23卒学生の就職意識を調査。オンライン開催が増加するインターンシップの影響は?|キャリタス就活(株式会社ディスコ)

株式会社ディスコ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:新留正朗)が、2023年3月卒業予定の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生含む)を対象に、9月後半時点での就職活動に関する調査を実施しました。

調 査 概 要
調 査 対 象  :  2023 年 3 月に卒業予定の大学 3 年生(理系は大学院修士課程 1 年生含む)
回 答 者 数  :  文系男子 386 人、文系女子322 人、理系男子 252 人、理系女子 141 人 計1,101 人
調 査 方 法   :  インターネット調査法  
調 査 期 間   :  2021 年 9 月 21 日~29 日
サンプリング : キャリタス就活 2023 学生モニター

サマリー

  • インターンシップ等の参加状況
    :1日以内のプログラムへの参加が主流(87.2%)。「5日間以上」参加者は約2割(20.2%)
  • インターンシップに参加してよかったこと
    :「興味のある業界の知識や理解が深まった」が約8割で突出。「社員と交流」が次点(53.1%)
  • 現時点の志望業界
    :1位「インターネットサービス」、2位「水産・食品」、3位「情報処理・ソフトウエア」
  • 今後のインターンシップ参加予定
    :参加希望時期は「12月」が最多。「業界・企業の概要を理解できるもの」に参加希望

調査結果の詳細/主な内容

1.インターンシップ等(※)への参加状況

※「インターンシップ(就業体験を伴う複数日程のプログラム)」に限定せず、1 日以内のプログラム等も含めて尋ねました。
※前年調査は 2020 年 10 月 1 日〜10 日に実施

9 月後半時点でのインターンシップ等の参加状況(オンラインを含む)を実施日数別に尋ねたところ、「1 日以内のプログラム」への参加経験を持つ学生は 9 割に迫る高水準(87.2%)で、前年調査より4.3 ポイント増加しました。

「2~4 日間のプログラム」の参加率も、前年より 2.6 ポイント増加し、過半数に上ります(52.2%)。

対して、「5 日間以上のプログラム」は約 2 割にとどまり(20.2%)、参加者は限定的となっています。参加社数でも、「1 日以内のプログラム」が平均 5.6 社と、2 日以上の 2 倍以上に上り、短期プログラムへの参加が中心だったことがわかります。

参加時期は「8 月」「9 月」が多く、夏季休暇中の参加が中心ですが、前年調査と比較すると「6月」「7 月」が大幅に増加しているのが目立ち、多くの企業が開催時期を早めたことがうかがえます。

2.インターンシップに参加してよかったこと 

続いて、インターンシップ等のプログラムに参加してよかったことを尋ねたところ、最も多いのは「興味のある業界について知識や理解が深まった」で 8 割超と突出しています(82.7%)。

また、「知らない業界について知ることができた」(52.2%)も上位に挙がっており、プログラムを通じて業界研究を進めた学生が多いことが読み取れます。

「社員と交流することができた」「他の学生と交流することができた」は、それぞれ半数前後が選んでおり(53.1%、49.7%)、オンライン形式が中心であってもワークや座談会などを通じて十分な交流ができたと感じる学生が多かったようです。

■良い印象をもったプログラム

【対面・リアル】
  • 製造現場での作業を体験し、改善するという内容でした。現場を知ることで、作業者の立場になって改善案を考えることができ、とても良いものになりました。 <理系男子>
  • 社員の営業に 1 日同行した。同行することで、お客様から信頼されていることがわかった。 <文系女子>
  • お客様とのやりとりまで含めて模擬提案ができるインターンシップだったため、入社後の業務をイメージしやすかった。 <文系女子>
  • 社員も中々入ることのない研究の現場を見せていただいたことがとても良かったです。 <理系女子>
  • グループワークのメンバーと 2 日間を通して仲良くなれた。 <文系男子>
【オンライン】
  • 事前ワーク(動画視聴)や資料が充実していたため、十分な理解を持ってインターンシップに臨むことができた。また、それによりワークや座談会に多くの時間を割くことができ、充実した 3 日間となった。 <文系男子>
  • バーチャル工場見学と題して、本社ロビーや現場を説明いただいたこと。 <理系女子>
  • かなり実践的な内容のプログラムで、それに対するフィードバックも丁寧で、自分に足りていない視点や考え方を明確に把握することができたから。 <文系男子>
  • 業務内容は難しかったけど、簡単なゲームのようなものから始め、難しいものへ発展していくという組み立てが良かったです。 <文系女子>
  • 少しトラブルがあっても視聴者をほったらかしにせずに、適切な対応できていたことがとても印象良く映った。<理系男子>

3.今後のインターンシップ参加予定

 今後インターンシップに参加したい時期は、「12 月」が約 9 割で最も多く(88.4%)、次いで「11 月」が約 8 割(81.5%)となりました。

前年調査との差を見ると、「2 月」が約 10 ポイント減少するなど(64.5%→54.3%)年明け以降のポイントが下がっており、早い時期の参加を希望する傾向が見られます。

