いつもHR NOTEをご覧いただき、誠にありがとうございます。HR NOTE編集部です。
本日は3月第2週目に発表された人事/HRに関する各社のニュース&トピックス計10本をまとめてご紹介します。ぜひ日々の業務にお役立てください。
※HR NOTE編集部による独自のリサーチとなります。人事/HRに関する各社のニュース&トピックスに関するお問い合わせは、問い合わせフォームよりお願いいたします。
目次
- 01.「本当にいた怖い上司」に対する本音 “昭和上司の精神論”ハラスメントの定義に20代で賛否
- 02.「休みが増えると、成果も上がる」年間休日130日導入で、働き方改革を推進!
- 03.新規学卒就職者の離職状況の実態―コロナ後は新卒者の転職活動がさらに早期化する可能性あり―
- 04.“がんばり”が評価される!新しい学びと就職のカタチ「ハナちゃん」正式リリースのお知らせ
- 05.『学生に選ばせない』価値観マッチングで就活を変える新サービス「AI タレンティー」を提供開始!
- 06.【調査】中堅社員が成長を実感するとき、「仕事の完遂」が1位
- 07.マンパワーグループ雇用予測調査:日本の雇用意欲は堅調に推移
- 08.志あるハイクラス人材のキャリア意識調査 60歳以降のキャリアで「挑戦をしたい」と考えている割合は6割以上
- 09.「マイナビ 転職動向調査2025年版(2024年実績)」を発表
- 10.約半数の企業が「初任給」の引き上げを実施。3社に1社が、新入社員の受け入れについて「変更・配慮したことがある」と回答
01.「本当にいた怖い上司」に対する本音 “昭和上司の精神論”ハラスメントの定義に20代で賛否
パーソルキャリア株式会社は、運営する「JobQ Town」にて、社会人生活で出会った「本当に怖かった」に関するエピソード調査を実施しました(回答数:568件)。
【調査結果のポイント】
- 30~50代の100%が「今では考えられない怖い方がいた」と回答
- 20代の71.8%が「根性は成果や成長につながる」と肯定
- 20代の50.3%が「ノルマ未達で帰り際の引き止めはハラスメント」と感じている
世代間で「根性論」や「ハラスメント」の捉え方に展望があり、今後は価値観の多様化やコミュニケーションの在り方がより重要になることが示唆されました。
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000239.000013597.html
02.「休みが増えると、成果も上がる」年間休日130日導入で、働き方改革を推進!
近年、働き方改革やワークライフバランスの向上が求められる中、企業には社員が安心して働ける環境の整備が期待されています。
そのような背景を踏まえ、株式会社INREVOは、新たな人事制度の一環として「年間休日130日」の導入を決定しました。
年間130日の休暇内容について:
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夏季休暇
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誕生日休暇(誕生日月に1日、自由に休暇を取得できる制度)
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設立記念日休暇
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国の代わりに祝日付与休暇(6・12月)
これらの休暇を含め、年間130日の休日を確保しており、従業員がライフステージに合わせて柔軟に働ける環境を整えています。
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000137149.html
03.新規学卒就職者の離職状況の実態―コロナ後は新卒者の転職活動がさらに早期化する可能性あり―
組織・人事コンサルティングファームであるセレクションアンドバリエーション株式会社は、「新規学卒就職者の離職状況の実態」を調査・公表しました。
主な調査結果:
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入社3年以内の離職率: 大卒において30%台前半、高卒において30%台後半と、過去10年間で大きく変動はない
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コロナ前後(卒業年2019年~2021年)における事業規模別離職率: 大卒ではすべての規模の事業において、高卒では常時使用する労働者が499人以下の事業において、2021年3月卒業者の離職率は直近2年間と比べて上昇
本調査結果を踏まえると、コロナの拡大・収束の流れは、今後も新規学卒者の転職活動に拍車をかける可能性があると考えられます。
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000158.000083936.html
04.“がんばり”が評価される!新しい学びと就職のカタチ「ハナちゃん」正式リリースのお知らせ
株式会社ハナヒラクは、2025年3月10日より、新しい学びと就職支援のサービス「ハナちゃん」を提供開始しました。本サービスは、興味のある職種について学ぶことで、企業の採用担当者と面談・面接ができる画期的な仕組みを提供します。
本サービスの特徴:
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楽しく無料でスキルアップ!:動画を見たり、記事を読むだけで、気になるお仕事について楽しく学習可能。
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簡単だから、続けられる!:1日1つ、おすすめの学習コンテンツが届くので、無理なく継続できる。
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ポイントをためて、企業とつながる!:学習を続けてポイントを獲得し、気になる企業の担当者と面談・面接の機会を得られ
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000152938.html
05.『学生に選ばせない』価値観マッチングで就活を変える新サービス「AI タレンティー」を提供開始!
