【2023年7月第3・4週目】人事/HRに関するニュース&トピックスまとめ |HR NOTE

【2023年7月第3・4週目】人事/HRに関するニュース&トピックスまとめ| HRNOTE

【2023年7月第3・4週目】人事/HRに関するニュース&トピックスまとめ

いつもHR NOTEをご覧いただき、誠にありがとうございます。HR NOTE編集部です。

本日は7月第3・4週に発表された人事/HRに関する各社のニュース&トピックス計10本をまとめてご紹介します。ぜひ日々の業務にお役立てください。

1.調査リリースまとめ

01:ハイブリッドワーク時代における「はたらきがい」とは?

  • はたらきがいの指標には主に2つあり、「業務」を通したはたらきがい=仕事への熱中と、「所属」を通したはたらきがい =組織への愛着がある。
  • コロナ禍の3年間を経て、ワーカーの意識は様々な観点から変化を遂げており、仕事観においては「安定志向」と「働き方のパーソナライズ志向」が高くなっており、これは自己の働き方を最適化しながら平穏な労働環境を志していることを示している。
  • はたらきがいを育む職場を実現させる、チームの関係性づくりに有効な活動には「ビジョンの共通理解」と「相互フィードバック」「アイデア共創」の3つの要素が挙げられた。
調査企業:コクヨ株式会社
出典:https://www.kokuyo-furniture.co.jp/contents/work-view-2023.html

02:転職活動での選考辞退率は約6割

  • 2023年の調査では、転職活動において、選考辞退をしたことがある方は61%であり、昨年度より5ポイント上昇した。
  • 選考辞退の経験者のうち、辞退社数は1社(37%)、2社(28%)、3社(16%)となり、2社以上の辞退は61%、辞退したタイミングで最も多かったのは面接前(46%)であった。
  • 選考辞退をした理由として、「他社の選考が通過した」(37%)、「ネットで良くない口コミを見た」(27%)、「企業の応対が悪かった」(20%)などが挙げられた。
調査企業:エン・ジャパン株式会社
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000693.000000725.html

03:「給与デジタルマネー払い」の導入を早期検討している企業、約1割

  • 賃金のデジタルマネー払いについて、「いまのところ検討するつもりはないが、他社や社員の声などの状況によっては、検討するかもしれない」が最も多く(57.4%)、導入を前向きに検討している企業は(12.8%)いた一方で、「検討するつもりはまったくない」と回答した企業は29.8%。
  • 賃金のデジタルマネー払いのメリットでは、「銀行への給与振込手数料が削減できる」(50%)、「社員がポイント還元を受けられる」(28.8%)、デメリットは「制度や資金移動業者のサービスを理解しなければならない」(65.1%)、「賃金支払いの事務が増える」(60.6%)が多く挙げられた。
  • 賃金のデジタル払いの対象職種は「正社員」が最も多く94.6%、パート社員(55.1%)、アルバイト(39.4%)という内訳になった。
調査企業:三菱総研DCS株式会社
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000050.000045457.html

04:人的資本最大化に向けた「キャリア自律」の課題

  • 企業における社員の「キャリア自律の推進」状況を企業規模別に見ると、「積極的に取り組んでいる」のは1,001名以上では17%、301~1,000名では5%、300名以下では4%であった。
  • 社員の「キャリア自律」の推進開始時に懸念していたデメリットとして、「組織目標と社員のキャリアプランのミスマッチ」が最も多く28%、「関連コストの増加」、「優秀人材の離職増加」26%、「管理職の負担増加」(25%)などが挙げられた。
  • 実際にキャリアプランの不一致が生じた際には、「上司・社員による1on1ミーティングの実施」や「異動の断行、あるいは現職務でスキルを活かせる業務アサイン」などの対応を取っている。
調査企業:ProFuture株式会社
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000048.000041222.html

05:オーディオブックを使ったリスキリング、8割以上が通勤時間を有効活用

  • オーディオブックを使った自律学習の習慣化は「タイムパフォーマンス」がポイントとなっており、利用者の82%は通勤・移動中に利用していた。
  • オーディオブックの利用目的の多くは学びやリスキリング(知識、教養、スキルアップ)目的(77%)で使用されているが、習慣化にあたり娯楽(趣味、エンタメ)、情報収集(ニュース、トレンド)のツールとしても利用し、リフレッシュを行っていた。
調査企業:株式会社オトバンク
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000322.000034798.html