また、今後どのようなプログラムに参加したいかを尋ねると、内容面で最も多いのは「業界や企業の概要を理解できるもの」で約 7 割(67.0%)となり、次いで「社員と交流できるもの」(66.2%)が僅差で続いています。

他にも「ワークなどを通して仕事内容が理解できるもの」(65.5%)、「実践的な仕事を経験できるもの」(62.0%)が上位に挙がるなど、社員との交流や就業体験を通して理解を深められるものへの関心が高い傾向が見られます。

形式に関しては、対面形式が約4 割(43.0%)でオンライン(30.0%)を上回り、画面越しでの参加に慣れた今、どちらかといえば直接的な接点を求めていることがうかがえます。

■今後参加したいプログラム

  • オンラインだけではわからない部分は絶対にあると思う。対面で行う雰囲気・緊張感を味わえるプログラムを経験したい。 <文系男子>
  • 新たな商品・サービスの提案を行うというよりは、普段の業務を実際に体験できるグループワークがうれしい
    です。 <文系女子>
  • なるべく社員と交流があり、はたらく姿がイメージできるインターンシップよい。 <理系男子>

4.就活準備イベントへの参加

 就職情報会社等が主催する就活準備イベント(インターンシップイベント、業界研究イベントなど)への参加状況について、形式別に確認したところ、全体の9割(91.3%)が「オンライン形式」に参加経験があると回答しました。

「会場型」は4割弱(37.6%)であり、前年同様にオンライン形式への参加が圧倒的に多くなっています。また、参加(視聴)回数についても、会場型の平均1.9回に対し、オンラインは6.2回と大きく上回りました。

一方、今後のイベント参加意向を尋ねると、「オンライン形式」が78.0%と高いものの、「会場型」も5割超(51.9%)と、いずれも大半が参加の意向を示しています。

参加したい時期については、年内は「オンライン形式」が8割前後で高いが、1月以降は「会場型」も「オンライン形式」とほぼ同じ水準となっており、年内はオンラインでの参加を希望する学生が多いが、3月の就活本番が近づく頃には、会場に足を運び、企業と直に接点を持ちたいと考える学生も少なくないようです。

■就活準備イベントに参加してよかった点

  • 実際にその企業で働く社員の方から話を伺うことができ、企業への理解が深まる。対面では、社員の方達の雰囲気がわかるし、オンラインではチャット形式で質問できるため、聞きにくい質問であっても気軽に尋ねることができる点が良かった。 <理系男子>
  • オンラインでは会場に行く手間もなく、自宅でリラックスした状態でメモを取りながら話を聞くことができるのが良かった。 <文系男子>
  • ホームページなどにも載っていない情報を得ることができた点や、話を聞いてモチベーションが上がった点。<文系女子>
  • 自分で探しても見つけられないような、就職したいと感じる企業を見つけることができた。 <理系男子>
  • インターンシップの情報を早く手に入れられた。

5.現時点の志望業界

志望業界について尋ねたところ、「明確に決まっている」という学生が約 2 割(19.7%)で、「なんとなく決まっている」(51.0%)を合わせると 7 割を超え(計70.7%)る結果となり、前年調査(計 68.8%)をやや上回りました。

文系に比べ理系の方が決定している学生が多い傾向にありますが、志望業界を 40 業界の中から 5 つまで選んでもらうと、「情報・インターネットサービス」(18.9%)が全体で最も多くなっています。また、「情報処理・ソフトウエア」(16.6%)が 3 位に挙がり、IT 業界への関心の高さが表れています。

属性別に確認すると、文系男子の1位は「銀行」で、2位「商社(総合)」、3位「調査・コンサルタント」と続いています。

文系女子は「マスコミ」にポイントが集中していますが(29.8%)、男子で1位の「銀行」は女子では3位に入り、文系学生に人気が高くなっています。

理系では、男女とも 1 位は「素材・化学」で、理系男子は「電子・電機」が続き、理系女子は「水産・食品」が 2 位となっています。理系は上位に製造業が多いのが特徴的です。

■業界研究・企業研究のプラン(進め方)

  • 基本的には業界研究と企業研究を両立して行うが、業界研究を年内に終わらせることで、年明け以降は企業研究の方により力を入れたいと考えている。 <文系男子>
  • 夏季インターンシップの時期は広く業界を見て理解を深め、秋以降は夏季インターンシップで興味を持った業界の企業についての理解を深めることが、効率的な進め方だと考えている。 <文系女子>
  • 企業研究は常にアップデートしていきたい。個別の企業説明会などに参加して、情報を得たい。 <理系男子>
  • 6 月に少し始めてみたが、よくわからないままやめてしまった。就活を進める中で、新たな視野を持ってこれから研究を進めたい。

6.業界研究・企業研究に力を入れたい時期

 業界研究と企業研究について、それぞれ力を入れたい時期(入れた時期)を複数回答で尋ねたところ、業界研究は「6 月」には 3 割を超え、早期から取り組む学生が多かった様子がわかります。

