ディップ株式会社が、「社会人2,000人に聞いた1on1導入実態調査」を実施。
本記事ではその内容をご紹介します。
【調査結果の概要】
- 社会人2,000人のうち「1on1制度」を「知っている」人は約35%、職場で「取り入れている」人は約15%
- 社会人2,000人のうち「上司に褒められたい」人は約52%、一方で実際に「1週間以内に上司に褒められた」人は約34%
- 社会人2,000人のうち「悩み事や本音を言える同僚がいない」人は約58%
調査結果の詳細
社会人2000人のうち「1on1」を「知っている」人は約35%、職場で「取り入れている」人は約15%
「1on1」という制度を知っている人の割合:35%
社会人2,000人に「1on1制度を知っているか」を聞いたところ、「聞いたことがある」が34.8%、「聞いたことがない」が65.2%という結果となりました。
大手IT企業が導入して以来ビジネスの世界で注目を集めつつあるものの、実際の認知度はまだ低いことがうかがえます。
「1on1を聞いたことがある」と回答した人に、「勤務先の1on1の導入状況」を訪ねたところ、「1on1を取り入れている」が41.8%、「1on1を取り入れていない」が58.2%となりました。
「1on1」を取り入れている企業に勤める人の割合:15%
全体では約15%の人が勤務先で「1on1」を導入しているという結果に。まだ制度の導入には至っていない企業も多いようです。
社会人2,000人のうち「上司に褒められたい」人は約52%、一方で実際「1週間以内に上司に褒められた」人は約34%
「上司に褒められたい」人の割合:52%
社会人2,000人に「直近1ヶ月で上司に褒められたいと思ったことがあるかどうか」を聞いたところ、「思ったことがある」が51.7%、「思ったことがない」が48.3%という結果が得られました。
「1週間以内に上司に褒められた」人の割合:34%
続いて「1週間以内に上司に褒められたかどうか」を聞いたところ、「褒められた」が34.4%、「褒められていない」が65.6%という結果でした。
褒められたいと思ったことがある人が約半数、一方で6割以上が褒められていないということで、上司と部下の間で褒めるコミュニケーションをあまり取れていないことが予想されます。
「悩み事や本音を言える同僚がいない」人の割合:58%
社会人2,000人のうち「悩み事や本音を言える同僚がいない」人は約58%
社会人2,000人に「同僚に悩み事や本音を言えるか」を聞いたところ、「言える」が42.2%、「言えない」が57.8%という結果となりました。
【調査概要】
- 調査設計・分析:ディップ株式会社
- 調査名:「社会人2,000人に聞いた1on1の導入実態調査」
- 調査手法:インターネット調査
- 調査対象:全国の企業に勤める22〜65歳の男女
- 調査実施時期:2019年11月
- 有効回収数:2,000サンプル