【2023年8月第4週目】人事/HRに関するニュース&トピックスまとめ |HR NOTE

【2023年8月第4週目】人事/HRに関するニュース&トピックスまとめ| HRNOTE

【2023年8月第4週目】人事/HRに関するニュース&トピックスまとめ

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本日は8月第4週に発表された人事/HRに関する各社のニュース&トピックス計10本をまとめてご紹介します。ぜひ日々の業務にお役立てください。

1.調査リリースまとめ

01:採用に成功した企業の約9割が、採用活動において「パーパス策定が重要」であることを実感

  • 採用活動において、パーパス(社会的なつながりを明記した経営理念や存在意義)を策定させることは重要かとの問いに「非常にそう思う」(41.4%)、「ややそう思う」(47.7%)の合わせて89.1%が重要であると回答した。
  • パーパスの策定による、採用活動においてよかったことでは、「組織のミッションやビジョンに共感する人材の獲得に繋がった」(64.9%)、「ブランドイメージを構築することができた」(55.0%)、「多様性がある人材の応募増加に繋がった」(43.2%)、「採用の軸が明確になり、採用業務がやりやすくなった」(38.7%)などが挙がった。
  • パーパス策定の前後で、求職者の応募数の変化は、「かなり増加した」(17.1%)、「やや増加した」(55.9%)の合わせて73%が増加を感じ、内定承諾率では、「かなり増加した」(19.8%)、「やや増加した」(55.9%)の75.7%が増加を実感していた。
調査企業:株式会社オリゾ
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000110996.html

02:アフターコロナにおける働き方の変化とは

  • 新型コロナウイルスが5類化に移行した後の働き方は「毎日出社」(53%)、「テレワーク」「ハイブリッドワーク」(19%)であり、「毎日出社」の比率が最も高かったのは「インフラ」の65%、一方で最も低かったのは「IT・通信・インターネット」で37%であった。
  • 5類化に伴う出社頻度の変化では、「出社が増えた」(10%)、「変わらない」(80%)、出社頻度の増加に対する所感は56%が「良いと思う」(とても良いと思う:21%、まあまあ良いと思う:35%)と回答した。
  • 理想の出社頻度は、「週3日以上」を希望する方が63%(毎日出社・週4日出社・週3日出社:それぞれ21%)であり、年代別では「毎日出社」を希望する割合は、40代以上が26%に対し、20代は14%、30代は16%という結果になった、
調査企業:エン・ジャパン株式会社
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000706.000000725.html

03:人事担当者の約6割が就職活動における「生成AI」の利用に肯定的

  • 応募者が就職活動に生成AIを利用することについて、「肯定的である」(65.0%)、「中立である」(30.0%)であり、「否定的である」「やや否定的である」はどちらも0%であった。
  • 肯定的である理由として、最も多かったのは「AI活用はこれから必須のスキルだから」(84.6%)、次いで「応募者の時間・労力を減らすことができるから」(46.2%)、少数意見では「採用にテクノロジーを活用することで、旧態依然とした採用スキームをより進歩させる」「止める労力に対する費用対効果が証明できない」などが挙げられた。
  • 人事業務における生成AI利用は、「会社として公式に利用している」(30.0%)、「個人的に利用している」(30.0%)合わせて全体の60%が利用していた。
調査企業:株式会社ZENKIGEN
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000099.000035867.html

04:リモートで優秀な高度外国人材を雇用している日本企業の約9割が「満足」と回答

  • 高度外国人材を雇用している日本企業の雇用内訳は、「アメリカ」が最も多く25%、次いでインド(16%)、ベトナム(7%)、インドネシア(6%)と続き、複数の日本企業がインドやベトナムなどのアジア圏の高度外国人材を複数人、リモートで雇用していることがわかった。
  • 高度外国人材の採用目的は、「優秀な人材を採用したい」「人材不足を補うため」が多く挙げられ、昨年の調査で多かった「低賃金な人材を探したい」の企業割合は減少し、賃金重視からスキル重視へと意識の変化が伺えた。
  • 約4割の企業が高度外国人材をリモートで雇用する上で評価基準の課題を抱えており、具体的には「リモート環境下での評価点の可視化」「国ごとのスキル基準の違い」「ガイドラインが形骸化している」などが挙げられた。

05:仕事に関する悩みで最も多いのは「給与の低さ」

  • 今現在抱えている仕事の悩みに関する問いにおいて、最も多く挙がったのは「給与が低い」(37.2%)、次いで「社内の人間関係」(12.8%)、「会社の将来性・安定性」(9.8%)などが挙げられた。
  • 年代別の悩みを見ても、20~50代共通して1位に「給与が低い」があり、2位に「社内の人間関係」(20~40代)が挙げられ、毎日出社率の増加が大きな原因と考えられる。
  • 73.3%が「仕事を辞めたいと思ったことがある」と回答、理由には「生活ができない」(38.2%)、「転職は難しい・面倒」(26.4%)、「悪いことばかりではない」(16.3%)などがあった。
調査企業:株式会社ネクストレベル
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000150.000032757.html

