優秀なリーダーが実践する8つの姿勢や考え方 |HR NOTE

優秀なリーダーが実践する8つの姿勢や考え方 |HR NOTE

優秀なリーダーが実践する8つの姿勢や考え方

  • 組織
  • キャリア開発

man-871960_640

5月GWが明けて、例年のように人事異動や新卒の入社・配属など、各社大きな組織編制があったように思います。

その中で部下や後輩が増え、リーダーやマネージャーなど、マネジメントに携わるポジションについた方もいらっしゃるのではないでしょうか。もちろん人事領域に関わる方も例外ではないでしょう。

そこで突然ですが、皆さんは優秀なリーダーになりたいと思っていますでしょうか?

また、どうすれば優秀なリーダーになれるかご存知でしょうか?

もし、「一緒に仕事をしたくない」と万が一思われてしまった際は、仕事に対して何かしらの支障がでるかもしれません。

今回は、優秀なリーダーが心がけているポイントを「自己管理」「マネジメント」の視点から、8つ紹介させていただきます。

効果的なフィードバックで生産性を高めよう!

業務や会議の後にフィードバックを行っていますか?部下に対して定期的に振り返りを行うことで業務の把握や目標設定を効率的に行うことができます。会社にフィードバック文化を根付かせたい方は是非本資料をご活用ください。

優秀なリーダーが心がけている8つのポイント

waiting-410328_640

自己管理編

その1 目の前のことを後まわしにしてタスクをためない

皆さんは目の前に今やっても後でやってもいいことがあるとしたら、今やりますか?
後まわしにしますか?

優秀なリーダーは今すぐに片付けます。

目の前にあることは今片付けることで、後の負担が減ります。

今この瞬間は後でもいいと思っても、実際後になって他の仕事が入り、「さっきやっておけば・・・」となることが多いです。

仕事がたまるとそれだけでストレスになりますし、急いで片付けて雑な仕事をしてしまうかもしれませんし、仕事の抜け漏れにつながる恐れもあります。

できることは後回しにせずにすぐに片付けて常に快適な仕事環境を整えるようにしましょう。

その2 思いついたらすぐにメモを取る

優秀なリーダーはすぐにメモを取ります。

まず、メモをとることで打ち合わせの内容や自分が取り掛かるタスクを忘れずに確実に実行することができます。

また、その場その場で思いついた最善の方法をすぐにメモに取っておくことで効率の良い方法や、役に立つアイディアを無駄にしません

優秀なリーダーほど幅広く多くの業務に携わっており、「あれもやらなきゃ」「これもやらなきゃ」となりがちです。

メモとることでタスクを可視化でき、また優先順位をつけることで自分のやるべきことを頭の中で整理することができるので、集中して仕事をこなせるでしょう。

その3 決断を素早くする

リーダーが決断をすれば、組織やチームもその決断に従って動くことになります。

そのため、素早い決断をすることで、組織・チームも素早く行動に移せます

仮にその決断が間違っていても早く動くことで、早期に改善策を打つことができます。

自分が関わっている決定事項は、常に自分の意思で決定し、結果に責任を持つという姿勢を持つことが重要です。

小さなことでも自分で決める習慣をつけ、決断も素早くすることを心がけましょう。

その4 考えたことをすぐに実行する

何か良い考えを思いついたとき、皆さんはどうしますか?

