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本日は6月第3週に発表された人事/HRに関する各社のニュース＆トピックス計10本をまとめてご紹介します。ぜひ日々の業務にお役立てください。

1．調査リリースまとめ

01：人的資本経営・開示の現状とは

• 2022年度の調査では「重要だと認識している」(8%)、「やや重要だと認識している」(26%)と「重視派」は34%に留まっていたが、2023年の調査では「重要だと認識している」(36%)、「やや重要だと認識している」(33%)と「重視派」が69％にまで増加した。
• 各人材施策の重視度は「パーパス浸透」が最も多く30%、「従業員エンゲージメント」26%、「社員のキャリア自律」22%、「社員のウェルビーイング」17%と続いた。
• 「人的資本経営」に取り組む目的として、企業規模別に最も大きかった割合は、大企業では「従業員エンゲージメント向上」(67％)、中堅企業では「生産性の向上」(59％)、中小企業では「従業員エンゲージメント向上」(70％)であった。

04：2023年5月の転職求人倍率は2.20倍｜doda転職

• doda転職求人倍率レポートによると、2023年5月の転職求人倍率は2.20倍で、前年同月比134.5％、転職希望者数は前年同月比113.3％となった。
• 求人増加率を先月と比較すると、最も増加率が大きかったのは「人材サービス」で(前月比105.5％)、次いで「金融」(前月比104.7％)。
• 職種別では8職種で前月から増加し、増加率が最も大きかったのは「専門職（コンサル・金融）」(前月比104.0％)、次いで「専門職（建設・不動産）」(前月比102.9％)という結果に。

05：派遣社員のリスキリングに対する意識調査

• 派遣社員と無期雇用社員を対象に行ったリスキリングの意識調査では、「派遣社員」(46.2%)、「無期雇用社員」(46.7%)と両者ともリスキリングの必要性を感じていた。
• リスキリングの必要性を感じている一方で派遣社員の78.0%が「特に何も行っていない」と回答、無期雇用社員も69.8％と高かった。
• リスキリングを実施している社員の毎月の学習時間を比較すると、「無期雇用社員」が204.0分であったのに対し、「派遣社員」は98.7分と約2倍もの差が見られた。

06：管理部門の給与増加と人事評価の実態について

• 2023年度の管理部門の給与に関して、43%が上がったと回答し、最も多かった増加額は「10,001円以上」(14%)であった。
• 「上がった」と回答した管理部門を職種別に見ると、「人事」が最も高く(60%)、「総務」(49%)、「法務」(43%)、「経理」(42%)と続いた。
• 人事評価に満足している管理部門は「37％」であり、評価基準・目標設定への不満(78%)や、評価者によるばらつき(62%)などの不満が挙げられた。