そして、「10 月」(41.4%)をピークに「12 月」には 2 割台に下がり、「1 月」には 2 割を割り込む一方で、企業研究に力を入れたい時期は「10 月」から「12 月」にかけて 4 割台が続き、1 月以降は徐々に下がります。

業界研究は年内をめどに、企業研究は採用広報解禁(3 月)より前に、ある程度済ませておきたいと考える学生が多いようです。なお、業界研究・企業研究ともに前年調査に比べやや前倒しの傾向が見られます。

■業界研究・企業研究のプラン(進め方)

  • 基本的には業界研究と企業研究を両立して行うが、業界研究を年内に終わらせることで、年明け以降は企業研究の方により力を入れたいと考えている。 <文系男子>
  • 夏季インターンシップの時期は広く業界を見て理解を深め、秋以降は夏季インターンシップで興味を持った業界の企業についての理解を深めることが、効率的な進め方だと考えている。 <文系女子>
  • 企業研究は常にアップデートしていきたい。個別の企業説明会などに参加して、情報を得たい。 <理系男子>
  • 6 月に少し始めてみたが、よくわからないままやめてしまった。就活を進める中で、新たな視野を持ってこれから研究を進めたい。

7.就職活動に関する情報の入手先

就職活動に関する情報の入手先を尋ねたところ、「就職情報サイト」が9割超(95.0%)で突出して高く、次いで「各企業のホームページ(採用サイト)」(68.9%)が続いています。

「大学内で開催された就職イベント」と「大学のキャリアセンター(ガイダンス含む)」が前年調査より増加しているのが目立ち、コロナ禍も2年目となる中で、各大学がオンラインでの就職支援を拡充させたことで利用が伸びています。

8.就職活動への不安

学生に対して、自身の就職活動に不安を感じるかどうかを尋ね、経年で比較しました。

「とても不安」という回答は前年よりは減少したものの(52.8%→48.3%)、「やや不安」を足し合わせると不安を感じている学生は約9割に上り(計 90.5%)、引き続き不安が強い様子がうかがえます。

具体的には、前年と同様、新型コロナの影響で企業の採用意欲がどのように変化するのかが分からない、といった不安のほか、オンライン主流の生活が長期にわたり、思うような学生生活を送れていないことが就職活動にも影響するのではないか、と不安を感じる学生も見られます。

■就職活動への不安

  • コロナ禍において、自分の代の就活がどのくらい不利になったか分からないから不安。 <文系女子>
  • ガクチカに書けることがなく、就活をうまくこなせるか心配。 <文系男子>
  • 夏の長期インターンの選考に落ちることが多かったため、選考に進めるのかが不安。 <理系男子>
  • 対面型のインターンシップやイベントが中止になり、思うように活動できておらず、不安である。<文系女子>

9.SNS利用状況

日常生活で利用している SNSとして最も多いのは「LINE」で、ほとんどの学生が利用しています(97.9%)。また、「YouTube」(85.1%)、「Twitter」(75.0%)も8割前後と利用率が高くなっています。

一方、就職活動においても「LINE」の利用率は高く、4割強に上ります(44.3%)。「Twitter」「YouTube」も約3割と比較的高く、コロナ禍においてはリアルでの情報収集が限られていることから、就職活動が進む中で、さらに利用が広がっていくものと見られます。

10.大学の授業形式(自身の履修)

新型コロナの影響により大学の授業の多くがオンライン化する中で、今年度履修している授業の形式を尋ねてみたところ、前期が「すべてオンライン(遠隔授業)」だったという人は 26.2%。「オンラインが多いが対面もある」が約半数(48.8%)で、合わせて 7 割強に上った(計 75.0%)。

また、後期については対面授業が増える見込みだが、6 割以上の学生はオンラインが中心と回答しています(計 66.0%)。

就職活動と両立しやすいと歓迎する学生がいる一方で、学業の成果を出しにくいと感じたり、キャンパスライフを謳歌できないと残念がったりする声も寄せられました。

■授業形式について

  • オンデマンド授業だと好きな時間に見られるので、就活との相性が良いように感じる。 <理系男子>
  • 授業を休まずにインターンや面接を受けることができるため、非常にありがたい。しかし、授業で得られる知識やスキルは確実に減っていると感じている。 <文系男子>
  • 大学の勉強は一人でやると価値が下がってしまうと思う。いつまでも遠隔でされては、卒業まで通わないままではないかと思い不安になる。就活の話もする機会がない。 <文系女子>
  • 遠隔授業は時間も場所も選ばないので嬉しい。友達と会う機会が少ないことは寂しい。 <文系男子>
【詳細レポート】より詳しく知りたい方はこちら⇓
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会社概要
会社名:株式会社ディスコ
Tel:03-4316-5500
Email:pr@disc.co.jp 
コーポレートサイトURL:https://www.disc.co.jp/
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