Wantedlyを活用し、エンジニアを中心に100人以上を採用しているその手法とは? |HR NOTE

Wantedlyを活用し、エンジニアを中心に100人以上を採用しているその手法とは? |HR NOTE

Wantedlyを活用し、エンジニアを中心に100人以上を採用しているその手法とは?

  • 採用
  • エンジニア採用手法

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※本記事は、主催企業や登壇者/登壇企業に内容を確認のうえ、掲載しております。

先日、株式会社divが開催する『Engineer Recruiting~エンジニア採用の最前線~』というエンジニア採用戦略イベントに参加させていただきました。

株式会社モンスター・ラボ 村上 有基 氏
株式会社アカツキ 大日方 誠 氏
株式会社MOLTS 寺倉 そめひこ 氏
株式会社ユーザベース 大川 知 氏
の注目企業4社による「エンジニア採用を成功させるには」というテーマでのトークセッションになります。

今回は、モンスター・ラボの村上氏による、「Wantedlyを活用し100人以上を採用しているその手法」に関してご紹介。
村上氏がどのようにWantedlyを活用しているのか、記事にしてまとめました。

【豪華ゲスト多数登壇!】変化に負けない「強い組織」を育むためにHRが果たすべき役割を考える大型カンファレンス『HR NOTE CONFERENCE 2024』

「人的資本経営」「ウェルビーイング」「DEI」といったトレンドワードが、HR領域だけでなく社会全体に拡がり始めた昨今。自社組織に漠然と"停滞感"を感じ、うちは取り残されていないだろうか?」「何かやらないといけないのでは・・・といった不安や悩みを抱える人事・経営者の皆様も多いのではないでしょうか。

本カンファレンスでは、HR領域の有識者の皆様に、様々な組織課題を解決するためのアプローチ方法について解説いただきます。強い組織を育む企業が実践している事例には、組織強化に必要な考え方や人事が果たすべき役割について学べるポイントが多くあります。ぜひ有識者の皆様と一緒に、組織を強化する「共通原理」について考えてみていただければと思います。

Wantedlyを活用し100人以上を採用しているその手法とは

村上さん

村上氏:「あの会社みたいに面白い採用の仕組みを考えられないか?」「あそこでピザパーティをやっているけどうちではやらないか?」と言った話が人事部に対してあると思います。ただ、人事も忙しいし「自社でやるには前提条件が違いすぎる」「同じようにやっても上手くいかないのではないか」と思うこともあるのではないでしょうか。

予算もない、ノウハウもない、認知度もない、スタッフもいない。そうした中で誰がどうやってやるんだみたいなことを思うかもしれません。私も似たようなことを思うことがありました。ただ、他社と比べても仕方ないと開き直って、自社の魅力をどう伝えるかを意識し採用に取り組んできました。工数や予算などを考えると、Wantedlyを活用する以外にないなと思ったので、腹をくくってWanetdlyを使い続けました。移動中もですし、枕元にもずっと携帯を置いて、Wantedlyを触り続けていました。

今では、グループ全体だと世界中で600名の仲間がいます。海外含めて6カ国11拠点あるので、本当に会社が大きくなったなと思いますが、海外を含めた多くのメンバーをWantedlyで採用しています。

エンジニア、デザイナーだけではなくあらゆる職種を採用できていて、シンガポール、バングラデシュ、ベトナム、アメリカの海外拠点マネージャーもWantedlyで採用しています。バングラデシュでは、ベンガル語と英語のできるマネージャーが、Wantedlyから採用できています。

Wantedlyのサイトに書いてあることを徹底してやり続ける

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村上氏:ここからが本題なんですけど、実際どういうことをやってきたのかお話しします。結論から言いますと、「Wantedlyのサイトに書いてある通りにやる」ということです。今日のメモは、これだけでいいと思います。

チュートリアルに書いてあることを忠実に再現

村上氏:実際どういうことか。Wantedlyにはチュートリアルがありますが、『Wantedlyは採用広報ツールです』と書いてあります。『Wantedlyを使えば魔法のようにレベルの高い人材を採用できるかというと、そうではありません。』というようなことを述べていて、『出会った後にその人をチームに引き込めるかはチーム次第で、時間をかけながら、話をしながら口説いていくことが必要です』と記載されています。

チュートリアルの説明では、『項目を埋めていくだけでシンプルでかっこいいページできます』『社員巻き込んで行きましょう』などと書いてあるので、「しっかりと自社の情報を充実させていく」「社員登録をみんなにちゃんとしてもらう」「社員に会社のフィードにどんどん投稿してもらうようにする」ということを行っています。社員の人に、なぜうちの会社に来たのかなどを丁寧に書いてもらったりもしています。