優秀なリーダーは「自分がやらない理由」などは探さずに最低限のことを考えたらとにかく実行してみます。

良いアイディアや方法は実際にやってみないと結果がわかりません

そこで、とにかく実行してみて結果を実際の目で確認します。

もちろん、最低限の思案は行いますが、最終的にはすぐ実行します。

そして短期的にPDCAをまわして自分の経験値をあげていきます。

マネジメント編

その5 ビジョンを作り、伝える

自律的に仕事をする人間もいれば、受動的に言われたことを中心に仕事をする人間もいます。

明確なビジョンや目標や掲げることで、組織・チームの方向性が統一され、メンバーに働く目的や意義を与えることができます。

明確な理由や目的ができれば自律的に動き、生産性の高い組織・チームをつくることができます

リーダーがビジョンをつくり、メンバーにきっかけを与えましょう。

ビジョンなきリーダーシップでは、人々を導いたり束ねたりすることはできず、メンバーを惑わせるだけになってしまいます。

その6 まずは自分が動く

優秀なリーダーはただ人に指示をして動かすような人ではありません。まず自分が動きます。

自分が動いて、その中でほかの人に任せられそうなものを適切な人材に振り分けます。

まずは自分が動いてやらなければ知見がたまらないので、どのような仕事を、誰にどのくらい任せるか判断なんてできません。

これは、本人だけの問題ではなく指示される側の人からしても大切なことです。

その7 適度にゆとりを持つ

組織・チームの中でリーダーが焦っていると、その焦りは周りのメンバーにも波及してしまいます。

その結果、全体にゆとりがなくなり、丁寧な作業が少しずつ荒くなっていきます。

リーダーとしてきびきび動くのは大切なことですが、優秀なリーダーは適度にゆとりを持ち集団全体がストレスなく動けるように心がけています。

また、ゆとりを持つことは、急なトラブルにもすぐ対応できる余力があるため、大きな損害につながるダメージを防げる可能性が高くなります。

その8 自分の意見より人の意見を聞く

リーダーが意見を出すと、周りは意見を出しにくくなるだけでなくリーダーの意見が優先されてしまうことがあります。

そこで、優秀なリーダーは最初から自分の意見は言いません

まずは、他の人の様々な意見を聞いてその中から良い意見は積極的に取り入れていきます。

リーダーの意見が絶対という組織はある程度までいくと、その後成長しなくなるものです。

もちろん、他のメンバーの意見を聞いた後、リーダー自身の意見もしっかり伝え、最終的にはすべての良いところをつなげていくようにします。

また、そのためにメンバーが発言しやすい環境をつくることも忘れてはいけません。

最後に

glasses-1280549_640 (1)

リーダーとはただ周りを見てうまく動かすだけの人ではありません。

常に自分自身を鍛え続け、メンバーを引っ張り、なおかつ適切な指示ができるようになることが求められます。

優秀なリーダーは周りの人より才能があり頭が良いことではなく、メンバーに対する配慮を持ち、自分自身に妥協をしない努力を続けるリーダーのことを指すように思います。

冒頭にあるように、何が正しいかはわかりにくいものです。ただ、正解に近づけるための努力をし続けていくことが重要です。

今回挙げた中で役に立ちそうなものがあれば、これから意識してみてはいかがでしょうか。

人事業務に役立つ最新情報をお届け!メールマガジン登録(無料)

HR NOTEメールマガジンでは、人事/HRの担当者として知っておきたい各社の取組事例やリリース情報、最新Newsから今すぐ使える実践ノウハウまで毎日配信しています。

メルマガのイメージ

関連記事

最終的にヒトを動かすのはデータではない|日本IBM藤森慶太さんの考える会社が人を育てる意味

最終的にヒトを動かすのはデータではない|日本IBM藤森慶太さんの考える会社が人を育てる意味

インタビュー企画第3弾。今回は、日本IBMのコンサルティング事業本部でハイブリッド・クラウド&データ事業を率い、ブランディングも担当されている藤森慶太さんにお話を伺いました。 急速に変化する社会において、企業が未来に責任 […]

  • 組織
  • 組織・その他
2025.10.07
金井 一真
定着率が変わる!成果と人を両立させるマネジメント設計|エッジコネクション大村

定着率が変わる!成果と人を両立させるマネジメント設計|エッジコネクション大村

近年、多くの企業で「人材の定着」は経営課題のひとつとしてクローズアップされています。特に、少子高齢化が進む日本では採用そのものが難しくなり、せっかく入社した人材が短期間で離職することのダメージは計り知れません。 現場から […]

  • 組織
  • 企業文化・組織風土
2025.10.03
金井 一真
社外メンターの導入は、企業成長を支える“戦略的な選択肢”|Mentor For 池原 真佐子

社外メンターの導入は、企業成長を支える“戦略的な選択肢”|Mentor For 池原 真佐子

「女性管理職を増やしたいが、社内にロールモデルがいない」 「研修だけでは個別のキャリア課題に答えられない」 人事担当者の方から、よくそんな声を伺います。人的資本経営やDEI推進が求められる今、企業には「多様な人材の力を引 […]

  • 組織
  • キャリア開発
2025.10.02
金井 一真
1on1の進化──“上司と部下”を超えて広がる対話のかたち 目的・関係性・活用の再設計が、組織と個人をつなぎ直す|KAKEAI皆川

1on1の進化──“上司と部下”を超えて広がる対話のかたち 目的・関係性・活用の再設計が、組織と個人をつなぎ直す|KAKEAI皆川

コロナ禍によって対面の機会が減り、組織の“つながり”が見えにくくなった時期、多くの企業が、対話の機会を補う手段として1on1を導入しました。私たちKAKEAIも、500社・150万回以上の1on1支援を通じて、この変化を […]

  • 組織
  • エンゲージメント
2025.10.01
金井 一真
「3つの壁」を乗り越えた企業事例|本人・上司・全社で実現する女性活躍推進

「3つの壁」を乗り越えた企業事例|本人・上司・全社で実現する女性活躍推進

2023年3月期の有価証券報告書から女性管理職比率の開示が義務付けられるなど、女性活躍を推進する機運が一層高まっています。一方で、「なかなか女性の管理職が増えない」とお悩みの企業は少なくありません。 本連載では「本人・管 […]

  • 組織
  • ダイバーシティ&インクルージョン
2025.09.30
金井 一真

人事注目のタグ