06:20代を明確なターゲットにおいた「第二新卒採用」「ポテンシャル採用」

  • 「10月1日入社」「4月1日入社」などの入社時期が明確な募集について、「魅力を感じる」(24.8%)、「どちらかと言えば魅力を感じる」(36.1%)合わせて61.0%が魅力を感じ、理由として「同じ時期に入社する人がいると心強い」「あらかじめ入社時期が明確だと、引継ぎや退職のスケジュールも立てやすい」などの意見が挙がった。
  • 「第二新卒採用」や「ポテンシャル採用」などの20代をターゲットにしている募集については、「魅力を感じる」(49.3%)、「どちらかと言えば魅力を感じる」(32.0%)合わせて81.3%が魅力に感じており、「採用対象になるかが分かりやすい」「積極的に若手採用を実施していることが分かる」などの声があった。
  • 「幹部候補採用」など、幹部候補として育成するキャリアパスがある募集は、「魅力を感じる」(14.9%)、「どちらかと言えば魅力を感じる」(24.2%)合わせて39.1%と過半数を下回り、「どちらとも言えない」(33.3%)、「どちらかと言えば魅力を感じない」(10.5%)といった後ろ向きな意見が多かった。
調査企業:株式会社学情
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001104.000013485.html

07:経営課題にリスキリングを位置付けている企業は8割弱

  • 社員の自律的なキャリア開発のための取り組み状況について、「取り組んでいる(そのための施策がある)」(47.1%)、「検討中、または予定がある」(34.6%)の81.7%が自律的なキャリア開発のための取り組みを実施、もしくは検討をしていた。
  • 経営課題におけるリスキリングの重視度に関して、リスキリングを重要な経営課題として位置付けている企業は、全体の45.6%(「取り組み優先度が高い重要な経営課題」:7.9%「重要な経営課題」:37.8%)で、重視度こそ低いが経営課題として位置付けている企業は76.7%にのぼった。
  • リスキリングを経営課題に位置付けている企業における現在のリスキリングの取り組み状況は「会社(組織)として既に取り組みを行っている」(16.8%)、検討中(28.0%)の企業も含めると44.9%の企業が会社(組織)としての取り組みを実施・検討していた。
調査企業:一般社団法人日本能率協会
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000091.000016501.html

2.企業取り組み事例まとめ

08:レバレジーズ株式会社、熊本県と連携し「外国人材向け熊本で働く魅力PR事業」を受託

  • 同社では、熊本県 商工労働部 商工雇用創生局 労働雇用創生課より「外国人材向け熊本で働く魅力PR事業」を受託、運営することになった。
  • アプローチ方法としてPR動画等を活用があり、熊本県で働く魅力を県外や海外の外国人材に向けて発信することで、熊本県内でのさらなる外国人材活躍の目標達成を試みている。
  • 同社は本事業を通じて、熊本県内企業の人材確保を支援することで、熊本県内の産業の持続的な発展に貢献。
取り組み企業:レバレジーズ株式会社
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000594.000010591.html

09:株式会社カヤック、フルマラソン完走で書類選考免除する『42.195km採用』

  • 同社では、ITエンジニアを対象とした採用キャンペーン『42.195km採用』を8月24日(木)より開始。
  • 『42.195km採用』とは、ランニング記録を更新できる人はITエンジニアとしても努力を惜しまない面白く働ける方であるという考えのもとから生まれ、フルマラソン完走の証明書を提出することで、書類選考免除、一次面接が受けられる採用キャンペーンとなっている。
  • 応募では3つのコースから1つ選ぶ形式となっており、フルマラソン完走の証明書を送付する「マラソン完走選考」(書類選考免除)、エントリーシートに代わってランニングでタイムを縮める計画表を送付する「練習計画選考」(エントリーシート免除)、『第18回湘南国際マラソン』のフルマラソン参加および完走する「湘南国際マラソン選考会」(書類選考免除)がある。
取り組み企業:株式会社カヤック
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000655.000014685.html

3.サービスリリースまとめ

10:リ・カレント株式会社、仕事へのモチベーション傾向を診断・可視化する「モチベーション・トレンド診断」を開発

  • 同社では、社員の仕事に対するモチベーションの傾向を10タイプで可視化する自己診断ツール、「モチベーション・トレンド診断」を開発。
  • この診断を通し、育成する側/される側が互いのモチベーションの源泉を知ることが可能になり、従来言葉で表現しにくかった「価値観のズレ」をなくし、互いに適したコミュニケーションを取れるようになる。
  • 社員のモチベーションの源を可視化・把握することで、自身のキャリア開発やOJTトレーニング・部下育成に活かすことができる。
取り組み企業:リ・カレント株式会社
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000058096.html

今回は、8月第4週に発表された人事/HRに関する各社のニュース&トピックスを計10本をご紹介しました。

次回は、8月第5週に発表された人事/HRに関する各社のニュース&トピックスをご紹介します。

HR NOTE編集部による独自のリサーチとなります。この他に、2023年8月第4週にリリースされた人事/HRに関する各社のニュース&トピックスがございましたら、こちらまでご連絡いただけますと随時追加してまいります。

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