パナソニックは1月6日、希望する社員が週休3日で働ける「選択的週休3日制」の導入を検討していると明らかにしました。
対象となる社員や開始時期などの具体的な詳細は、今後詰めていくとのことだそうですが、増やした分の休日を副業や自己学習、地域ボランティアなどに充ててもらうことを想定しているとのこと。
多様な働き方の実現やワークライフバランスの実現が狙いで、大手メーカーでは異例の取り組みとなります。
同制度は政府が企業に導入を呼び掛けており、国内でも本格的に普及される可能性があります。
「選択的週休3日制」は今後広がるのか?
選択的週休3日制は、みずほフィナンシャルグループなどが現在取り入れている。政府も昨年6月に策定した経済財政の運営指針「骨太の方針」の中で、多様な働き方の実現に向けて「企業における導入を促し、普及を図る」としました。
ただ、勤務時間の短縮により給与が下がるケースがあり、企業のコスト削減に利用される恐れも指摘されているのが現状です。
SNSなどネット上の声
- 「その分、給料は減るはず」
- 「給料を減らさずに実施することが重要」
- 「何年後か何十年後かには週休3日が普通になっていそう」
これまでの取り組みとその他取り組み
パナソニックでは、創業者の松下幸之助氏が1965年に国内で他社に先駆けて週休2日制を導入し、その後他の企業や官庁にも広がる契機となりました。
また、その他の取り組みとして、配偶者が転勤になった場合でも雇用が継続され、自宅で仕事ができる「ホームオフィス」の導入なども検討しています。