また、『社内の顔の広い人たちにお願いをして拡散してもらうようにお願いしましょう』と書いてあるので、「社員みんなで応援お願いします」と全社に告知して応援ボタンを押してもらうなどもしています。あとは、他社様にも協力していただき、一緒に応援していました。

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ゴールは採用ではない、まずは自社を知ってもらい、ファン化することが重要

村上氏:これも結構重要だと思うのですが、『ゴールは採用ではありません』ということが書いてあります。一瞬「えっ!?」っと思うんですけど、『自分の会社を知ってもらうこと、自分たちの仕事に魅力を感じてもらい、話を聞きにきてもらうことがゴール』だと書いてあるのです。それを念頭に置いて、自分たちのことを発信していくことが重要です。

とにかく知ってもらわなきゃ始まらない、みたいな感じで、知ってもらうことを主軸に置いて、基本スタンスはエントリーがあってプロフィール欄から何かしらご縁がありそうだなと思ったら、忙しくても可能な限り会うようにしてきました。採用でご縁がなくても、弊社を好きになってもらえたら嬉しいなぐらいで、会社のPRだと割り切ってやってきました。また、レスポンスはなるべく早く返すようにしています。

スカウトメールで興味を持ってもらうには|Wantedlyをより深く理解してみよう

村上氏:あと、オプションもいろいろ使いました。ひとつ例にあげると、エンジニア採用をメインにスカウトメールを使っています。優秀なエンジニアは、登録した段階で何十社も鬼のようにスカウトが飛んできていると思うので、その中で弊社の募集要項を見てもらうのは、難易度が高いと感じています。ですので、「自分の会社はこういう会社だよ」と、知ってもらうことを意識した内容を送っていました。

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また別軸になりますが、Wantedlyの創業者のコンセプトを理解するというのも意識しました。創業者の仲さんがどのように使ってほしくてWantedlyをつくったのかを知ったほうが、よりWantedlyにのめり込めるのでよいと思っています。単純な興味にもなるのですが、「このサービスはそもそもどういうサービスなのか」という部分を、Webメディアや雑誌を読んで、理解するようにしていました。

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村上氏に倣ってWantedlyを有効活用するために

村上氏がお話されたように、Wantedlyには運用に関するお役立ち情報が盛りだくさんのコンテンツがあります。Wantedlyで掲載をしている企業様でも、知られていないことも多いのでは?ということで、どのようなコンテンツがあるのか、ここでは3つご紹介します。

Wantedly アカデミー(チュートリアル)

アカデミー
『Wantedlyを知る』『ゴールの設定』『募集要項をつくろう』『チームについて語ろう』・・・・など、Wantedlyを運用するにあたってのチュートリアルが記載されています。まずはここからご覧になって運用を開始されてはいかがでしょうか。

採用事例

採用事例
Wantedlyを活用して、採用された企業のインタビュー記事コンテンツになります。『Wnatedlyを活用しようと思ったきっかけ』や、『どのような採用プロセスを経たのか』『Wantedlyを使う上で意識していることは何か』『どのような方を採用されたのか』『採用された方の実際の声』といったコンテンツ内容となっており、企業独自のノウハウやリアルな声を聞くことができます。

活用ノウハウ

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『応募者に「話を聞きに行きたい」と思ってもらえる募集要項の基本作法』『【保存版】15社以上の採用事例を聞いて分かった、採用成功のために心がけたい6つのポイント』『エントリー数が多い順でカバー写真を『105枚』集めてみたら、どんな特徴があったのかまとめてみました!』などの運用に向けて参考となるコンテンツや、Wantedlyの新機能追加の案内やその使い方を紹介しています。

【イベントの概要に関して】

  • 主催:株式会社div
  • 日時:2016年9月17日(土)13:00~15:30
  • 会場:TECH::CAMP(東京都渋谷区道玄坂2丁目10番12号 新大宗ビル3号館8F)
  • テーマ:「採用ベストプラクティス~注目4社と考える、エンジニア採用を成功させるには~」
  • 動員:人事限定100名

【豪華ゲスト多数登壇!】変化に負けない「強い組織」を育むためにHRが果たすべき役割を考える大型カンファレンス『HR NOTE CONFERENCE 2024』

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本カンファレンスでは、HR領域の有識者の皆様に、様々な組織課題を解決するためのアプローチ方法について解説いただきます。強い組織を育む企業が実践している事例には、組織強化に必要な考え方や人事が果たすべき役割について学べるポイントが多くあります。ぜひ有識者の皆様と一緒に、組織を強化する「共通原理」について考えてみていただければと思います。

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