06:夏休み中のインターンシップ参加希望者多数、「志望企業に就職するためには3年生の夏休みの過ごし方が大切」との声

  • 夏休み中に開催されるインターンシップへの参加を「希望する」学生は78.3%で、「希望する企業に就職するためには、3年生の夏休みの過ごし方が大切だと思う」「まとまった時間があるときにインターンシップに参加したい」などの声が挙がった。
  • 夏休み中のインターンシップ参加希望学生のうち、既にインターンシップに「応募した」と回答した学生は61.1%、夏休み中のインターンシップ参加が決まっている学生は67.8%。
  • 参加するインターンシップの実施方法は「オンラインとリアル両方」が最も多く57.3%、「リアル」(23.2%)、「オンライン」(19.5%)と続いた。
調査企業:株式会社学情
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001087.000013485.html

07:人材マネジメント(人材育成・能力開発)に関する調査結果

  • 人材育成・能力開発について、「制度を変えたり、従来のやり方を見直す必要性を感じている」と回答した企業は、強く感じている:13.7%、やや感じている:37.4%の計51.1%であった。
  • 見直す必要があると回答した企業が挙げた理由として「仕事を遂行するために必要なスキルの多様化」などがあり、「リスキリング(学び直し)」「スキルのアップデート」に対する課題意識の強さが見られた。
  • 「見直しが必要」と答えた企業のうち、人事制度の改定・やり方の見直しが「できている」と回答した企業は、できている:4.5%、ややできている:23.7%の計28.2%、一方で「できていない」と回答した企業は、できていない:14.0%、あまりできていない:32.8%の計46.8%であった。
調査企業:株式会社リクルート
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002151.000011414.html

2.企業取り組み事例まとめ

08:株式会社ウィット、ChatGPTを活用しメールマガジンの反応率約3倍増

  • 同社ではChatGPT 活用診断を通じ、株式会社パーソル総合研究所のメールマガジン作成・配信業務の分析を行い、メールマガジンの改善を支援した。
  • ChatGPT診断により出てきた課題は、セミナー企画者がメールマガジンとしての反響を得るためのノウハウをもっていない、メールマガジン以外のセミナー集客や申込フォーム設定などの業務があり、文面作成に時間が割けていないなどがあった。
  • 課題を踏まえ、ChatGPTによる「メールマガジン件名のバリエーション出し」および「メールマガジンの初校作成」、どのセミナーテーマであっても、安定して案を出力できるよう調整を実施した結果、クリック率が改善前の平均3.86%に向上。
取り組み企業:株式会社ウィット
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000041872.html

09:パーソルワークスデザイン株式会社、子育て支援企業に贈られる「くるみん認定」取得

  • 「くるみん認定」とは厚生労働省が子育てを積極的にサポートしている企業に対して認定する制度のこと。
  • 同社では「ワクワクワークのあふれる社会へ」をミッションに掲げ、社員が今を楽しみ、夢中ではたらける環境づくりに取り組んでおり、社員の仕事と子育てなどの私生活の両立支援を行った。
  • 具体的な取り組みとして、出産・育児に関わる制度整備・新制度の導入や、独自の「産休・育休ガイド」の作成、社内イントラネットや社内掲示板での制度周知による産休・育休制度取得の奨励を実施。
取り組み企業:パーソルワークスデザイン株式会社
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000119221.html

3.サービスリリースまとめ

10:アバター心理相談サービス「KATAruru」によるオンボーディング支援開始

  • パーソルワークスデザイン株式会社では、8月1日よりアバター心理相談サービス「KATAruru(かたるる)」を活用したオンボーディング支援サービスを開始。
  • 中途入社や産休育休からの復帰など、環境の変化による従業員離職率が高い課題がある一方で、人材不足から相談に応じられる従業員が少ないことや、人事担当者による精神面でのケアの限界の課題も挙げられる。
  • 本サービスではアバターを介した心理師との面談、面談実施後のアンケート、定期サーベイ、レポートによるフィードバックを6カ月かけ定期的に行うことで、ストレスの早期発見、定着が期待されている。
取り組み企業:パーソルワークスデザイン株式会社
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000119221.html

今回は、7月第3・4週に発表された人事/HRに関する各社のニュース&トピックスを計10本をご紹介しました。

次回は、8月第1週に発表された人事/HRに関する各社のニュース&トピックスをご紹介します。

HR NOTE編集部による独自のリサーチとなります。この他に、2023年7月第3・4週にリリースされた人事/HRに関する各社のニュース&トピックスがございましたら、こちらまでご連絡いただけますと随時追加してまいります。

【HR NOTE編集部 問い合わせ窓口】
info_hrnote@jinjer.co.jp