加工)、製本
1,250,000円~1,450,000円(ページ数:12ページ)
相場例2(A4ワイド4Pポケットホルダ+リーフレットパンフレット)
- 条件:印刷数500~1000部
- パンフレットサイズ:A4リーフレット3枚(片面)/ ポケットホルダ加工
- 含む内容:企画・提案、デザイン作成、コピーライティング、印刷(標準用紙)
※A4ワイド4Pポケットホルダとは、A4シートが入るホルダでポケット付
相場例3(A4両面フルカラー)
印刷は1000部、制作素材は別途用意が必要、印刷用紙はコート紙もしくはマットコート紙から選択可能。
① 4ページ:198,000円
A3を2つ折り仕上げ
② 6ページ:318,000円
巻3つ折り、片観音仕上げ、A4が左右に3面展開
③ 8ページ:408,000円
観音折り、両観音仕上げ、A4が左右に4面展開
以下は中綴じ、ホッチキス製本
④ 8ページ:408,000円
⑤ 12ページ:588,000円
⑥ 16ページ:768,000円
⑦ 20ページ:948,000円
◆オプション
- 企画構成料:50,000円/4P~(提供資料からディレクターが全体構成をまとめ)
- リライト:10,000円/1P~(提供テキストを見直し、文章をまとめる)
- コピーライティング:20,000円/1P(コピーライターが企画にあわせてコピー開発をおこなう)
- 写真撮影:120,000円/半日、150,000円/日(カメラマンによる、スタジオ撮影、出張撮影) etc..
相場例4(A4両面フルカラー、数量と料金)
300部:94,000円
500部:95,000円
1,000部:100,000円
2,000部:105,000円
3,000部:110,000円
※コピー料、レンタルフォト使用料、撮影料、カラー補正代等は別途必要
採用パンフレットの制作料金がある程度わかったところで、次は、制作会社を選ぶ必要があります。費用だけでなく、できること、できないことも制作会社によって異なるため、自分たちが制作したいパンフレットを制作できる会社を選ぶようにしましょう。
3. 採用パンフレットの制作会社比較
採用パンフレットの制作会社は大きく「採用支援会社系」と「制作会社系」の2つに分けられます。ここでは、それぞれのメリットおよびデメリットと、具体的な会社をご紹介します。
◆採用支援会社系
メリット・デメリット
採用支援会社系の制作会社に採用パンフレットを制作してもらう最大のメリットは、「求職者の気持ちをつかみやすい」採用パンフレットを制作できるという点にあります。
採用支援会社系の制作会社は採用パンフレットの作成経験が豊富なため、その分、採用に関するノウハウが蓄積されています。求職者が求めている情報や、興味をひきやすい企画や提案をしてもらえるので、効果的なパンフレットを制作することができるでしょう。
逆にデメリットとして、企画や提案は得意ですが、コピーや構成、印刷のプロフェッショナルではないため、「装飾等のバリエーション」という点では、その他の制作会社に比べて劣ってしまう傾向があります。
会社紹介
以下では、採用支援系の制作会社のを2社ご紹介します。
株式会社ネオキャリア
◎効果だしロジックに従い必要なポイントを発見
採用に必要な魅力訴求マップを使ってコンテンツを整理し、採用に必要なポイントを様々なツールと組み合わせることによって漏れなく訴求することができます。
◎社内外の幅広いデザインクリエイティブネットワーク
ネオキャリアは自社内だけでなく、社外にも多くのデザイナーを抱えています。ツールを実際に活用しながら採用を成功させたネオキャリアだからこそのクオリティを実現します。
◎単なる制作会社ではなく、「採用支援」を目的としている
人材事業を中心に事業展開してきたネオキャリアだからこそ、実績をもとに求職者の心に響くパンフレットを制作することができます。また、採用パンフレットだけでなく、母集団形成のための求人広告掲載などのサービスも対応可能です。
【料金】
カスタマイズプラン:1,000,000円
印刷枚数:1,000部(マットコート紙)
制作期間:2ヶ月半
取材人数:4名~
取材・撮影・ライティング:有
スタンダードプラン:750,000円
印刷枚数:1,000部(マットコート紙)
制作期間:1ヶ月半
取材人数:~3名
取材・撮影・ライティング:有
株式会社学情
◎各業界のトレンドを分析してパンフレット制作
就職サイト「e就活」などを運営している情報会社で採用サイトや採用イベントを実施しているので、毎年の学生の志向や各業界のトレンドを綿密に分析した上でパンフレットを制作することができます。
◎採用パンフレット以外への展開も可能
Webメディアや紙、映像、ブース装飾、採用広告まで幅広く一貫して対応する事が可能です。パンフレット以外の採用ツールへの展開も容易です。
※料金は都度ごお問合せください
◆制作会社系
メリット・デメリット
制作会社系の制作会社に採用パンフレットを制作してもらう最大のメリットは、「求職者の印象に残りやすい見栄えの良いパンフレットを制作できる」という点にあります。
同じような内容でも見せ方によって求職者の記憶に残る、残らないは大きく変わってきます。パンフレットの制作経験が豊富、かつ印刷技術に優れている会社なので、記憶に残りやすいインパクトのある採用パンフレットを制作することができます。
逆にデメリットとして、企画や提案が比較的苦手であるという点があげられます。企画や構成、コピーまでは自分たちでおこなう必要がある、もしくは依頼するにしても、採用支援系の制作会社に比べると経験やノウハウが少ないため、訴求が弱くなってしまうかもしれません。
会社紹介
以下では、制作会社系の制作会社を4社ご紹介します。
パンフレット制作.jp
◎高品質ながら低価格なパンフレット制作