株式会社就活ラジオは、、AIを活用し企業と学生の価値観や適性に基づいてマッチングを自動最適化する新サービス「AI タレンティー」のリリースを発表しました。
本サービスの特徴:
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条件検索をなくし、本質的なマッチングを実現:あえて条件検索をなくし、企業名を伏せた状態でマッチングを促進。その代わりに価値観を重視したマッチングを提供し、企業のブランド力に頼らず、カルチャーや働き方に共感した学生と企業のマッチングを援助。
- 掲載料・更新料0円、いただくのは「お繋ぎ料」のみ:AIタレンティーでは、学生と初回面談が成立した場合にのみ費用が発生する従量課金制を採用。これにより、採用コストを最適化することが可能になり、広告モデルに苦い経験がある企業や地方企業でも導入しやすい、低リスクなサービスを提供。
従来の就職活動での基準になっていた「知名度」や「条件」による企業選びの文化を変え、学生の「内定」をゴールにするのではなく、入社後の定着と活躍が期待できます。
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000106845.html
06.【調査】中堅社員が成長を実感するとき、「仕事の完遂」が1位
ALL DIFFERENT株式会社とラーニングイノベーション総合研究所が、社会人5年目35歳未満の役職がない中堅社員(ミドルキャリア)800人を対象に実施した意識調査の結果を発表しました。
調査結果の概要:
- 成長の実感の頻度:約半数のミドルキャリアが、業務で成長を感じる機会が「とてもよくある」または「たまにある」と回答しました。
- 成長を実感する場面:「仕事を完遂したとき」が42.3%で最も多く、次に「目標を達成したとき」が31.4%、「仕事のミスがなかなか終わったとき」が24.2%となりました。
- 難しい仕事の経験頻度と成長実感の関係:難しい仕事を経験する頻度が高いほど、成長実感が「よくとてもある」と回答した割合が高いことがわかりました。
中堅社員の成長実感を高めるためには、現在の能力よりも困難度の高い仕事を任せる「ストレッチアサインメント」が有効であると考えられます。 企業は、管理職に対して中堅社員育成の重要性を伝え、具体的な取り組みを現場で実践することが求められています。
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000223.000005749.html
07.マンパワーグループ雇用予測調査:日本の雇用意欲は堅調に推移
パワーマングループ株式会社は、2025年第2期(4~6月期)の雇用予測調査を発表しました。 この調査は、東京・大阪・名古屋の企業1,049社を対象に実施され、季節調整後の純雇用予測は+14%となりました。
主な調査結果:
- 業種別予測: 9業種中8業種で増員が予測されています。 特に「エネルギー/公益事業」は純雇用予測+29%と高い水準を示しています。
- 組織規模別予測:従業員数1,000~4,999人の組織で純雇用予測+25%と最も高い増員予想が示されました。
- グローバル比較: 41カ国・地域内40カ国・地域が増員を予定しておりますが、グローバルの純雇用予測は+25%です。日本の+14%は堅調な推移を示しています。
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000265.000009974.html
08.志あるハイクラス人材のキャリア意識調査 60歳以降のキャリアで「挑戦をしたい」と考えている割合は6割以上
ハイクラス転職支援の株式会社クライス&カンパニーは、「ハイクラス人材のキャリア意識調査」を実施し、60歳以降のキャリアに対する意識についての調査結果を発表しました。
主な調査結果:
- 60歳以降のキャリアで「挑戦をしたい」と考えている割合は全体で6割以上、40代以上では83%にのぼる
- 60歳以降の理想の働き方としては「複数掛け持ち」「CxO」「公共支援」などが多い傾向
- 40代以上は具体的な挑戦のイメージを約2割が持っていることに対し、20代は約7%にとどまる
アンケート調査結果から、60歳以降も自身のスキルや経験を活かして社会に貢献したい、という意欲を持つ人が増えている傾向や、自分自身の年齢やフェーズに合わせてキャリアを変化させていくモチベーションを読み取ることができました。
09.「マイナビ 転職動向調査2025年版(2024年実績)」を発表
株式会社マイナビは、現在正社員として働いており、2024年に転職した20代~50代の男女1,500名を対象に、転職者の傾向や変化を調査した『転職動向調査2025年版』を発表しました。
主な調査結果:
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主な調査結果
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2024年の正社員転職率は7.2% と高水準を維持、特に 40代・50代で増加。
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転職の決め手として 「給与」が最重要要素 となり、転職後の 平均年収は509.3万円(+22.0万円)。
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転職先選びで 「退職金制度がある」ことを重視する人が42.8% と最多。
調査結果から、転職市場は活発化しており、中高年層の転職意欲が高まっている ことが分かります。特に給与や退職金など 経済的な要素を重視する傾向 が強く、物価上昇や老後の不安が影響していると考えられます。
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002125.000002955.html
10.約半数の企業が「初任給」の引き上げを実施。3社に1社が、新入社員の受け入れについて「変更・配慮したことがある」と回答
株式会社学情が実施した調査によると、2025年4月入社の新入社員受け入れに際し、約3社に1社(35.9%)が何らかの変更や配慮を行ったと回答しています。
主な変更点:
- 配属方法の見直し(57.4%):選考中に希望の配属先を確認し、配属時に考慮するなどの対応が取られています。
- 研修制度の改訂(38.0%):新卒入社者と同時期に入社した中途入社者が一緒に研修を受講するなどの工夫がされています。
- 給与体系の調整(24.8%):物価高騰や最低賃金引き上げに伴い、給与全体のベースアップを実施する企業もあります。
- コミュニケーション方法の改善(20.9%):上司と部下のコミュニケーション手法を見直す取り組みが行われています。
これらの結果から、企業は新入社員の多様なニーズや社会情勢の変化に対応するため、受け入れ体制や人事制度の柔軟な見直しを進めていることが伺えます。