「内定率は過去最高を更新!」新型コロナウイルスでも新卒採用の早期化が進行中

新型コロナウイルスが、採用活動に大きな影響を与えています。

しかし、この社会情勢の中でも学生の内定率は過去最高を更新しており、「新卒採用の早期化」というトレンドは年々進行しているようです。

株式会社マイナビ、株式会社リクルートキャリア、株式会社ディスコの3社がそれぞれ実施している就活調査をもとに、4月現在における今年度(21年卒)の採用活動の状況についてまとめました。

なぜ内定率が過去最高を更新しているのか?

4月1日時点での内定率(内々定率)は、各社の調査ともに過去最高を記録しました。

なぜ、このような事態が起こっているのでしょうか。

原因としては、「インターンシップを足掛かりとした早期選考」と「Web面接などによる採用活動の継続」の2点が挙げられています。

「インターンシップ→早期選考」の流れ

内定率が高くなった大きな理由の1つが、これまで以上に学生と企業の接触が早期に進んでいたことです。

夏のインターンシップを実施する企業は年々増加しており、早期の段階から学生と関わることで母集団を形成する手法が採用活動の主流となっています。

そして、その母集団をベースに早期選考を実施し、優秀な学生の「囲い込み」を進めていることがわかります。

新型コロナの影響も「Web説明会・Web面接」で対応

また、新型コロナウイルスの影響により大規模な合同説明会や会社説明会、集合型選考が中止となる中で、Web説明会やWeb面接に切り替えることで採用活動を継続させている企業が多くあります。

企業研究をおこなう機会が失われてしまった多くの学生にとって、Web上で企業理解を深めようとする傾向が強くなっているようです。

調査からも、選考活動でWeb対応が進んでいる企業の印象が高くなっていることが読み取れます。

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まだ多くの学生が就職活動を続けている

このように、内定率は過去最高の数値を記録しています。

しかし、まだ多くの学生が就職活動を続ける姿勢を見せていることもわかっています。

就職活動を継続する意向のある学生が全体の約80~90%

調査によると、全体の約80~90%の学生が就職活動を続けています。

前述したように、さまざまな採用イベントの中止が重なり、学生の企業理解は例年よりも遅れている可能性が高くなっています。

企業側としても、学生に接触する機会がこれまでと比較して格段に減少してしまっていることでしょう。

今後の説明会開催や選考の実施に関する情報をなるべく早く学生に伝え、積極的に接触を図っていくことが今後の採用活動において重要になってきています。

学生の企業理解を促進するために

このような中で、各企業はWebを通じて学生側の企業理解が進むような施策に取り組む必要があります。

学生はこれまで企業に直接伺ったり、社員面談で企業のリアルを知ったりすることができました。

しかし、今年度はこのような形での企業理解はなかなか難しい状況があります。また、学生の中には「Webを通じての情報だけでは、企業理解が進まない」との声が一定出ているようです。

限られた時間と機会の中で、学生がさらに企業理解を深められるような施策や柔軟な対応をしていくことが求められています。

まとめ

新型コロナウイルス感染拡大の収束の見通しが立たない中、内定率が今後どのように変化するかは定かではありません。

企業側も採用活動の終了予定時期を遅らせる傾向にあることがわかっており、例年よりも長い期間にわたって採用活動をおこなう企業が増えることでしょう。

また、今回の調査からは「新卒採用の早期化」の流れが読み取れました。

今後の採用活動をどのように進めるかは、各企業によって異なる対応になるかと思います。

新型コロナウイルスの影響があっても優秀な学生を採用するにはどのようにすればいいのか、新卒採用において柔軟な対応を考える必要が出てきています。

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