クライアントが少しでも安い価格で満足がいくデザインを提供するために、徹底して無駄を排除しています。印刷コストの削減、色校正はなし、デザイン案1種類で制作することで低価格を実現します。
◎初めてパンフレットを製作する人にも安心
初めてパンフレットを制作する場合は、どこをポイントに制作すればよいかわかりません。パンフレット作り方のポイントを掲載しているので、初めての人でもわかりやすくなっています。
【料金】
※会社案内制作(コピー料、レンタルフォト使用料、撮影料、カラー補正代は別途)
A4・4ページ・中折りフルカラー
100部:92,500円
300部:94,000円
500部:95,000円
1,000部:100,000円
2,000部:105,000円
3,000部:110,000円
A4、6ページ、片観音フルカラー
100部:160,000円
300部:163,000円
500部:165,000円
1,000部:173,000円
2,000部:181,000円
3,000部:189,000円
A4、8ページ、中綴じフルカラー
100部:217,500円
300部:220,000円
500部:223,000円
1,000部:230,000円
2,000部:260,000円
3,000部:280,000円
パンフレット作成PRO
◎初めてパンフレット制作でも安心
パンフレット制作の実績だけでなく、有能な人材を獲得するための採用パンフレット作成の秘訣など作成時のポイントが解説されており、初めてでも安心で効果的な採用パンフレットを制作できます。
◎選べる戦略
マーケティングを分析する、ブランドを重視するなど戦略を選んでパンフレットを制作する事が可能です。マーケティング環境の分析もおこなうことができます。
【料金】
印刷は1000部、制作素材は別途用意が必要、印刷用紙はコート紙もしくはマットコート紙から選択可能。
① 4ページ:198,000円
A3を2つ折り仕上げ
② 6ページ:318,000円
巻3つ折り、片観音仕上げ、A4が左右に3面展開
③ 8ページ:408,000円
観音折り、両観音仕上げ、A4が左右に4面展開
以下は中綴じ、ホッチキス製本
④ 8ページ:408,000円
⑤ 12ページ:588,000円
⑥ 16ページ:768,000円
⑦ 20ページ:948,000円
オプション
- 企画構成料:50,000円/4P~(提供資料からディレクターが全体構成をまとめ)
- リライト:10,000円/1P~(提供テキストを見直し、文章をまとめる)
- コピーライティング:20,000円/1P(コピーライターが企画にあわせてコピー開発をおこなう)
- 写真撮影:120,000円/半日、150,000円/日(カメラマンによる、スタジオ撮影、出張撮影) etc..
パンフレット専科
◎採用パンフレット制作実績が豊富
さまざまな業種の企業向けに採用パンフレットを制作した実績をいかすことができる。製造業から公益事業や官公庁まで幅広い企業のパンフレット制作の実績もあり。
◎大手だけでなく中堅企業での実績も豊富
企業ブランディングと高品質デザインで求職者の記憶にのこる採用パンフレットの制作が可能です。大手だけでなく、中堅企業での実績も豊富。
【料金】
①中綴じ印刷
850,000~1,000,000円(ページ数:8ページ)
1,250,000円~1,450,000円(ページ数:12ページ)
②A4ワイド4Pポケットホルダ+リーフレットパンフレット
900,000~1,100,000円
条件(※①と②の両方)
- 印刷数:500~1000部
- パンフレットサイズ:A4リーフレット3枚(片面)/ ポケットホルダ加工
含む内容:企画・提案、デザイン作成、コピーライティング、印刷(標準用紙)
クライマークス
◎クオリティが高いWebやグラフィックをつかった技術
採用パンフレットだけでなく、Web、グラフィック、映像制作を行い、さまざまな採用ツールに対応することができます。
◎多言語採用ツールの制作が可能
グローバル社会である現在、国内だけでなく、海外からの人材募集もすすんでいます。グローバルな人材採用のため多言語対応も可能です。
◎応募心理に基づいたプラニングと制作
HR(ヒューマンリソース)領域最大手出身者が応募者の心理をよみとりプラニング、制作することで効果的なパンフレットを制作す
※料金は都度お問合せください
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。本記事では、初めて採用パンフレットを制作する際に発生する不安が、少しでも取り除けるように、相場観や各制作会社の特徴をご紹介しました。
優秀な人材を確保するのが困難になった採用市場において、企業側は、求職者が求めている情報を的確に供給する必要があります。求職者が最初に手にする採用パンフレットで、その情報を十分に供給できるかどうかによって、採用活動に大きく影響することは間違いありません。
採用パンフレットを制作して、効果的な採用活動をおこないましょう。
【豪華ゲスト多数登壇!】変化に負けない「強い組織」を育むためにHRが果たすべき役割を考える大型カンファレンス『HR NOTE CONFERENCE 2024』
「人的資本経営」「ウェルビーイング」「DEI」といったトレンドワードが、HR領域だけでなく社会全体に拡がり始めた昨今。自社組織に漠然と"停滞感"を感じ、「うちは取り残されていないだろうか?」「何かやらないといけないのでは・・・」といった不安や悩みを抱える人事・経営者の皆様も多いのではないでしょうか。
本カンファレンスでは、HR領域の有識者の皆様に、様々な組織課題を解決するためのアプローチ方法について解説いただきます。強い組織を育む企業が実践している事例には、組織強化に必要な考え方や人事が果たすべき役割について学べるポイントが多くあります。ぜひ有識者の皆様と一緒に、組織を強化する「共通原理」について考えてみていただければと思います。